戦い続ける意味・・・後藤貴史選手


「黒帯選手が試合に出れば、大会は盛り上がる」
これは古くから、言われ続けていた言葉ですよね。

柔術選手として最高の段階にある黒帯、そんな選手が技術の素晴らしさを披露すれば、場は柔術の妙に酔いしれ、幸せな空気に包まれるわけです。

思えば関西地方の盛り上がりを考えるにあたって、自分は大きな見落としをしていたのかもしれません。

関西の盛り上がりは、色々な黒帯選手達が、晴れの日も雨の日も、一生懸命試合に出続け、幸せな空気を作っていったからこそのものであることを。

そんな戦い続ける黒帯選手を、まさに代表する1人である後藤貴史選手に、お話をうかがいました。

どうして柔術新聞杯にご出場頂けましたか?
後藤貴史選手「柔術新聞杯は第1回からずっと盛り上がり続けていて、自分もその中に加わりたいと思ったからです。柔術新聞杯に出場するのは今回で3回目で、情けないことに一度も勝ったことがないので、今回は必ず勝ちます!」

柔術を始めたのはいつですか?
「正式に始めたのは吹田柔術が発足した2004年です。組技は2000年頃から柔道部で柔術っぽいテクニックを練習してみたり、グラップリングの練習をしていました。ルタ・リーブリはアレッシャンドリ・ノゲイラの青帯です」

どうして柔術をやろうと思ったのでしょうか
「物心ついた頃からプロレスファンで、その後パンクラスが大好きになって格闘技に興味を持ち、最終的に柔術に落ち着きました(笑)」
「最初はグラップリングのクロストレーニングとして練習していたのですが、紫帯の頃に柔術そのものの魅力に気づき、柔術の試合にも積極的に出場するようになりました」

吹田柔術はどんな道場ですか?
「自由な道場です(笑)。また、試合に挑戦する選手の割合が比較的高いように感じます。代表の新川先生が国内外を問わず大会に出場されているので、皆が影響を受けているのではないでしょうか」

週何回くらい、1日何時間くらい練習していますか?
「週2, 3回を一日2時間くらいです。練習量は極端に少ないと思いますが、自分なりに工夫してやっています」

後藤選手は多戦で知られていますが、大会に出続ける後藤選手なりの理由等はありますでしょうか?
「単純に楽しいからです!(以前は)DUMAUのポイントランキングの1位になれば海外へのチケットをもらえる制度があり、最初はそれに挑戦することがきっかけでした。その後、大会出場を通じてできる人との繋がりの方に魅力を感じるようになり、それ以来、可能な限り出場しています」

「でも、多戦という意識はありません。日系ブラジル人の先生方は僕の倍以上の数の試合をこなされています」

関西の柔術はとても盛り上っています。なぜなのでしょうか?
「様々な理由があると思いますが、強さや技術だけでなく、各選手の個性や魅力が認められる雰囲気があることではないでしょうか」

「面白い選手が沢山いるので、関東の方々にも関西の大会へ参加していただきたいです」

今後の目標のようなものはありますか?
「パラエストラ東大阪でインストラクターをさせていただいていているので、担当のクラスを盛り上げ、一人でも多くの柔術仲間をつくることが目標です」

どんな柔術家になりたいでしょうか?
「一言で表現するのが難しいですが、ずっと戦い続けられる選手でいたいです」