技巧を極み続けた先へ・・・鈴木恒太選手

鈴木恒太選手は、日本でも類を見ない程の、最技巧派の1人として知られる選手ですね。そのスタイルはある意味ジェフ・グローバー的というか、レオジーニョ的というか、猛烈な技術と身体能力がないとまるで真似できない強烈なものです。

そして自分にとっては、あるDVD中に登場する選手として、強烈に印象付けられているのです。

そのDVDとは、この「ハファエル・メンデスDVD」。

メンデス兄弟が茶帯で残したこのDVDは、柔術新聞が始まるきっかけの1つともなった、非常に重要な作品なのです。

なにしろDVDで使われている技術が、それはそれは恐ろしいもので、世界の進歩を寒気がするくらい自分に刻み込んでくれました。

ヤバイのはメンデスのなんか普通なインストラクション部分じゃないですよ。スパーです。そしてそのスパーにおいて、凄いベースの強い青帯の選手がいるのですが、それが誰あろう鈴木恒太選手。

そんなことは露知らず、自分がボンサイ道場を訪問した際、当時まだ使い手の少なかった逆さガードをガンガンに使い、猛烈なテクニックを見せる選手と遭遇したのです。

なんだこの人は、日本って広いなと思い、お話を聞いてみれば、なんとメンデスDVDのあの選手。これは運命を感じましたね。

その後は皆さんもご存知の通り、世界的に見ても珍しいほどの技巧を使いこなす黒帯選手として、大いに活躍されています。そんな鈴木選手にお話を伺いました。

どうして柔術新聞杯に出場して頂けましたか?
鈴木恒太選手「4月に行われた柔術新聞杯に怪我で出場できず、会場で仲間の応援をしていました。 その時に柔術新聞杯の雰囲気の良さ、ハイレベルな試合の数々を見て、選手として参加できなかった淋しさや悔しさが一番の動機でしょうか。 あと、マスターの試合は雰囲気が良くて大好きです!笑 」

柔術を始めたのはいつでしょう?
鈴木選手「19歳の時からなので、もぅ12年になります」

どうして柔術をやろうと思ったのですか?
鈴木選手「 学生時代、PRIDEが全盛期の時で、自分は桜庭選手の大ファンでした。 自分も、格闘技をやりたいと色々探した中で、家から一番近かったのが当時のボンサイ柔術でした」

週何回、1日何時間練習されていますか?
鈴木選手「平均、週4~5日を2時間弱くらいです」


ボンサイでは、誰にたくさん習っていますか?

鈴木選手「今はサトシ先生がほとんどです。 スパーリングは、道場のメンバーと満遍なくやる感じです。 サトシ先生やクレベル、関根さんともやるし、石黒兄妹、パンクラスランカー鈴木タクミ、ベテランの黒・茶帯、若手の青帯選手、一般会員さんともやります。 選手層が厚くスパーリングクラスでは毎回オールアウトできます」

「その中でも須山選手が一番意識する相手ですね。 僕は、一番のライバルと思っています!」

今後の目標などありますか?
鈴木選手「一番近い目標は、来年こそは全日本とアジア選手権の表彰台に上がりたいです。 ワールドマスターにも挑戦してみたいです」

鈴木選手はどんな柔術家になりたいでしょう?
鈴木選手「もちろん今よりもっと強くなりたいというのはありますが、ずっとこの先も柔術を楽しく続けていけたら、それが最高だと思います。 そして、いずれは指導者として選手を育ててみたいなという気持ちも最近ほんの少しですが出てきました」