東北から世界を奪る・・・大柳敬人選手インタビュー

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今回は、現代的かつ非常にクレバーなガード技術で、青帯ながら既に東京でも名前が知られつつある大柳選手にお話を伺いました。

仙台から度々東京に遠征して好成績を残す大柳選手、柔術に対する沸騰しそうなアツイ思いをぶつけてもらいました。

お名前と年齢、チームを教えて下さい
大柳敬人選手「大柳敬人(おおやなぎ けいと)、年齢は19歳で、所属は草柔会仙台です」

柔術はいつ頃始められましたか?
大柳「高校3年生の夏休みから始めました。柔術歴はちょうど1年半くらいになります」

1年半ですか!それであのテクニカルなガード技術!
大柳「柔道を小1から12年間やってました。ですので最初はテイクダウンしてパスするスタイルだったんですけど、立ちにあまり伸びしろを感じなくて一度柔道を封印して、それからは柔道的な動きはしてないつもりです」

大会にご参加頂けた理由ってなんでしょうか?
大柳「まず柔術新聞さんのツイッターやブログ等を見て、すごい熱意を持って大会を開こうとしていることを感じました。 アダルト青帯では、今回はライト級にエントリーしましたがフェザー級にNEXの竹浦選手がエントリーしていたり、地方からもレベルが高い選手が集まっている事と、何よりアダルト青帯のトップ選手であるアンディ・トーマス選手と試合できるチャンスがあることに魅力を感じてエントリーしました」

大柳選手は非常に技術的な選手ですが、普段はどういう感じで練習されているのです?
大柳「普段は所属ジムである草柔会仙台での練習が1日2時間程度で、週に6、7日、そのほかに妹と家で打ち込みをしたり七帝柔道の練習をしている東北大学柔道部さんの練習にたまに参加させて頂いたりしています。ドウギを着た練習以外にYouTube等で試合の動画を見てテクニックを学ぶ事に重きを置いています」
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「また2ヶ月に一度は東京の試合に出ているので、その際に3、4日東京に滞在して色々な所に出稽古したりしています。特にフィジカル・スペースの大塚博明先生にはお世話になっていて、普段の練習で疑問に思った事をメモして貯めておき、大塚先生の元に出稽古に行く度に、たくさん質問させてもらっています」

どのような選手になりたいですか?
大柳「ミヤオ兄弟のような選手を目指しています。柔術のスタイルも柔術への向き合い方も尊敬しています。2013年のムンジアル茶アブソ決勝のパウロとキーナン・コーネリアスの試合の時のように自分も勝って泣けるくらい真摯に柔術に向き合っていきたいです」

大柳選手は普段地方で練習されている訳ですが、ご苦労ってありますでしょうか?
大柳「技術的な部分はYouTubeや教則DVD等である程度カバーする事が出来ると思います。自分が地方と都市部で一番ギャップを感じるのは柔術に対する『熱量』です。東京は単純に人口が多いので相対して柔術に対する熱量も大きくなるので柔術に取り組む環境が整い易いと思います。しかしそれに対して地方、自分が住んでいる東北はそもそも柔術人口が少ないので柔術に対しての熱量も都市部に劣ってしまっているし、趣味以上に熱心に取り組んでいる人の数も少ないのが現状です。地方でも熱意を持って柔術に取り組む選手が、集まって練習できる環境が有れば都市部とのギャップを縮めることが出来ると思っています」
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「東北で一番そういった環境に近いのは草柔会岩手さんだと思っています。代表の阿部さんの熱意があってか、試合を目標に練習している選手が多く東北で試合があればチーム優勝を目標にジム全体で一致団結して取り組んでいたりアカデミーの団結力を強く感じます。また週に一度コンペティションクラスがありサーキットトレーニングを行っていたり、50/50やベリンボロ等の試合に向けたテクニックも教えていて技術水準もかなり高く、失礼ながら出稽古に行った時にはあまりの技術力の高さに驚きました」

「ですので技術や大会の少なさより、選手を目指して練習している人が少ないことが悩みですね。青帯の日系ブラジリアン人選手は50/50も理解して使いこなしていて末恐ろしいです!」

地方で頑張っている人へのメッセージをお願いします!
大柳「どんどん地方と都市部の柔術家の差は縮まって来ているように感じます。それをさらに加速させるのは地方で柔術をやっている一人一人の熱意です!今回の柔術新聞杯では東北の柔術熱を感じられるような試合をしたいと思います。皆さんも一緒に『柔術新聞杯』楽しみましょう!」
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