柔術の火は霊峰に守られ・・・中村祐次郎選手インタビュー

12714391_934980893247201_1711369995_n柔術新聞杯にご参加頂いた選手へのインタビュー、今回はWK-Surugaの中村祐次郎選手にお話を伺いました。

和術慧舟会駿河道場といえば、AB選手や佐々木憂流迦選手、そしてTHE OUTSIDER現役王者である佐野哲也選手を輩出したMMAジムとして著名ですね。

そこでしっかりと柔術の火を守り続け、さまざまな格闘技文化と共に楽しく柔術文化を伝える中村選手のお話は、とても含蓄に富んだものでした。

お名前とお住まい、所属や柔術歴を教えて下さい
中村祐次郎選手「WK-Suruga所属の中村”Baby”祐次郎 と申します。静岡県東部にある、富士山が綺麗な形に見える富士市で産まれ育ち、現在は隣の沼津市に住んでいます。柔術歴は10年ちょいです。2014年5月に黒帯になりました。”Baby”はブラジル人達が付けてくれたニックネームです。最近言ってくれる人が少なくなって寂しいので勝手に推してます(笑)」

いつ頃から柔術を始められましたか?
中村「2005年10月に、現在の和術慧舟會駿河道場の常設化を機に笹原・トメヤ・フィリオ先生の師事のもと始めました」
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「当時はほぼブラジル人でした。トメヤ先生の繋がりで5年間GRACIE Humaita JAPANとして活動し、トメヤ先生帰国後に色々あり駿河道場柔術クラスのチーム名として現在のWK-Surugaにさせて頂きました。芹沢健一オーナーのもと、トメヤ先生のアドバイスや志村・ルイスコーチに助けてもらい仲間に恵まれながら今に至ります。現在は日本人がメインですがブラジル・ボリビア・アメリカの方々も在籍しています」
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大会にご参加頂けた理由ってなんでしょうか?
中村「現在色々改革を行っている連盟も関わっていると言う事、箱作りや裏方を少しばかり経験している人間として、頑張っている人は報われてほしい、出る事で少しでも力になれば。・・・と言う綺麗事は置いておいて、色々な流れです(笑)」

「うちにいる佐野哲也が柔術を始めたきっかけが柔術新聞さんの紹介→彼のおかげでクラスも盛り上がってきた(感謝)→彼が柔術新聞杯に出る→じゃあ準備できてないけどオレも出るか。みたいな。あとは中村の試合を見たこと無い会員さんも増えてきたので、準備不足は否めないですが、魂を見せて良い意味でも悪い意味でも何か伝えられればなと思います」

普段はどのように練習されていますか?
中村「和術慧舟會駿河道場(沼津市)で週3回、和術慧舟會富士山道場(富士市)で週1回指導させて頂いてます。最近の水曜日は常に15名前後の方に参加して頂き盛り上がってきています。他の曜日も10名前後の方々が参加してくださっています」
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和術慧舟會駿河道場(沼津)http://wk-suruga.net/
和術慧舟會富士山道場(富士)http://wk-fujisan.com/

「他には、近郊道場の方々と連携させて頂き、枠を超えて静岡県東部からトップ選手を輩出するため2か月に一度合同練習会をさせて頂いています。ちなみに次回は3月6日、10時30分より駿河道場にて開催する予定です」
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地方で練習することの、難しさと楽しさを教えて下さい
中村「都会と比べて人の流れがありません。いかに知ってもらい興味を持ってもらい始めてもらうか。そしてアフターフォローも出来るだけ大事にしてます。練習としてはMMAのように東京の方がレベルが高いから東京へとか考えるのはちょっと違うかなと思います。尊敬する柔術家がたまたま東京にいるなら良いと思いますが、地方にも帯色関係無しに素晴らしい柔術家は沢山いますし、地方地方とネガティブに考える必要はないと思っています」

「あとは実力があっても上がる環境が無い事も地方によってはまだあるかとは思います。実際に今、誰から見ても黒帯を出しても申し分ない有能な人間が現れても中村はまだ出せません。試合に出ることによって人の繋がりができ、解消できる事も有りますが」

「地方だからこその楽しみは遠足気分で皆で試合会場に向かえる事ですかね?漫談したり、減量している人の横で朝マック食べたり(笑)個人行動の時は前日入りして東京の銭湯味わったり観光したりしてます。浅草製麺所の坦々つけ麺がお気に入りです!柔術新聞杯の日も早めに終わったら行きたいですね!これから地方で始めようとしている方々へ各地域、各道場で様々なタイプがあり選択肢は広がりつつあります。ご自身のライフスタイルにあった道場を検討選択して頂き、気長にブラジリアン柔術を楽しんでください。安心してください。強くなる頃には環境も整ってますよ」

同じように、地方で頑張っている方へのメッセージと、柔術新聞杯への意気込みを、それぞれ教えて頂けますでしょうか!
中村「地方の先生方、公に出来ないような涙ぐましい努力、お察しします。今まで何とかなってきたんですからこれからも何とかなりますって。地方の選手の皆さん、地方だからと言って気にする事はありません。トップ選手も地方からバンバン出てます。今は動画や教本も有ります。一つの技に対し色々なタイプから自分にあったスタイルを追求する。これに地方も都会も関係ありません」

「動画や教本で重要なポイントを隠している場合があるので先生にワンポイントアドバイス受けてください。そこに道場の個性、その人の個性そして成長が生まれます。あとは練習仲間を増やして底上げすれば自身の成長スピードも上がります。試合に出る事で普段の練習量の数倍の経験値も得られます。とにかくブラジリアン柔術というコンテンツを楽しんでください。真剣に遊んでください!」
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「柔術新聞杯については、、、柔術の醍醐味は小さい人が大きな相手を倒せる事なんて言いますが、大きな人も一応人間ですので小さい人に倒されたくありません」

「んぁ?軽量級ぅ?ひねり潰してやんよっ!この体にいくら掛かってると思ってんだ!第一線級の日本人の方々とやれるなんて幸せだってんだこの野郎!」
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「そして、試合に出る仲間が勝てるように全力サポートします!」