マスターは戦略家・・・全日本マスターオープン

(カール・フォン・クラウゼヴィッツ 1780~1831)

戦略・戦術
戦争用語に、「戦略」と「戦術」という言葉があります。同じように見え
ますが、違いはなんでしょう。

一般的に、限られたリソース(資源)を有効に配分し、どう戦いに勝つのかを「戦略」。その戦略をもとに、実際どう戦うのかが「戦術」、と言われてます。

何かを思い出しませんか?

年齢面から無尽蔵のリソースという訳には行きませんが、そこを巧みに配分して勝利を掴む醍醐味、、、

そう!マスターの戦い方というのは、まさに「戦略」がより重要になるものなのです。

分かりやすい例・・・それは人生
分かりやすく言うと、アダルトの試合はロンメル元帥やグデーリアン元帥、項羽や呂布、張遼の面白み。
マスターの試合はマンシュタイン元帥、張良や簫何、諸葛孔明の味という感じでしょうか。

(エーリッヒ・フォン・マンシュタイン 1887~1973)

いまやってるサッカーで言えば、サッキやカペッロ、パレイラの戦略でロナウド(9)やバティストゥータ、バレージやデサイーが戦術を駆使して躍動する、、、、トシがばれますねー。
(ファビオ・カペッロ)

我々の日常生活に照らし合わせてみても、リソースが有限である場合の方が、圧倒的に多いのではないかと思います。

柔術=ライフとはよく言いますが、実際の社会を生き抜いた選手が魅せる、活きた戦略の妙味、、、、

輝かないはずがありませんよね?勝手に生きろ!人生!!
(チャールズ・ブコウスキー 1920~1994)

そんな人生の妙味をマットで表現しているのがマスター。日本最大級の大会が次の日曜日に開催されます。これは注目です。

全日本マスターオープン
まずチャールズ・ガスパーが出場してますねー。東海の美猛虎と謳われた若武者もマスターか。感慨深いですね。そしてヴァンダレイ・タカサキ!なんとチャールズより年上!!!嘘でしょ??

アサダ・トシオ選手やヨースキ・ストー選手、チアゴ・ハタダ、カーロス・セリンゲロも投入のインパクトBJJ、久々の本気モードですね。多河選手とヨースキ先生のマッチアップは観たいなあ・・・。

関西×東海
愛知の魅力は、東海の濃密な武に加え、関西柔術の気が流入しやすい地の利。伊東選手や清水選手ら柔専館をはじめ、原晃選手、新川選手、森本選手、武林選手、小林選手、宇原選手、村上選手、南選手ら関西柔術オールスター大軍団が参入。

そこに青木真也選手も強さを絶賛する伊藤洋邦選手、濱崎喜仁選手、鈴木恒太選手、レアンドロ・クサノ、HOMIESに拠を移した後藤貴史選手、福住慎祐選手、小山貴之選手らが迎え撃ち、美濃からは戸所誠哲選手が南下するというものすごい豪華さ。なんと贅沢な空間でしょうか。

東京の戦略柔術家
頼もしいことに、関東からも選手団が馳せ参じています!

相変わらずローマ重装歩兵やモンゴル騎馬軍団のような機動参戦能力を誇る佐藤智彦選手、奥田照幸選手、川野選手と和田選手らX-TREME EBINA遠征軍団も勇躍参戦。X-TREME EBINAは関東のマスター大会では常にトップクラスの団体成績を残しているだけに、とても楽しみです。

そして澤田真琴選手と對馬進悟選手が登場。実はこの2選手を含むマスター3黒帯ライトフェザーが、現在東京でマスター愛好家に舌鼓をうたせている密かなブームカテゴリー。

澤田選手は言わずと知れた名選手ですね。そして對馬選手は、自分より年上なのですが、年齢に関わらずいまだに目に見えて成長する選手なのです。

名将山﨑先生の黒帯ですので、その時点で強いのは当然なのですが、そこからの伸びシロがヤバイ。非常に格闘偏差値の高い選手であることはこれまでもご紹介させて頂きましたが、本当に「戦略」の部分、どう戦うかの前に、リソースが限られている中、どこにポイントを持ってきて最大注力するかの選択が、カルタゴのハンニバル将軍のような精緻さ。まさにマスターの醍醐味を体現する選手なのです。

東京で名勝負を繰り広げているこの2選手、愛知の地でどう戦略を披露するのか、とても楽しみです。

最重要なリソース
黒帯を駆け足で見てきた全日本マスターですが、もちろん他の帯の方もすごくたくさん参加されています。

文章冒頭のリソースの話ですが、その中で最重要の資源というのは決まっているのです。それはヒトです。人的資源は替えがないからです。

色々な状況の中、目標を持って日々を過ごし、一同に会す。その時点でみんな仲間ですよね。

参加される方は、勝敗はどうあろうと、同好の士に囲まれ、一番大事なものを得ることができるのではないでしょうか。

当日が楽しみですね!!