グラバカ軍団がトップ独占!!プロフェッサーの挑戦を退け完全制覇!・・・12月ドゥマウ東京パート2


前回は黒帯フェザー級の凄まじい技術戦をお伝えしましたが、今回は茶帯

西林選手、玉木選手、大塚選手といった有名選手勢ぞろいの茶帯フェザー級は非常に注目され、これら選手の試合が近づくと、観客の数がどんどん増えていった程の注目度!!

そして実際の試合も、そんな期待に違わぬテクとドラマが溢れた激戦となりました。

アダルト茶帯フェザー級1回戦・・・
大塚博明(GRABAKA柔術クラブ)vs房野哲也(リバーサルジム横浜グランドスラム)



大塚選手の非常に落ち着いたガードが印象的です。
ベリンボロに行く前にしっかり揺さぶって、相手にポスチャーを取らせないムーブが非常に強力ですね。


スイープの圧力をしっかり掛けているので、それを防ぐために相手の姿勢が低くなり、ベリンボロに入りやすくなる、理想の流れであると思います。

非常にハイレベルな試合になると、必倒のスイープ圧力を持っていないと、ベリンボロでもダブルガードでも中途半端になってしまい、立たれてアドバンを取られたうえに圧力で潰され続け、試合運びが不利になってしまいます。

房野選手という非常にバランスの良い選手相手でも、即座にスイープできるオーラを放ち圧力をかけ、自分の有利な流れに持って行ける大塚選手の戦い方は、ガード側としてはまさに理想的なものだと思います。

しかし房野選手もキワでの体捌きはさすがで、ベリンボロを完成寸前でかわし続けます。
3分20秒くらいのパス・ムーブなんて、急にテープを早回ししたかのような恐ろしいスピード!!

こういう展開で、圧力に負けて防戦一方になってくると、ガード側としてはベリンボロが出しにくくなってしまいます。

しかし大塚選手は鋭いアームドラッグや普通のデラヒーバ・アタック等で攻勢を保ち、その上しっかりガードを堅持して、淡々とチャンスを伺います。

そして5分弱、ついに大塚選手のベリンボロが房野選手をとらえ、レッグドラッグ完成。
そこから非常に見事な手順でエゼキエルを極め、勝利します。

ベリンボロも素晴らしいですが、エゼキエルのセットアップがとてもスムースで、極めが物凄い速いですね。

大塚選手が現代的なガード選手のお手本のような形を見せて1足早く勝ち進み、後にご紹介する西林選手と玉木選手との試合の結果を待つ身となりました。

その大注目、玉木vs西林戦をお伝えする前に、他の激戦だった試合を!!

前回加古選手と凄まじい激闘を演じたパイシャオンの山田悦弘選手と、黒帯初大会ながらなんとあの塚田市太郎選手に勝利し、トーナメントを勝ち上がってきた東海の美猛虎チャールズ・ガスパー選手がフェザー級の決勝で激突しました。

アダルト黒帯フェザー級決勝・・・山田悦弘選手(ブラジリアン柔術スタジオ・パイシャオン)vsチャールズ・ガスパー(インパクトBJJ)

開始1分30秒ほど、山田選手がホレッタ的なムーブからオモプラッタで捕らえる!


この登る動きは本当に凄い・・・。
どうやっているんでしょうか・・・。

そして2分50秒や8分40秒辺りで見せる、チャールズ選手が袖を持たれながらも片巻き破りのような形でサイドに回り込むと、そのままホレッタに入るような動きでパスをかわしてしまうムーブ、これは恐ろしいですね。
これではパスできませんよ・・・。

バランスの良さに定評があるチャールズ選手も長時間粘りますが、山田選手がスイープを2度完成させます。

しかしチャールズ選手も足間接アタックと、終了間際の素晴らしいTDでポイント4-4の同点に追い付きます。


この勝負強さは黒帯になっても健在ですね。
レフェリー判定で山田選手が勝利ですが、ジャッジ前に負けを認めてしまう所にもチャールズ選手の人の良さが現れていますね。

一階級上の強豪、しかもペナでも大きい方のチャールズ選手を相手に自分の持ち味を発揮して勝利してしまう山田選手、この大会でその恐ろしいまでの強さが広く知られるようになったのではないでしょうか。
アブダビ・プロ選手権本戦での活躍が非常に期待されます。

そしてチャールズ選手も黒帯初大会でこのパフォーマンス。
ヨーロピアン選手権でも奮闘していましたね。
現在はその渡欧経験からフィジカルの重要性を痛感し、サトシ選手を担当していたトレーナーとマンツーでフィジカル強化中。
ていうか今までまるでやってなくてこの強さというのが驚きです・・。今後が楽しみ過ぎます!!!


他には、柔術永久機関、ノンストップBJJ美ムーブの塚田市太郎選手とインパクトBJJのブラックビューティ、ヨースキ・ストー選手の大激戦は会場を沸かせました。


敗れはしたものの、1階級上のしかもヨースキ選手と言う大強豪を存分に削り上げ、僅差の試合に持ち込んだ塚田選手はこの後も好調を維持、現在に至るのはみなさんご存知のとおり!!!
その様子は是非次回以降で書きたいです。

また、THE柔術FIGHTERS.3で紫アブソ優勝、あのシュレック関根秀樹選手とも度々好勝負を繰り広げている現在注目のねわざワールド柏所属櫻井健選手と、MMAでも活躍する石川選手の試合も良かったですねー!!

石川選手の内回りを中心としたテクニカルな仕掛けに櫻井選手苦戦するも、上下交代して櫻井選手がボトムになると情勢一転!
外回り&ベリンボロ・アタックで押しまくる!!!
熱い接戦でした。

このように注目試合が盛り沢山過ぎるはんぱない大会でしたが、そのシメを飾ったのが茶帯フェザー級もう一方のブロック、超アツビッグマッチ!!

前回大塚選手に敗れ雪辱を期す3Dプロフェッサー玉木強選手が、現在は山崎剛先生の新道場「リバーサルジム新宿 Me,We」に所属の「砂漠の狐」知将西林浩平選手に挑みます!!!

アダルト茶帯フェザー級1回戦・・・
玉木強(トライフォース青山)vs西林浩平(GRABAKA柔術クラブ/リバーサルジム新宿Me,We)



両者引き込み合い「ダブルガード・プル」から上を選択した玉木選手。
現代的なガード攻防に精通しながらも上攻めにこだわりを見せる若きアタッカープロフェッサー、ガツガツと圧力を掛けます!!

対する西林選手、これまた大好物ポジションであるハーフ下深くにポジションを陣取り、じっとチャンスを伺います。

西林選手はここから後転してスイープするのが大の得意技!!

玉木選手が猛然と攻め込み、リバース・ハーフから腰切りパスに持って行こうとした刹那、待ってましたとばかりに後転アタック!!!
これが見事に成功!!
2ポイント先制!!!

しかし次は玉木選手が下から魅せる番!
バイセップス・スパイダーをセットアップしてから、ドしつこく煽りに煽る!!


玉木選手はスイープ完成一歩手前まで西林選手を追い込みますが、西林選手も流れるように凌いでスタンドに持って行く!!
ならばと玉木選手が速攻で引き込み!!!
切り替え速い速い!!!!!

そして下になった玉木選手、ここから凄まじい大攻勢を見せます。
常に揺さぶりを掛けながら、チョーク&フック・スイープ&十字&ホレッタ気味の動きから膝十字等、バリエーション豊富な攻撃を正確に矢継ぎ早に遂行!!!

これでグっと流れを引き寄せ、スタンドから再開したところで西林選手のタックルに対しカウンターを成功させます。
ポイントにはなりませんが上から攻め切る姿勢を見せ、勢いに乗る!!

玉木選手の猛攻開始!!
素晴らしい姿勢の腰切りパスで猛然とアタック!!
しかし先程は全く同じ流れから西林選手に得意の後転スイープを決められているので、ヒヤヒヤな場面!
西林選手も当然狙っています。

しかし同じ轍は踏まず!!
抜群の腰の動きとバランスで西林選手の仕掛けとガードを振り切り、ヴェルダン要塞ガードを突破!!
そして一気に逆サイドへ回ってバッーーーーーーー
ク!!!

残り時間はあとわずか!!!!!!11
ここでバックを完成させれば、ポイントで逆転・・・・
しかししかし玉木選手ここで極めに行く!!!!!!!
男の1本狙い!!!
ボウ・アンド・アロウの体勢!極めにかかる!!
しかししかし西林選手の防御も老獪そのもの!!!

そしてタイムアップ!!
とんでもない接戦でしたが、西林選手が試合巧者らしく自身のゲームプランを見事完遂し、ものにしました。

この素晴らしい勝利により西林選手は、師匠の山崎剛先生から黒帯を授与され見事昇格!!


素晴らしいクリスマス・プレゼントとなりました。
おめでとうございます!!!!

そして茶帯フェザー級決勝は同門でシェアし、グラバカ軍団で独占!!


ノーマッチなのに妙な設定で会場の笑いを誘う!!!

このように、年末という難しい時期に開催されながらも、大量のエントリーを集めて熱い試合を続々と提供したドゥマウ、改めてその充実ぶりを誇示する結果となった今大会ですが、山田悦弘選手、そしてグラバカ軍団の強さを満天下に知らしめた大会ともなりましたね。

しかし敗れはしましたが素晴らしいムーブで観衆を魅了し、アツい攻めの姿勢を見せた玉木選手はここから反転攻勢し、大逆襲を開始。
大塚選手とのまさにデスマッチが始まったのは、皆さんご存知のとおりですよね。

その様子は次回以降で特集しますのでお楽しみに!!!!