柔術新聞「ロッポンギ」プレオーダー開始

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柔術新聞ギ、1stモデル「ROPPON-GI」のプレオーダーを、以下のページもしくは上部バナーの「柔術新聞ショップ」より本日28日、午後11時30分より開始させていただきます。
http://jiuji.thebase.in/

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価格は16000円です。消費税込みです。

消費税とか大嫌いなので、柔術新聞ショップに消費税という概念は存在しません。よろしくお願いします。

お振込みの場合、入金が確認された順に受付とさせていただきます。

ギはお申込から2~3ヶ月で完成到着の予定です。販売価格を大幅に下げるため、小ロットのオーダー制という手段を選択しました。

サイズは
女性用として(本国HPキッズサイズ)

Sサイズ (本国表記 0) 145~155 約43キロくらいまで
Mサイズ (本国表記 K1) 152~162 約56キロくらいまで

A0 女性Mと男性A1の中間として・・このサイズの需要が高く、最近新設されたそうです。サイズチャートは社長がくれないからまだ分からないそうです。

男性用として
A1 157~165 50~63キロくらいまで
A2 165~175 63~77キロくらいまで
A3 175~181 77~90キロくらいまで
A4 180~193 90キロ以上くらいまで

ちなみに身長171でプルーマの弟はA1、174で64キロくらいの僕がA2でピッタリな感じです。

また、なにぶん外人さん相手のことなので、急にトラブルがおきて製作中止という可能性もあります。もちろんその場合は全額返金させていただきます。

ですので、どうかその辺りをご了承頂いて、お申し込みをお願いできたらと思います。お手数かけて申し訳ありません。

僕もギを作るのなんて初めてなので、拙いことだらけですが、どうか色々お導き頂けたらと思います。

夢とうつつの狭間にて

じゃあなぜそこまでしてギを作るのかといえば、Lucky Gi に衝撃を受けて以来、ギ製作は僕の悲願でした。
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僕は例えばKORALとかKEIKOの、あのいかにも格闘技っぽい軍服みたいなセンスが大好きです。

そんな格闘技特有の力強く、禍々しいテイストに、いわゆる日常的なファッション・センスをほどよく加味したLucky Gi は、僕にとってまさに奇跡のバランス。

ファッショナブルさを持ちつつも、いわゆる一般的な服飾意匠に決して寄せ過ぎず、格闘技らしいオーラやトゲを堂々とあわせ持った輝き、このバランスの放つ光こそが、僕が柔術&格闘技界の外見として持って欲しいと願う要素。

ですので僕のギも、まさにその一般社会のシュアーさと格闘技界というファンタジーの間を幽幻のように行き来する、そういう美しさを持ったものにしたいのです。

平たくいうと格闘技やってる人がパツイチで「かっけえ!」ってなるものを作りたいです。最初から平たく言うべきでした。

世界のギ事情

柔術新聞ギのベースはLucky Giで誉れ高いOTMの、Hyperlyteです。
https://www.onthemat.com/products/otm-hyperlite-gi-white

上衣にパールウィーブ400 gramを使用した軽量モデル。軽いですが頑丈で、スリムフィットなモダンサイジングです。

これもそうなのですが、現在アメリカの有力メーカー・ギは、ほぼ例外なくパキスタン製。

よく言われることですが、異なる数社のギも、結局パキスタンの同じ工場で作られている、なんてこともしばしば。

つまり製品の質は、Lucky Giみたいに280ドルオーバーのはまた別として、大体どのメーカーも横並びなのです。買ってみるとわかりますよね。

これが現在アメリカのキモノ界で起きている変化の一因となっています。

今海外では、150ドルも出せば縮みが少なく軽量&適度なサイジングのモダンなギが簡単に手に入るようになりました。

材質&品質も、さっき述べた理由で、より高価格帯のものとほぼ変わりがありません。

200ドルのギと150ドルのギが、同じ工場の同じラインで、同じクオリティで作られている、ということにユーザーが気づき始め、一定の価格帯を越えたキモノを買うことに躊躇する人が増えました。

またCTRLのように、格好良いうえにサイズ展開が強烈に豊富なメーカーも出てきて選択肢が広がり、「有名選手が使っているから」というだけでギを選ぶ人が少なくなりました。

よってそこまでネームバリューのないメーカーでも、アイデアを絞りユニークなギを作って有名メーカーを脅かすようになり、結果海外キモノ界は群雄割拠の様相を呈しているのです。

個人的にはCTRLの強力なサイズ展開と洗練されたイメージが大好きですし、TATAMI FIGHTWEARのMEERKATSUラインやCHRIS BURNSラインのもつ毒々しいユーモア、SCRAMBLEのハッと目を奪う楽しさ、またMOYA BLANDのカジュアルなファッションセンスはとても素敵だと感じますね。

こういった新しい動きに、とても刺激を受けました。

良く知らないメーカーもみんな思い思いのギを作っていて、「自分が考える格好良さをしっかり出してみたい」「150ドルくらいの価格帯でナイスモダンなギを作りたい」と強く思うようになったのが、今回の企画の発端です。

日本のキモノメーカーはブルテリアやISAMI、ALMA等、素晴らしい所ばかりですが、今回はあえて「海外テイスト」のキモノに自分で挑戦してみたかったのです。

柔術新聞ギは結果的に約130ドルとなり、ちょっと安すぎましたが、経費とか良く考えずに値段決めたので今回はもうこれで行きます。

ちなみに同じように、「自分のギを作ってみたい!」という希望がある方は、こういうページから業者を選んでデザインを送り、製作依頼をするという手段もあります。
http://japanese.alibaba.com/trade/search?SearchText=bjj&selectedTab=products


しかしカカシ、これらは詐欺がメッチャ多いので、どうか是非ご注意して下さい。

フェイスブックから寄ってくるパキスタンの業者も同様です。アヤシイの一言。一日に何回「Hello」ってメッセージ来んだよ!みたいな。

ロット数の問題もあり(小ロットは当然単価が高く、そもそも一定ロット以下は受け付けてくれない事が多いです)、個人でギを作るのは、まだまだハ-ドル高いのが現状ではありますね。

On The Mat

以上のような理由から僕は自分で工場を選ぶことはおっかなくて出来ず、また先に述べたようにアメリカ・キモノメーカーの既製ギが今アツイという現状を鑑みて、あえて海外の、それもOTMに製作を依頼することにし、そこからギを買うことにしました。

利益はほぼ吹っ飛びますが、それはこの企画の主眼ではないのでまあいいです。

OTMはLucky Giという超高価格高品質ギを実現させたことでも分かるように、パキスタンの工場探しに成功した会社の1つです。

アメリカ格闘技界で非常に著名な、OTM社長であるスコッティ・ネルソンは、自らパキスタンに飛び、死ぬような目に遭遇しながらも良い工場との取引をゲットしました。

その時の苦労が動画で語られています。

「人生で最悪の時」とはよっぽどですねー。キモノを作るのも命がけ!!

HERMANO COSTA

さあベースのギは決まりました。

しかし格好良いギを作りたいのなら、肝はデザイン。

今回、まず最初に取りかかったのもデザイン製作でした。

日常の格好良さと、格闘技の持つアクの強い独特の世界観、この両者をバランスよくミックスさせなければなりません。

そこで思いついたのが、Yemaso BJJの強豪エリオット・ケリーさんが来日した際に持ち込んだPORRADA GEARのTシャツ。
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うーんこのドクロ、格闘技特有のヘビーな印象ですが、Tシャツ全体として俯瞰すると決して行き過ぎなデザインではなく、むしろどこかキュートさを感じさせます。

「これだよ!」と思った僕は早速PORRADA GEARに連絡を取り、柔術新聞ギのデザインをしてもらうことになりました。

PORRADA GEARのデザイナーであるヘルマノ氏、嬉しいことに意匠へのこだわりが物凄く、自分が納得できない部分があれば絶対にOKを出さず、どんなに労力をかけようと必ず自身が満足する完成度に高める執念の仕事ぶり。

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(これが最終の変更部分となったタグデザイン完成版)

今回のデザインに行き着くため、なんと4着分のデザインをボツにし、激闘の末「ROPPON-GI」にたどり着いたわけです。

そこまでして貰っちゃってこっちが恐縮するほどですが、魂のデザイン、確かに受け取りました。

そして出て来たこのデザイン、まさに僕の求めていた、夢とうつつを往き来・・・、おっと分かりづらくてすみません、格闘技的なキレたセンスと、一般社会のキムタク的???な格好良さがビシバシミックスのCoolでBadなデザイン!!!ベスト最高!!!

柔術もそうですが、こういうのはもう才能の領域、頑張っても良いのが出てくるとは限らない分野ですので、もう本当にありがたく、このHERMANO氏の素晴らしい才能を頂戴させていただきました。

そもそも良いデザインが出来なかったら、企画自体止めようと思っていたので、ヘルマノ氏のセンスに助けられたことになりますね。

ちなみに今回の製作は、全てを取り持ってくれたHIROSHI MATSUIさん、妹さんでヘルマノ氏の奥さんであるMARIAさんと僕の4人でチームを作り、ハイクオリティなギを目指して一丸となって進みました。

やり取りしたメールは600本、最終デザインをメーカーに送って「ココの所作れない」と言われること5回(1回で言えよって感じです)、製作に関わるあらゆる部分を大変な激論を交わしながら全部話し合い、更にメーカーからの送料がメチャ高い(10万円以上)と判明するや全員で押しかけ抗議メールするなど一致団結、みんなで作った「ロッポンギ」、みなさんにも是非気に入って頂けたらと思うのです。

夢の続きは西新宿で

これは先の話ですが、今後もこのチーム(?)で何かアパレル物を作れたら、と思っています。

しかし予想以上に色々大変過ぎだったので、ちょっと様子を見つつですね。

僕の気力が回復したら、第2弾はぜひ白のシンプルモデルでも作りたいと考えているので、どうかよろしくお願いします!!