ついに岩崎正寛ハーフ・ガードセミナー開催!!!!興奮のあまりテク大特集!!!

岩崎正寛選手が4月27日、ポゴナ・クラブジムにおいてセミナーを開催します。

岩崎選手は良く知られているように、非常に独特で優れたハーフ技術を有しており、その技術を使って嶌崎選手、金古選手、西林選手というとんでもない面子の強豪達に勝利をおさめてきました。

他にも特筆すべき素晴らしい経歴を持っている岩崎選手ですが、それらは後で紹介しますので、とにもかくにもこのテクの数々を先に紹介させて下さいよ!!
ハーフ、そしてディープ・ハーフの修練度が凄まじいです!!!
僕ディープハーフ大好きなので、歓喜ですよ。
いやー、興奮しています・・・。
素晴らしさを分かりやすく紹介したいので、超絶じっくり解説します!!

まず始めに、「ディープ・ハーフって何ぞや?」という話ですね。
ややアドバンス気味&新しめの技術であるため、ご存知無い方もいらっしゃると思いますので、基本的な事をひと通り説明してみます。

まずディープ・ハーフのフォームですが、おおまかに言って2つの種類があり、返し方によって更に4つに分けられると思います。
まずは「1本足ディ-プ」とでも申しますか。
こういうヤツですね。


特徴としては、相手の片側の足1本にだけしがみついている感じです。

この場合の返し方としては・・・

①相手の足の上を、内から外にまたぐようにして回る


すごいバタついてますが、この動画の16秒くらいの方向の返し方ですね。
とてもポピュラーな返し方で、決まると本当にフワっというか、流れるように決まって気持ち良いです。

②相手の足の下を、内から外へくぐるようにして回る

この動画の2分30秒くらいからですね。
個人的には相手の体が乗ってくる分①よりもやや難しいと思います。
相手に攻め込まれたりして、より体重を乗せられた場合等に使うと思います。

そしてもう1つのフォームは、相手の別の足に腕をフックして抱えるやり方です。


ベルナルド・ファリアがよくやる抱え方ですね。
そしてこのフォームから、①②と同じ方向に返します。

③相手の足の上をまたぐような方向で返す

ベルナルド・ファリアの有名なスイープです。
潜り方とかもブンブン潜っていって、グリップもガッチリしてそうで物凄いですね!!!!!!

④下をくぐるような方向で回る
遠くの足を腕で抱えている分②より動きが取れにくいため、更に難易度が高いシロモノですね。

例として、ルーカス・レイチのスイープです。
ハーフでの喰い込みがハンパじゃないため、別物に見えるかもです。
ていうかなんかタメが凄いですね・・・。
百獣の王みたいなスイープです。
BGMでクイーンがかかってそうなイメージですね。


こちらの抱え方は「1本足ディープ」よりもグリップがしっかりしている分、より力を使うというか、ドカン!!って感じで返したい人にオススメの方法かもしれません。
①②はもっと身体の流れに乗るというか、そういう感じが多いと思います。

また③④は「1本足ディープ」よりも相手の上半身近くの高さに位置するため、アゴなどを制して削られやすいという特徴があると思います。

色々違ったりバリエーションはありますけど、基本的にはこんな感じで分類できるのではないでしょうか。

そして返す際のオプションとして、相手の足をフックで浮かしたりしますよね。

こんな感じですね。
相手の体を浮かしたり、抱えている足を流して揺さぶると、相手はバランスが取れなくなり、返しやすくなります。

そして返した後ですが、そのままポコンと上になれる時もありますし、


こういう攻防になったりしますよね。

ちなみに防御ですが、動画で相手の選手がやっているように、顔やらアゴを削って潰し、普通の背中ぺったりハーフガードにしてしまうのが一番簡単でポピュラーです。

また逆サイドにベース・チェンジするのも同じくポピュラーですが、個人的にはディープ・ハーフ上手い人って相手が浮いているタイミングについて非常に敏感な事が多いので、逆サイドに移動してベース取れていない最中に崩しに来たりするので、あまり好きではありません。

長々と述べてしまいましたが、この辺りがディープ・ハーフの攻防に関する一般的な知識ではないでしょうか。

これを踏まえて、岩崎選手のムーブを見てみましょう。

岩崎正寛(柔専館/TEAM HALEO/草柔会/)vs村尾誠一(暁柔術)


2010年8月に開催されたプロ柔術「MATSURI」第2戦での動きです。

この頃はまだ潜り方などが現在よりもオーソドックスで、ハーフ&ディープ・ハーフの名手という感じです。
しかしそれだけに、ディープ・ハーフ好きとしては非常に参考になる、垂涎の動画となっています。

まず25秒過ぎの返し、1本足ディープ①の形で、流れるように返していますね。

注目は岩崎選手の左手、甲で相手の足を押し出すようにしてますね。
ディープハーフは両腕で抱えた状態のままだと、自分も身動きが取れない事が多いです。
ですから名手は色々工夫して、返しやすくしている事が多いと思います。
この岩崎選手の手の使い方も、そんな工夫の1つで本当に素晴らしいです・・・。

しかも、ただ甲でプッシュするだけだと、相手の足が外に開くだけになってしまい、かえって不利になってしまいあmす。
岩崎選手は、甲でプッシュするのに合わせて絶妙のタイミングで左足を同期させて鉄砲をし、見事に返していますね。

通常タイミングを合わせるのが非常に難しいのですが、岩崎選手は流れるように美しく合わせていて素晴らしいです。

そして1分20秒辺りからも、再度ディープ・ハーフのセットアップを行っています。
ここで不思議なのが、岩崎選手の場合、ベルナルド・ファリアとかみたいに猛然と潜って行かないでも、相手が勝手に来てくれているんですよね・・・。
これは一体どういうエサを撒いているんでしょうか・・・。

そして1分30秒過ぎ、相手が逆サイドにまたぐディフェンス、もしくはもっと上の方にポジション・チェンジしてベース取ろうとした移動中に足をキャッチし、そしてこれまた大騒ぎするでもなく、当然のように流れに乗って①の返し方で起き上がっています。
これは達人としか言いようがないです・・・。

そして極めつけは1分50秒過ぎ、これ見て下さいよ・・・。
このテクは今すぐにでも欲しい人いるのではないでしょうか。
通常ならディープハーフ失敗の形と言える、相手がクロスニーの体勢に入ってしまった場合ですが、岩崎選手は慌てず騒がず、クロスニー成功の間際、ヒザがガードを抜ける瞬間に、当然のように返しています。

あまりに自然な返し方なので、攻守が入れ替わったのが分からないくらいですよ・・・。

ここでも岩崎選手の手の入れ方に注目です。
普通ならクロスニー防ぐのに必死で足掴んだりしますが、岩崎選手は左手で脇をさして相手の腰を抱えるようにし、右手は相手のクロスニーを止めるのではなく、すくい上げるようにして自分の身体を返しやすくしています。
こんな動きする人見た事ないです・・・。

普通この場面だったら、必死にヒザ止めてクロスニー阻止するか、サウロがやっていたみたいに一緒に起き上がって競り勝つみたいな、気合いの局面になりますよね。

しかし岩崎選手はこの手の場面でも無理押しにならず、僕が知らないようなスムースで有効な技術で対処しています・・・。
悔しいけど知らなかったですね・・・。

いつかご紹介したいのですが、GSBの黒帯である加藤選手もどうやっているのか分からないディープ・ハーフを使っていて凄いのですが、同じように岩崎選手のムーブも僕にはどうやっているのか分からないです・・・。

ディープ・ハーフ結構詳しい方と思っていたんですけどね・・・。
世間は広いです・・・・。

しかし岩崎選手のハーフ技術はこの後、更にとんでもない進化を遂げます。

岩崎正寛(TEAM HALEO/草柔会)vs金古一朗(ポゴナ・クラブジム)

誰もが驚愕したプルーマの皇帝、シュラプネル・ガードでお馴染みの金古一朗選手との試合です。
そもそもまず最初に「え?プルーマなの?」って感じで驚きましたよ・・・。

しかし試合が始まると更にサプライズ。
6分20秒過ぎくらいから、カーロス・キムラ選手でしょうか延々と携帯いじっている横でセット・アップを完了してますが、これが驚愕!!!


この形なんですよ・・・。


比べると分かりますが、通常のディープハーフとは身体の位置がまるで違います。
ディープ・ハーフに似ていますが、もはやこれはディープ・ハーフではなく、相手のリバース・ハーフガードですよね。

ここから返すとなると、もはやセルシーニョのハーフ技術に近いと思うのですが、セルシーニョは結構ガッツリ掴んでウリャー!!!ドッカーーーン!!て感じで返す事が多いので岩崎選手のそれとはちょっと違います。

岩崎選手はここからでも今までと同じく、流れるように返します。

7分40秒過ぎから、問答無用パス等パスガードも鋭い金古選手が得意のリバース・ポジションから足を抜きにかかった所、またですよ。
まるで座りながら金古選手を投げるかのようにしてスイープ完成。

見て分かるとおり、岩崎選手は右手で、金古選手の右足をグリップし、上手く制しながら返していますが、おそらくそれだけではこんな自然に上手く起き上がってこれないと思います。
両手ふさがってると普通こんなスムースに起き上がれませんし、相手のどちらかの足がフリーになっていると、鉄砲やっても踏ん張られちゃうんですよね。

ましてやバランスが非常に良い金古選手をこういう風に返すなんて・・・。
右手だけでなく左手、そして身体を返すタイミングとも上手く連動させる部分に秘訣があると思うのですが、残念ながら僕には分かりません・・・。

そして更に謎テクニック。
あの柔術プリースト・カップにおける、西林浩平選手との大一番です。
岩崎正寛(TEAM HALEO/草柔会)vs西林浩平(GRABAKA柔術クラブ/リバーサルジム新宿Me,We)

5分50秒過ぎ、これは更に意味分からないです。

これはリバースハーフから、西林選手がいよいよパスにかかるため、一層体重をかけてプレッシャーを増している所です。

返す場面は6分6秒くらいから。

岩崎選手はまたもや左腕を上手く入れて西林選手の脇を差し、もう一方の腕は足をすくい、非常にスムースに起き上がっています。

まず不思議なのは、西林選手が岩崎選手の胸に頭を付けたりしてむしろプレッシャー掛けてるのですが、岩崎選手の起き上がりに抵抗する事ができず、スルスルっとスイープされている点。
あの西林選手が完全にベース取れないでいます・・・。

そしてもう一つ、岩崎選手の回り方・・・。
もはや普通の回り方ではなく、手をフリーにしてニョローって感じで肩だけで回ってます。
いや、これはもうどうやっているのか本当に分かんないですね・・・。

いかがでしたでしょうか。
岩崎選手のハーフ&ディープの技術が、名手と呼ばれる選手達と比べても、いかに優れていて、かつDEEPな知識を含んでいるか、ご理解頂けたのではと思います。

ブラジルにおいてはあのマルコス・バルボーザをスパーリングで2回スイープし、それによって彼の黒帯を許され、日本における史上最年少記録である21歳で黒帯となった岩崎正寛選手。
バルボーザといえばパスガードの大権威。
その名手を1スパーで2回もスイープするとは・・・。

しかしこれらの素晴らしい技術を目の当たりにしたら納得です。
これは防げません!!!
ヴァリエーションも豊富で、何よりディティールが謎!!!!
この記事を読んで少しでもピンと来た方は、是非セミナーを受講されてみて下さい!!
僕も当然行きます!!来るなと言われても行きます!!!!

そして今回のセミナーも、以前紹介したポゴナ・クラブジム金古一朗選手によるセミナー・シリーズの一環として開催されています。
今までも加古拓渡選手のベリンボロ・セミナー、金古一朗選手のスパイダーセミナー、そして今回の岩崎正寛選手ハーフガード・セミナーと、受講できるのが幸運としか言えない素晴らしいセミナーばかりを開催していますよね。
金古選手の企画が素晴らしい循環を生み出していて、我々柔術愛好家としては本当に有難いです。

今回のセミナーも定員オーバーは確実だと思われますので、ご興味ある方はどうかお早めに、下記まで連絡を入れてみて下さい!!

日時・・・4月27日(土)、午後1時~3時30分まで
場所・・・ポゴナ・クラブジム(東川口2-22-23)
連絡先電話番号・・・090-6006-8711(金古選手携帯)
連絡先メアド・・・jackdaniels19750224@gmail.com

そして今回は岩崎選手の減量&コンディショニング法もレクチャーしてくれるそうです。

レーヴィからプルーマまで自在に体重を操り、しかも高性能サプリメーカーとして知られるHALEOで勤務するという1面も持ち合わせている岩崎選手の豊富な知識を、是非吸収してみて下さい!!!