MATSURI第5戦 第1章・・・Don’t trust over 30

格闘技界には神興行という言葉がありますよね。

ファンはみんなお気に入りの団体や目当てのカードを目的に会場に足を運ぶわけですが、そんな大会の中でも特に出来の良かった興行を指して使われる言葉です。

MATSURI第5戦はその神興行でした・・・。
奥さんのジト目を振り切り、無理矢理足を運んで良かった!!!!

色々なバランスが完璧に取れていて、もうなにか降りてきていたとしか言いようがないですね。

詳細な試合結果は下記リンクに記載されていますので、是非参照してみて下さい!
http://blog.livedoor.jp/jonha/archives/2013-10-20.html
早速大会を振り返ってみたいと思います。

イケてるB系モダン・パンテラ

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先鋭軍団IMPACTO BJJの新世代旗手であるヴァンダレイ高崎選手。
アジア・オープンも制した若き強豪は、その名に恥じない
期待どおりの動きを見せてくれました。

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代名詞ともなっている強固なスパイダー・ガードから回転系の技術を繰り出すコンテンポラリーなスタイルは、まさに現代柔術が作り出した防御不能なヘヴィサウンド。

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攻略しにくさ満点、どう戦っても接戦は不可避で、誰もが対戦を嫌がるタイプのテクニシャンですね。

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しかし対戦相手の高木翔太選手も、デラヒーバ&X気味セットアップからのエレベーター系スイープがダイムバック並みのキレ味!!

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お互い下になる度に相手をコカすという、まさにヘヴィ・スイーパー同士の緊迫した試合展開に!!!

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際で上回ることの多かったヴァンダレイ選手がシーソーな接戦をものにし、勝利をおさめましたが、非常に競ったテクニカル試合。

お互いが現役選手ならではのハードでホットな仕上がりを見せてくれた試合となりました。

It don’t mean a Thing (If You ain’t got that IPPON)

今大会では新たに素晴らしい選手との出会いがありました。

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ホブソン・タンノ選手です。
これは素晴らしい選手!!

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IMPACTOなので、回転系やベリンボロ系のバックテイクも当然お手の物なのですが、ホブソン選手は際の執着が素晴らしいのです。
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対するは、くまモン・キャップがイケてる極悪!!サカモン選手。ファニーなコスチュームと気合い入った表情のコントラストが素敵!!!
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ホブソン選手は一度回転の谷間を鋭く突かれ、サカモン選手に完パスされかかるのですが、この右ヒジのグリップ一点だけは離さず死守。
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それを拠り所に執念深くポジションを回復していき、なんとも言えない逆クルシフィクスのようなポジションをゲット。
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その後再度ポジションが二転三転するのですが、一瞬の隙を捉えてアームロックで1本勝ち!!
現代的なテクニカル選手は、ポジションを優先することが多いですが、ホブソン選手は獰猛なまでに相手の体の末端に執着。
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本人もベリンボロとか出来るけどポジションゲームは嫌いで、1本取れなかったら自分的には負けとまで思っているそうです。

まさにタイトルどおり「1本取れなきゃ意味が無い」!!

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そしてこの対戦したくない感!!!
ハレック・グレイシーのようで、雰囲気もアリアリですね。
しかしひとたび家族に囲まれるとこの笑顔ー!!!!

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テクニカル軍団に現れたキメキメ系選手。
先日のアジア・オープンでも見事アダルト紫帯ライト級で優勝。
これからも是非頑張って欲しいですね。

新世代未来戦士名物持参で初登場

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今回のMATSURI、加古拓渡選手の試合を楽しみにして会場に足を運んだ方も多いのではないでしょうか。

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先日遂にアジア・チャンピオンに輝いた、あの新世代未来戦士がプロ興行に初降臨!!
柔術ファンお馴染みの名物入場生パフォをMATSURIで初披露ですよ!!!!!

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名カメラマン荒木拓也氏も加古選手の生四股にかぶりつき!!!
バッチリ収録されたことでしょう!!!

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そしてそして、お客さんが加古選手に最も期待する名物といえば、あのモダンなモダンな四次元回転殺法!!!!

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ベリンボロやキス・オブ・ザ・ドラゴンはもちろん大サービス大連発!!!
しかもこの試合の加古選手はパスも絶好調、鋭く決まります!!!

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しかしここからは珠玉のテクニシャン、福丸智選手が魅せる!!

決定的なポジションを取られてもフィニッシュは許さず、加古選手の極めをエスケープし続けます。

しかもラスト間際には加古選手を膝十字にまで捉える試合巧者ぶり!!

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最後まで落ち着いてテクニシャンぶりを発揮した福丸選手。
クールな素晴らしい選手ですね。

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そして加古選手は期待通りの、他所では中々見ることのできない名物モダンムーブを存分に披露してくれました。

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本人は極められなくて悔しそうでしたが、フィニッシュはまた次回ということで、今回初の未来戦士ぶりをMATSURIのお客さんに見事に印象付けたのではないでしょうか。

迸る知性、滾る野生

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この試合は特に楽しみにしていた一戦です。
柔術界を精緻な技術1本で勝ち抜いてきた当代屈指のテクニシャンと、UFCにも参戦した屈強な圧力を誇るMMAファイター、興味のあるテーマがこれでもかと詰め込まれています。

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徳島が全国に誇る技術派はその持ち味を活かし、あくまで超テクニカルに戦い、モダン柔術をしかも情熱的に爆発させて戦いました。

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そしてギを身に纏ったパンクラスの美しき野獣はモダンなんて知ったことかとあくまで獰猛に戦い、まさに望んだ試合展開を織りなしてくれました。

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試合は苛烈を極め、両者が死力を尽くして僅差を争うものとなりました。
普段は決して交わることの無い両雄が、祝祭という非日常の空間において融合し、この場でしか見ることのできないファンタジーとなって会場一帯を輝かせてくれました。

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現代柔術の象徴たる二つ折り体勢と、猛きMMA戦士の鋭い眼光が交錯する臨界点よ!!!


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秘術を駆使して死界へ誘う魔術師!!
それに抗い不動を保つ猛獣!!!

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遂にベリンボロ・ターボまで発動!!!
術者の持ち手はとどまることを知らず!!!
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ここにきて遂に橋本選手が、手塚選手のバックを捉えはじめます。
しかし手塚選手も足関節で応戦!!
バックが先なのか!足が先なのか!!!
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しかし常々足関節の危険性が指摘されているダブルガードや50/50等の現代柔術ポジションですが、トップクラスの攻防においては、そのポジション用の足関節を用意し、それを使う目的で積極的にそれら現代的な体勢に持っていったのでないと、なかなか足関節は決まらないことが多いです。

ミヤオ兄弟やカイオテハ、エドウィン・ナジミらは知られたダブル・ガード等からのフット・フィニッシャーですが、いずれも自分からその体勢を仕掛け、その体勢用の足関節でもって仕留めることがほとんどだと思います。

つまりダブルガードや50/50等からの足関節は能動的にやらないとトップ所にはなかなか効かないのです。
この試合も橋本選手は、手塚選手の厳しい足関節攻撃を一重のところでかわしながら、試合を優位に進めました。
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またこの試合で興味深かったのは、ダブルガードの展開が多かったことです。

本来のフィールドであるMMAでも、TDとトップからの圧力が持ち味の手塚選手、最新柔術の試合運び等おそらく興味無いと思うのですが、橋本選手が繰り出す仕掛けの危険性を本能的に察知し、自然とスイープされにくいポジションを選択していった結果かもしれません。
とても興味深い成り行きでしたね。

白熱した試合はアドバン1差で橋本選手が勝利をおさめました。
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手塚選手の圧力にも屈しなかった橋本選手のガード技術は美しい&素晴らしいの一言です。
このままどこまで完成度を高めてくれるのか、ファンとして楽しみでなりません。

 

セラ・アッカーマンの八艘飛び

そしてトリはこの人、今大会数ある熱戦の中でも、特大50m超級のインパクトを残してくれたのが、ご存知世羅智茂選手です。
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その戦いぶりたるや天馬空を駆けるが如く!
マットを切り裂く反撃の嚆矢のようでした。
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世羅選手に対したのはカーロス・セリンゲロ・キムラ選手。
誰もが知る恐ろしい強さの柔術家!!!
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しかし世羅選手は飛ぶように試合を組み立て、放つは紅蓮の弓矢!!!!
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上でも下でも立体起動装置着用状態!!!!
どんな体勢でも躍動感がはんぱじゃないです。
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そして隙あらば即極めアタック!!!
これはたまったものじゃないですね。

そんな1人リヴァイ班スクランブル攻撃状態でセリンゲロ選手をかく乱しまくり、ラストは伝家の宝刀アンクル・ロック!!!!
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強敵相手に、まさかまさかの圧倒的な内容で試合を締め括った世羅選手。
ミカサの生き別れの兄なんじゃないかってくらいのとんでもない強さ、会場大大大爆発の試合でした。

ただ強いだけでなく、観衆を沸かせる勝ち方が出来る格闘技選手は貴重です。
関西の至宝は、これからどこまで光を放つのでしょうか。
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そして敗れたセリンゲロ選手も、試合前にヒザの状態を聞くと「ヒザ?ゼンゼンダイジョブダヨ」と屈託も無く話す、まさに天真爛漫な生粋の柔術家。
これからも是非頑張って、強力なスイープからの極めを連発して欲しいですね。

いかがでしょうか。
あの会場の興奮の万分の一でも伝わったでしょうか?

今回は超豪華な顔ぶれとなった若き現役選手の超ムーブに焦点を当ててきましたが、MATSURIの魅力ってそういう競技的な部分だけなのでしょうか?

その答えは次回の記事でお伝えできればと思います。
お楽しみに!!

これが本場の味!!ホンマのMATSURI!!!

先日、東京では柔術のプロフェッショナル大会であるGIが開催され、満員御礼の大成功をおさめましたね

ひるがえって関西では、近年すっかり定着、今年でもう5回目を数えるプロ大会が10月20日の日曜日に開催されます。

そう、MATSURIです。

特にに今回の第5戦は参加メンバーが猛烈!!!
これはドッスン注目せざるをえませんよ!!!!!!
まあ対戦カードを見て下さい。

http://jiujitsu-matsuri2013.tumblr.com/

IMPACTO BJJのヴァンダレイ高崎選手がエントリーされていることでまずワーキャーですよ。
若くて柔術歴も浅いながら、大変なテクニシャンでとても注目している選手です。

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そして手塚基伸選手と橋本知之選手!!!
What happens in OSAKA???
徳島が全国に誇れるは、阿波の踊りと立体起動柔術橋本知之!!!
対するはパンクラスで猛烈な強さを誇り、UFCにも上がったコブラ会のMMAスター!!!!!
現代BJJの強さか!!国内トップクラスのMMAグラウンドか!!

そしてそして、世羅智茂選手とカーロス・セリンゲロ・キムラ選手!!!!!
出た出た!!!鬼が出た!!!!!

お互い必殺の気を放ち、背筋からオーラ出まくりの仁王系選手筆頭同士!!!特に世羅選手は今年の重要な試合は全勝しており、一層の飛躍が期待されています。
対するセリンゲロ・キムラ選手は練習環境を一変し、トレーニングに専念できる状態を作り上げました。
お互いハイボルテージMAXチャージ状態!!
セリンゲロ選手は世羅選手のスタンドを凌いで、必殺のプレッシャーを発揮することができるのか?
はたまた世羅選手はキムラ選手のスイープを潰し切って、持ち味である華麗かつ残酷なまでのTHE GAME支配力を出せるのか?

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ここにきてセリンゲロ選手のヒザが不調との報もありますが、この剛力感溢れる試合の妨げにならないことを祈ります!!!

このカード戦争になんと新世代未来戦士加古拓渡選手まで参戦ですよ!!

攻めてる攻めてる!!!このオールスター感!!!!
これぞお祭りプロ興行!!!!祭りの本場大阪の味!!!!!アジア・オープンも近いこの時期、加古選手は飢えた技術獣になっていることでしょう!!!!シビれる試合に感電間違いなし!!!

そしてド目玉!!!
個人的にムンジアル優勝に最も近い日本人選手の1人と考える岩崎正寛選手と、杉江アマゾン大輔選手が激突!!!!!!1

実装充填ドリームカード!!関東柔術ファン大嫉妬!!!
これはどのような試合展開になるのでしょうか・・・。

普通に考えたらアマゾン選手上、岩崎選手下、そこからもし岩崎選手がスイープ成功して上下入れ替わったら・・・。
両者ともにレアな試合展開が見れる!!!!しかし勝敗予測不能!!!!

他にも関東のファンにはおなじみっぽい小金井柔術クラブのタカ先輩という謎選手まで参戦!!!ド迫力のトップ圧力が大阪で拝める!!!!

凄いMATSURI凄い!!!

そしてこの凄さに一層拍車をかけているのが森本代表のブログ!!!!!!
http://blog.livedoor.jp/jonha/archives/1643017.html
煽る煽る!!!!!
品川ナンバーの黒レクサスよりも煽ってきますよ!!!ヴァンダレイ選手パンテラですよ???森本代表がパンテラって言ったらもうパンテラなんですよマウスオブウォー!!!!!!!1」

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この世紀末であるかのようにすっ飛ばしているパワーイベントMATSURI、そもそもどのような形で発足したのでしょうか。
GROUND COREの森本猛代表にお話を伺いました。

「MATSURIはALIVEの鈴木社長、PUREBREDの村上“サンカくん”直さん、私で運営しています。ブログなどで色々書いてるので私ばかりが目立ってるようになってますが私は運営サイドでは一番下っ端です。三人である時ご飯食べながら『柔術家が輝ける場所がもっとあれば良いな〜』って話してたら流れで自分達でやろうかって事になって始まりました。最初は完全にノリだけでのスタートでしたね。柔術家だって入場曲で登場してスポットライトの下で試合したいよね〜なんてプロレスチックな考えでした。」

なるほどこれは素敵な考えですね。

「ポリシーとしては『柔術家を輝かせる』と言うことですね。柔術が大好きな人達で頑張ってますので良い柔術が見たいですし柔術家を取り巻く状況がすこしでも良くなってほしいです。 MATSURIが少しでも役に立てばと思いますね。

がっかりさせるかも知れませんが世界チャンピオンを呼ぼう!とかは今のところあまり考えていません。それよりは出来るだけ継続させて地域、アカデミーをクローズアップしていきたいです。試合を見に来てくれたちびっ子とかに『大きくなったらMATSURIに出る!』とか言ってもらえるようになると最高ですね。」

大人達の間では「MATSURIに出たい!」という選手がもうたくさん居ますよ!!
開催ペースは今のように年1回なのですか?

「第1戦は名古屋でやって第2戦からは大阪でやってます。関西は主に僕と村上さんが動いているんですが今のペースが限界ですね。ただこれは関西でのペースと言う事なので将来色々な方の協力を得られて違う地域で開催することができれば違う形で進めることができると思います。」

おお、今後の展開にも期待ですよー!!!
関東のGIと関西のMATSURI、これら素晴らしいイベント達が東西で行われているこの幸せな状況がずっと続くことを心から願ってしまいます。

ご覧のように大ボルテージな第5戦は、明日の20日(日)、大阪は世界館で午後2時から開始です。
http://jiujitsu-matsuri2013.tumblr.com/
ご興味ある方は是非チケットの連絡をしてみて下さい!!!

僕も今から大会が楽しみでなりません!!!

LAで輝いたシュラプネルガード! 金古一朗マスシニ全試合徹底詳解!

既報のとおり、ワールド・マスター&シニアにおいて金古一朗選手が強豪を打ち破り、シニア1黒帯ライトフェザー級で見事準優勝となりました。

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ご本人は悔しそうですが、本当に素晴らしい成績です。
試合を見ていくと悔しさの原因が分かりますが、海外それもメジャー大会本戦は色々厳しい・・・。

ちなみに金古選手も、自身のブログで詳細な解説を書いていますので、良かったらこちらも是非ご覧になってみて下さい。
http://blog.livedoor.jp/jackdaniels19750224/archives/33825339.html

まず全体を通して、金古選手の仕上がりが圧倒的で、ムーブも非常にテクニカル、優雅ですらあることに気づきます。

有名選手揃いのトーナメントでしたが、最もテクニカルでスピーディな動きを披露していたのは間違い無く金古選手であると感じます。

これは本当に凄いことだと思います。

金古一朗(ポゴナ・クラブジム)vsマウリシオ・カレーラス

スパイダーで煽りきって、動画1分27秒あたり、50/50から相手を崩して起き上がりスイープ完成。

そこからは相手のフックガードにあえて乗り込み問答無用パス、完全にガードを潰しきってから、相手の足をキャップ&逆サイドを奪取してTTパス完成。
完璧な攻めですね。

その後は上から攻め立てブラボー・チョーク、そして相手の襟を持った手はそのままで、もう片方の手で相手の背中帯を掴んで締め上げる、いわゆる「一番絞り」でフィニッシュ。

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パス時の姿勢が非常に低く、しかも柔らかい動きが本当に素晴らしいですね。
相手の動きを完全に殺しています。
このように圧倒的な内容で1回戦を見事突破!!

金古一朗(ポゴナクラブジム)vsベウナウド・ピテウ(ノヴァ・ウニオン)

相手はあのピテウですが、金古選手は王様相撲でほぼ一方的に打ち破っています。

動画2分くらいから、前の試合に続きまたもやフックガードを潰して、問答無用パスの圧力を延々とかけ続けています。
なんと強力な技なのでしょうか。

これにピテウが根負けして、違うことやろうとした刹那、金古選手がパス一閃!

完パスに成功します。
しかし一度は3ポイントが入りますが、ピテウがなんか超アピールして取り消し!!

おお、これをパスと見なしてくれないんですか・・・。
絞めてるといっても、金古選手が自由に動き回れてますから、絞めは全く入っていないだろうというのは見て分かりそうなモンですが。
これはちょっと参りますねー。

しかし金古選手は決して集中を切らさず、スパイダーから完全にピテウをコントロールしきって、スイープを連発して決め見事勝利をおさめます。

それにしてもピテウの審判見る&話しかける回数がスゴイですね・・・。
まるで誰かさんのようですよ。

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有名選手にアピールされると、往々にして審判はそのとおりにジャッジしてしまうもの。

そこでガッカリせず、自分のゲームを続行することが大事ということを、金古選手が教えてくれました。

しかし普通は「なんだよー・・・」ってなりますよね・・・。
海外の試合は厳しいですね。

金古一朗(ポゴナ・クラブジム)vsガブリエル・ウィルコックス(ガブリエル・ウィルコックス道場)

対戦相手は、ムンジアル等のメジャー大会では必ずといって良いほど名前を目にする有名選手ガブリエル・ウィルコックス!
デミアン・マイアに似ていますよねー。

金古選手が自身の感想でも言っていたように、冒頭からのウィルコックスの圧力が凄いですね。
小さいのにブルドーザーみたいなパワーです。

しかし金古選手は慌てず騒がず、徐々にスパイダーに捉えていき、ウィルコックスをコントロールします。

ウィルコックスはなんとかそれをひっぺがそうとしますが、金古選手はガード足を入れたり逆さ回転を駆使し、3分過ぎくらいからは攻守が逆転。

ウィルコックスのパスを金古選手が防ぐのではなく、金古選手のスイープをウィルコックスが防ぐという展開になります。

5分45秒過ぎからの、金古選手のスパイダーから見事な回転アタック、これは金古選手が完全に起き上がって、ウィルコックスがめくられて体勢入れ替わってますから、スイープのアドバンテージでしょう。

ここでもアウェーの試合の困難さよ!!

ただの誤審?それとも・・・

 

そして注目は動画6分20秒過ぎ、ダブルガードからウィルコックスが立って1アドバン狙おうとしたのを、金古選手が阻止しようと自身も立ち上がり、その後金古選手が引き込んだ場面です。

ここでウィルコックスに1アドバンですか!!これはこれは、どういう理解なんでしょうか。

ダブルガードからウィルコックスが立とうとしたのをそのまま評価し、それに対してのアドバンなのか、それとも新しい解釈で、ダブルガードから相手の立ちアドバンを阻止した後に結局ガード取ったら同じじゃん、みたいな考えでアドバンを入れることになったとか???

ちなみに僕はそういう解釈を全く聞いた事ないです。

しかしダブルガードが多用される軽量級、万一そんな解釈が出来たのならこれは一大事。

なので現在IBJJFに問い合わせています。
しかし答えてくれるかどうか・・・。

以前はルール専門の質問受付があって、アウバロ・マンスールが直接教えてくれていたのですが、最近は「スタッフ」とのみ名乗る人が担当になり、HPリニューアル後はルール質問受付自体が無くなって、一般的な質問受付と統合されたようなので不安ですよ。

ただの誤審ならともかく、今後に関わるような新解釈があったら大変ですからねー。
是非判明させたいところです。

(その後IBJJFから返信が来ました!原文を載せるのはアレなので、要約します。)
『これは多分ダブルガードで先に立った方にアドバンテージ入れるルールを適用していると思うんだ。けど僕は青いギの選手が再び引き込む前に、白いギの選手がグラウンドゲームのグリップを切ってるから、そのルールは適用されないと思うんだよ。IBJJFでは主な大会の決勝に3審制を取り入れて、このマスシニもそうだったよね。これは誤審を防ぐためのすごく有効な手段だと思うんだ。けどこの試合では少なくとも2人の審判がこの場面でアドバンテージを与えたってことだよね・・・。このジャッジのせいで試合はレフェ判になっちゃって、しかもそのレフェ判でも2人が相手の勝ちに入れちゃってるね。本当ゴメンね・・・。動画送ってくれてありがとう。IBJJFは今後このケースをジャッジトレーニングで使うよ。他に何か疑問があったら教えてね。IBJJFスタッフより』

なんかあっさり誤審を認めてますね!!!しかし変な解釈が加えられたのではなく単純な誤審で、そこが確認できて良かったです。)

そしてレフェリー判定はウィルコックスの勝ちですか。

あレフェリー判定の時点で試合は同体みたいなものですから、実力差は無いとして、どちらが良いムーブをして勝利に近かったかは、ご覧になった方なら分かるのではないでしょうか。

いやいやこれは・・・。
金古選手はこの総アウェイ状態の中を、よく素晴らしい成績で戦い抜きましたね。

しかしこういったルールへの疑問やアウェイの理不尽な厳しさも、日本のトップ選手が海外に出向いて試合してくれているからこそ、得られるものですよね。
選手自身の足で稼いでくれている情報なので、大事にしたいところです。

それにしても今回のジャッジングは、有名な選手の方に流れ過ぎ感が拭えませんが・・・。
まあいまさら言っても仕方ありません。

金古選手のマスシニにおけるこの大活躍は非常に誇らしく、また幸先良いですね。

 

来るアジア・オープンでも、同じように日本の選手が輝いてくれることを期待しちゃいますねー。
是非金古選手が乗せた勢いを引き継いで欲しいです!

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生田誠先生がはじめたことについて

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(photo by 梅沢隆志)

「日本の黒帯はなんで試合に出ないんだ?」

こんなセリフがある選手から出たことがありましたね。

今や大会といえば現役黒帯の百花繚乱、昨日も金古一朗選手がワールド・マスター&シニアのシニア1黒帯ライトフェザー級で準優勝するという素晴らしいニュースが入ったばかりです。

ちょっと前は、大会で黒帯の試合がたくさん成立することは稀でした。

そんな時期でも自らを奮い立たせるかのように試合に出まくり、現在に至るまでの「試合に多数出場する黒帯選手」というスタイルの礎を作って、しかも無類の強さを誇った柔術家がいます。

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(photo by 橋本欽也)

誰あろう生田誠先生です。

柔術は、特に競技者としては、試合に出ないとはじまらない部分があると思います。 今回は、日本におけるそういう姿勢の先駆者となった生田誠先生のインタビューを掲載したいと思います。

ブス「柔術をはじめたきっかけはどんな事ですか?」

生田先生「柔術はじめたきっかけは、トラスト柔術アカデミー鹿児島代表の生田堅固(兄)に勧められたのがきっかけでした。

もともと高校生の頃に空手をやっていて、打撃が絶対強いと思っていたときにUFCがあって、それでホイス・グレイシーの活躍を見て柔術をやってみたかったんですが、地方の鹿児島ではできるはずもなく、社会人になって名古屋に来てから仕事だけの生活だったときに当時福岡にいた兄がJJJというサークルで柔術をはじめて、『面白いからやってみろ』と誘われてはじめました。」

ブス「いつから柔術をされていますか?」

生田先生「1999年の後半からはじめたと記憶しています。 数ヶ月練習して、デビュー戦は2000年のコパウエストでした。」

ブス「どんな選手がお好きでしたか?」

生田先生「まずは何を置いてもグレイシーファミリーです!僕が柔術をはじめたのは彼らがいたからです。エリオ、ヒクソン、ホイラー、ホイス、などなどみんな僕の中のヒーローです!

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そして柔術はじめてしばらくして中井先生とお会いして(とは言ってもとおくから見てただけでした)めちゃくちゃ憧れました。 ヒクソンと決勝で闘ったバーリトゥードジャパンを見て憧れない日本人は居ませんでした。 実際に接してみて人間的に尊敬出来て身近に感じられたのは絶対バルボーザ先生です。 青帯から紫帯まで柔術を指導していただいた野村先生の推薦でバルボーザ先生に黒帯をいただけたことは僕にとって一生の忘れることの出来ない大切な思い出です!」

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ブス 「ご自身のスタイルについて、自分で特徴だと思う所や、気を付けている事を教えて下さい。」

生田先生「自分のスタイルはガードで耐えて耐えてポイントで勝つってスタイルです。 正直言うとあまり好きなスタイルではありません。 今まで自分のやってきた練習が、自分の得意なことを伸ばす方法だったのと、もともとあまり強い方では無かったので、生き残るためにこんなスタイルになってしまったと自分で分析しています。 おかげでガードはそれなりに強くなりました。今は苦手を克服する練習にシフトしてやっています。

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ブルテリアボンサイのマルキーニョス先生やサトシ、クレベル、関根さんたちと練習させていただいたときにサトシに『生田はなんで下しかやらない?』と言われたのが大きなきっかけでした。

有名選手のセミナーや、一緒に練習したときに質問したことや見聞きし体験したことをベースに練習方法を変えてスタイルを再構築中です。

ベーシックでオールラウンドになんでも出来てしっかり一本取れるスタイルを目指しています。」

ブス「特に記憶に残っている試合や重要な試合を教えて下さい。」

生田先生「黒帯デビュー戦のアンドレ・ガウバオン戦です。 香港の九龍柔術の北さんがチャンスをくださって実現しました。 コパ香港2、優勝賞金2000ドルの黒帯無差別トーナメントで、アンドレ・ガウバオンとエドワルド・テレスが参戦した試合の一回戦でした。」

ブス「その試合がなぜ記憶に残っているのでしょうか。」

生田先生「ガウバオン、テレスが参戦したとんでもないトーナメントでの黒帯デビューだったことが記憶に残る要因の一つです。 多分あの中で1番弱い黒帯が僕だったと思います。 どうせ負けるなら1番強い人とやりたいとお願いして、アンドレガバオン選手と一回戦で試合させていただきました。国内外で日本人以外の柔術家の方に、『香港でアンドレ・ガウバオンと試合しただろう』といまだに言われることがありますし、それも一つですね。 必死だったこともあり、運良くパスガードされなかったことも自分の自信にも繋がりましたし、アジアの柔術家のみんなに認めてもらえる大きなきっかけでもありました。本当に忘れられない試合です。」

黒帯1試合目であのアンドレ・ガウヴァオンのパスをことごとく防ぐ生田先生のガードに注目!!!

ブス「試合出場に対してこだわりはありますか?僕の記憶では、生田選手が試合に出まくっていた時期は、丁度日本人黒帯選手が試合に出ないと言われていた時期と重なっていたように思います。その辺りについては意識していましたか?」

生田先生「試合出場のこだわりはある方かもしれません。 ムンジアルで日本人柔術家の結果が奮わず、雑誌に『日本人黒帯柔術家は試合の数が足りないから世界で勝てない。』みたいなことを書かれて、まず悔しかったことが試合に多く出ることにした要因の一つでした。

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はじめに思ったのは、海外で世界トップレベルの柔術家と試合して経験積むことでしたが、経済的に無理でした。 そのときDUMAUのエジソンさんがDFCをはじめてくださって海外に行くチャンスを多く与えてくださったこと、黒帯は無料で試合させてくれるシステムを作ってくれたことも、 試合にたくさん出るきっかけになったと思います。

試合にたくさん出ること自体が日本柔術界における自分の仕事であると意識していたとは思います。

あとは、自分が試合に出ることで他の黒帯のみんなに刺激を与えて、国内でも黒帯の試合がたくさん組まれることを期待して、1人だけエントリーとかも迷わずやりました。

勝てるか勝てないかは問題ではなく、黒帯の試合が当たり前に組まれるようになる状況を作ることが、日本柔術界に必要だと感じたから僕が出来ることはやろうと思い動いていました。

今の日本柔術界の状況がゴールだとは思いませんが、こういう状況になりつつあるということに貢献出来たことは嬉しいです。

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ブラジルがそうであるように、ムンジアルで勝つよりも日本国内で勝つことの方が難しいみたいな状況を将来的に作っていけたら最高ですね。 自分のやれることはこれからもやっていきたいです。

今は病気の関係で試合出れませんが、目標である世界チャンピオンをまだ諦めていませんし、治療も練習も僕なりに頑張っています。

こんな僕がもし世界チャンピオンになったとしても、そのときはたくさんの日本人柔術家の世界チャンピオンが生まれているでしょうし、それがまた楽しみの一つですね。

1人の力ではまだまだ無理ですが、僕が僕なりに頑張ることで日本柔術界に化学反応が起きて、もっともっと素晴らしい状況になってくれること、エリオ・グレイシー先生が返してくださった柔術をまた日本でもっと根深く浸透させて、木村政彦先生のような日本人が出てきて、本当に強い柔術が日本に戻ってくれることを切に願っています。」

ブス「現在の日本柔術界において、こうした方が良いとか、こうなって欲しいとか、ご意見ありましたら是非お願いします。」

生田先生「うーん難しいですね。 こうした方が良いとかは、やってみないと正直分かりないかと思ってます。 とにかく自分が出来る事は尻込みせずにやりたいし、やれるようになりたいです。

いろんな意見があって然りですし、ただ机上の空論にするのではなく、行動してみて、周りとの連鎖反応や、それによっておきる結果を良い方向に向かって行く様にコントロール出来る人がリーダーとして必要なのかも知れませんね。

あとは義務を果たさず権利だけ主張するような風潮が変わってくれば、助け合いをもっと出来るのではと思います。って出来もしないのに偉そうにすいません。」

ブス「道場運営において気を付けている事や、モットーがありましたら教えて下さい。」

生田先生「松下幸之助さんが好きなんですが、彼の言葉に『客のよろこぶものを売るな、客のためになるものを売れ』という言葉があります。 道場もメンバーの喜ぶ事を優先するのではなく、メンバーの為になることを優先してやってるつもりです。

為になると判断すれば生徒を叱る事もあります。 柔術をやってる事で、社会や周りから認めてもらえる様になると嬉しいですね。」

ブス「ご自身のアカデミーについて教えて下さい。」

生田先生「トラスト柔術アカデミーを世界で通用する町道場にすることを目指して頑張っています。

練習が厳しくなると、メンバーの足が道場から遠ざかることもしばしばですが、厳しくやりながらも楽しんで練習してもらえる様な雰囲気作りを心がけてます。

支部も鹿児島、千葉、韓国と増えてます。 なかなか各支部同士の足並み揃えるのは難しいですが頑張っていきますので、もし良かったらトラストで柔術はじめてみてください。」

いかがでしたでしょうか。

現在は黒帯の試合目当てで会場に足を運ぶ人もいるくらい盛んとなったドゥマウ等の大会、もとはと言えば生田先生のような選手が色々なことを犠牲にしながらも出場し、黒帯としての強さを満天下に示してきたからこその隆盛だと思います。

黒帯選手が試合に出続け、その力量で人々を魅了し、トップ選手はそのままコンディションを維持してムンジアル等の海外大会に、そして技量に魅せられた僕のような柔術ファンは、また思いを新たにして練習に励む・・・。

現在国内の柔術は、こういった素晴らしい流れが出来つつありますが、そんな時こそ流れに先鞭を付け、敢然と実行してきた生田先生の功績に思いを馳せたいと思います。

生田先生、ご協力本当にありがとうございました。

柔術お宅訪問 番外編「GSBその後と柔術Fighters」

柔術訪問記、終わったと思ったら番外編です。

加古選手のいるGSBでの出稽古を終えた僕は翌日の試合「柔術Fighters」へ備えて、名古屋の漫画喫茶で寝ようと名古屋駅周辺をブラついておりました。

1つ目の漫喫に入ったところ、満席。。。

2つ目も満席。。。

3つ目も満席。。。

ヤバい!ゴールデンウィークはヤバい!!!

完全にGWなめてました!

もちろん周辺ホテルも満室!

野宿も頭によぎったところ、個室ビデオの看板が。。。

こんなとこ入ったことない僕は、勇気を振り絞り、システムを聞くことに。

そしたらなんと泊まれるらしいじゃないですか。

シャワーも完備で最高!!!

と思いました。

しかしシャワーは壊れており、洗濯機の脱水機能が壊れていたので、道着は乾かず。。。

トラブル続きでほぼ寝れませんでしたね。。。

そんなこんなで道着を泣きそうになりながら胴着を絞って朝を迎え、加古さんと一緒に試合会場に行こうとしていた約束の時間の新幹線に間に合わず、1本遅れの新幹線に飛び乗りました。

しかしそこでも悲劇が。。。

 

時はゴールデンウィーク。。。指定席も自由席もいっぱいでした。

泣く泣く立って東京駅まで向かい、試合会場最寄りの錦糸町駅までたどり着くことができました。

そんなヨタヨタした状態でも会場の墨田区総合体育館は駅の近くで助かりました!

柔術新聞

ちなみに前日GSBでの出稽古後から翌日の試合後まで、シャワーなるものは浴びておりません!

オイニーはかなりキツかったでしょう。。。

それでも道着は2着準備していたので試合には出られました。

しかし帯はビショビショだったので、なんと同じカテゴリーの岡市さん(代々木フォレスト柔術クラブ)にお借りしました。。。
(こんなホンワカしたところも柔術Fightersの魅力ですねw)

紫帯デビュー戦をこんな状態で迎えた初戦はなんとかオイニーのキツさ?で勝利できました。

準決勝は当時紫帯であった強豪ヨリンボロことパラエストラ熊本の頼藤暁選手にレフェリー判定で負けてしまいました。

オイニーのキツさが足りなかったのでしょう。。。

しかしこの「柔術Fighters」という大会ですが、このような気軽に出られる大会なのが良いですね!

コンセプトにある「試合を練習する」

コンディションなんかいいんです!
負けてもいいんです!!

試合の経験を積めればいいんです!!!

もちろんこの大会には金井選手や佐藤晶彦選手、物河選手、橋本選手など超強豪も出場してました。

柔術新聞


試合を練習したい方から、上の帯のBINBIN選手まで内包するとても懐が深い大会ですね!

僕はこの大会はそれこそどんな状態でも出場するようにしています。

(仕事などが重ならなければですが)

今回アジア選手権と開催日が近くても出場するつもりです。

久しぶりに出る大会がアジア選手権よりも、「柔術Fighters」で試合の感覚思い出してアジアに出たり、アジアに出なくても割と軽い気持ちで試合に出たりするのもいいと思います!

試合に出ることは普段練習では気付かないことに気付ける、「気付きの宝庫」ですからね!

試合前と試合後の練習が一番自分の成長につながる練習になるのはそのせいだと個人的には思います。

そんな「柔術Fighters」が好きで去年の11月に開催された「柔術Fighters5」以降毎回出場してる選手がいます。

リバーサルジム新宿Me,We所属の對馬進悟選手です。

柔術新聞

「柔術Fighters5」ではマスター青帯ライトフェザーに出場し優勝。

「柔術Fighters6」ではアダルト青帯ライトフェザーに出場し優勝。

「柔術Fighters7」ではマスター青帯ライトフェザーに出場し優勝。

3回出場し3回優勝しているスリータイムスチャンピオンです。
38歳にしてアダルト・マスターを行き来し3回優勝とは素晴らしいですね!

この對馬選手もこの大会が大好きで、名物選手となっています。
「ミスター柔術ファイターズ」的な存在ですね。

このように1度出場すると、大会のコンセプトが好きになり、毎回出場する選手が多い大会ですね。

リピーターが多い大会はそれだけホスピタリティに優れていると思います。

この大会のホスピタリティとは

・大会進行の手際の良さ。

・エントリー費の安さ。

・試合に出れる気軽さ。

・会場のキレイさ。

・駅からの利便性。

・有料ですがジャグジー  等々が挙げられると思います。

(実際に僕も出場後、ジャグジーに入りました)

何よりもこの大会は「試合を練習する」という明確なコンセプトのもと、選手をお金を払っているお客さんとして扱い、尊重していると感じられます。

出場している選手をこのような気分にさせ、「また出たい!」と思わせる大変素晴らしい大会ですね!

アジアを控えている選手も、控えていない選手も、そんなホスピタリティに包まれて出場されてみてはいかがでしょうか。


大会が終わった後の表彰式にこんな和やかなシーンがあるとても良い大会だと思います。

柔術新聞

【文・岩井英治】

この華やかな舞台の継続を!!!! GrounImpact “GI” REVIVAL  

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先日、GIが大盛況の内に終了しましたね。
お客さんも満員で凄かったです。

 メインの中井祐樹選手とヒカルド・デラヒーバ選手のたいへんな死闘は、多くの媒体でも取り上げられており、その注目度の高さが伺えるものでした。

ですので、ここでは他の試合を取り上げてみます。

羅王、TOKYO蹂躙

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まずはGROUND CORE の世羅智茂選手。
はじめて生で見れましたが、強かった・・・。

覇王対仁王という事で大注目だったデラヒーバ・ジャパン鍵山士門選手との一戦は、期待通りの好試合となってアガりましたね。

双方「力負け」という言葉が辞書にない武者連、覇気に満ち溢れ相手を支配する戦いぶりを誇るドミネイト系の強豪、個人的に最も楽しみにしていました。

結果は、圧倒的なTD能力と、極めの力強さで勝利しました。

試合動画で見るたびに、「おっそろしく強い選手だな・・・」と思っていましたが、いやあ生の世羅選手ヤバイですよー・・・。

あの世羅選手がいつもやる、とても低い姿勢で相手の下に潜っていって、そのまま相手を担いで投げてしまうTD,ハイスピードかつ柔らかいんですよね・・・。

あれはちょっと防げないんじゃないですかね。

鍵山選手も十分警戒していて、引き込みを多用していたのに、本当にちょっとの間を捉えて物凄いスピードで襲い掛かってくるんです。
世羅選手相手に一瞬でもスタンドの時を持つというのは、もはや相当な覚悟が必要といえるのではないでしょうか。

そして試合終了までキャッチしていたアンクルと膝十字。
どっちがキツく入っていたのか、ちょっと見えなかったのですが、これだけ速く力強い選手が足関節上手いと、本当に恐ろしく、これまた防ぎようが無いですよね。

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鍵山選手もハーフからテクニカルな後転スイープをドッカン決めて、最小得失点差のまま追加得点を許さず、非常に競った試合に持っていったのはさすがです。

リベンジが今から楽しみですね。

これでアダルト茶帯フェザー級は、大塚選手を筆頭に玉木強選手、高橋健太選手、鍵山士門選手といった猛将ひしめく死の階級に、恐怖の羅王が悠然と降臨してきた形となりました。
選手のみなさんは大変ですけど、ファンとしてはこれ以上ない展開!!!

De la riva Japan highspeed BJJ

同門の鍵山選手が敗れてしまったため、嫌が応でもプレッシャーが掛かったであろう山田秀之選手ですが、試合は素晴らしいムーブの連続となりました。

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ダブルガード時は高速ベリンボロを連発、上になったら非常に思い切りの良いトレアドール・パスを次々と繰り出していて、覇気を感じましたね。

どの攻撃もとにかく速い!!
技術的な完成度の高さはもちろんのこと、そのうえで全く迷いなく自身の歩を進めていて、見ていて心地良かったです。

黒帯ライトフェザー級は強豪揃いですが、山田選手は間違いなく次の世代を担うニュースターといって良いでしょう。
現代的なハイスピード・ムーブの凄みを存分に見せ付けた試合となりました。

塚田市太郎選手について分かった二,三の事柄

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塚田選手は残念ながら敗れてしまいましたが、相当な体重差にもめげず、前半のテイクダウン合戦などはスピード溢れるタックルやフェイント等でむしろ優位に立っていたと思います。

現在国内で最も強い黒帯の一人ですので、怪我等が無いようでホッとしました。

この後はアジア・オープンという大舞台がありますからね。
備えていただかないと。

そして塚田選手、入場曲はFUNKADELIC !

funkadelic PNG

これは格好良い!!
P-FUNK聴くなんて知りませんでしたよー。

そして勝利した小澤選手は、体大きいのに、とても力が抜けてスムースな動きで強かったですねー。
バックへ回りこむ動きも無駄がなく、まさに「風」のように軽やかな攻めで素晴らしかったです。

ダイヤモンド・ガードは永遠の輝き

柿澤選手にとって、冒頭でTDされたのはまさに痛恨の失点でした。
アマゾン選手に先行されたら、あのアマゾン選手をスイープしないといけない訳ですから、これは厳しいですね。

しかし敗れたとはいえ最小得失点差で、しかもガードに関してはパスのアドバンも許さず。
おっそろしいですね。

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「足が利く」という表現を良く目にしますが、本当に腰から下が、上半身とは関係ないかのように独立して動くんですよね。

しかも柿澤選手の場合、ガードの名手でもしばしば遭遇する、一度パスされかけたところをガード足入れてリカバリー、みたいな場面すらあまり無いのも特筆すべき点だと思います。

つまりほとんど抜かれてないんですよね。
これが柿澤選手の場合、パスのアドバンすら入りづらい理由だと思います。

これはどういうことなんでしょうか。
うーん、一度ガード・レクチャーを受けてみたくてたまらないですよ。

そしてアマゾン選手、常に圧勝のイメージが強烈過ぎて忘れがちですが、復帰後もvs今成選手、vsチョイ・ワンチョイ選手、そしてこの柿澤選手戦、決してラクではない戦いも多かったわけです。

しかしそれらの厳しい試合も全て競り勝ち、当然のように勝ち名乗りを受けているこの勝負強さ。

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相当な頻度で試合に出場しているのに常時バッキバキのトップ・コンディション。まさにスポーツ選手のお手本のような精神面も含めた自己管理ぶり。

ファンとしてはカリフォルニアのピラミッドを破壊する日をどうしても期待しちゃいますね。

脱いでも柔術王

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あの徹選手に完勝するとは・・・。
松本義彦選手、現在とても充実しているのではないでしょうか。

DEEP-Xで佐々木憂流迦選手に良いところなく敗れ、ノーギはギ有りほど得意でないのかと思っていましたが、本来は日本人離れした身体能力を持つニンジャ系の選手。
ノーギとは相性が良いはず。

やはりGRABAKAで組織的な練習ができているため、当時に比べてコンディションが良いのではと思います。

凄い強さでした。
冒頭バックを取られ、「さすが徹選手強い!」との印象をあらたにしたところ、徹選手のバックを返し、その後なんとあの徹選手を完パス!!!

そしてテイクバックし、そのまま一度も返されずに試合終了ですよ・・・。

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徹選手相手にこの内容で勝利することができる選手は、国内ではほとんどいないと思います。
ちょっとありえないくらいの強さですね。

個人的に、柔術の実力をノーギでもそのまま発揮できる選手が大好きです。

昔は「ギとノーギは違う」的な意見が多く、それはもちろんそうなのですが、少なくとも競技成績上においては、ギのトップ選手が修練を積んだ結果、ギが強い選手は当然のようにノーギも強いという世界になっています。

日本ではあまりノーギが盛んでなく、柔術選手のノーギ参加も数えるほどで、結果としてブラジルやアメリカとのノーギ・レベル差はもうとんでもないことになっています。松本義彦選手のような柔術家が少しでも増えて、国内のノーギシーンも盛り上がると良いなと思います。

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またGRABAKAのチーム力を示すように、セコンドに付いた中村大輔選手の非常に的確な指示が目立っていました。
チーム力ってこういう部分でも全然違いますよね。

パン選手権王者という国内最高クラスのとんでもない柔術力に加え、獣の身体能力、そしてGRABAKAというチーム力が合わさったネオ松本義彦選手、これから一層躍動しそうですね!!

そして必殺剣士は今日もゆく

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この試合は鼻血出ましたね。
いやー、そりゃ出ますよ。

開始30秒程、小野瀬選手の引き込みを全て断ち切って、まるでネコ科の猛獣のように相手に覆いかぶさったかと思いきや、そのまま1本勝ち。

常人には分からないスピードで「1番絞り」が激セットアップされており、次の瞬間にはもう極まっていたのです。
「鬼極め」と形容する以外、言葉の出ない戦いぶりですね。

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選手はそれぞれ特徴があり、得意なスタイルを持っています。
そしてその得意技で有名になったり、戦績を上げて行きますよね。

しかし、ここまで名を上げていながら、なおその刀を磨くことを一向に止めず、強さが広まった時よりも一層凄みを増している選手というのは、中々居ないものです。

そういう意味で岡本選手はまさに稀有、全身之極を日々体現し続けている存在と言って良いでしょう。

その妖刀は常に鍛えられており、日を経る毎に障気を増す。
言うはやすしですが、行うは本当に難しい「常在戦場」、その覚悟と実現を岡本選手の極めに見る事ができた一戦でした。

なお、岡本選手は自らこの必殺「一番絞り」をインストラクションしています。

http://rjjbjj.info/tecnic/first.htm

既にお持ちの方も多いと思いますが、「鬼極」の秘法が詰まった必殺DVD、ご興味ある方は是非ご覧になってみて下さい!

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7色のガードを持つ皇帝 金古選手 ついに西の大地大阪でスパイダーセミナーを開講!

最近セミナーが数多く開かれてますね。

一流選手の技が安価で手に入るのはとても素晴らしいことだと思います。

DVDではできない「体験」ができて柔術の輪も広がり、別の道場の人ともスパーができ刺激になる。
そして持ち帰ったテクニックを道場で教えて、道場生も強くなり、教えた自分も復習ができて強くなれる。

こんな理想のスパイラルがうまく回ってキテますね!

このセミナーの流れを作った仕掛け人こそ金古一朗選手なのです。

金古選手は自身のセミナーはもちろん、加古選手・塚田選手、直近では中村大輔選手のセミナーを手掛けています。
(しかしすごいメンツですね。。。)

そんな金古選手がこの度、大阪の地でセミナーを開講します!!!

その名も「Extream Spider Guard Seminer」

超スゲー スパイダーのセミナーって意味ですね!!!

もう金古選手に関しては説明不要でしょうが、サラっとご紹介しますね。 

金古一朗
■2010年JBJJF全日本優勝

■2011年JJFJ全日本優勝
■2012年JBJJF全日本優勝・アジア王者

柔術新聞
輝かしい実績を持つ、黒帯ライトフェザー級の最高峰の選手ですね。

そして38歳でありながらアダルトカテゴリーでこの実績というのがスゴイ。。。

今もなおアダルトで活躍できる秘訣はズバリ技術だと思います。

金古選手はとにかく徹底して技を磨きます。

打ち込みを延々とし、技の原理を考え体に染み込ませる、そしてその量がハンパじゃない!!!

その量の多さが技への理解度の高さをさらに押し上げます!

金古選手の技への理解度はポゴナクラブジムで2013年2月に実施されたセミナーで分かりました。

スパイダーの基本姿勢からして目から鱗モノ!!!
これだけでも来た甲斐があったと思いましたよ!!!

そして何よりも、とにかく説明が分かりやすい!!!
技への理解度が高いため、説明が理路整然としてるんです!

良いセミナーの第一条件ですね!

 

金古選手は実際に試合で使用しているので技に説得力があります!!!

試合で使える技というのは地味な技が多いですが、金古選手の技はスパイダーということもあり派手なカッコいい技もあります!!!

こんな技使えたらカッコいいなーって技なんです!!!

まさにですね!

ーん、こんなスパイダースイープできたら超カッケーーー!!!

このセミナーは下からスパイダーを駆使して攻めようとする方も、下からのスパイダーを分析攻略したい方にもオススメです!!!

この技を自分のものにしたい方はこちらまでどうぞ!!!

■セミナー概要
日時:10月13日(日)13:00開場、13:30スタート
場所:交野市立青年の家 多目的ホール
住所:大阪府交野市私部2丁目29番1号
料金:3000円

動画の撮影はご遠慮願います。
参加者の方には別料金(1000円)にてセミナーの模様を収録したDVDをお渡しする予定です。お申込み希望の方は

氏名、所属ジム、連絡先、DVD希望の方は住所を明記の上、下記までお申し込みください。

jackdaniels19750224@gmail.com
09060068711

(文章&構成: 岩井英治 )