柔術の持つ暖かみに、人は集まる・・・伊東元喜選手インタビュー


関西柔術。その名を聞けば誰もが思う、みんなでワイワイやりながら楽しそうに柔術してるイメージ。その感じを東京でも再現したいと思い、はじめたのが柔術新聞杯。

第1回第2回とやってきて、その手触りを少しでも出せていたらと願っていますが、第3回のいま、そんなフィーリングを変わらず発し続ける伊東元喜選手にお話を伺いました。

伊東選手は関西を代表する現役黒帯。アダルトカテゴリーで転戦多戦という、ブラックベルトとしてこれ以上なく背中を見せ続けている選手です。

そんなバリバリの黒帯から醸し出される、同心円状の暖かみ。ここに秘密があるのではないでしょうか。

なぜこの大会に出て頂けたのでしょうか
伊東元喜「柔術新聞杯に出ようと思ったのは、単純に楽しそうだからです!全国の強い選手達が集まり誰と当たってもハズレ無し状態ですから(笑)最高の相手は自分を高めてくれると思っています!あと楽しそう出て見たいと思えるかは僕の中で非常に大っきいです」

伊東選手はおいくつですか?
伊東「今年39歳です」

現在どんな感じで練習されていますか?
伊東「練習は大体指導も合わせてですが週6ぐらいです。調子良ければ週7です(笑)練習時間は2時間程度。体調によって練習強度は変えます」
「病気以外で練習出来ない状態でも道場に行って道衣は着ます。なぜだか道場行ったら元気になったりします(笑)」
「柔術は生活の一部だと思っています。 練習は楽しいからやっているって感覚です」

柔専館はどんな道場ですか?強い選手を多く輩出しています
伊東「柔専館は宮本館長の人柄や指導力もあり、ここ最近は平均年齢もグッと下がって20代中心になりました。会員数もずっと増えてます。道場の雰囲気はアットホームな雰囲気ですがやる事はしっかりやりますって感じです」
「なんせ黒帯が12人いますから、色帯の人達はスパー大変かも知れませんがしっかりと指導は受けれます。宮本館長のレッスンが素晴らしいです!いつも受け手をしながら勉強させてもらってます」
「いっとき柔専館自体全く試合に出てない時期(柔専館暗黒期)がありましたが、僕が数多く出だしてから今はみんな試合に出る人達が増えました!」

伊東選手は関西において大規模な練習会も主催されていますよね。いつも凄い人数が参加しています
伊東「NR柔術の宇原さん、ボアソルチの武林さんが始められた『柔術で充実練習会』の流れで、神戸でも練習会したいなと思って始めたのが『KOBE COLLECTION』です」
「練習会をやるならもっとイベント性を高めてより楽しく練習出来たらと思いノリノリの音楽をかけたり、第2回より普段スパーできないゲストシュレックさんに来て頂いたりして、キッズから大人まで楽しめる柔術イベントを目指しました」
「仕事の関係上バタバタしてまして、次回のKOBE COLLECTION自体はまだ未定ですが、3/26に『柔術で充実練習会』と『KOBE COLLECTION』がコラボした練習会がありますのでよろしくお願いします!」

どうして関西の柔術はあのように盛り上がっているのでしょうか?
伊東「関西の盛り上がりは、どの地域の方々に聞いても特殊だそうです。関西と言う土地柄がそうさせるのか僕にはわかりませんがきっとお祭り事が好きなんでしょう(笑)」
「しいて言うなら、横の繋がりが強く、関西みんなで強くなろう・柔術を盛り上げようと言う意識が非常に強いと思います! 」

伊東選手は、どのような柔術を目指していますか?
伊東「まだまだ修行が足りませんが一本取れる柔術に憧れます」「もちろん勝って結果は欲しいですが、勝敗以外での柔術の良さを伝えていけたらと思ってます!」

今大会は、どのような柔術を見せたいと思いますか
伊東「意識はしてませんが真っ向勝負してしまいます。正面からぶつかってバラバラになるのが好きです。今大会もいつも通り真っ向勝負です! 」

関西地方の例えば若い柔術家の方に、アドバイス等ありますでしょうか
「もっと試合に出て強い選手にチャレンジしたらいいのになぁ〜と思ってます。僕が数多く試合に出る様になったのは、ブラジリアンの影響なんです。ヨースキー選手、レアンドロ草野選手、アンデルソン高橋選手その他の試合出まくってるブラジリアンの人達は強い!試合出まくる=強くなると単純ですが考えました」
「才能ある若い日本の選手がこの方程式にハマればと思うと現状もったいないなーと思います。あくまで僕の意見なので」

伊東選手の目標は?
「僕は柔術は生涯スポーツだと思ってます。ですので死ぬまでに世界チャンピョンになりたいです!無理をせず世界にチャレンジ出来る機会があればやってみたいです。50歳でか60歳でかわかりませんが(笑)いまはアダルトで経験値を出来るだけ貯めている所です」

その考え方は素晴らしいです・・・
「いっぱいの負けの後にデッカい勝ちを取りたいと思います!負けても負けても最後に勝った奴が勝ちです!」