緊急調査・・・サドルポジションについて

Knee reaping
現在国内で、サドルロック(別名クロス・アシ・ガラミ、インサイド・サンカク、Honey Hole等)のIBJJFルール内位置づけについて、色々な意見が出ています。

ルールに関して議論が行われるのは非常に好ましく、また個人的にも2015年のいわゆる外掛けルール変更からずっと追っていましたので、是非まとめてみたいと思いました。

ちなみにこれらはあくまで、現時点における個人的な意見ですので、本当に参考程度に聞いてもらえればと思います。この後に変更とかもちろんあるかもなので、是非注意して下さい。

フォームについて

まずこの形自体が良いか悪いか、これはおそらくシロではないか、と考えます。

ゴードン・ライアンがノーギパンに出るにあたり、IBJJFのヘッドレフリーにこの形について直接質問した動画があります。

ここでレフリーは、「スクープ(アンダーフック)はOK、オーバーフックはダメ。それとテキサスクローバーリーフ(クロスヒールホールド)はアンダーフックでもダメ(聞き取りヅライので多分!)」と掲示しています。

この運用はキーナン・コーネリアスが、IBJJFのルール解釈について話した動画でも触れられていました。

「問題は足の組み方じゃない、腕なんだ。オーバーフックはダメだ。アンダーフックは違反じゃない」

オーバーフックは、ルールにおける「while keeping the foot of the leg at risk stuck between his hip and armpit(競技者の腰と脇の間に対戦相手の足首が固定された状態で、外側から対戦相手の膝に圧力が掛けられる危険な状況である)」の、「脇と腰で固定」に該当すると考えられている訳ですね。

これを踏まえ、ゴードン・ライアンは昨日、IBJJFの公式大会であるノーギパンでサドルを出しまくりました。

これでフォーム自体は問題無いのでは、と類推することができます。これは国内でも、JBJJFの現行ルール運用と同じですね。

リーピングについて
フォーム自体は問題無くとも、リーピングつまりヒザを外圧等で捻ると見なされたら、なんだろうとDQになるので注意です。

腕の固定に関しては前述させて頂きましたが、もうひとつ、ルールで「when one of the athletes places his thigh behind the leg of his opponent and passes his calf on top of the opponent’s body above the knee(競技者の足の太腿が対戦相手の足の下にある状態で、競技者がその足の脹脛部分を相手の膝の上部に掛ける行為であり)」と記述されている部分です。

ゴードンの質問や、試合映像見ると、相手の足の下に、自分の太もも入れてませんよね。

ですので、この絵のような状態だと、DQの危険が増すのではと類推します。

もちろんパっと見は「足がどっちに出ているか(インサイドヒールかアウトサイドヒールの形か)」で違いになる訳ですが、それで判断というより、前述のように、組んでる足の太腿が相手の足の下にあって、挟んで圧迫しているかどうか、が焦点ではないかと思うのです。

つまりインサイドヒールでも、ここがアウトだと、DQ取られやすくなるのでは、と考えます。

ちなみに正中線等の解釈は従来どおりで問題ないと考えます。

国内審判の苦悩よいつまで
大体以上ですが、これはあくまで暫定的な類推に過ぎません。後段のリーピング基準に関しては、審判の判断によるとしか言えないので、正直な所運用例が増えてルールが固まるまでは、使用を控えるというのも手だと思います。

そして国内においては、現行ルール運用で特に問題ないと考えますが、IBJJFの方で見解出すのが遅く(というか公式発表とかしないの??)、海外では実際各自が思うような解釈をして誤審多発、本家がそんな有様な中でルールを見極めなければいけない国内審判の苦労はいかばかりかと思います。

是非こういう議論が、なにかを糾弾する方向ではなく、お互い認識を共有しあってスムースな大会運営に結びつくことを願っております。