セルジーニョ1本負けの衝撃!ワールドリーグ・プロ柔術

先ほど開催されたワールドリーグ・プロ柔術において、ガウッシアと共にメジオ最強の名をほしいままにしていたアリアンシのセルジオ・モラエスが、メイオペサード級においてですがなんと1本負けを喫していたとの報せがありました!!

http://www.graciemag.com/en/2010/12/watch-santoro-vs-sergio-moraes-in-sao-paulo/


セルジーニョを破ったのはポルトゲーズの愛称で知られるエドゥアルド・サントロです。

柔術新聞

現在はクレベル柔術所属となっていますが、以前はシア・パウリスタ名義だった気が!

セコンドのTシャツもシア・パウリスタです。別名とかなんでしょうか?


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セルジーニョは黒帯になってからほとんど負け知らずで、その負けもムンジアルで「二年連続アリアンシの同門優勝を避けるための政策的判定by Marcelo Garcia」によって負けにさせられたような微妙な敗戦ですが、1本負けは黒帯になってから初ではないでしょうか・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=9dXfpLhxpR0

試合はまずセルジーニョの素晴らしいTDポイントから始まります。

下になったサントロ、ハーフ防御の形ですね。


ここで注目なのは、サントロが相手の進入してくる方の腕を殺しきっている部分ですね。

以前紹介したカイオ・テハのハーフガードは首抱えられないように腕をストップして、ガードヒザを相手に当てていましたが、サントロはヒザ当てをしない分、カイオ以上に全力で腕を殺し切っています。そこから機を見てキムラを狙えるくらい執拗にセルジーニョの腕を取っています。

これと似た感じですね。

http://www.youtube.com/watch?v=zMe55C0FBiY


これは参考になるムーブですね・・・。

そしてもう一つ大事なのは上半身を殺されないように、半身をキープしている所ですね。

http://www.youtube.com/watch?v=Jr5trs6FuHM

これは2009のアブダビ・プロで、サントロがセルジーニョの同門ガウッシアと対戦した動画ですが、全く同じようなハーフガードの体勢になってます。

しかしこちらはガウッシアに上めのポジションを取られ、、首も抱えられ、最終的には上半身を潰されてしまっています。この轍は踏まなかった訳ですね。

キムラ&モンジバカの圧力を加えて、セルジーニョの体を上がらせず、ガードしきっています。

これは非常に参考になりますね。早速パクりますよ。


上半身を殺せていないから、セルジーニョもクロスニーパスを使いません。

その状態でもレオジーニョみたいにサーっとやる人も居ますけど、相手の各所を潰せていないで、特に上半身を殺せていない状態でクロスニーパスをやっても、上手な人はガードに戻してしまいますからね

セルジーニョもレッグウィーブ・パスからハーフ足を抜こうと試みますが、サントロの腕殺しはここでも健在!セルジーニョの袖をガッチリキャッチです。

バランスは取りづらいし、三角も怖いセルジーニョ、進入しあぐねている所にサントロのガードが襲い掛かります!!

片巻きスパイダーのような形から超強力そうな片襟片袖ガードへ!

引きちぎろうとするセルジーニョですがサントロのグリップが凄まじい!!

袖が餅のように伸びても離しません!!!

セルジーニョのポスチャーを崩してガード地獄に引きずり込むと恐ろしい勢いで三角ロック→オモプラッタ!!!マリオ・ヘイスみたい!!!

セルジーニョ必死の防御でガードに戻しますがもうサントロはノリノリで止まりません!!揺すぶりまくって普通にガード下から十字!!

セルジーニョがこんなシンプルな技でキャッチされるなんて!!!

そこからきっちりひっくり返してクラッチ切り!!

セコンドに残り時間を確認してから、クラッチ腕をパーンと払いのけて十字一閃!!!かっちょいい!!!

会場も大爆発!!!渋い選手が今をときめくセルジーニョを破って大金星ですね。

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“小さな巨人”カイオ・テハ、アブソルート級試合動画

ここ最近、その度重なるアブソルート級での奮闘でもって、ニュースの少ないこの時期の柔術界を盛り上げているカイオ・テハ!

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先日行われたカイオのアメリカン・ナショナルズにおけるアブソルート級決勝戦の試合動画が入ってきました!

http://www.youtube.com/watch?v=1VHVbpG-AyA

対戦相手はみなさんお馴染み、2010年ムンジアル・スペルペサード級3位のブルーノ・バストスです。


ていうかカイオはこの大会にはガロ級で出場しています。

えーと何階級差ですかね・・・。


ていうかブルーノは普通に重量級の強豪ですよね・・・。

カイオはこのアブソルート級においてこの試合まで、1回戦不戦勝、2回戦ホドリゴ・シモエス(グレイシー・バッハ、普段レーヴィ級くらい)に膝十字で1本勝ち、3回戦マルセロ・マルファ(チェックマット、普段レーヴィ級くらい)に6-2のポイント勝利で勝ち上がってきました。


試合を見てみると、まずバストスが上で、カイオの左側を圧しながら進んで行きます。

強引にカイオのガード足を押しつぶして、噛み付きとか狙いそうな雰囲気ですが、警戒してイマイチ躊躇しているように見えます。そしてゆっくりとハーフに持っていくのですが、ここでのカイオの防御に注目です。

何が何でも首に腕を回させません!!

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サウロ・ヒベイロが自身のDVDの中で、「スパーでも試合でも、今まで首に腕を回された事は一度も無い」と自慢していましたが、同じようにカイオもハーフガード防御の基本を忠実に遂行しており、腕を首に回される事だけは必死で防いでいます。

そしてその状態を続けて3分くらいからです。バストスがアタックするために少し動いたのに合わせて、カイオ必殺のハーフからの三角!!!

いつハーフ足を引き抜いて相手の肩口に持っていったんですかね???

マジ見えないって!!!!!!!!!!1なんというフレキシビリティ!!!!1

この異常な足の効きをなんとなく察知したから、バストスもガードから動けなかったんですかね!!!

足を掛けられたてバストスが「ヤベッ!」って顔で防御したら、カイオは即座にオモプラッタに移行!!

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はえー!!!!!!!

バストスはそれをなんとか振り落として防御しますが、再びハーフガードからカイオの徹底首防御です。

バストスの腕と肩口を制しながら、ちょっとでもスペース空いたらまた足をすっ飛ばして三角狙い!!!

結局クローズドに戻します。


「パスする際にまたなんかやられたら嫌だなあ」って感じのバストス、めちゃくちゃ丁寧にパス作業にかかりますが、超イヤイヤっぽいです!

すっかりカイオの仕掛けにおっかなびっくりのバストス、持ち上げたりなんかしますが、膠着の注意を受けてしまいます!

あわててカイオを持ち上げるバストス、しかしそのキワでまたもやカイオのオモプラッタを喰らいかけます!!


「だからイヤだって言ったんだよ」って感じであわてて座り込むバストス、もはや打つ手なしです。


そして三度持ち上げたその刹那、またもやオモプラッタを喰らってしまいます!!!

カイオの仕掛けがPANEEEEEEEEEE速い!!!!!

バストスが立とうとして、上体を前傾させた瞬間に仕掛けてます。

確かにそうすれば足掛けやすいかもですが、普通そんなに速く足動かせません。


そして体勢が崩れても絶対に首に腕を回させず、足関節狙いも交えてナイスガード!バストスのパスを許しません。


最後バストスが猛然とパスを仕掛けても落ち着いたもので、ラストはバストスを持ち上げてスイープしかけた所でタイムアップ、見事に勝利を収めています。


なんか動画だけ見てると、一瞬簡単に出来そうな感じしちゃいますけど、まあ普通無理ですよね。

ちなみに僕も普段ガロとプルーマの間くらいなんですが、試合でブルーノ・バストスと当たったら走って逃げます。当たり前ですよそんなの。


以前紹介したプロフェッサー・ヒリオンのインタビューに、「試合中ガードの中の相手に、ずっとサブミッションの恐怖を味わわせるのだ」とありましたが、まさにこれではないでしょうか。ブルーノ・バストスを、試合中常に1本の恐怖でおびえさせて試合を有利に進める、ホジャー・グレイシーがやるのなら話は分かるんですけど、ガロ級のカイオ・テハがやってしまうという・・・。

技のキレは階級を超えるんでしょうか。

それにしても超え過ぎでハンパないです・・・。


試合後のバストス、「カイオを押し潰そうとしたんだけどさ、めっちゃ足が飛んできまくって参ったよ(笑)。カイオはラスベガスでもアブソで優勝して、今回もだよね。俺ももっと小さなヤツと練習しないとな(笑)。カイオの柔軟性にはやられたよ。パスしようと頑張ったけど、できなかったね。」

そしてカイオもバストスの試合中におけるマナーやスポーツマンシップを称えており、お互い「もう二度と試合したくない(笑)」と言い合ったそうです。

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これがラストマッチ?コブリンヤ最新試合動画

ハファエルとのデスマッチ騒動以来ご無沙汰だったコブリンヤ、以前紹介したインタビューの内容通り、9月18日にCanadian SubXという大会のスーパーマッチに登場したようです。

相手はヒクソン・グレイシー柔術所属のシェーン・ライスです。

この試合動画、観ていてどうも違和感を覚えるのは僕だけしょうか。

http://www.youtube.com/watch?v=Xy-tZoSkSYM


まずコブリンヤがやたら丁寧に引き込んで、両足担がれ状態の攻防からスタートします。

コブリンヤお得意のポジションですし、これは別に問題ありません。

そこから相手の足を掬って、これまたお得意のなんか凄い振り子スイープを成功させ、良いポジションを取ります!


しかしそこからなんかお上品にハーフ足を抜こうとしている間に、シェーンに返されて上に乗られてしまいます。


???


現代柔術はスイープ!スイープ!スイープ!って感じで、やってやってやり返されて的な展開は当然ですし、コブリンヤだってスイープされる事は当然ありますが、なんかこういう感じで返されちゃうのはあまり見た事ありません。

ウィルソン・ヘイス等、体力ある相手にタイミングで返されると、競りまくって何が何でも上をキープするタイプでは無いのであっさり下になる事は確かにありましたけど、どうも感じが違うというか、拍子抜けします


その後また両足担がれ状態の攻防が続きますが、再びコブリンヤそこから見事に相手の脇を足で制してシザースイープを決めます!!


そこからシェーンのガード足をくぐり抜け、TTパス等を狙いながらも最後は腰切るパスで見事にパス成功!!

すごいかっこいいです。


そしてそこからもうコブリンヤの18番と言ってよいでしょう、サイドバックというか外国だとBow and Arrowチョークポジションって言うんですかね、つまり送り襟締め狙いやすいポジションを奪取します。コブリンヤはここから足フック入れる前に絞めに入って、そのまま極めちゃう事も多い、ファンにはお馴染みの体勢ですね。


しかしここからの攻めがなんかイマイチぬるい感じが・・・・。

ここからマリオ・ヘイスとかをキューキューに絞めていた、あのコブラの牙が感じられません。


そして最終的には、マルコ・バルボーザの教則DVDにも収録されていた、バックから絞められている時に、相手の絞めている方の腕側を下にして、相手の肩を押し付けて制しながらポジションを返すというエスケープ方法をキッチリ実践されて逃げられてしまいます!


(いつかちゃんと紹介したいですが、いつできるか分からないのでとりあえず簡単に。このマルコ・バルボーザの教則DVDは、バックからの展開について、あのサウロ・ヒベイロのJiu-jitsuRevolution1・2を補完すると言っても良い充実度を誇り、またいわゆる腰殺しTTパスについても、ハファエル等との入り方は違いますが、先んじてあのフォームを紹介しており、大オススメです。
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入手もしやすいですしね。

http://www.b-j-j.com/180_1917.html

ちなみにハファ&ギのTTパスが斬新なのは、100発100中と言っても良い成功率を誇るあの洗練された入り方と、特にギリェルミがそうですが、このパス方式に凄く固執する所だと個人的には思うんです。バルボーザ式だと僕が下手なだけなんですけど、ハファ式のようにスパっと上手く入らない事が僕に関しては多いです。テレレのやり方とも違いますよね。ちなみに足をキャップした後の展開に関して、ハファ&ギはほぼ逆サイド、そして時々マウントって感じですが、バルボーザ方式はそのまま進行方向にパスして行く方法が紹介されており、クラシックな感じですが、最近は逆サイドに飛ぶパターンをどこでも良く見かけるので、この進行方向にパスするやり方がかえって新鮮に感じられます。

つまりサウロのDVDとハファエルのDVDを持っている人両方にとって、参考になる内容が多いです。)


このシェーン・ライスという選手は別に弱い選手ではなく、体が強くて返しが異様に上手なのは事実です。

以前ジェフ・グローバーと対戦した際も、キワで競れない(競らない?)ジェフの間隙を付きまくって、ジェフの複雑な仕掛けをことごとく返したあげく、男の一本道みたいなクロスニー・パスでドドーンと対抗したりして、名勝負を演じていましたが、それにしてもコブリンヤの悠然たる大家っぽい試合運びが気になります。なんかサウロ・ヒベイロの試合見てるみたいです・・・。

なんか観客サービスしてるんでしょうか?

そしてその後TDしようとして足払いに失敗し、自分から下になってしまいます・・・。

TD出来そうな場面でも、おかまいなしにビッシビシ引き込んでいくのがコブリンヤだと思うんです。


その後上で座り込んでるシェーンをひっくり返し、今度はTT式にヒザで相手のガード足をスイープ時からキャップしていたため、あっさりパスに成功し、バックにまわります。


しかし先ほどと全く同じ返され方をしてしまいます!


それでもなんとか踏みとどまってバックから送り襟締めを狙いますが片足のフックが甘い所を突かれてハーフに戻されてしまいます。

あそこからこんなに何回も逃げられるコブリンヤなんて・・・・。


まあ最終的には4度バックを狙って、やっと極める訳なんですけど、このモヤモヤ感はどうした事でしょう・・・。


こんな淡白なコブリンヤはあまり見た事ありません。

トーナメントなら温存とかあるかもですけど、これワンマッチですしね。

ノーギワールズとかありますし、この試合で現役最後という訳では多分無いんじゃないかとは思いますが、なんかコブリンヤらしくないテンションの試合を見せられてちょっと複雑というのが正直な感想です。

みなさんはどう思われましたでしょうか?

本日の名勝負 レオナルド・ヴィエイラvsフレジソン・アウベス

またまた本日の名勝負の時間です。


今日紹介するのはグレイシー・ウマイタの名手フレジソン・アウベスと、「柔術の神様の子」レオジーニョことレオナルド・ヴィエイラの一戦です。


この試合は、なんというか非常に不思議な感じがします。


前回紹介したマリオ・ヘイスの試合は、細部の過程にそこまでこだわらず、最終的に1本を虎視眈々と狙って奮闘するヘイスの姿が印象的でしたね。


しかしこの試合のレオジーニョは、その対極にあるというか、一体何を目指しているのかパンピーな僕には全然分かりません。


もちろん勝利を目指しているのは当然そうなんですけど、何と言うか・・・・。


とりあえず非常にチンタラしていて、1本を取る気はあまり無さそうです!


競技柔術のあり方をめぐって、これまで紹介したように現在色々な意見が出ていますが、「ポイントでも1本でもなんでもいいから超テクで好き勝手やって勝てばOK」という感じのスタイルがチーム・レオジーニョことBRASAスタイルな気がします。

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いや、BRASA内でそういう共通理念があるとかは全然聞いた事無いですし(ある訳ないです)、多分誰もそんな事思ってないと思うんですけど、レオジーニョを筆頭にブラザ関係の選手の試合を観た僕の勝手な感想として、そういう印象を受けました。

50・50関連の批判で必ずヤリ玉に上がるATOSも、元はブラザですよね。

あと個人的に、ブルーノ・フラザトの試合ぶりが、特にその傾向が強い気がします。


グレイシーを筆頭に、それを源流とするアリアンシとかの美学とはまた違った、「とにかく人が真似できないようなハイテク使いまくってハッピー」的なスタイル、魅力的です!


いわゆる柔術らしい勝ち方とは、また一味違う楽しさに溢れていますよね。

こういう味わいの多様さも、柔術というスポーツ&武道の持つ懐の広さなんだなーって感心しちゃいます。


実際柔術をやっている人というのは、自分に応用できそうな技術、役に立ちそうな技術というものに、敏感に反応しますよね。だからこのレオジーニョの動画は、そういう意味ではあまり役に立たないかもしれなくて済みません。

この動画だと逆にフレジソン・アウベスのムーブの方が、非常にナイスなムーブしているように思えます。


しかし試合は、レオジーニョが圧倒というか、まったく負ける気配もなく終了します。


最高の柔術家の一人といえば、近年その勝ちっぷりが素晴らし過ぎるホジャー・グレイシーが真っ先に挙げられると思いますが、ああいう強さとはなんかあまり関係ない感じにも関わらず、そういう「オールタイムベスト柔術家」選定には必ず名前が挙がり、多くの人から「天才」と賞賛され、あのハファエル・メンデスに「次元が違う」と言わしめるレオジーニョのムーブも、やはり柔術の素晴らしい魅力を余す所なく伝えてくれるものだと思うんですよね。

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特にこの頃のレオジーニョは、おそらくまだ競技用の練習を続けていて、コンディションも非常に良かった時期だと思いますので、とにかく凄い動きが楽しめます。

(ていうか練習しないとか意味分かんないです)


http://www.youtube.com/watch?v=yZ1ZkbOfCPY  (パート1)

最初からなんか適当っぽい感じのレオジーニョ、なんとなく腰切るムーブやってみたり、様子見な感じというか、テレテレしてます。


しかしアウベスのシッティングガードに対してバック取りを目指すのですが、


何ですかねこのムーブ

こんな事できるなら誰も苦労しないというか・・・。


しかもそこからサクっと足掬ってますね。

うーん、って感じです。


アウベスが下から良い感じでレオのベースを崩しにかかりますが、レオジーニョもなんというか、身体能力1本でそれらをかわします。


そしてアウベスが、ホイラーが良くやっていて、サウロのDVDでも紹介されている、ハーフ下から足をホールドしつつ立ち上がり様にスイープするムーブ(このリンク動画の1分8秒くらいでやってるヤツだと思います。) をタイミング良く繰り出しますが、それもおかしな返し方されちゃってます・・・。


?って感じです。


そしてアウベスの引き込みに対して、一気にカウンターでサイドを奪取します


凄いとしか言いようがありません。


しかもなんかちゃんと押さえ込めなくて、また適当にハーフの体勢になったりします。

そしてその後簡単に立たせたりしてます・・・。


柔術魂6のテレレ技術特集で、和道さんやガウバオンが「ブラザ&TTはハーフからパスはあまり狙わない」的な事を言っていましたが、こういう事なんでしょうか。


ハーフで固めるという思想が皆無のような、レオジーニョの押さえ込みへの淡白さですね。


そこからアウベスがナイスなガードワークを見せます。


レオのパス狙いに対して、ハーフの引き込み&フックを狙いつつ、シッティング&クォーター等の足元座る系のムーブで重心を移し続け、レオに狙いを定めさせません。


しかし流れでなんか簡単にサイドバック→バックを奪われてしまいます。


しかしここでもあまりポジション固定に固執しないレオジーニョ、なんだかんだでまた立たれます。


やる気あるんですかねこの人・・・。

とか思ってたら相手の引き込みにまたもやカウンターで側転!!

しかもなぜかバック取られて、今度はそれを振り落としてなんかヤバイムーブして今度はレオがバック奪取!!


・・・・、何と言うか、とりあえずさっきのバックのチャンスを簡単に諦めたのに、こんなキワキワな場面でわざわざ、こんな意味不明なバックの取り方する意味が分かりません。


本当パンピーには理解不能過ぎですね。

遊んでるみたいです。


そして再び簡単にバックを解除してまた相手を立たせます。

本当理解不能です。


そのくせまた凄まじいパスムーブを狙ったりします。

なんか本当ベーシックのセオリーからイチイチ逆行している感じです。


アウベスのガードワークに対して、物凄い切れ味のクロスニーパスを決めたかと思えば、また簡単にハーフに戻されたりしてます。


そしてなんか簡単にアウベスのXガードにはまってしまいます。

本当何考えてるんでしょうかこの人は・・・。

しかしそれも素晴らしい足の上がり一発で切っちゃいます。


おそるべきその場主義の柔術ですね。


しかしその後アウベスのナイス潜りから担ぎスイープにはまってしまい、今度はキッチリ下になってしまいます!

ピンチな場面のハズなんですが、レオジーニョ相変わらず眠そうです。


そして無茶なバック取りを始めて、結果簡単に脱出しています。


ていうかガードからの仕掛けとか、そういうのやる気無いんですかね。


ノーギでのレオジーニョもそうですが、下になっても異常な技のキレを見せるクセに、下に留まる事を嫌いますよね。なるべく早く上になろうとします。


MMAでは普通の考え方ですが、柔術やグラップリングの試合でトップ柔術家が見せるムーブにしてはかなり異質ですね。


http://www.youtube.com/watch?v=Ri3vFz43k94&NR=1 (パート2)

相変わらずテレテレしてるレオジーニョです。

アウベスのハーフ下からのプレッシャーを、適当な感じで受け流しています。


そしてアウベスがレオの足取って立ち上がります。

普通の人ならTDの攻防に発展ですが、レオジーニョはなんかカンフーキックみたいなムーブであっさりホールドを切ります。


本当何なんですかねこの人。


そしてまたもやイマイチ目的の見えないパスムーブをダラダラ続けていたと思いきや、切れ味鋭いタックル!!


そこから更にバック!!


レスリングの動きみたいですけど、とりあえず凄過ぎます。


それにしても何故わざわざこの場面でこんな凄いムーブやるのか相変わらず不明です。


そしてまたもや特にバックでホールドもせず、ガードに戻しちゃいます。


やる気あるんですかね。


しかしアウベスのシッティングガードに対して、突然側転パス!!!

見事決まりますが、例によってポジションキープはしません!


そしてなんかモゾモゾしている間に、こちらはさっきからやる気十分、アウベスが猛攻をしかけます!!


しかしこういう時はしっかり獣化するレオジーニョ、きっちりアウベスを落として、なんかアウベスの脇からニョキって感じで出てきて難を避けます。

キワの動きが本当に凄いというか、凄過ぎですね。

圧力は全くかけていないのに・・・。


そしてまたもやレオジーニョ18番の適当な腰切りパスをやって失敗して(いつもやりますよねコレ。これやらないと調子出ないんですかね)、2ポイント失ったりしますが、相手の脇をガード足でこじ開けつつ、何とか尻で立ち、その開けたワキを制しながらバックムーブに入ったりしてます。

今まではとても真似できないムーブばかりでしたが、これは僕でも使えるかも・・・。


それにしても簡単に技決め過ぎっていうか・・・。


その後またもやテレテレしつつそのまま試合終了です。


いやー、なんか頭がこんがらがりますね。

これは決勝戦ですから、疲れてたってのもあるでしょうけど(けど、あの人間発電所みたいなスタミナを誇るレオジーニョ、多分そういう理由でも無い気がします)、それにしても意味分かんない展開の連続ですね。


あんま天才って言葉とか使いたくないですけど、やっぱ天才って感じですね。


あと具体的な技術で言いますと、レオジーニョ独特の、ハーフでのスペースの空け方とかそのまま真似するとあまり良くないので、初心者の方とかは、潰す系というか、下の人が背中付けた状態にしてからの攻防も、上下共にしっかりやってみて下さい。


レオジーニョのムーブに衝撃を受けると、あの体勢ばかりやっちゃうんですよね。

普通の人は、キワできっちり圧力かけるムーブも不可欠だと思いますので、注意してみて下さいね。

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本日の名勝負 マリオ・ヘイスvsウィルソン・ヘイス

本日の名勝負の時間です。


ずっと前に1回やったきりだったシリーズ ですが、唐突に復活です!


今日はアサイーカフェブログ2007年度ベストバウトにも選ばれた
(?)、「柔術肉弾魔神」ウィルソン・ヘイスvs「柔術ガス爆発」マリオ・ヘイスの激アツの一戦です。


最近は色々な人が言及しているように、試合が1本への過程というよりも、より全体として破綻を少なくし、その過程自体の完成度を競う、つまりポイントを積み上げて逃げ切るという試合展開が多くなっています。


僕はその途中経過としての技術が高いものであれば、無責任に楽しめちゃうパンピーファンですが、しかし確かにマルセロ・ガウッシアの、全てのムーブ過程が、「1本を取る」という目的に直結している事が非常に良く伺える試合ぶりを見たり、そして何と言ってもホジャー・グレイシーの、あの引きずり込まれたら最後みたいな、まるで柔術魔界ともいうべき1本地獄に至るまでの、何とも言えないおぞましい程の迫力を見せ付けられると、確かにそういう部分って柔術が格闘技である以上忘れちゃいけないよな、とか思います。


そしてマリオ・ヘイスです。

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ヘイスはガード主体のスタイルですが、逆さガード等使わず、結構良くパスされます。


もちろんガードは凄く上手ですけど、最近の選手の技術UPは、パス面においても凄まじいですからね。


ヘイスは逆さガードも使いますが、どちらかというとスパイラルでスイープする過程で使うのみといった感じなので、パス不能とか、そういうガードの固さには直結していません。


つまり試合が時々、ゲームプラン的に破綻します。


しかしヘイスという選手は、「常に1本を狙う姿勢」、というか「相手を絞め殺す」事ばっか考えているので、途中でポイント的に上手く行かなくなっても、クローズドガードのままで無計画に膠着しても、まるでお構いなし、「最後に相手を絞め殺せば良い」とばかりに、途中経過がどうであれ、その強力な極め力で1本勝利を量産しています。


もちろんヘイスだって万事上手く行く試合運びを望んでいるでしょうけど、細かいポイント取られるのが嫌で積極的に攻めにいかなくなる、という事態には死んでもならない、という事ですね。


まさにマリオ・ヘイスがマリオ・ヘイス様たるユエンですね。

だてに背中に「MARIO REIS」ってワッペン貼ってません。


人格者のマリオ・スペイヒーから名指しで非難されてもどこ吹く風!


試合は常にエキサイト!!!


負けると来た来たクレイマー・ヘイス!!

今日もヘイスはヘイスです!!!!


http://www.youtube.com/watch?v=R6E1-iwttu4  (パート1)


マリオ・ヘイスの見所と言えばまず開始直後ですよね!!


出たああああ!!!!!

シャチのようなポーズで相手を威嚇!!!

何の競技だこれは!!!!!

しかもその後チョコマカ動いて結局ペッタリ引き込み!!!!

この落差がヘイスの味わい!!!!


その後フックでウイルソンを見事宙に舞わせます!!

スゲー!!!!

しかもその後、オレ様にちゃんとポイントくれるか審判の働きぶりを厳しくガン見チェック!!!

試合中なのに長時間審判にガン付け!!!!


もう既にかなりお腹いっぱいですが、ここから試合は更に伯仲します。


ウィルソンのディープハーフ・ガードを切り返して避け、得意の腰付けて、自分の足でパス足をふりほどくムーブに入るマリオ。

しかしはんぱない身体能力を誇るウィルソンに立たれてTDされると、伝家の宝刀・息もつかせぬオモプラッタ!!!


しばらく得意気にしているヘイスですが、そこからウィルソンのベースを崩してスイープを狙います。


しかしウィルソンの強靭なベースキープに手を焼き、いい所までいくものの、スイープには至りません。


そしてやっとスイープが成功しかかったそのキワを、ウィルソンが爆弾TD!!!

サイドに付かれるのを必死で防ぐマリオ!!!


その後TDの大攻防に発展!!

細っこく見えるのに、パワーでもあのウィルソンに負けてない、底知れぬ力を持つマリオ!!!


バックを取りかけるも失敗して、また下になります。


そして佐々選手のコールがされたり、ウィルソンがこれまた伝家の宝刀「ウィルソン・パス」を見せたりしますが(知らない方は、是非「柔術魂6」という雑誌をご覧下さい!とても変わった面白いパス方法です!)、結局クローズドの攻防に。


そしてそこからまたもや必殺マリオ・オモプラッタ!!!

ウィルソンを困惑させます!


http://www.youtube.com/watch?v=2hPp4SBHPWw&NR=1  (パート2)

しかしウィルソンはそれをふりほどき、遂にパスに成功します!!

しかしヘイスもクローズドに戻しながら、三度オモプラッタを成功させます!!


けどポイントで負けてます!!!

良い時間にポイントを奪取したウィルソン、断然優位です。

マリオ、ピンチです!!!!


クローズド下から、あらゆる極めを仕掛けるマリオ!!

そしてラペラを使ったループチョークを嫌がったウィルソンが体を横に向けると、4度オモプラッタの体勢へ!!


しかしヘイス、そこでキープせず、ロックした足を振り子で使って、ナイス三角キャッチ!!

これはかっちょいい!!!!!!!!

スーパー黒帯がもつワンダーランドムーブの魅力全開です!!!!

すげーなんか自動三角キャッチ機みたいなムーブ!!!


もうそこから逃がさないヘイス!!!!

ウィルソンがそのキンニクパワーを全開にして大暴れして逃げようとしますが、しつこいしつこいヘイス様!!!


十字に変化して絞り上げます!!!!

全力で抵抗するウィルソン!!!しかしヘイスが遂にウィルソンの体を引っくり返します!!!!

そしてついにタップアーーーーウト!!!!!!!


うおおお!!!!!!!!!!!!!

これがヘイスだマリオヘイス!!!!

オレも嬉しいお前も嬉しい!!!!

ポイント0-5アドバン6-0のめちゃくちゃなスコアから、十字を強奪ナイス1本!!!!

あのコブリンヤでさえ、スイープを体力で返しまくるウィルソンに手を焼き、判定勝利でしたが、ヘイスは見事1本勝利です!!!

柔術新聞

いやー、こういう試合はやっぱ楽しいですね!!!!


2010ブラジレイロ レーヴィ級 ジョナサン・トレスvsルーカス・レプリ 

http://www.youtube.com/watch?v=BF0VSvLD3xA

早速動画が一つ来ました!

JTことジョナサン・トレスと、ルーカス・レプリの試合です。


いやあ、握力魔神“ザ・スパイダーマン”ことJTの下からの煽りがはんぱないですね・・・。

レプリは柔術家の中でも特に上でベース取るのが凄く上手な選手ですから、耐えてますけど、もし僕が相手だったら開始1秒でふっ飛ばされてますよこんなの。


JTはスパイダーというよりか、普通の片襟片袖の掴み方と、足のフックはデラヒーバガードを多用しながら、もう隙あらば即ぶっ倒す勢いですね。

引き手の力がすんごい強そうです・・・。


デラヒーバからのシザースイープも、物凄い切れ味ですよ。

シュバアッ!!!って感じです。


本当、形に持って行く力が凄いというか、仕掛ける時は絶対に相手を倒す、一技必倒の勢いというか気合が凄いです。


そして4分くらいから、レプリがJTのデラヒーバのグリップから足を上手く引き抜きます。

ナイスムーブなんですけど、むしろ足が自由になったからなのか、JTなぜかここから猛烈に揺さぶる事に成功して、結果レプリがベースを取れなくなってしまいます。


レプリがなんか半身になっちゃうんです。


良く見てみると、デラヒーバフックしてた足でレプリの脇をいじっているのも効いているんですが、なんというかレプリの肩を単純に掴んで引っ張っていて、これが物凄い引きっぽくて、レプリがベース取れなくなっているようです。


JTはそこからデラヒーバをセットアップし直して、そのまま襟を掴んで引き倒すようにして前にレプリをスイープ!

屈指のバランス感覚を持つレプリ、なんとか耐えて立とうとする所をJTが更に反対方向に引き倒す!!


レプリをこういう風に倒すなんて・・・。


いやあ、スイープって相手のバランスを崩してぶっ倒すもんなんですね。当たり前か・・・。

けどなんか改めて実感です。


今度はレプリが下になりますが、さすがレプリ、JTのクロスニーに合わせて速攻逆さガードです。

もうこのレベルになると、下の選手は隙あらば即逆さですね。


そして内回りに回っていきながらディープハーフのポジションをゲットし、そこからX気味に担いでヒザ十字の素晴らしい連携です!

こういうの普通にやってきますね・・・。

凄い手馴れてます。


そこからレプリが上を取り返しますが、JTも下になったら即なんかひねり倒すようなスイープ!!

SUGEEEE・・・・

このクラスの人達はスイープの際を付きまくりですねマジで。


でその後なんか見えなくなります。

この動画撮ってる人はJTの身内のようですが(ていうかロイド・アーヴィンご本人?)、じゃあちゃんと撮れよって感じですけど、まあ試合に没頭しちゃってるんでしょうね。なんかいつの間にかレプリが上を取り返してます。


上からのアタックもしっかり強いレプリ、猛攻を仕掛けます。

しかしまたもやいつの間にかJTが見えないステルススイープ!!

本当に見えません。


そしてJTがサイドを奪取!!

そしてステルスバック!!

バックの攻防の末、送り襟で1本!!!


レプリの1本負けって・・・、僕あんま記憶に無いかも。

どっかでありましたっけ。


レプリはカポエイラとかやってて身体能力も凄く、レプリのDVDとか見てると「ブラジル人のペナ以上はもう化物みたいなのがいる」みたいに柔術魂で吉岡選手が言ってたのを思い出して、「確かにブラジル人のレーヴィ、しかもチャンピオンとかになるともうとんでもないな・・・・」とか感想を持っていましたが、そのレプリを煽りまくって勝利のJT、素晴らしいですね。


ロイド・アーヴィンによると、JTはなんでも試合前にインターネットで「JTはレプリに11回くらい負けるだろ」とか書かれて怒り心頭であり、試合後の咆哮はそのアンチ(one of his hater on a forum って書いてます)に向けてのものだったとか・・・(笑)。


JTはレプリにノーギで2回、ギ有りで1回敗れているそうで、今回は前述のような事もあいまって、そうとう期するものがあったんでしょうね。

まだ20才ですか・・・。

すげーですね。



また今回のブラジレイロでは既報のとおり、ハファエルがコブリンヤを倒して優勝しましたね。

これでハファエルはADCCルール、アブダビ・プロルール、IBJJF柔術ルールの3つでコブリンヤを倒した事になりますね

何者なんですかね・・・。


そして先のアブダビ・プロで優勝したヒリオン・グレイシー所属のアレッシャンドリ・セコーニが、ブラジレイロでもアブソ男ベルナルド・ファリア等を倒して優勝です。

http://www.graciemag.com/en/2010/05/ceconi-rests-but-just-for-three-days/

こりゃあムンジアルのペサードでも目玉ですねー。

ペサードと言えばシャンジですね。

自身も「シャンジやホジャーとヤりたい」と言っています。

なんでも3日だけ休んで再びムンジアルに向けての追い込みをかけるそうです。


並み居る強豪がムンジアルに向けてエンジン掛けてきました!!!

2010 アブダビ・プロ -83&アブソ決勝 クラウディオ・カラザンスvsブラウリオ・エスティマ

83キロ級と無差別級は現在柔術界で最も勢いのあるチームであるアトスの新星、クラウディオ・カラザンスがなんとブラウリオを2タテし、王冠1二冠王冠1を達成するという快挙を成し遂げました。

凄すぎますね・・・。
柔術新聞
なんかマット・ヒューズのMMAチームに居そうなルックスを持つカラザンスですが、れっきとしたブラジル生まれのブラジル人だそうです。


-83キロ級の決勝を見てみましょう。

(アブソの決勝はなんか見つけられませんでした。)

http://www.youtube.com/watch?v=W44sE0sn0Wc


なるほどこれは結構シブイ試合ですね。

クローズド・ガードの大家であるブラウリオが、カラザンスのクローズドを割ろうと奮闘しているという図式が面白いです。

1回はTTパス的なヒザを入れたサイド気味のポジションを取り、アドバンをゲットできましたが、最後まで完パスにはいたらず、です。

カラザンスにガードで粘られます。

ブラウリオはやはりパスよりもガードが真骨頂ですからね(もちろんこの超トップレベルにおいての話しですけど)。


そして最後になって試合が動きます。

ガードの攻防からカラザンスが立ち上がり、スタンドになった所でカラザンスがなんかヘンな投げ技!!

これがズバリ決まりポイント奪取!!

しかしブラウリオも速攻で逆さガードに入って防御し、なんかそのままモソモソとバック取り!!

逆さガードからこういう風にバックのムーブに入るのはなんか面白いですね。

しかし足をフックするまでには至らず、ここでタイムアップ!!!

カラザンスが見事-83キロ級を制しました。


試合自体は結構普通な展開ですが、この後が結構興味深いんです。


まずはカラザンスの経歴の詳細をどうぞ。

http://www.bjjheroes.com/bjj-fighters/claudio-calasans-facts-and-bio

このカラザンス記事の充実ぶりは一体・・・。

外国のマニア恐るべしですね・・・。


重要な部分を抜粋しますと、まずはカラザンスは26歳、ブラジルはサン・ホセという所の出身。

エリバウド・ジュニオールから2006年に授けられた柔術黒帯、そしてここからが興味深いんですが、なんと柔道黒帯3段という柔道猛者でもあるようです。そもそも彼は柔道一家として有名な家庭に生まれ、彼のお父さんは38歳で柔道紅白帯を取得するという、ブラジル人紅白帯最年少取得記録を持つ柔道6段の達人だそうです。


確かにお父さんの名前で検索すると、色々出てきますね。http://www.calasanscamargo.com.br/calasans/index.asp

お父さんの道場のHPです。お父さん強そうです!

しっかりクラウディオの記事も載ってますね。


そしてクラウディオも3歳から柔道を始め、若き柔道選手として成長する途中で、柔道の寝技を磨くために柔術を始めたそうです。そして柔道の試合で柔術テクを上手く使う選手として活躍していく中で、原文の言い方を借りますと「しかし徐々に彼の中で”柔術の虫”がうごめき始め」、結局柔術をメインとするようになったそうです。

得意技は堅固なクローズドガード。確かに!!


そしてこの試合についてカラザンス自身が解説している文をチェックしましょう。

http://www.graciemag.com/en/2010/04/calasans-“i-gave-them-the-run-around-in-returning-the-belt”/

「階級別の試合は、開始直後のヤツは審判のミスジャッジだと思うんだよね。お互い引き込んで、ブラウリオが立ちを選んだ。俺が思うにここはアドバンだと思うんだよ。けど審判は彼に2ポイントあげちゃったんだ。だから俺は、5分過ぎになんとか彼を投げる事に成功するまで、超必死にならなくちゃいけなかったんだよ。実は試合が終わるまで、彼に注意(多分ルーチのアドバンの事)が入っていたなんて気付かなくてさ。同点だと思っていたんだよ。だからあんなに喜んだんだ(笑)。」

最後のスイープは何かと聞かれて、

「あれはテイクダウンみたいなモノなんだ。ガードで守って、でイチかバチかで立ったんだ。試合の最終盤だったからね。俺は負けてたもんね。けど俺は彼をTDするスペースを見つけて、彼の足を取ろうとしたんだ。あれはtatu-bola.という名前で知られてる柔道技のバリエーションなんだ。」


なるほど、さっきのヘンな投げ技の正体が分かりましたね。

僕それ知らないですけど・・・。

けど、ここまで情報が色々手に入ると、試合動画もより一層味わいが深まりますね。


それにしても世界大会って、前回のセコーニといい、無名でもこういう猛者がゴロゴロしているんですね・・・。

トップ選手はつらいよ。って事でブラウリオもムンジアルでリベンジして欲しいですね。


ホミーニョとブラウリオが敗れたと聞いて、アブダビ・プロへの興味が少し薄れてしまった部分もあったので、本当頼みます、お二方。


ちなみに以前記事にしたように、ブラウリオの生徒が「もうすぐブラウリオは日本にもセミナー行くんじゃないかな」とかメールくれたのですが、それからはや数ヶ月・・・。

もうすぐっていつだよって話しですが、まあ今年中に来てくれたらラッキーくらいの勢いで待ってます。


けどもうすぐMMAもやりますしねブラウリオ。

日本に来るヒマなんてあるですかね!