ステロイドに死を!!!!SAVE ASIA OPEN!!

ムンジアルが終わりました。
色々な結果に一喜一憂でしたね。

それとはまたちょっと違うことで、特に某トップ戦線、昨年はヘロヘロしてて大差で敗れていたような選手が今年はムキムキになって大接戦を演じたり、急に強くなったり、そんな事もあったような。

もちろん練習の成果といえばそうなのでしょうが、悲しい事に原因の一つとして、はっきりしていなかったドラッグテストの種類が「尿検査のみじゃん!」ということを学習し、「余裕じゃん!」となったこともあるのではと思います。

ドラッグテスト、発表当初このように「Urine(尿) and Blood(血液)」とか言ってたので、ビビって去年は辞めた人も多かったのでは。
http://www.graciemag.com/2013/01/drug-testing-makes-its-way-to-jiu-jitsu-competition/

まあ海外はとりあえず良い(?)として、問題は国内。

今年のアジア・オープン世界中のIBJJF大会を転戦できるような人は別として、日本国内で生活する多くの選手にとって、来年のムンジアルに出るためにはここでの好成績が必須となります。

しかしアジア・オープンが高ポイントであるのは海外選手にとっても変わらないので、おそらく大挙しての参戦があるでしょう。

それ自体は別に構いませんよね。実力で勝ち取るのであれば、国籍は関係ありません。

しかし、その海外選手がステロイド・ユーザーだとしたら???
これは一体どういう事になるのでしょうか。

日本国内選手の悲願であるムンジアル出場を、海外から来たズルしている選手に奪われる、これはちょっとどうなんでしょう。
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繰り返しになりますが、僕は柔術に真剣で、強くて、そしてナイスなゲイガイであれば、中国人であろうとジャマイカ人だろうと宇宙人であろうと全てBROですから応援します。
大家歓迎。そこに国籍は関係ありません。

しかし現在日本に居住し、国内の柔術家と色々関わりを持ち、特に東京では色々な柔術道場や非常に多くの選手と交流や練習を一緒にさせて頂くという、これを読んでいらっしゃるみなさんと同じように、地元柔術ライフを満喫しております。
結果、国内の柔術選手には、自然な感情として「なんとかなって欲しい」という思いを持っています。

ですので、このアジア・オープンだけは、クリーンでない選手はどうかお引き取り願いたいと思うのです。悲しい事に、海外の名のあるような選手って、ステロイドユーザーである確率は非常に高いのです・・・。セミナーとかで来るなら大歓迎ですが、大会で国内選手と競合するのは、なるべくなら避けて欲しいという訳ですね。

そしてこのステロイド問題ですが、残念なことにもはや海外だけの問題ではありません。
どういう事かお分かりになりますよね?Do you know what I mean ?

もともともと
utukakakaka
意味無いですよそれ!!なんの強さですかそれ!!

それとも競技成績を良くして富を得るとか?
そもそも柔術界なんて、海外でトップを取った選手でさえ大した収入なんてありません。
いわんや国内においてをや、ですよ。

勝って名声を??
街で見かける可愛いあの娘、キレイなお姉さん・・・
みんなそもそも柔術なんて知りません!!!!
ビッキー

そんな名声意味無いじゃないですかー!!!!

そこに一体何のメリットがあるのでしょうか??柔術をやる目的は??

ステロイドは副作用の少ないヤツを選べば良いとか、副作用だって上手くマスキングできるとか、その程度で考えてないでしょうか??

ここからは多くの柔術家のみなさんには関係無いことなので、読み飛ばして頂いて構いません。
そしてこれから使用を考えていらっしゃる方は、是非ご一読下さい。

国内において一般的かつ入手が容易で扱いやすいのはダナボル(錠剤)、そしてデカ(デカデュラボリン)(注射)等でしょうか。
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ちなみにデカの成分はナンドロロンと言って、ホイスが引っかかったヤツですね。

しかしそもそもですね、海外トップ選手はこんな単体で使っている人は稀でしょう。

一流選手はスタッキングと言って、高価なおクスリを何種類も混ぜた強力なヤツを使っていることがほとんどだと思います。これをやると1サイクル20万円くらい普通にかかります。
ですので、クスリの性能ですら全く歯が立っていないので、意味無いと思うんですよ。

そして色々な副作用をおさえるために、更に別のクスリを使用します。

ステロイドというのは通常8週間とか使い続けて、その後に同じ期間使用を休んだりします。
このクールを「サイクル」といいます。
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なぜサイクルを組むのかと言えば、アナボリック・ステロイドによって、テストステロンを自然に反した形で作り出すと、人間の身体は自分でテストステロンを作れなくなるのです。

テストステロンは最近、活力とか行動力とか、そういう方面への作用で注目を浴びている物質。
これがたくさんある人はお金持ちが多いだとか、取り上げられてますね。

サイクル終盤や投与を終えると、そういう大事な物質が自分で作れなくなってしまうのです(ホルモンクラッシュといいます)。ですので、自分でテストステロン作れるようになるまで、摂取をお休みする訳です。

しかしそんなすぐテストステロン生成能力は回復しません。ですので、足りない時期には睾丸萎縮(萎縮というか消えます)、精神沈滞(沈滞というか重度のうつ状態になって気が狂う人もたくさんいます。凄いと人を殺します)等を引き起こします。

それを防ぐためにクロミド(クロミフェン)という薬を使います。
ガビ・ガルシアがひっかかったヤツですね。
ちなみに女性が使ってもあまり意味がありません・・・。

またテストステロンは男性ホルモンのくせに、女性ホルモンであるエストロゲンに変化しやすいのです。

人知を超えてテストステロンを作った結果それが余ってしまい、余剰分がエストロゲンにたくさん変わることがあります。そうなると、「アロマターゼ(芳香化)」と言って男なのに胸が女性化したりするのです。男性ホルモンを増やそうとしてるのに、女性ホルモンが増えすぎちゃうという悲劇!

そして一度乳房が女性化すると、下手したら外科手術が必要となり、もっとヤバイとそれでも元に戻らなくなるのです。非常に危険な状態です。

これを防ぐにも上記のクロミッド、ノルバデックス、そしてアリミデックス(アナストローゼ)という薬を使います。
アリミデックスは、チェール・ソネンがひっかかったヤツですね。

こうやって色々ケアしていくのも、とてもお金がかかります。特にアリミデックスとか保険効かないと高いですね。ですのでケアを省略している人も非常に多いです。ステロイド単体で使いっぱなしですね。するとどうなるか・・・。想像するのも恐ろしいですねー。

これらが短期に表れる副作用の代表的なものです。

そして、そういった短期における副作用の前に、そもそもアナボリック・ステロイドは高い発ガン可能性を認められる危険物質です。

アナボリック・ステロイドはIARC(国際がん研究機関)チョイスの発がん可能性ランキングで、上から2番目の「グループ2a」という高ランク評価を受ける強力物質!!
http://monographs.iarc.fr/ENG/Classification/ClassificationsAlphaOrder.pdf

同ランク内には「アクリルアミド」(劇物指定:農水省からのアクリルアミドに関する注意事項 http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/)「無機鉛化合物」「カポジ肉腫ヘルペスウィルス」「硫酸ジメチル」という強豪がズラリと並ぶ!!

そしてこの上の「グループ1」というのは、「マスタードガス」「ヒ素」「アスベスト」「六価クロム化合物」「B型肝炎」「プルトニウム239」という、もはや神の領域のグループ!!!発ガン性とかの前に危険な香りが隠し切れないヤバイ物質ばかり!!!
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アナボリック・ステロイドは、こんなとんでもない物質と並べられちゃう性質のものなんです!!ちょっと危ないとかの話ではありません!!
ちなみに既出のアロマターゼ阻害薬「ノルバデックス」は堂々のグループ1入り!!!危ない危ない!!!

これらの発ガン危険性は摂取を辞めても当然残ります。
以前
無機鉛化合物をボリボリ食べていたけど、今は辞めたから大丈夫、ってそんな訳無いでしょ!!
ガンって発生するきっかけとか未だに良く分かってないのに、そんなリスク残したら危なくて仕方ありません!!!

これらの物質は摂取したからすぐガンとかそういう話ではなく、中には薬として使用されているものもあり、つまり使用方法や量によって危険度が変わる訳です。

しかし一般的なステロイド使用法のように、定期的に一定量を注射もしくは経口でドバドバ摂取するという事は、どういう事かお分かりになりますよね??アナボリック・ステロイドは泌尿器と肝臓にビッグでダイレクトなダメージを与えます。思えばランス・アームストロングも精巣腫瘍でしたね。だから近い将来、その辺りのガンになっても誰にも文句言えない状態に!!さあどうする!!!

ちなみにさっきのリスト、面白い物ではグループ2aに「熱いマテ茶」がランクイン!
本物のマテ茶は製法に問題があるだとか、これは熱いマテ茶を飲んでヤケドを繰り返したのが原因とか、諸説あるようで面白いですね。

また泌尿器へのダメージは、性機能への深刻な障害も残ります。
性ですよ性。
アナボリック・ステロイドの使用で、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症になるのです。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006990256
これも投与が終わったからといって回復するとは限らない病気で、基本一生のお付き合いです。
何が起こるのかといえば、子供を作れなくなる可能性が高くなるのです。

いかがでしたでしょうか?
自然と上記のような症状を持つのであれば、仕方ないことと思いますが、普通の状態からワザワザそんな風になるなんておかしいです。
強くなろうとそんなの柔術と全く関係無いです。

僕は、国内における薬物蔓延元凶の一角を突き止めました。
しかしまあ・・・、ですよ。

とりあえずはアジア・オープンです。ここを何とかクリーンにしないと国内選手が不当にムンジアルから締め出される!!

僕はJBJJFに事情を説明し、なんとかアジア・オープンで薬物検査を導入できないものかと問い合わせました。

するとJBJJFは、なんと即座にIBJJFへの働きかけを開始してくれました。

もちろんどうなるかはIBJJF次第なので、過度な期待は禁物なのですが、これはJBJJFの素晴らし過ぎる対応だと思います。
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みんなで一丸となって、アジア・
オープンをクリーンな競技大会にしたいですよね。

最後に、柔術界における薬物問題を常に喚起し続けてきた、ブラザの首領にして2003年ムンジアル黒帯ルースター級王者フェリペ・コスタ(Felipe Costa)からメッセージを貰っています。
フェリペ
I’m disgusted by the amount of BJJ fighter who are using steroid. As a all natural fighter, just like Caio and Comprido, I really feel I’m being cheated by those fighters. I can only imagine how many more championships I could have conquer if all my opponent along this way were fighting clean. I also think is a disaster fopr the sport, since the younger generation are looking up to those champions and seen them as roll models. They are already starting to believe it’s not possible to become champion unless you take drugs.
「凄い人数の選手がステロイドをやっていることに、本当にガッカリさせられる。カイオ・テハやホドリゴ・コンプリードと同じように完全ナチュラルな身としては、こういう選手達から詐欺を受けているようだ。もし私が戦った相手全員クリーンだったら、一体何回ムンジアル制覇できただろうと思ってしまうんだ(コスタはムンジアル3位を6回か7回くらい取っています)。そして若い選手が彼らステロイド選手を尊敬し、お手本みたいにもてはやすのを見ると、もう悲劇としか言いようがない。みんな『強くなるにはステロイドを打たなきゃ』と思ってしまっている。」
That would be great!!!! I really admire japonese athletes! I hope they do this and maybe other will follow.
(日本の連盟がIBJJFにステロイド防止を働きかけたことを聞いて)
「凄いよ!!!!私は本当に日本の選手を尊敬している。それが実現して、そして世界中の連盟も日本に続いて欲しいよ。」

クリーンかつ世界レベルの選手ほど、同じ悔しさを噛み締めているのでしょう。

調査は引き続けて行いますので、また何かありましたらブログで報告します。
よろしくお願いします。

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