これが今の日本のリアル!DUMAU2011DVD・・・そして5・4へ

先日、DUMAUの激戦を高画質で収めたDVDが発売されました。

http://www.b-j-j.com/138_8019.html 

これはイイです!!!

DUMAU常連の選手というのは、素晴らしき「試合ジャンキー」の人が多いと思います。
だからムーブがキレッキレです。 
そして独特の、タイトBUTルーズな雰囲気が産み出す会場熱!
自然と選手の戦いぶりも熱くなるってもんです。

特にこのDVDは、国内トップクラスの選手の試合を多数収録しています。
トップクラスのベストなムーブ、これは言い換えれば、このDVDに収められているムーブこそが、「日本の今」をリアルに反映しているという事だと思います。

僕もこれまで国内の大会DVDをたくさん見てきましたが、インターネット時代を反映してか、今回のこのDVDに納められているドゥマウ、最新の技術を導入している選手の多いこと多いこと・・・。

以前も言ったかもしれませんが、僕は個人的に、例えば全日本等の国内トップ大会で使われている技術体系が、ムンジアルのそれとあまりにもかけ離れているというような事態は良くないと思っています。

しかし去年のこのドゥマウ、選手のムーブがイイ!!!!
ヨーロピアン&アブダビ・プロ王者サトシ選手が、相手の負傷があって不完全燃焼だったとはいえ、いつものように圧倒的なムーブを見せてくれています。

それと個人的に、クラブ・バーバリアンの嶌崎公次選手のムーブが非常に魅力的でした。
身体能力の高さを感じさせる超アグレッシブファイトは、あの松本義彦選手中山巧選手を思わせる素晴らしいもので、見ていてストレス解消になります。

茶帯では現在は黒帯の、ご存知GSBの加古拓渡選手がフルフューチャーされていて必見です!
なんといってもベリンボロに目が行ってしまいますが、計算された回転系ムーブと猛烈なドしつこさが組み合わさった強力なガードワーク、スっと入ってスっと決まってしまうフック・スイープ、そして竜巻のように巻き込んでガチ取るバックアタック&極め、加古選手の魅力が詰まってます。

そして個人的にDVD最激オシの紫戦線!!!
アトス・フィリピンのJRサントス選手が圧倒的なパフォーマンスを見せる中、反対サイドからはヨーロピアン準優勝にしてアイラブジャパン王者のGSB高橋選手が飄々と勝ち上がり、決戦ではなんと魂のベリンボロ戦を演じてATOS越え!!!

そしてワールドクラスの紫帯クレベル・コイケ選手がノンストップ・ムーブを全編に渡って繰り広げています。
同じ体勢に5秒として居ないクレベル選手の異常な切り替えの速さ!!!!

柔術新聞イチオシのボンサイ柔術鈴木選手や、あの佐々木憂流迦選手をADCC予選において近代ガードテクを存分に駆使して下したX-TREMEの平尾選手らのテクニカル・ファイターも出場しています。

間違いなく現在の日本の「今」を収録しているDVDとなっているので、日本の柔術界のレベルを確認したい方には是非一度見てもらいたいです。

しかしこのDVDに足りないものが一つだけあります。
それは東日本最強のGRABAKA勢の存在です。

ホベルト・サトシ選手の世界レベルでの活躍で勢い付くドゥマウ軍団vsGRABAKA、見てみたいですよねー。

しかしそれが実現!!!!!!
なんとGRABAKA総大将にして、現在日本黒帯ペナ最強の中村大輔選手がドゥマウ東京に殴り込み!!!!
http://www.dumau.com/copas%202012/relacao%20tokyo%20open%202012.html 
黒帯ペナは加古選手VS塚田選手VS中村大輔選手ですよ???
ヤバイヤバイ来てる来てる!!!!
夢カード夢カード!!!!

レーヴィも凄いです。
「オカロック」岡本選手にガードの名手柿澤選手、そして躍動するムーブ!
クラブ・バーバリアンの嶌崎公次選手のマッチアップ!!

それとアダルト茶帯ペナ!!!
戦極初代フェザー級王者金原正徳選手が出場!!
僕は第11陣くらいまでの戦極大ファンだったので、金原選手のvsジョン・チャンソン、vs日沖選手、vs小見川選手の黄金のフェザー戦線に熱く燃えました・・・。
その金原選手がアイラブジャパン初代王者のGSB高橋選手と異種配合!!!
これは夢か??

ここにGRABAKAの強豪にして、最近では「THE柔術FIGHTERS」大会のオーガナイザーとして知られる大塚博明選手やドゥマウ常連のチャールズ・ガスパー選手、トライフォースの宮本和幸選手がブチかましですよ。

5・4浅草は今年の日本柔術界の、1つのピークになるのではないでしょうか。
ドゥマウの勢いが止まりませんね。

しかしそんなドゥマウですが現在、会場の使用問題が持ち上がっているようです。

ドゥマウに限らず、会場等施設を利用する際、色々気を付けながら使用する事がその競技にとって利益になると思いますので、お互いに気を付けあってみてはいかがでしょうか。

ドゥマウや他の柔術大会に利用できる施設が無くなっちゃったら、泣くに泣けませんからね。
この事に関して何かお気づきになった方や、取り上げて貰いたい事がある方は、僕の方まで是非ご連絡下さい。

ブスさんのDVDレビュー サウロ・ヒベイロ「Jiu-jitsu Revolution 1」①

僕の持ってる教則DVDで良かったヤツを、これから時々記事にしてみます。

柔術新聞
今回は、既にお持ちの方も多いでしょう、サウロ・ヒベイロの「Jiu-Jitsu Revolutionについてです。


このシリーズは1と2があり、どちらかというと1はベーシックについてサウロが注釈したもの、2はサウロのオリジナルって感じです。


どちらも極めて優れた内容であり、共通した部分も多いので、できたら両方入手したい所です。


今日は1の方について紹介します。


サウロ・ヒベイロといえばホイラー・グレイシーの黒帯4段、グレイシー・ウマイタの特攻隊長として、ムンジアル4連覇および優勝1回、準優勝1回、ADCC優勝2回という、柔術史上最高クラスの成績を誇る偉大な選手ですが、サウロ自身は超人的な身体能力の持ち主ではありません。


もちろんパワーとかは凄いですよ。

特に最近のサウロは近くで見ると、身体の厚みが異常で、熊みたいです・・・。


柔軟性だって普通に凄いです。

練習動画とか見ると見事ですよね。

スピードだって若い頃はありました。


ただ、ここで言う超人的な身体能力というのはレオジーニョみたいな獣性の運動能力を持っていたりとか、ホジャーみたいに背が高くて手足も非常に長いとか、コブリンヤみたいに「???」というムーブしたりとか、そういう事ですね。

チャンピオンレベルの話で、という事ですね。


柔術魂6に金メダル獲得数ランキングみたいなページがありますよね。

そこで名が挙がっている他の選手と比べると、どう考えてもサウロの身体能力で何かそういう特筆した部分があるとは思えません。


サウロは自身の階級であるメイオペサードの中でも、かなり背が小さく、手足も短い方です。

それなのにメイオペサードはおろか、より重い階級に進出しても、あのような絢爛豪華な成績を修める事ができました。

前回のADCCでも、優勝したヴェウドゥムを最も苦しめましたよね。


そういう芸当が可能なのは、サウロの柔術スタイルが徹底した理詰めの物であり、無理な部分を極力排しているからだ、と僕は思います。


グレイシー直系というか、師匠のホイラー・グレイシーよりもむしろベーシックなグレイシーっぽいスタイルで、余計な事はしません。


しかし、どんなに単純なムーブも美しく、かつ大変な説得力を持っていて、そしてどんな局面でもあっという間に対応してしまうその対応力・・・。

それらの技術が身体能力ばかりに頼らず徹底したシミュレーションと戦略に基づいており、かつ気の遠くなるような回数の基本的なドリルで磨き上げられた物であろう事は、僕みたいなトーシロでも伺う事ができる程、完璧さを誇っています。


こういう人のスタイルって、僕みたいなパンピーでも参考にしやすいですよね。

だって無理ないムーブが多いですし、しかも局面毎に良く練られているので使いやすいですし・・・。

普遍的という事なんだと思います。

もちろんサウロレベルでやれって言われてもできませんけど。

(実際のサウロのスタイルは、それらプラス、なんだか良く分からないけどいつもドラマチックな試合になってしまうという、まるで巨人の長嶋のような華が最高にイカしてるんですけど、それはとりあえず置いときます。)


そしてそれらの利点は、このDVDの中でも一貫しており、多数の具体的な技術として紹介されています。


長くなると読みにくいと思うので、今回は2回に分けますね。

内容については、パート2で書きます。