柔術の火は霊峰に守られ・・・中村祐次郎選手インタビュー

12714391_934980893247201_1711369995_n柔術新聞杯にご参加頂いた選手へのインタビュー、今回はWK-Surugaの中村祐次郎選手にお話を伺いました。

和術慧舟会駿河道場といえば、AB選手や佐々木憂流迦選手、そしてTHE OUTSIDER現役王者である佐野哲也選手を輩出したMMAジムとして著名ですね。

そこでしっかりと柔術の火を守り続け、さまざまな格闘技文化と共に楽しく柔術文化を伝える中村選手のお話は、とても含蓄に富んだものでした。

お名前とお住まい、所属や柔術歴を教えて下さい
中村祐次郎選手「WK-Suruga所属の中村”Baby”祐次郎 と申します。静岡県東部にある、富士山が綺麗な形に見える富士市で産まれ育ち、現在は隣の沼津市に住んでいます。柔術歴は10年ちょいです。2014年5月に黒帯になりました。”Baby”はブラジル人達が付けてくれたニックネームです。最近言ってくれる人が少なくなって寂しいので勝手に推してます(笑)」

いつ頃から柔術を始められましたか?
中村「2005年10月に、現在の和術慧舟會駿河道場の常設化を機に笹原・トメヤ・フィリオ先生の師事のもと始めました」
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「当時はほぼブラジル人でした。トメヤ先生の繋がりで5年間GRACIE Humaita JAPANとして活動し、トメヤ先生帰国後に色々あり駿河道場柔術クラスのチーム名として現在のWK-Surugaにさせて頂きました。芹沢健一オーナーのもと、トメヤ先生のアドバイスや志村・ルイスコーチに助けてもらい仲間に恵まれながら今に至ります。現在は日本人がメインですがブラジル・ボリビア・アメリカの方々も在籍しています」
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大会にご参加頂けた理由ってなんでしょうか?
中村「現在色々改革を行っている連盟も関わっていると言う事、箱作りや裏方を少しばかり経験している人間として、頑張っている人は報われてほしい、出る事で少しでも力になれば。・・・と言う綺麗事は置いておいて、色々な流れです(笑)」

「うちにいる佐野哲也が柔術を始めたきっかけが柔術新聞さんの紹介→彼のおかげでクラスも盛り上がってきた(感謝)→彼が柔術新聞杯に出る→じゃあ準備できてないけどオレも出るか。みたいな。あとは中村の試合を見たこと無い会員さんも増えてきたので、準備不足は否めないですが、魂を見せて良い意味でも悪い意味でも何か伝えられればなと思います」

普段はどのように練習されていますか?
中村「和術慧舟會駿河道場(沼津市)で週3回、和術慧舟會富士山道場(富士市)で週1回指導させて頂いてます。最近の水曜日は常に15名前後の方に参加して頂き盛り上がってきています。他の曜日も10名前後の方々が参加してくださっています」
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和術慧舟會駿河道場(沼津)http://wk-suruga.net/
和術慧舟會富士山道場(富士)http://wk-fujisan.com/

「他には、近郊道場の方々と連携させて頂き、枠を超えて静岡県東部からトップ選手を輩出するため2か月に一度合同練習会をさせて頂いています。ちなみに次回は3月6日、10時30分より駿河道場にて開催する予定です」
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地方で練習することの、難しさと楽しさを教えて下さい
中村「都会と比べて人の流れがありません。いかに知ってもらい興味を持ってもらい始めてもらうか。そしてアフターフォローも出来るだけ大事にしてます。練習としてはMMAのように東京の方がレベルが高いから東京へとか考えるのはちょっと違うかなと思います。尊敬する柔術家がたまたま東京にいるなら良いと思いますが、地方にも帯色関係無しに素晴らしい柔術家は沢山いますし、地方地方とネガティブに考える必要はないと思っています」

「あとは実力があっても上がる環境が無い事も地方によってはまだあるかとは思います。実際に今、誰から見ても黒帯を出しても申し分ない有能な人間が現れても中村はまだ出せません。試合に出ることによって人の繋がりができ、解消できる事も有りますが」

「地方だからこその楽しみは遠足気分で皆で試合会場に向かえる事ですかね?漫談したり、減量している人の横で朝マック食べたり(笑)個人行動の時は前日入りして東京の銭湯味わったり観光したりしてます。浅草製麺所の坦々つけ麺がお気に入りです!柔術新聞杯の日も早めに終わったら行きたいですね!これから地方で始めようとしている方々へ各地域、各道場で様々なタイプがあり選択肢は広がりつつあります。ご自身のライフスタイルにあった道場を検討選択して頂き、気長にブラジリアン柔術を楽しんでください。安心してください。強くなる頃には環境も整ってますよ」

同じように、地方で頑張っている方へのメッセージと、柔術新聞杯への意気込みを、それぞれ教えて頂けますでしょうか!
中村「地方の先生方、公に出来ないような涙ぐましい努力、お察しします。今まで何とかなってきたんですからこれからも何とかなりますって。地方の選手の皆さん、地方だからと言って気にする事はありません。トップ選手も地方からバンバン出てます。今は動画や教本も有ります。一つの技に対し色々なタイプから自分にあったスタイルを追求する。これに地方も都会も関係ありません」

「動画や教本で重要なポイントを隠している場合があるので先生にワンポイントアドバイス受けてください。そこに道場の個性、その人の個性そして成長が生まれます。あとは練習仲間を増やして底上げすれば自身の成長スピードも上がります。試合に出る事で普段の練習量の数倍の経験値も得られます。とにかくブラジリアン柔術というコンテンツを楽しんでください。真剣に遊んでください!」
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「柔術新聞杯については、、、柔術の醍醐味は小さい人が大きな相手を倒せる事なんて言いますが、大きな人も一応人間ですので小さい人に倒されたくありません」

「んぁ?軽量級ぅ?ひねり潰してやんよっ!この体にいくら掛かってると思ってんだ!第一線級の日本人の方々とやれるなんて幸せだってんだこの野郎!」
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「そして、試合に出る仲間が勝てるように全力サポートします!」

東北から世界を奪る・・・大柳敬人選手インタビュー

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今回は、現代的かつ非常にクレバーなガード技術で、青帯ながら既に東京でも名前が知られつつある大柳選手にお話を伺いました。

仙台から度々東京に遠征して好成績を残す大柳選手、柔術に対する沸騰しそうなアツイ思いをぶつけてもらいました。

お名前と年齢、チームを教えて下さい
大柳敬人選手「大柳敬人(おおやなぎ けいと)、年齢は19歳で、所属は草柔会仙台です」

柔術はいつ頃始められましたか?
大柳「高校3年生の夏休みから始めました。柔術歴はちょうど1年半くらいになります」

1年半ですか!それであのテクニカルなガード技術!
大柳「柔道を小1から12年間やってました。ですので最初はテイクダウンしてパスするスタイルだったんですけど、立ちにあまり伸びしろを感じなくて一度柔道を封印して、それからは柔道的な動きはしてないつもりです」

大会にご参加頂けた理由ってなんでしょうか?
大柳「まず柔術新聞さんのツイッターやブログ等を見て、すごい熱意を持って大会を開こうとしていることを感じました。 アダルト青帯では、今回はライト級にエントリーしましたがフェザー級にNEXの竹浦選手がエントリーしていたり、地方からもレベルが高い選手が集まっている事と、何よりアダルト青帯のトップ選手であるアンディ・トーマス選手と試合できるチャンスがあることに魅力を感じてエントリーしました」

大柳選手は非常に技術的な選手ですが、普段はどういう感じで練習されているのです?
大柳「普段は所属ジムである草柔会仙台での練習が1日2時間程度で、週に6、7日、そのほかに妹と家で打ち込みをしたり七帝柔道の練習をしている東北大学柔道部さんの練習にたまに参加させて頂いたりしています。ドウギを着た練習以外にYouTube等で試合の動画を見てテクニックを学ぶ事に重きを置いています」
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「また2ヶ月に一度は東京の試合に出ているので、その際に3、4日東京に滞在して色々な所に出稽古したりしています。特にフィジカル・スペースの大塚博明先生にはお世話になっていて、普段の練習で疑問に思った事をメモして貯めておき、大塚先生の元に出稽古に行く度に、たくさん質問させてもらっています」

どのような選手になりたいですか?
大柳「ミヤオ兄弟のような選手を目指しています。柔術のスタイルも柔術への向き合い方も尊敬しています。2013年のムンジアル茶アブソ決勝のパウロとキーナン・コーネリアスの試合の時のように自分も勝って泣けるくらい真摯に柔術に向き合っていきたいです」

大柳選手は普段地方で練習されている訳ですが、ご苦労ってありますでしょうか?
大柳「技術的な部分はYouTubeや教則DVD等である程度カバーする事が出来ると思います。自分が地方と都市部で一番ギャップを感じるのは柔術に対する『熱量』です。東京は単純に人口が多いので相対して柔術に対する熱量も大きくなるので柔術に取り組む環境が整い易いと思います。しかしそれに対して地方、自分が住んでいる東北はそもそも柔術人口が少ないので柔術に対しての熱量も都市部に劣ってしまっているし、趣味以上に熱心に取り組んでいる人の数も少ないのが現状です。地方でも熱意を持って柔術に取り組む選手が、集まって練習できる環境が有れば都市部とのギャップを縮めることが出来ると思っています」
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「東北で一番そういった環境に近いのは草柔会岩手さんだと思っています。代表の阿部さんの熱意があってか、試合を目標に練習している選手が多く東北で試合があればチーム優勝を目標にジム全体で一致団結して取り組んでいたりアカデミーの団結力を強く感じます。また週に一度コンペティションクラスがありサーキットトレーニングを行っていたり、50/50やベリンボロ等の試合に向けたテクニックも教えていて技術水準もかなり高く、失礼ながら出稽古に行った時にはあまりの技術力の高さに驚きました」

「ですので技術や大会の少なさより、選手を目指して練習している人が少ないことが悩みですね。青帯の日系ブラジリアン人選手は50/50も理解して使いこなしていて末恐ろしいです!」

地方で頑張っている人へのメッセージをお願いします!
大柳「どんどん地方と都市部の柔術家の差は縮まって来ているように感じます。それをさらに加速させるのは地方で柔術をやっている一人一人の熱意です!今回の柔術新聞杯では東北の柔術熱を感じられるような試合をしたいと思います。皆さんも一緒に『柔術新聞杯』楽しみましょう!」
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新世代未来ヒールフック Part 1

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ここに一枚の写真があります。

足がゴチャゴチャしてて分かりづらいですが、この写真に現代ヒール技術の粋が詰まっているのです。

エピローグ
ヒールフックの泣き所はなんといっても、回転して逃げられたり、抜けちゃったりして中々に極まりにくいところ。

直近ADCC日本予選でも度々見られたこの事態、少し前までの「ヒールは強力だけど、逃げられやすい」という評価も、決して足関嫌いの柔術家がでっちあげた、理由の無い批判ではありませんでした。

しかしご存じのとおりゲイリー・トーナンやエディ・カミングスは、前例が無いほどの確率でヒールを極め続け、柔術界に大衝撃を与えました。

ダナハー・システムの秘密
これは彼らの師匠であるジョン・ダナハーが、それまでとひと味違うヒールシステムを作り上げたからと言われています。

それが具体的になんなのか。大変非常に気になっていました。

しかし詳細が全く発表されてないうえに、例えばエディ・カミングスは取材やインストラクション動画などに対して、明らかにポイントを隠していると言われています。

後に紹介する動画とかでもそうですが、もちろん良い事は教えてくれてるのですが、言ってないことがあるなあ、というのは確かに思います。

そのポイントに対し、色々な方面から証言を集めまくり、1つの回答を出したのがBJJ Scoutでした。

http://www.flograppling.com/article/35612-leg-locked-and-loaded-tonon-vs-imanari
このページで紹介されているBJJ Scoutの解説、これを大いに参照しながら、他で集めた情報もまじえて、話をすすめたいと思います。

全てはエスケープを防ぐために
前述したように、ヒールの弱点は逃げられやすい所にあります。

それに対して徹底して対策をとったのが現代ヒール。現代ヒールとは、回転して逃げられなくするためのものと言っても過言ではありません。

そしてその肝は、ずばり「サドルロック」と「徹底した逆足キープ」にあります。

サドルロック
別名「Honey Hole」または「411」、日本風に言うと「アシガラミ4の字」。

内掛けでも外掛けでも、どっちでも構いません。とにかく足を絡めたら、4の字ロックします。呼び名がたくさんあることからも分かるように、全然新しいフォームでもなんでもないです。

しかしカミングスやゲイリーの斬新さは、このフォームを最終到達点に設定し、特にカミングスは極めホールドよりも優先させ、これが上手くいかないと全てのセットアップを諦めてしまうくらい、最重視しているその姿勢。

元々はサンボで使用されていたそうなこのフォーム、柔術界でひそかに注目されはじめたのは1枚のDVD作品がキッカケでした。
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「MASTERING THE SADDLE」・・・なんでもメンサの一員であるほど高知能を誇るスコット・ソノンさんが、サンボの技術をMMAやグラップリング用に改良して紹介したDVD。

素晴らしい内容とクソみたい作りが、嬉しくない両立を見せているこの作品。酷いプロダクションとアホみたいな価格が好事家の手を遠ざける一方、「サドルロック」ポジションをあらゆる方面に適用させるシステマチックで野心的な手法が衝撃を与え、結果伝説的なDVDとなっているのですが、ここで大々的に「サドルロック」が紹介されたのです。



ディーン・リスターがこのポジションに逆足キャップをしたものを「Game Over」と呼んで、教えてる動画です。

またエディ・ブラヴォーはこれを「Honey Hole」と呼ぶなど、足関節に先進的な技術者からは既に重視されていたフォームでした。

ゲイリーやカミングスはこのフォームを、極め足をホールドする目的はもちろんですが、それ以上に、相手の極めたい足じゃないもう一方の足を、邪魔する目的で多用します。

特にカミングスにおいて、この姿勢は徹底されています。

逆足を取れ!
カミングスの極めシーンは、ややもすると極め足よりも逆足に大変な執着を見せるため、どっちを極めるのか分かりづらいので複雑に見えます。

しかし極める足は一貫してサドルロックしている足です。その足を放ったらかしにしてまで逆足を制するのが、カミングスの極めです。

また「内掛け外掛けどちらでもよい」と書きましたが、今回紹介する必勝方程式の場合、アウトサイド(外掛け)サドルロックのインサイドヒール(内ヒール)というパターンがメインです。


エンリコ・コッコという、パスタの名前みたいな選手との試合ですが、カミングスが2分58秒くらいでサドルロックを完成させると、後はずっと動かないのでとても分かりやすいです。

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カミングスは逆足のアキレスでも狙ってんのか?ってくらい執着してます。実際ダブルで極める手法もありますから、ある程度両方狙ってるかもしれませんが、最終目標はあくまでサドルロックからのヒール、それもインサイド・ヒール(内ヒール)です。

大変素晴らしい足関節の教則で知られる、サンボ強豪ライリー・バディコムとの一戦です。

冒頭のインバート・ローリング(これもカミングス必殺の入りです)からサドルロックを完成させると、最後の最後まで逆足を絞りまくって、本当に極める瞬間だけ逆足を解除し、フィニッシュです。逆足を制することへの執念が、非常に分かりやすく表れたムービングであると思います。

インサイド・ヒール
カミングスは特に強敵相手で、この必勝パターンを多用するのですが、なぜインサイド・ヒール(内ヒール)を選択するのかというと、そちらの方が逆足を取りやすいからであると思います。

体重も相手が逃げやすい方向と反対にかかるため、より回転エスケープが難しくなります。ライリー・バディコムのような足関節名手でさえ、サドルロックから全く回転できずに取られていますね。

サドルロック→逆足キープ→インサイド・ヒール・・・。ダナハー・システムの全貌は分からずも、とりあえずこの流れが、カミングスやトーナンが多用する必勝パターンであることは明らかとなりました。

冒頭の写真は、これらが全てあわさった一枚なのです。

次記事は・・・
トーナンとカミングス、技巧の違いからこの方程式に頼る率も異なり、サドルを利用した逆足の制し方も違います。

また外ヒールは?
インサイド・サドルロック(50/50)からは?
技の入りであるエントリー方法は?
などなど、細かいトピックも特色あるものばかりなので、次回もし書けたら書いてみますね。

柔術狂である理由・・・佐藤智彦選手インタビュー

ワールドマスターその1
今回はアダルト紫帯ルースター級でご参加いただいた、トライフォース新宿の佐藤智彦選手にお話を伺いました。

佐藤選手は普通に30代の勤めビト。このブログをご覧になって下さっている方々にも、同じ環境のヒトは多いのでは。自分もそうですが。

そんなごく普通のバックボーンをもちながら、ごく普通でない出場数を誇る佐藤選手、その活動意欲の源泉を知りたいと思いました。

すごい活動量です。その理由やモチベーションを教えて下さい。
佐藤「大会に出場するようになったきっかけは、海外のトップ選手は毎月の様に試合出てると知ったのがきっかけですね。
モチベーションは幾つかあって、やっぱり競技者である以上、タイトルを狙いたいというのはあります。
また、自分の階級であるルースターはただでさえ人口が少ないので、対戦相手が毎回同じになってしまう傾向にあります。それはそれで良いんですが、折角ですから色々な柔術家と対戦したいと思ってエントリーしています」

柔術新聞杯にご参加いただけた理由ってなんでしょう?
佐藤「柔術新聞さんには、一昨年『ジュクの柔術狂』というニックネームを付けていただき、遠征するたびに色々な方から声を掛けていただけるようになり、世界が大きく広がりました。自分みたいなどこにでも居る一競技者をクローズアップしてくださり、非常に感謝しております。少しでも柔術新聞さんに恩返ししたい、柔術新聞さんが主催する大会なら参加は当然、だと思い、エントリーさせていただきました」

いや本当にそんな大したことではないです・・・。ていうか東京の大会はだいたい出場予定なのでは!
佐藤「まあ東京での連盟ポイント大会は基本的に全部出場対象ですね。仕事が被らなければ笑」

普段はどういう感じで練習されていますか?
佐藤「所属するトライフォース新宿での練習が中心です。ほぼ毎日開館しており、基本的に毎日参加しています。定期的な休館日があり、その日は休むようにしているので、平均すると週6日、1日当たり1時間といったところだと思います」

「また、フィジカル面の強化を目的として、週に1回トライフォース所属の柔術家でもある、小岩健一トレーナーによるパーソナルトレーニングを受けています」

柔術新聞杯に期待することってありますか?
佐藤「初めて試合に出場する人が気軽に参加できる一方で、ワールズや国際大会、全日本を狙っているガチ勢も鎬を削るような、大きく門戸が開かれた大会になってほしいと思います」

もう門戸はダダ開けです。安全にだけは気をつけたいと思ってます!
佐藤「何より関わる全ての人が楽しい、と思えるような大会に一競技者としてなってくれると嬉しいですね」

どのような試合を見せたいですか?
佐藤「既にアダルト紫帯ルースターにエントリーしているドラゴンズデンの高橋JET選手は、昨年の全日本で準優勝する等アダルト紫帯ルースター戦線でトップクラスに位置する選手です。今年の全日本やJBJJFランキングを見据えつつ、観戦者が沸くような動きのある試合をしたいと思います」

東京の、同年代の柔術家に是非メッセージを
佐藤「30代前半というのは様々な変化が訪れる年代だと思います。仕事面やプライベート面、中々柔術に時間を割くのは難しいかもしれません。でも、一度でいいから試合に出てください。きっとこれまで以上に柔術が楽しくなるし、日常生活にもハリが出ると思います。『ジュクの柔術狂』は試合会場で新たな柔術家に会うのを楽しみにしています」
ワールドマスター出発

重水浩次選手・・・柔術が与えてくれたもの

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(写真提供:フルフォースプロダクション)

柔術新聞杯にご参加頂ける選手の方々の、試合に出場する理由や思いなどをお聞きして紹介しようと思います。

パウロ・ミヤオみたいな人達はまあ置いとくとして、身近な選手達の、等身大の「試合に出場する理由」を少しでも明らかにして、どのような心持ちで試合に臨んでいるかをお伝えできたらと思っています。

まずは、九州からマスター3紫帯ライトフェザー級でご参加いただくトラスト柔術アカデミー重水浩次選手です。

柔術新聞杯にご参加頂けた経緯について教えていただけますか?
重水「昨年12月のDUMAU九州で優勝したのですが、その試合で右膝を怪我しまして。 掛かりつけの治療院の先生に相談したところ『怪我の治療回復を考慮して、 3月には試合が出来そうだね』 って話でしたので、何か目標になる大会が欲しいなぁ~と思いまして」
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「どうせなら毎年2、3回は試合のために訪れている浅草で試合がしたいと思っていたところ、 ちょうど良い日程に柔術新聞杯がありました。 ただ最終的に、この大会に出場したい!この大会に出よう! と決めたのは『柔術新聞杯は、DUMAU九州のような雰囲気の大会にしたい』 という文面を見たからです」

「自分はDUMAU九州に育ててもらって、紫帯までなれたと思ってますので、 DUMAU九州=重水浩次でしょ!って(笑)。これは行くしかない!って決めました」

普段はどういう感じで練習されてるのでしょうか?
重水「月、火、水、金はトラスト鹿児島で20時~23時半頃まで練習。 木、土は道場がお休みなので、トラストとは別の場所で、主にフィジカル強化練習。 日曜日は午前中にマット運動、ムービング、打ち込みを中心とした基礎練習のみを2時間ぐらい。 あと、ランニングは毎日、30分~1時間ぐらい走ってます。昨年12月から怪我の治療でお世話になっている和光整骨院のトレーニング・スペースで 体幹トレも始めて、 今年から週一回のサンボも再開しました」
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(写真提供:Full Force Production)

ほぼ週7日じゃないですか!!
「練習は毎日、何かしらやってますね。 嫁に「バカ」だとよく言われます(笑)」

柔術新聞杯にご参加いただけましたが、本大会に期待することってありますでしょうか?
重水「ボクは青帯時代、DUMAU九州で優勝した時、 生田誠先生のいきな計らいで、 表彰台の上で、現在の嫁にプロポーズさせてもらいました(笑) そんな感じで、 真剣勝負の試合の合間に、遊び心というか楽しい空気が入り込むような大会になってくれたらいいですね」
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(写真提供:Full Force Production)

どのような試合を見せたいですか?
重水「ご存知のとおり、ボクは生まれつき左手が動かない、分娩麻痺という障害を持つ隻腕の柔術家です。 白帯の頃、トラスト柔術アカデミー総帥である生田誠先生が言ってくれた言葉『シゲさんは左手が使えなくて大変かもしれないけど、悪いことだけじゃない。 人一倍努力しなければならないかもしれないけど、その頑張った分だけ、障害を克服した分だけ、 いろんなの人が注目してくれるし、たくさんの人が応援してくれる』その言葉が最高に嬉しくて。その言葉をきっかけに、独りで東京や愛知に遠征して、どんどん試合にチャレンジしていきました」
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「自分のような、田舎のどこにでもいる一柔術家にインタビューしてくださったり、 取材してくれるのは、自分が隻腕の柔術家だから。そう思うと、左手に障害を持って生まれてきたことは、むしろラッキーだったかも!って思います(笑) 元々が目立ちたがり屋なので(笑)。 ボクは鹿児島ですが、生田誠先生率いるトラスト柔術アカデミーfamilyの一員で 本当に良かったと思います。トラストでなければ、諦めて柔術を辞めていたかもしれません」

「そんな自分が試合にチャレンジすることで、 例えば自分と同じように、身体のどこかに障害を持っている方に勇気と希望を与えることが出来たり、 柔術をよく知らない人が『障害者が、健常者と普通に格闘技の試合をしているらしい』ってことをきっかけに 、柔術に興味を持ってくださったり、 何かしら世の中に影響を与えることができればいいなって思います」
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(写真提供:Full Force Production)

「以前“ソウルメイト”であるトラスト千葉の長谷川亮さんとこんな話をしました。『我々の総帥、生田誠先生は、何と言っても“愛の柔術伝道師”ですから。ボクらもお互い 身の周りの柔術への理解と普及をもっともっと広めていきましょう』と。正直ボクは強くはないし、格好いい柔術は出来ないけど、 泥臭い試合であったとしても、自分がチャレンジを続けることで、柔術を続けていくことで、 みんなに元気になってもらう。それが、生田誠先生や師匠である生田堅固先生、『柔術』への恩返しになるかなって思ってます」

自分もそうですが、東京の同年代オジサン柔術家に是非メッセージを!
「アラフォーになった今でも、格闘技できるって、真剣勝負できるって最高ですよね。
これは心の底からの本音なんですけど、 いま、毎日仕事が楽しい、心が繋がった家族が側に居てくれる、信頼できる仲間がいる、そして柔術で充実している。
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ボクは怖いくらい幸せです。これマジで『全部夢なんじゃないか』って思う瞬間があります(笑)
そんなボクと、ブラジリアン柔術のルールの中で”真剣勝負”しましょう。勝負を楽しみましょう!!」

柔術新聞杯開催

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3月13日、柔術新聞杯を開催させて頂きます。どうかよろしくお願い致します。

エントリーリストや概要は、HP「柔術新聞杯募集要項」に記載させて頂いておりますので、是非ご覧になってみて下さい。

参加チケットはこちらからご購入いただけます。
http://jiuji.thebase.in/
ちなみに男性の「階級&無差別」ご参加用はこんな感じです。
商品画像用 

2次募集は2月8日までとなっております。もし分かりにくい所がありましたら、いつでもメールでもなんでもご連絡下さい!

busujiujitsu@gmail.com

楽しい大会
開催のモチベーションはなによりも、選手同士で楽しく過ごせる大会をやりたかったことでした。

ドゥマウ関西やMATSURI、ドゥマウ九州の伝え聞く雰囲気に大いに触発され、東京でもそういう横の繋がりが強いというか、そんな雰囲気が出せないか、考えてみました。もちろんあらゆる部分が違いますが、いまの柔術の持つ「勢い」そして「楽しさ」、これが反映されている場を作りたかったのです。

全統ムンジアル模試
個人的に、最大の目標は2ヵ月後に控えるムンジアル。ここで国内の選手が好成績を残せるよう、アダルト戦線はなんとしても充実させたいと思っています。

現在の国内は、海外に比べ、アダルトで大人数バチバチやる場が少ないと個人的には感じております。もちろん調整方法は人それぞれですが、海外選手のほとんどが1年中転戦しているのも事実。
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またレフェリングに関して、海外の笛は非常に独特。

もちろん共通のルールに則ってる訳ですが、ポイントとなる部分で独自のジャッジを見せることがあるのは、みなさんもご存知のとおり。これをムンジアル初出でやられたらたまりません。

良いことか悪いことか分かりませんが、笛の吹き方にはトレンドがあり、その傾向は年初のヨーロピアンで明らかになることが多いです。

ヨーロピアンでの吹き方で、なんとなくパンにいって、そしてムンジアル突入というのがここ数年の通例。

ヨーロピアンに出場し、できたら笛吹いた人にレフェリーになってもらい、その知識を他のジャッジ陣と共有しながら、大会を進めていけたらと思います。

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これは海外準拠ルールでもありますが、スラミングは本当に即失格という運用に、なるべくしていきたいと思います。

もちろんルール上でも即失格なのですが、時々そのまま流されることも多いですよね。確かに心情的には理解できますよね。失格はする方だって嫌なものでしょう。

しかしいくらハイレベルな選手達が集まろうと、あらゆるレベルの参加者の方々が安全に試合できなければ、大会は成立しないですよね。

おそらく外掛けよりも全然危険な反則であるスラミング、海外では「え?それも?」と思うくらいソフトなスラムでも容赦無くDQが入ります。「別にスラムじゃないでしょ・・・」というものまで時々。

それとIBJJFルール準拠として、柔道黒帯の方、そしてプロMMAやレスリングで実績のある方は、柔術歴の有無に関わらず青帯からのエントリーをお願いしております。

これは白帯カテゴリーを、あくまでビギナー段階にある方々の実技場としたいからなのです。

海外ではベテランMMA選手やNCAA選手なんかが平気で白帯出場することがあり、多くの人から悲鳴が聞こえたため、設置されたルール。
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プロ歴12年、WEC初代王者にして白帯参戦(ちなみにエディ・ワインランド)

国内はまだそこまでの魑魅魍魎状態でないとはいえ、白帯は柔術はじめて間もない方の試しあいという場に本大会ではしたいと思いますので、お手数ですがご協力頂けたらと思っております。

凄い試合観て、刺激を受けたりダベったり
スーパーな試合はスーパーな人達にお任せし、自分のような一般人はアホみたいに口を開けて「すげーよ・・・、よし!俺も明日から本気出すか!」的なお決まりのリアクション。

といいつつ大会終わったらもう晩御飯のことで頭いっぱい、、、最高に楽しい日ですよね。

この大会についてのミッドナイト柔術新聞を作成したのですが、なんかほぼ脱線という。

動画のような感じで、どうかお気軽にご参加下さい。楽しい1日にしたいですね。
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「たのしくたのしくやさしくね」、って何でしたっけ?
まあそれは良いとして楽しく楽しく!時々強く!

ご興味ある方は、いつでもご連絡下さい!
どうかよろしくお願いいたします!

第5回柔術新聞特別賞発表

第5回柔術新聞賞、特別賞を発表させて頂きます。

特別賞

高松佳孝選手 (リバーサルジム川口リディプス)

池谷雅弘選手 (ラグナロク柔術)

佐藤智彦選手 (トライフォース新宿)

レグナムJAM、大合同練習会、ドゥマウ関西、JBJJF関西選手権、そしてMATSURI等のイベントを含んだ関西柔術

受賞理由・・・高松佳孝選手・池谷雅弘選手・佐藤智彦選手
高松選手、池谷選手、そして佐藤選手は、自身の信念に基づき日本全国あらゆる大会に出場し、国内のシーンを大いに活気づけ、また大会に出場したいと考えている多くの柔術愛好家を勇気づけたと感じました。

これは、柔術新聞賞の理念中、「国内において競技者の活動を大きく促す運動」にあたり、特別賞の表彰に値すると判断させて頂きました。

また高松選手は、2015JBJJFランキングにおいて紫帯1位を獲得するなど、競技上の成果もめざましく、多戦の効果を発揮しております。

これからも是非、末永く頑張って下さい。

受賞理由・・・関西柔術
関西の柔術は、今年1年全ての期間を通して常に話題を提供し、あらゆるイベントで圧倒的な数の愛好家が参加。

その人的な繋がりを起因とする活動のあり方は、全国の愛好家に多大な影響を与え、どうしてもトップダウンに偏りがちなシーンに風穴を空けました。

これはまさに、柔術において人そして経済的な流動を、著しく活性化する運動に当たると判断し、表彰とさせて頂きました。

これからも是非末永く、楽しい柔術活動をされることをお祈りしております。

柔術新聞
岩井洋一
岩井英治

小林元和「伝説の脇さしパス」・・・かみつきとTTパスを大回転

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先行予約は間もなく終了です。皆様本当にありがとうございます!

~ハーフからの足抜き技術編~
ここでは、いわゆるベーシックに属する足抜きをお楽しみ下さい。

柔術の試合でも、MMAでも、度々見られる型です。まだ柔術はじめて間もない方は、是非基本として覚えてみてはいかがでしょうか。きっと役に立つと思います。

技術を成立させているのはあくまで、先の章で修得したプレッシャー技術です。

二重絡みはずし
この方法はまさにエクセレント。

ハーフからパスされ際に、苦し紛れに二重絡み、良くあるパターンですよね。もう関係ありません。きっちり引導を渡しましょう。

またロックダウンからのスイープを狙う人というのは、上半身殺されるのあまり気にしない傾向があります。ありがたく頂きましょう。

脇させなかった場合
脇さしパスDVDですが、いつでも脇をさせる訳ではありません。大丈夫、脇さし無しのプレッシャー方法をしっかり掲示してあります。

頭が逆に入った場合
DVDを見て頂くと、頭を進める方向がしっかり決まっていることがお分かりになると思います。

しかしいつもそこに頭が入る訳ではありません。その場合のプレッシャーの掛け方も収録してあります。

頭突きパス
喰らうとこうなります。
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プレッシャーに加えてこのパスガード、防御できる人は稀でしょう。またニーシールドへも大変有効なパスガードとなっております。

~伝説のかみつきパス~
ムリーロ・サンタナの必殺技

どの方法をもってして「スタンダード」というのか、自分に確固とした持論はありません。

が、足挟んで、相手のもも下に自分のヒザモモを差込んで、腰きりというかバックステップしてパスする手法が、一般的ではないでしょうか。もちろんそれも素晴らしい方法です。

小林先生の手法は、ムリーロから手ほどきを受けながら、現地で完成させた手順。
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この手法に習熟すると、高速で出来るため、脇さしで上手く入れなかった場合、こちらにパッと切り替えることが出来るでしょう。

そして、ムリーロ・サンタナ必殺「かみつき⇔TTパス」の地獄の連環を可能にするディティールなのです。

伝説のTTパス
これが難しい・・・。そもそも相手の足を塞ぐのところからして難しいですよね。

意外な所にディティールがあり、自分はまるで違う方法をやっていたからできない事が分かりました。

とても視認することが難しいディティールですが、分からないと全く出来ないので、再現に非常に苦労しました・・・。

具体的にいうと、ヘンな小芝居をやったのですが、深夜のテンションで自分が大ウケしてしまい笑いが止まらず、弟にタッチしました。笑いを堪える自分、大根の弟、それはまあどうでも良いとして、見事撮影に成功した非常に貴重なディティール、是非ご確認下さい。

サンパウロ州1位のスパーリング
これまでDVDにご出演頂いた名手達は、当然みんな目の玉飛び出るくらい強い訳ですが、小林先生も・・・。なんなのという凄まじさ。これを映像化できたのは本当に嬉しいです。

もちろん弟は別に強くないですけど、当然ながらガチで行かせてます。別に適うとは全く思ってませんが、それなりの圧の中でないと、技の説得力が分からないからですね。

いつのまにか入ってる脇さし、超高速かみつき・・・。

説得力を是非ご確認下さい。

いかがでしたでしょうか。

年末の発送作業がなかなかHELLなのでもうすぐ終了ですが、先行予約を頂いた場合ですと、クリスマス直後くらいには発送できそうな見込みです。そうでなくても来年お中旬くらいには一般発売を開始できそうです。

早くみなさんに見て頂きたくて仕方ありません。
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どうか楽しんで頂けますように!

 

小林元和「伝説の脇さしパス」本編~脇さしの根幹へ

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こちらはPVになります。脇さしパスの俯瞰が分かる形式になっております。

このパスガードが、「伝説」と呼ばれる小林元和先生の技術。今回、その仕組みや作用を徹底的に教えてくれているものです。

「伝説の脇さしパス」編
まずは、相手のガードにヒザを入れられたケースから説明します。

「伝説の脇さしパス」編は、このヒザ入った場合と、ヒザ入れられずハーフからの足抜き、の2タイプに大別して説明しております。

DVD最重要ポイントである「相手にプレッシャーをかけ、動けなくする」技術は、最初の「ヒザを入れられた場合」である「進入編」「密着編」「足抜きからサイド奪取編」に集中しており、続く「ハーフ足抜き」は、それの技術を流用して行うオプションのように考えて頂けたらと思います。

進入編・密着編・足抜きからサイド奪取編
脇さしパスの構造を分解し、まず相手にパスを仕掛ける部分を「進入編」として独立させました。パスガードのエントリー部分ですね。

以降「密着編」「サイド奪取編」と続きますが、実戦ではこれらの流れを全部ひとまとめに、高速でやる必要があります。ディティールが多いので大変ですが、成功したときの効果は大きいでしょう。

~進入編~
DVDでは、相手のフックに入られたところを想定し、そのはずし方を収録しています。

この進入部分で相手のガードに捕まってしまうと、厳しいものがあります。特典動画における「先手を取る技術」で相手を崩し、なるべく良い体勢からスタートできれば良いのですが、中々そうはいかない場合も多いですからね。

ガードの攻防スクランブル状態からは、後で紹介する「かみつきパス」、ニーシールドからは「TTパス」が適する場合が多いことを追記しておきます。かみつきとTTパスを行ったり来たりしてるのがムリーロ・サンタナですね。小林先生も、スパーリングで「脇さし」と「かみつき」の、あっという間の高速連携を、物凄いスピードで見せています。
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DVDをご覧になった方が「脇さし」「かみつき」「TTパス」という3種のパスを連環させて、色々なガードに対抗できるようになったら、思い残すことはありません。

フックはずし
このドリルは、ダイヤモンドガードDVDでも紹介したバルボーザ系統の重要なドリルですが、ディティールが追加されております。是非ご確認頂けたらと思います。

下半身のおさえ方
フックを外しても、足をおさえないと入っていけません。どの箇所をどうやって抑えるのか、きちんと決まっています。

体の位置&進み方
相手の上部に行く方法です。密着の重要性が最初に現れている部分でもあります。ここが上手く行くと、いつの間にか脇をさしてパスしている、という状態が生まれます。

~密着編~
脇さしパスの根幹を成す章です。相手を完璧に押さえ込みながら、自分だけ進む方法が詰まっております。物凄い工夫のされ方です。

脇のさし方
ただ漠然と脇を取ればよいという姿勢からは、今日でおさらばです。腕固めやコムロックにかかることもありません。

肩プレッシャー
脇さしパスの生命線。どこで、どこに、どうやるか。これが出来れば脇さしパスの成功率は飛躍的に伸びるでしょう。相手の動きを殺す最重要ポイントの1つ。

腕のかかえ方
多くの人を惑わせる引き手の方法。スパイダー的に取る、ギでなく肘のあたりを直接つかむ、部分でなく腕全体を取る、色々言われてきました。密着のコンセプトを徹底させ、相手を完全に封ずる方針、それがこのDVDの方法です。

プレッシャー・ポイント・レクチャー
脇さしパスをやっている人を見たとき、ある1点、とても多くの人がやっているポイントがあります。「どの方法が正しい」と言うべきではありませんがDVDをご覧になられた場合、是非ご自身の方法と照らし合わせて頂けたらと思います。成功率はもちろん、速度も早めることができます。

マルコ・バルボーザや小林先生があっという間に脇さしパスを完成させることができるのは、相手に全く妨害されないからです。
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相手の妨害を全てシャッタアウトする、これがこのDVDの目的です。

~足抜きからサイド奪取編~
ガードの名手は、常にリカバリーする隙を探っています。

せっかくパスしたのにキワでガードに戻される、スイープされる、相手のレベルが高くなればなるほど、起こりうる事態です。

バルボーザの門下生達はなぜムンジアルのような最高峰レベルでもパスして押さえ込めているのか、ムリーロ・サンタナ独自の押さえ込み方を、更に発展させた強力技と共にお楽しみ下さい。

なお、先行予約再開は日曜日を予定しております。
ツイッター、及びフェイスブックで告知する予定でございます。
けどそんなに急がなくても、ショップをチェックして頂ければ再開されていると思います!

次回は脇さしパスを仕掛けるときに良くあるパターンをさばくオプション展開、そして「かみつき」「TTパス」です。

小林元和「伝説の脇さしパス」~消え去れ!受け癖!

12387947_941442779268312_1058869875_n 「伝説の脇さしパス」、収録技の概要をご紹介したいと思います。

なお先行予約ですが、多少の初回増産は可能となったので、明日くらいに再開させて頂きます。どうかこの記事でも読みながら、じっくりご検討頂けたらと思います。

受け癖のある方に
まず予約特典動画である、先手を取る訓練。

この方法は、小林先生やムリーロ・サンタナを良く知る選手が「ここまで意識して練習していたのか」と驚くほど、まさに「これをここまでやるのか・・・」という感想しか出てこない動画です。

ムリーロや小林先生のパス思想として、まず「相手のガードに入らない」というものがあります。

どんな選手のガードでも、得意の形に入ってしまえば、絶対に苦労する・・・。

だからそれに付き合わず、最初から自分有利な形にしてパスの準備をする。これが小林先生のパス技術第一の秘訣だと思います。これはハファエル・メンデスもそうですよね。

この訓練を徹底すると、DVD収録の小林先生スパーのような圧倒的な攻撃力、そしてツイッターでも紹介したムリーロ・サンタナのこの試合のようになります。

この試合には、特典動画の効能がそのまま出ています。

動画を見た外人さんが、「なんなんだムリーロ・サンタナは。毎回これやれよ」と思わずコメントしてしまうほどの、恐ろしい強さを発揮しています。

まだ巨大化途中とはいえ、既にムンジアル王者に輝いていたガウヴァオンを一方的に攻め込んでいますね。しかもこの場面前は、いつものように謎の苦戦をしていたとか。本当に不思議な選手です・・・。

柔術において、「受け癖」ってあると思うのです。自分もそうなのですが、相手の仕掛けを一度じっくり受けちゃうんですよね。待っちゃうというか。

もちろん慌てずそうした方が良い場合もありますし、ルーカス・レプリみたいに超人的身体能力がある人は問題ないのでしょうけど、普通はそのままズルズルと相手のペースになる場合が多々あります。

自分がそうですが、気が弱いとか精神的な面もあるのでしょうけど、この訓練をこなすと、別にイケイケなメンタルにならずとも、機械的というか、何も考えずに先手を取るようになるでしょう。

小林先生がたびたび仰っていましたが、「身体に染みこませる」んですね。いわば作業のように、相手の準備に一切つきあわない、パスガードの第一歩にして重要ポイントをおさえて頂ければと思います。

次回はいよいよ本編収録の技術を解説していきたいと思います。