地方の挑戦・・・2012年アジア・オープン特集④


いよいよ黒帯の特集です!!

アダルト黒帯フェザー級は、イザッキ・パイヴァという未知の強豪に日本柔術界の3精鋭が挑むというファン垂涎の展開となり、そこから得られた結果も大変興味深いものでした。

イザッキ・パイヴァ(PSLPBシセロ・コスタ)vs中村大輔(GRABAKA柔術クラブ)


日本最強の中村大輔選手がイザッキを迎え撃つという大注目の一戦!!

冒頭中村選手が上手くTDを合わせて先制しましたが、イザッキはとにかく手足が長いですね。
そして引き手の猛烈な強さにご注目・・・。
全く切れない上に、中村選手の袖がモチのように伸びてしまっています。
この引き手の強さと足の長さでもって下から揺さぶり続け、あの中村選手に強いポスチャーを取らせません。

苦心してクローズドを割り、アタックに向かう中村選手ですが、イザッキの引き手があまりにも強い為、上半身が常に下がっている状態を強いられます。
そこを超長い足が逃さず三角に捉えるという展開。
ハーフ下から足を抜いて、三角絞めで1本勝ちを収めます。

ベーシックと言ってしまえばそれまでですが、体格的に劣る日本人では出来無い勝ち方だと思います。
基本技術のディティールは奥が深いという話とはまた別の次元で、現在のトップクラスの競技潮流としては、ベーシックの強さとは体の強さに他ならないと個人的には思っています。

イザッキ・パイヴァ(PSLPBシセロ・コスタ)vs中塚靖人(グレイシー・バッハ)

中塚選手は1回戦で2012年ムンジアル2日目に残った強豪小山選手を見事破り堂々臨むイザッキ戦。

ベリンボロをはじめとする現代ガード技術も駆使する中塚選手は勇躍して引き込み合いに持ち込みます。

しかしブラジル国内で有象無象の有力選手と多数連戦しているイザッキ、現代ガード戦にも当然のように精通してスキを見せません。
足の組み換え合いから腰切りパスの形を上手くセットアップします。

中塚選手も粘り、そこから上手くゴロンとスイープ!
しかしイザッキは逆さのまま長い足でフックを作り、スイープを途中で止めてしまいます。
そのフックに中塚選手を乗せて、そのまま逆のベリンボロのような形でスイープ仕返してしまいます。

これは色々手に負えない感じですね・・・。
そのまま攻め切ってイザッキ1本勝ちです。

イザッキ・パイヴァ(PSLPBシセロ・コスタ)vs加古拓渡(グラップリング・シュートボクサーズ)

激戦を勝ち抜いて見事決勝に進出したGSB加古選手、優勝を目指してイザッキに挑みます。


しかしイザッキはまたもや引き込み合いからの足の組み換え戦を制して、腰切りパス→クロスニーの体勢をゲット。


現代ガード戦への対応も手馴れたものですね。
しかしこれも良く見ると、片襟グリップと、長い手を活かしてガード下から作ったナイス袖グリップを基点に、物凄い引き寄せからセットアップを成功させています。

イザッキはここからマウントまで持って行き、前の試合同様マウント三角から十字の連携を作りますが、そこはド根性柔術加古選手、十字のキワで引き抜き、強力な三角の圧力をかいくぐってエスケープに成功します。


そこから再度Modern Jiu-jitsu ガード攻防!
今度は50/50戦へ突入。
加古選手が大得意とする展開ですが、イザッキも負けずに応酬。
足が長いので、50/50ロックも強力そのものですね。
加古選手も一歩も譲らず、50/50戦は引き分け。

しかし足の組み換え戦になったところで、またもやイザッキが強力な袖グリップからグイッ!と引き寄せ、加古選手の体を横に向けた所で腰切りパスのセットアップに成功。
そこからマウントまで行き三角を決めます。
加古選手も大粘りに粘りますが、そのまま極まってイザッキの1本勝ちです。

イザッキのように手足がめちゃくちゃ長いうえに、現代ガード戦でも自分の形を持っている強豪というのは日本にはなかなか居らず、経験値が無いので対策が立てにくかったと思います。


この経験は、別に対イザッキのみという訳でなく、来年のムンジアルその他の国際大会できっと役立つ事でしょう。

特に加古選手は、最新の試合を見ると、相手からかなり離れた場所でセットアップして、相手のヒザ目がけて進むようなベリンボロを完成させているようなので、非常に楽しみです。
この方法ですと、相手からの圧力が少ない場所でセットアップするので逆さになるスピードも速くでき、しかも自分だけが届きやすい位置から相手の足や腰をつたって引きずり込めるので、より成功度が高くなると思います。

常に自分の中の新機軸を掲示できる選手というのは強いと思いますし、見ている側としても本当に楽しいですね。

そしてライトフェザー級は優勝候補筆頭!七色のシュラプネル・ガードの使い手、超絶技巧派金古選手が、九州の地で柔術革命を成功させんとする現柔術界のキーマン!名軍師江端講平選手とアジアの決勝で激突!
これは注目の一戦ですねー!!!!

金古一朗(ポゴナ・クラブジム)vs江端講平(パラエストラ北九州)


この試合は見ていて本当に緊張しましたね・・・。
お互いガード・ガードの攻防から立ち合ってポイントを奪取。
両者あらゆるムーブに精通、アタックもガードも互角の打ち合いを演じます。


しかし5分過ぎからの金古選手の見事な高速ヒザ十字、実はこれがかなり極まっており、江端選手のヒザにダメージを与えます。
江端選手はこれで強固なベースを取れなくなってしまいますが、そこから根性の粘り!!!
強烈な片巻きスパイダーは絶対に外させず、テクニカルなアタックを持つ金古選手に対して、どこまでもドしつこく食い付いていきます!


そして江端選手はガード・ガード戦からの立ち上がりに成功し、ポイントを奪取するまで粘りまくります。
おそろしいスタミナと根性!!!


しかし金古選手が終盤、強烈な
ベリンボロを連発!!
1発目は「一緒にローリング法」で難を逃れた江端選手ですが、ベースが取れないため金古選手の見事な2発目を逃れる事ができず、セミバック・ポジションを奪取されてしまいます。
そこからまさかの1本という所まで金古選手が攻め立てた所で試合終了!
そのままポイント優勢で金古選手が勝利しました。

江端選手の強烈な粘りに苦しむも、金古選手はその優雅なテクニカル・スタイルを最後まで崩す事無く、ラストは最高難易度の技を見事に決めての勝利。
まさにアジアの王にふさわしい、美しい試合ぶりでした。


しかし江端選手も、アジア準優勝は素晴らしい成績ですね。

練習等がどうしても偏りがちになってしまう九州という遠隔の地で、自ら先頭に立ち改革を提唱。
具体案を次々と形にしていきながら、選手としても結果を残すヴァイタリティには本当に頭が下がります。

そして一躍有名となった熊本キャンプですが、これが一層のヤバイ進化を遂げておりとどまる所を知りません・・・。
詳細極まるポイント制がスタートし、参加回数と参加への移動距離を数値化した割引き制度を開始!
遠隔地からの参加の苦労を良く知る江端選手だからこその配慮といえるでしょう。

http://www.facebook.com/photo.php?fbid=363750930382816&set=a.223495581075019.51113.100002437355048&type=1

そしてここからがヤバイ!!!
熊本キャンプ独自のランキング制度を設立し、そのMVPには関東等への大会に遠征&補助金を支出!!!

http://www.facebook.com/ebasi.kouhei/posts/365378240220085

これは凄すぎ・・・。
各地方でやって欲しいくらいです。
しかもそのランキング・ポイント計算法も、九州柔術のレベルアップの為に強烈に精緻なものとなっていますね。
更に江端選手は
自身の豊富なトレーニング知識をさらに磐石のものとすべく、関東方面にセミナー受講ツアーを個人的に敢行!
貪欲なまでの知識欲求は、おそるべきものがあります・・・。

そして江端選手のこれまでのキャンプや、直近に得た知識を集約したセミナーが、明日11月25日に福岡かすやドームで開催されます。

http://blog.livedoor.jp/paraestra_news/archives/51933385.html?fb_action_ids=358827754208467&fb_action_types=og.likes&fb_source=aggregation&fb_aggregation_id=288381481237582

これまでのキャンプと違い今回はセミナーなので、ギリギリまで受付をやっているとの事。
九州の諸葛亮孔明が取り仕切る、試合で勝つための精密極まりない練習方法!
興味ある方は是非下記メアドまで連絡してみてはいかがでしょうか!
kumamotocamp@gmail.com

そしてなんとセミナーに先立って、まだ経験の少ない若い選手や先生が居ない人の為に、ベーシック技術の共有を目的とした無料セミナーもあるとか!

http://www.facebook.com/ebasi.kouhei/posts/370285573062685

これは素晴らし過ぎ・・・!!
興味ある方は是非!!!!

加古選手や高橋健太選手のGSB勢は、アジア・オープンのフェザー級という最激戦階級において黒帯&茶帯2位を独占。
江端選手や高亀選手らの九州革命軍も、ライトフェザー級という重要階級で同じく黒帯&茶帯の2位を独占しました。
これは凄い成績ですよね・・・。

両軍勢とも、東京からは遠く離れた場所を根拠としていますね。
そういう遠隔の地で、練りに練り上げた自身の技術を胸に秘め、大舞台で見事その威力を発揮する・・・
資金面でも時間面でも大変な犠牲を要する行動ですが、そういった障害に負けず、自分の信じる道を突走る柔術開拓者達の時空を超えた執念が結実したアジア・オープンであったと思います。



何よりも参加者の満足を・・・それがTHE柔術FIGHTERS!!!


「柔術FIGHTERSって知ってますか?」

いつからか、こういう質問を良くされるようになりました。

名前くらいはもちろん知ってますよ。
強豪選手である「グラバカの太陽」大塚博明選手が大会も主催するというので、「両方やって凄いなー」と思いました。
初心者向けの大会という事で、出てみたいとも思いました。

しかし良く聞いてみるとそれだけでなく、「雰囲気が良い」とか、「対応がしっかりしている」とか、柔術の大会からはあまり聞かれないような感想が続きます。

柔術の大会といえば、どちらかというと参加者に我慢を強いる場面が多い気がします・・・。

しかしTHE柔術FIGHTERSは、明らかにそういう感じではないようです!

柔術大会は料金が高額だったり、HPが読みにくかったり、何より色々な発表が遅かったりと、出場するまでのハードルがやたら高いというハードコアな使用感がほぼお約束のようになっていて、出場しやすさ、
ユーザー・フレンドリーさをだいぶ犠牲にしてしまっている現状を残念に思っていた僕は俄然興味が出て、早速第3回大会である「THE柔術FIGHTERS.3」を取材してみました。

行ってみてビックリ!!!!!
まず会場である墨田区総合体育館がめちゃキレイ・・・。


これもんですよ・・・。
ちょっとこの会場はめちゃくちゃ最高に良いですね!!!
なぜ他の大会はここを使わないのでしょう?

そして審判ボードもなんかiPad!!!!!

この洒落た感じ、既存の柔術大会には中々無さ過ぎる個性ですよ。

やはりTHE柔術FIGHTERSは、大塚博明は目の付け所が違うようです・・・。
早速大塚選手に話を聞きました!!!!


インタビュアー「大塚選手はおいくつですか?」
大塚博明「年は26歳です。」
イ「お若いですねー!大会を始めたきっかけはどういう感じでしょうか?」
大塚「僕みたいな若い人間でも、小さい大会ならできるよという事を示せれば、『じゃあこっちも』という感じでやる人達が出てきて、柔術界もより盛り上がるかなと。それと中井(祐樹)先生とも良く話すのですが、日本はまだまだ草大会が少ないと。登録等をナシにしてハードルを下げれば、ブルテリアみたいに500人出てくる。そういった事から分かるように、人口は居るけど出ていないだけという部分があると思いますので、それをいかに引っ張ってくるかという部分でも貢献したいという気持ちですね。」


イ「会場が素晴らしく良いですね。ここは確か以前にJJFJが使っていた気が。」
大塚「そうです。あとMAX増沢さんが年末の対抗戦で毎年使っています。それで評判が良かったので検討していました。更衣室にお風呂もあるし、カフェ・レストランもあるし。こういう評判の良い施設を使うのって、実は難しくないんです。団体登録すれば良いだけなんです。だから色々な大会でどんどん使うべきだと思います。」
イ「なるほど。」
大塚「参加してくれる人達は、選手という以前にお客さんだと思っていますので、電話応対や当日の様々な対応も含めて、最低限の環境は用意してあげないといけないと思っています。僕自身が色々な大会に参加してみて持った様々な感想を、この大会にフィードバックさせています。」
イ「一般社会ではお金を払えば客扱いされるのに、柔術の世界に来たとたんお客さんじゃなくなるというのは、非常に良くある図式ですよね。」
大塚「多くの人は普段社会人やってますから、柔術界だけ特別扱いされる必要は無いと思います。」

イ「参加者の集まりはどれくらいですか?」
大塚「前回が56、今回が80くらい、初回は52くらいだった気がします。


最初の方はウチのジム(グラバカ)の人が結構出てくれたりしてました(笑)。」
イ「今やエントリーリストを見るとグラバカの占める割合はむしろ低いですね。そしてやや遠方の人達も多数参加している印象があります。」
大塚「そうなんですよ!千葉や神奈川などから多く来てくれているんです。今回一番エントリーが多かったチームはアカデミア・コーパさん、茅ヶ崎のチームですね。」
http://www.geocities.jp/copa_chigasaki/intro.html

イ「THE柔術FIGHTERSはどういう大会にするつもりで発足したのでしょうか。」
大塚「そもそものコンセプトは、『
試合を練習しよう』というものです。負けてもいいから、とにかく経験を積んで下さいと。そうやって経験を積んでから、連盟等の大きな大会に出るのはどうか?そういうコンセプトなんです。基本3ヶ月に1ぺんのペースでやっているので、練習試合だと思ってドンドン出て欲しいですね。それにこういう草大会があると連盟等の大会との繋ぎ役になるかな、という思いもあります。」

イ「草大会でこれだけクオリティの高い大会が出ると、全体レベルの底上げになりますよね。」
大塚「それは僕が柔術家として出来る最大の貢献だと思っています。」


イ「大塚選手の競技者としての部分についてお聞きします。コパ・ブルテリアは凄かったですね。」
大塚「スタミナが落ちなかったのが勝因だと思います。やっているサーキットのおかげですよ。いつも中村大輔と一緒にやっています。今回も試合中『疲れた』と思った時に、中村から『サーキットの方が辛いだろ!』と声を掛けられて目が覚めました。朝練で打ち込み等と一緒にやっています。時間配分は、自分の試合分だけやるようにしています。例えば全日本なら3~4試合やると思うので、その時間分です。そういう激しい練習をやって自信を付けていくしか無いですよね。いつも『これより辛いのは無い』と思ってやってます。」


大塚「僕はトレーナーの資格も持っているのですが、トレーニングは柔術用の専門トレーニングに改良した形でやっています。
例えばベンチプレスにしても、(通常例を示しながら)この動きは柔術では使わないじゃないですか。だから柔術にフィットさせた動きでやっています。全体的にギを使った自重運動が多いですね。ケトルもギを引っ掛けてやる方法を取り入れてます。全て柔術のムーブに直結させた動きでトレーニングをしています。」
イ「それは素晴らしいですね!トレーナーとして通常のトレーニング知識に精通した上で、柔術専用にモディファイされたメニューというのは、非常に需要が高いと思います。大塚選手のパーソナル・トレーニングはグラバカの会員でないと受けられないのですか?」
大塚「ティップネスというスポーツクラブと個人的に契約して活動しています。あとはグラバカジムですね。そちらに来て頂ければできます。これは会員でなくても構いません。もし興味を持たれた方はフェイスブックにメッセージを頂ければと思います。」
http://www.facebook.com/hiroaki.otsuka.3
(大塚選手のフェイスブックページです。お問い合わせはこちらへ)


イ「今までは黒帯の人や有名な人&道場が大会をやる、というイメージがありました。『誰々&どこどこがやってる大会』みたいな事が多かったですよね。」
大塚「THE柔術FIGHTERSに関しては、誰がやっているのか分からないくらいが良いです。それくらい大会として発展してくれればと思っています。毎回悪かった所を課題として、改善するようにしています。」

大塚「今回のiPad表示も、今までは得点板と試合順を両方iPadで表示していたのですが、見辛いという声があったので、レンタルした液晶テレビで出力して表示するようにしました。手元のiPadでモニタリングできます。表示にはスタッフの1人の方が作製した得点板アプリを使用しています。無料でダウンロードできるので、みなさんの練習などにも是非活用して見て下さい。」

http://www.fukuokakakutougi.com/news/2012/0215ojj/list.html

イ「大塚選手は格闘技ショップISAMIがスポンサーとして付いていますよね。ISAMIもこのTHE柔術FIGHTERSに関わっているのですか?」
大塚「ISAMIさんからは、各帯のMVPに賞品として胴着を提供して頂いてます。」
イ「柔術でやっていこうと思っている人には、スポンサーの話は切っても切り離せないですよね。」
大塚「その通りです。僕は柔術オンリーの生活を選択しましたが、こういう進路に対して日本は特に周囲の理解が少ないですよね。アメリカでは完全に職業として認められているのに。自分の進んだ道、ひいては柔術のそういう社会的な部分が認められるようになるためには、自分で証明していくしかないですね。」


イ「今後大会が変化していく事はありますか?例えば大規模化したり。」
大塚「参加人数は最大で100人くらいですかね。今回は80ですけど、これくらいの時間(午後3時くらい)に終わって、それで『また出たいな』って思ってくれる大会がいいかなと思っています。それ以上の規模になると僕1人ではとても出来なくなります(笑)。大会としては、キッズ大会やプロ大会をいつか開催するビジョンを持っています。」
イ「おお、
プロ大会!」
大塚「はい。プロでなくても、年に1・2回くらいスペシャルな大会をやりたいですね。それと個人的には1試合5分くらいの方が大会が盛り上がり、試合が短い分循環も良くなって多くの試合が組めるので、そういう独自ルールに関心があります。ただ連盟等の大会との架け橋という役割を考えると、そういう部分は慎重に行きたいですね。スペシャル大会の一部として導入してみたいと思っています。


イ「最後に、既存の柔術界で変えて行きたい部分はありますか?」
大塚「お金を払っている人を、ちゃんとお客さんとして待遇する、まずはそこですね。」

グラバカきっての猛将としてのイメージが何と言っても強かった大塚選手ですが、お話してみると理知的そのもの。理路整然とした語り口、控えめでソフト、非常に落ち着いたスマートな紳士という印象でした。

そんな人がプロデュースする大会は、その人柄のとおり、整然とした中にもリラックスさを感じる非常に居心地の良い空間となっていました。


普通の大会とかだと、とにかく「早く帰りたい」の一念が頭の中に居座ってしまいがちですが、THE柔術FIGHTERSは何となくその場に居て時間を過ごしたい、そういう気分にさせてくれる大会でした。


年を取って、何に対しても心地良さを何よりも重視するようになってしまった僕のような人間には、非常にありがたい事ですよ。

しかしそれは僕だけでは無いと思います。
やっぱ誰でも居心地良いほうがイイですよね。

大会も大変盛り上がって、良い試合の連続でした。
こちらはナイスムーブを見せてくれていたアクシス横浜の藤原安道選手。


アダルト紫帯アブソでは、コパ・ブルテリアであのシュレック関根選手と熱い試合を繰り広げたねわざワールド柏の櫻井健選手が優勝。
とても強かったです。

既存の柔術大会には無い、斬新とすら言えるカンファンタブルさが個性になっている非常に稀な大会THE柔術FIGHTERS、参加者へのホスピタリティを強烈に意識している大塚選手だからこそ、実現できた部分であると思います。

大会の今後ですが、第4回大会はなんと仙台!!!

大塚「僕の出身は青森で、その後仙台に引越したんです。宮城野区の福田町という所に住んでいました。その時は草柔会で練習していました。今回の大会を開催するにあたっても、色々協力して頂いて非常にありがたく思っています。」
イ「おお仙台!」
大塚「確か奥さんが仙台のご出身ですよね。」
イ「そうなんです。仙台は買い物しやすいですよねー!このTシャツも仙台で買っちゃいましたよー。」
大塚「まとまってますからね。パルコも出来たし、便利になりました。ちなみに広瀬通りにあるラーメン二郎が凄く美味しいですよ。以前小金井の二郎が好きで通っていたのですが、そこで働いていた人がオープンしたお店なんです。」
イ「さぞかし美味しいのでしょうね。」
大塚「(しみじみと)美味しいんですよ・・・。」

こんなトークで盛り上がってしまいましたが、そんな記念すべき仙台大会が11月18日に開催されます!
既報の中村大輔選手待望のセミナーに加え、なんとあの2009年パンナム・アダルト黒帯王者の松本義彦選手がギ有り復活!!!!!
スーパーマッチでTEAM HALEOの岩崎正寛選手と対戦!!!!!


これはぱねえぱねえええ!!!!!!!!!
カムバック松本義彦!!!!!!!
日本人で最初のIBJJFメジャー大会アダルト黒帯王者!!!!
パンナム・チャンピオンとか有り得ない!!!
そんな名選手が仙台の地で復活!!!!!!!
申し込み締め切りが今日12日までなので、興味ある方はどうかお早めにご確認下さい!!!!
問い合わせ先電話番号・・・090-9424-2523(代表大塚博明携帯)
問い合わせ先メールアドレス・・・thejiujitsufighters@gmail.com
http://www.thejiujitsufighters.com/THE_rou_shuFIGHTERS/Events/entori/2012/10/4_11yue18ri_THE_rou_shuFIG
HTERS.4_da_hui_yao_xiang.html



いやいや・・・、興奮さめやらぬ感じですが、THE柔術FIGHTERSといえばこのかっこいいフライヤー、いいですよねー。
いつもビートルズがモチーフですが、さぞお好きなんでしょうね?
大塚「いつも聞かれるんですけど、実はビートルズに対してとか全然普通なんです(笑)。アビーロードなんてこれで初めて知ったくらい(笑)。フライヤーを作るにあたっては、みんなが知っているデザインをモチーフにしたかったんです。もし来年にテイストが変わったりしたら『ネタが切れたんだな』と思ってもらえれば(笑)。」
フフフこの飾らなさがいいですねー!!

第5回大会は11月23日に東京、必殺の墨田区総合体育館開催です!!!!


こちらは11月16日金曜日が申し込み締め切りなので、興味ある方は是非お早めに連絡してみて下さい!

http://www.thejiujitsufighters.com/THE_rou_shuFIGHTERS/Events/entori/2012/10/10_11yue23ri_THE_rou_shuFIGHTERS.5_da_hui_yao_xiang.htm

参加してくれる人達をまず第一に考える、当たり前のように聞こえますが、柔術界でそれをやるのはウルトラテクニックだと思います。

そんな困難な事を実現し、更に充実を目指す大塚博明選手、競技者としての成績と共に、「グラバカの太陽」にふさわしい光り輝くその先進性と、柔術やる人を何よりも大切にするその心尽くしに、ぜひ注目していきたいですね!!


紫は高貴な色なり!玉木・鍵山・嶋田そしてジョアオ!・・・和洋入り乱れてアジアンビッグバン!!!


(photo by 石川祐樹)


現在最もフレッシュな魅力を発散させている日本柔術界パープル・ディヴィジョン!!!!
アジア・オープンでもそのチャームさを存分に振りまきました。
まずは先のドゥマウ・チーム戦で恐ろしいまでの切れ味を見せたNEXUSENSEのUFO-X飛来!!!

アダルト紫帯ライトフェザー級・・・
ジョアオ・ミヤオ(PSLPBシセロ・コスタ)vs嶋田裕太(NEXUSENSE)



まず1分10秒過ぎ、いやいやベリンボロにXのセットアップでカウンターというのは、あまり見た事ないですよ・・・。

ミヤオ相手にとんでもないですね。

(photo by 梅沢隆志)

しかもその後は魔猫兄弟もビックリのドしつこいXセットアップ!
ミヤオを煽る煽る!
しかもしかもそれを貫いて3分過ぎ、不思議なムーブからXスイープ成功!!!!
これは相手の軸足を跳ね上げて倒しているんですかね???
良く分からないです・・・。
これはさすがのジョアオもかわしきれずに、倒れてしまいます。

しかしジョアオも速攻でベリンボロ返し!!
この後はベリンボロとXの撃ち合いという凄まじい応酬。
それにしてもジョアオのベリンボロ・セットアップも当然速いのですが、嶋田選手のそれもメチャ速ですね・・・。
そして足を外されてもめげず、一度フォームに入ったら断固何度もチャレンジ!!!

7分20秒くらい、最後の力を振り絞ってXアタック!!!!
これも凄いスピードで形に持って行って、めっちゃ気合いのリフトですよ。
ギリギリで耐えられてしまいましたが、ジョアオとこの内容で試合して、ポイントも4-2・・・。

キてますねー。
世界の新世代に、日本の新世代が見事にアンサーした試合となりました。
そして両者ともにムーブ所作が本当に速いですよね。
ヒュンヒュンしていて一瞬も気が抜けない、こういう試合は見ていて楽しいですよ。

(photo by 梅沢隆志)

まさにフレッシュ柔術の魅力を余すところなく伝えた一戦でした。
ジョアオはさすがに強く、そのまま階級&アブソを制覇。


パウロほどの魔性さは希薄で、試合後も健闘を讃え合ってナイスな感じでした。
パウロの試合ではしっかり応援に駆けつけててカワイイですね。


これからも頑張って、パウロと共に世界のヤングシーンを引っ張っていって欲しいですね。

(photo by 石川祐樹)

そして今年、紫帯柔術ファンを大興奮させたこの両者が、万を持して登場・・・。

アダルト紫帯フェザー級決勝・・・
玉木強(トライフォース青山)vs鍵山士門(デラヒーバ・ジャパン)



柔術界のKartel vs Mavadoオンステージ!!!!!!!!!!!!!

アダルト紫帯の充実ぶりを象徴する両ライバル、対戦成績は確か6勝0敗で不倒王鍵山選手がその圧倒的な強さを見せ付けていました。
しかし玉木選手は今年猛烈に飛躍!
3D柔術プロフェッサーぶりをいかんなく発揮して連勝街道をばく進しています。

(photo by 石川祐樹)

IBJJFアジアオープンという日本最大の舞台で、良い感じに機が熟した今が旬だよオンタイム!!!
冒頭から鍵山選手、持ち前の爆発的なスピードを活かした暴風域ハリケーン・パス炸裂!!!!


多くの選手がそうであるように、いつもならこのままパスされてしまう所ですが、玉木選手今回は根性でハーフをキープ!
ここでパスされなかったのは大きい!
それにしても鍵山選手、恐ろしい攻撃力・・・。

なんとかガードに引きずり込んだ玉木選手、潰されないようにスペースを作ってヒザを入れると、外掛けガードに移行。
次第に鍵山選手の勢いを止めていきます。
そして落ち着きを取り戻したところで50/50戦へ!


立ってからのパスが得意な鍵山選手の攻めを封じ込め、現代柔術特有の知恵の輪合戦に絡め取る見事な展開!
そこからロック解除してのバック・アタック攻撃を連発!!!!
これは非常に有効な攻撃で、あの不倒王鍵山選手の鋼ベースを何度も揺さぶる戦果を上げます。
現代ガード戦はプロフェッサーの縄張り!!
玉木選手ここぞとばかり一気に攻勢!!


熱い熱い鋼鉄沸騰試合!!!

そして4分30秒過ぎ、鍵山選手を前方に流してバランスを崩した後、これはXでしょうか????ポンと持ち上げて遂にスイープ!!!!!!!1

成功成功!!しかし鍵山選手即座に三角カウンター!!
鍵山選手の三角ロックはキツそう!!!
しかし玉木選手、どうやってか謎のテクでロック解除でスイープ完成!
プロフェッサー秘技持ち過ぎ!

そして5分30秒、鍵山選手のヒザを折り畳んでスポンとマウント取り!!
秘技だらけプロフェッサー攻勢攻勢!!
防がんとする鍵山選手、タックル体勢で切り返そうとした所を玉木選手即座にカウンター・ローリング下十字!!!
ポジション捨てるの躊躇無し!!!
プロフェッサーの極めセンサーに反応したら、体は自動応答!!

しかし鍵山選手も負けず!!!不倒の気合い!!
十字を引き抜いて再びトップポジション・ゲット!
ならばとプロフェッサー、再び現代的消耗戦開始!!
50/50オンファイヤー!!!!!!!!
50バック再び連発!!!
それを嫌う鍵山選手、立って50/50解除!
そして6分30秒過ぎ、出た出た必殺ハリケーン・パス!!!!!
1呼吸でどんだけ回る!!!!!!!
なんという移動距離!!!たまらず玉木選手必死のガード!!!!
気合い気合い!!!!!この足だけは抜かせん!!!!


そしてここでタイムアップ・・・・
まさに紫帯のレベルを存分に見せつけた、両雄の大激戦でしたね。
最高ですよ。
どうしても勝てなかった大強豪に、修練の末勝利した玉木選手、これぞ選手の生きる道という根性を見せてくれました。

(photo by 梅沢隆志)

鍵山選手も、相変わらずの凄まじい爆発力で、背筋が凍るような強烈な攻めを見せてくれましたね。

この玉木選手や鍵山選手、そして嶋田選手、ブルテリア・ボンサイの鈴木選手にチームレグナムの橋本選手らに代表されるように、今色帯の新鋭の間では、何かとんでもない変化が進行中のようです。
それが柔術界全体にどういう影響をもたらすのでしょうか。
紫帯の強烈極まりない突き上げで、どんどん活性化して欲しいですね!!!!
若者の季節!ヤングパワー暴発のアジア・オープンでした!

アイツのガードをパスしたい・・・日本最強この男に聞け!!中村大輔仙台セミナー開催!!

紫帯から数えること全日本6連覇!!
今年の全日本も、階級&アブソを圧倒的な強さで駆け抜けた国内最強柔術家中村大輔選手が、仙台でセミナーを行います!


日本最強の攻撃力を誇り、数々の名ガードを破壊してきたロンギヌス・クロスニー超高速TT&レッグドラッグ・パス・・・、柔術をやる人なら誰もが憧れる中村選手の爆発的な攻撃力のコツを公開!


これは僕も出たい!!!!!!!!

そしてそういった競技の実績だけでなく、柔術最強チームの1つであるGRABAKA柔術クラブで長らく指導に携わり、数々のグラバカ強豪選手を世に送り出してきた事は皆さんご存知のとおり。


また国内屈指のフィジカル・パワーを持ち、そして日本で唯一ムンジアル本戦でハファエル・メンデスと2戦している経験値!
指導力そして心技体、どれも飛び抜けた知識を有し、そのセミナーは関東でも待ち望まれています。

その日本柔術界至宝が、11月18日(日)に仙台市青葉体育館で行われる、こちらも国内屈指のホスピタリティを誇る柔術大会として知られる「THE柔術FIGHTERS.4」大会に伴い、待望のセミナー開催!!


しかも参加費用は3,000円
安っ!!!
これは全東北の柔術家の方達、大チャンスではないでしょうか!!!!
詳細はこちらのページをご確認下さい!
http://www.thejiujitsufighters.com/THE_rou_shuFIGHTERS/Events/entori/2012/10/10_zhong_cun_da_fusemina_kai_cui%21%21.html

日時・・・11月18日(日)午後4時~午後6時
(THE柔術FIGHTERS.4終了後)
費用・・・一般の方は3,000円、大会参加の方は2,000円
申し込み締め切り・・・11月16日(金)
問い合わせ先メール・・・thejiujitsufighters@gmail.com
問い合わせ先電話・・・090-9424-2523(代表・大塚博明携帯)
*番号間違いにご注意下さい!

中村選手のクロスニー・パスは「ドカン!!」と音がするようです。
そして気付いたらもうサイドに付いているという音速ぶり!!
近くで見ていても、早過ぎてパスの瞬間が分からないくらいです。
どうにも割れないガードをお持ちの柔術家の方々、是非中村選手に色々質問してみるのはいかがでしょうか!!

また今年の全日本選手権でも見せたように、何階級も上の選手を翻弄するガード・ワークも強力そのもの。

日本柔術界の頂点を極めた男の技術を、是非余すところ無く吸収してみて下さい!
申込者が多い場合が考えられますので、どうかお早めにご確認下さい!

鬼極武者、近畿上陸!!!!・・・RJJ岡本裕士選手、滋賀県セミナー開催!

日の本柔術界最強の極め師であるご存知岡本裕士選手が、滋賀県長浜市でセミナーを開催する事が決定しました。

http://blog.livedoor.jp/njj/archives/16798818.html

古くから東西交通の要所として栄え、天智天皇が都を開けし由緒ある土地である近江、そして豊臣秀吉が長らく根拠地とした長浜!
かの地の柔術家片桐氏と岡本氏の数奇なめぐり合いによって実現したこの鬼極武者IN近江長浜!!
これは東西の宝物が行き交う、まさに柔術シルクロードですよ!!!!
演目はもちろんコムロック、一番絞り等、岡本選手の必殺武器ばかり。
これは垂涎のセミナーですね・・・。

みなさんご存知のとおり一撃必殺の超威力を持つ妖刀コムロック、やってみた方はお分かりと思いますがこれがなかなかにコツを要する技術、やっぱり名手の教則本等で学習するのが近道だと思います。
まして鬼極武者自らが手ほどきをしてくれるとあれば、これは至上の機会!!!!!!

最近は日本人選手によるセミナーの良さが見直されています。
やっぱり日本人の説明は、当然ですが分かりやすい!
前回紹介させて頂いた山田悦弘選手のホレッタ・セミナーも速攻で定員を完パス。
急遽追加セミナーを決定したという需要の高まり具合です。
http://ameblo.jp/pogona-paixao/entry-11392514107.html
2,000円でホレッタゲットできるんですから、殺到して当たり前ですよね・・・。
ちなみに11月18日の追加セミナーも定員20名なので、興味ある方はどうか下記メールアドレスからお早めにご予約下さい!
bjjspaixao@gmai.com

この記事で特集した試合などで顕著ですが、岡本選手の試合を観れば分かるように、極めの強さとは、それを持っているだけで相手に大変な脅威を与えますよね。
終始相手にプレッシャーを掛け続け、しかも一発で試合をひっくり返す事ができます。
近畿・関西地方でそんな極めが欲しい柔術家の方々、是非この機会に妖刀をゲットしてみて下さい!

このようにして優れた柔術の技術が、術者の手によって多方面に伝わる事は本当に素晴らしい事ですよね。
その昔、柳生新陰流の開祖である剣聖上泉信綱は、関東から近畿に赴き、その剣を柳生石舟斎に伝えました。


石舟斎から秘剣を伝授された実子の1人である柳生兵庫助はその後尾張名古屋に渡り、そこで始まった尾張柳生本家江戸柳生を剣技で凌ぐ程になりました。
どこかグレイシーの技術伝播にも似てロマンですよね。
岡本選手が近江長浜の地にて伝えし秘法を消化し、いつか岡本選手を越える術者が現れて近畿・関西地方にショックを与え、全国にその名を轟かす・・・。
そんな日が来る事を願って止みません。

岡本選手のセミナーはおそらく追加とか出来ないと思いますので、興味ある方は早めにご予約下さい!!

日時・・・11月11日(日)午後1時~午後4時
場所・・・長浜市民体育館(滋賀県長浜市宮司町1203)
費用・・・2,000円(激安過ぎです)
問い合わせ先→主催である長浜柔術片桐選手の連絡先
メールアドレス・・・giri@live.jp
片桐選手の携帯番号・・・090-4300-2206

近江といえば戦国時代猛威を振るった国友鉄砲の産地。
進歩が止まらない現在の戦国柔術界を、強力な新兵器でもって中央突破してみるのはいかがでしょうか!!