ヨースキ選手君臨!イケメン師弟のインパクトBJJ勢が対抗戦を制圧!・・・ドゥマウ・チーム対抗戦②

次はいよいよ茶・黒帯の部!

合計体重-220キロの部においては、
関東の雄GRABAKA柔術クラブ
詳細不明のKEDYSON連合
Tokyo Top Team、
そしてインパクトBJJ等が堂々のエントリーを果たしました。 

今回のチーム戦、エントリー・リストに選手名が載っていないため、僕は当日まで誰が出場するのかほとんど分かりませんでしたので、それを確認するのも楽しみの一つでしたね。

グラバカは総大将中村大輔選手を温存し、参謀総長西林浩平選手等で構成された方面軍を編成、大塚博明選手をトーナメントでチャールズ・ガスパー選手に当てるという布陣で臨みました。

しかし1回戦の相手であるKEDYSON連合軍はフタを開けてみると、なんとダム・ファイト塚田市太郎選手パイシャオン山田悦弘選手・そしてRJJ岡本裕士選手という恐怖のメンバー!!!!!!
これは強敵過ぎ!!!!!
単体1チームで構成されるグラバカ軍団にとっては、厳しい戦いとなりました。

まず初戦!グラバカの代表選手は神田崇広選手
上でも下でもトマホーク・ミサイルのような攻撃力を誇る選手で、僕も1度だけスパーさせてもらいましたが死兆星が4つくらい見えました。
しかし対戦相手はあの塚田選手・・・・、激戦となりました。

塚田市太郎(ダムファイト/KEDYSONチーム)vs神田崇広(GRABAKA柔術クラブチーム)

塚田選手の動きが物凄い!!
高速で正確、全てが円を描くムーブでノンストップですよ。
6分40秒くらいのTTパスとかも速過ぎですね。
ていうかパス全般が速くて見えないです。

しかし神田選手、この圧倒的な攻撃力にも必死で食らい付き、リカバーにリカバーを重ねてガードを死守!!!
抜かせません!
敗れはしましたが大きなポイント差をつかせず、健闘しました。


そして塚田選手は、さすが国内トップ黒帯という実力を大いに見せて、次鋒の山田選手に託します。
迎え撃つのはグラバカ参謀、柔術ヴェルダン要塞西林浩平選手!!

山田悦弘(パイシャオン/KEDYSONチーム)vs西林浩平(GRABAKA柔術クラブチーム)

序盤から猛烈な攻撃力を見せる山田選手、腕を取ったままパスして西林選手の強力なハーフを抜き、マウント奪取まで一直線!
しかし「平成の盤石王」の異名を持つ試合巧者西林選手、ここを老獪に凌ぎきり、山田選手がクロス・チョークを仕掛けた際でリバーサル!脱出に成功します。

その後は西林選手も必死で攻め立て、ラストも足関でアタックをかけますが、及ばず山田選手の勝利となりました。

山田選手の、一つ一つの強力なムーブが際立ちましたね。
しかしこの後、同じく茶帯のトップであるチャールズ・ガスパー選手

 山田選手に1本負けを喫していますので、凌いだ西林選手の防御力の高さが分かる一戦であったと思います。

KEDYSON連合軍はこの時点で勝利を決定付けましたが、この後に鬼極武者岡本裕士選手がその妖刀でもって更なるインパクトを与えました。

岡本裕士(RJJ/KEDYSONチーム)vs村瀬陽一(GRABAKA柔術クラブチーム)

オーマイゴッドなんという極め・・・・。
本当に最初から最後まで極めしか狙っていない、必殺剣士のような恐ろしい戦いぶり。
しかもガードが堅固なので、一気に抜こうと思っても抜けず、そうこうしているウチにいつの間にか腕を取られているという・・・。
村瀬選手が腕を取られた後、観戦していた神田選手や西林選手の「ヤバイ!」という表情が非常に印象的です。

それにしてもこの妖刀コムロック、結構腕の下の方を極めてますけど随分あっさり決まるもんなんですねー。
あまり腕の上の方を抱えるとかえって極めづらいようですが、僕なんかのイメージより随分下を極めてます・・・。

岡本選手はコムロックの教則DVDを出していますので、マスターしたい方は是非参考にしてみて下さい。


コムロックの際の、相手との距離についてや、体の向き、ガード足の方向性等、非常に分かりやすく明示されています。
そして岡本選手が試合で極めまくっている入り方のパターンが網羅されており、特にクォーターへの対処法とかは、「コムロック使える人ズルイ・・・」と思ってしまう便利さです。
気になる方はRJJのホームページから「テクニックDVD」を選択してみて下さい。
http://real-japan-judo.jimdo.com
この極めを身に付けられたらいいですよねー・・・。 
鬼極一刀流免許皆伝岡本選手が、その伝家の宝刀を抜いて鮮やかな1本勝ちです。

初戦は全体的にKEDYSON連合軍の強さが印象に残りましたが、グラバカ軍団も道場単体でチーム編成に成功し、選手層の厚さを見せつけました。

1道場で臨戦態勢のトップ茶帯をパっと4人も出せるのは凄いですよね・・・。
そしてグラバカはもう一人の将である大塚博明選手が、このあと満を持して単騎チャールズ・ガスパー戦に挑みます。

チーム戦もう一方のブロックは、インパクトBJJ軍団が勝ち上がり決勝に進出。
決勝戦はKEDYSON連合軍vsインパクトBJJとなりました。

チャールズ・ガスパー(インパクトBJJ)vs山田悦弘(パイシャオン/KEDYSONチーム)


東海の美猛虎チャールズ・ガスパー
がまずチーム戦に登場!
相手は黒帯の強豪パイシャオン山田選手との対戦です。

山田選手のクローズド→足すくいスイープ・ホレッタ・オモプラッタのコンビネーションが非常に強力ですね。
山田選手、ムーブがキレキレで、体の強さを感じます。
どの動作一つとっても痛そうです・・・。

3分50秒あたり、足すくいスイープでチャールズ選手がベースを取れなくなった所を三角ロック!
足が速いですねー。
年齢の割にいつも落ち着いた対処をするチャールズ選手、ここも落ち着いて対応て事なきを得ますが、山田選手の仕掛けは止まらない!

5分過ぎ、オモ&ホレッタの圧力を嫌ったチャールズ選手がエスケープするのにあわせて、山田選手はスイープでチャールズ選手の体勢を崩してから再び三角ロック!
これは非常に深く入り、チャールズ選手耐えるも最後はタップアウト!
山田選手が素晴らしい勝利をものにしました。
体の力が非常に非常に強そうで、動きも速いですねー。
自身の体を弾丸のように飛ばしてチャールズ選手のベースを揺さぶり続けました。

チャールズ選手はベースが強力で、多少仕掛けられても慌てずに凌ぐのが非常に上手ですが、山田選手は際でやり過ごさせず、技を掛け切って見事に1本勝ちです。

茶帯とはいえ、ポイントゲッターのチャールズ選手が敗れたインパクト・チームはピンチ!!次鋒のヨースキ選手に託します。
ヨースキ・ストー(インパクトBJJ) vs
岡本裕士(RJJ/KEDYSONチーム)
 

ヨースキ選手強い!!!!!!
「サトシ選手等の怪物を除いた中では東海地方最強」との呼び声が高いヨースキ選手が、その実力を改めて知らしめました。


非常に気さくで、審判姿が格好良いのが印象的なヨースキ選手ですが、あの加古選手岡本選手に1本勝ちする等、実はかなり圧倒的な強さを誇るとんでもない強豪である事が徐々に判明してきました。
関東への遠征も度々で、その都度勝ちまくっていますよね。
中村大輔選手以外で、ストップ・ザ・ヨースキを成し遂げる関東勢の登場に期待ですよ。

それにしてもこの師弟はイケメンズですね。

ヨースキ選手の圧倒的な強さで星を五分に戻したインパクト・チーム、いよいよ大将戦にチーム優勝を懸けます!!!!

アサダ・トシオ(インパクトBJJ)塚田市太郎(ダム・ファイト/KEDYSONチーム)

最近特に対戦の多い両雄ですが、対抗戦の大将決戦というひと味違った土俵で相まみえる事となりました。
試合もシチュエーションにあわせて、大変な削り合いとなりました・・・。

アサダ選手、焦土作戦のような凄まじい連続パス攻撃です。
しかも動きが正確!
この圧力はたまらないですね・・・。
火のついたガソリンタンクのように爆発しながら、攻撃を仕掛けていきます。


あの中村大輔選手のパスをも凌ぐ塚田選手も、この圧力にはさすがに押され気味のまま試合は終盤にさしかかります。
そしてラスト間際、塚田選手は引き込み、フックでリフトしてから起死回生のXスイープ!!
しかしこれが試合終了のタイミングで有効と認められず!!
ヒートした試合は火種含みのまま終了、インパクトBJJチームが見事対抗戦の優勝を飾りました。

この一戦が象徴するように、とにかく選手の「チーム勝利」にこだわる姿勢が印象的だった対抗戦、問答無用で楽しめました・・・。
選手の熱気にあてられ、見ている側も試合の流れに一喜一憂する
素晴らしい雰囲気だったと思います。
これは絶対にもう一度やって欲しい!!!!


通常トーナメントは次の記事で紹介します。  
  

これは面白い!!是非次も!!!・・・ドゥマウ・チーム対抗戦・・・①


ついにチーム対抗戦を取材する事が出来ました。
これは面白いです!!

選手達も普段は良いムーブをするとか、色々課題を持ちながら試合に臨んでいる事と思いますが、対抗戦となるともう「勝ちたい」気持ちでいっぱい!
もう出来も不出来もへったくれもなく、勝利めがけて必死で動きまくり!!

見ている側も、細かい技術等が分からなくても、どちらが勝利に向かっているのかというのは周囲の雰囲気等で何となく分かるので、大ヒート!!!!!!!!!!!!1
サッカーや野球でも、ルールが分からなくても、国際試合はどうしようもない程のアツさが出てますよね。
あのアツさが柔術の大会でも出てました!!!
これは絶対何回もやるべきだと思います!

そして代表チームも、関東の有名チームがこぞって出てきてくれたので、タレント揃いで最高でしたね。

まず紫帯ー220キロの部。
注目は何と言っても頂柔術チーム
和術慧舟会の知将磯野元選手に率いられた強靱な肉体を持つ柔術チームですが、今回は何とあのK太郎こと中村圭太選手が出場!!!
これははんぱない!!!!

まずはトライフォース青山チームが登場、注目はニュースター玉木選手!

やっぱりやってくれますねー。
ベリンボロのセットアップから、相手が足を抑えて防ぎに来た所でカウンターのバック取り!
簡単にやってますけど、これってどういう感じなんでしょうね??
前回はサウロ・ヒベイロもびっくりのリバース・ハーフガードからのバック取りを見せてくれた玉木選手ですが、また鮮やかに魅せてくれましたね。


しかしチームはジエメルソン・ハッタ選手率いるOVER LIMITチームに敗れて1回戦敗退です・・・。
残念ですねー!
玉木選手vs中村K太郎選手見たかった・・・。

しかししかしかしし、ここでまたフレッシュなナイスムーブをする
パープルファイヤーが BURRN!!!!!!
パラエストラ吉祥寺チームの嶋田裕太選手です。


過去にもドゥマウにおいて、ヒロ・ヤマニハ選手やジエメルソン選手にも勝利している若手ホープですが、今日もバ-ニング・ムーブ炸裂!!
OVER LIMITチームとの対戦で、ジエメルソン選手と対峙したのですが、もう空飛ぶホバリング・パスを連発!!
レオジーニョ???滞空時間長っ!!!
そして下になったら決して潰されずに、速攻担ぎ&Xスイープでグリグリでした。

お疲れの所申し訳無いですけど速攻で少しインタビューさせて貰ったのですが、目標とする選手はマルセロ・ガウッシア、彼のように回転系等を使わずとも、誰もが見て分かる技術を使って勝ち上がりたいとの事!
できるできるなれる!!!

いやー、動き凄かったです・・・。
特にパスのムーブが飛んで飛んで飛んでUFOやヘリコプターのようにまるで空中で止まっているかのようなムービング!!!


チームも強敵OVER LIMITチームを撃破して決勝進出!
嶋田選手はこの後もまた再登場してもらいます。

そして頂柔術チームですが、中村選手の活躍もあってこちらも順調にコマを進めていきます。

中村圭太選手1回戦・・・
中村圭太(ズルムケーズ・チーム)vs伊藤英元(トライフォース五反田/アンプラグド・チーム)

中村選手、対戦相手はムンジアルでの成績がいつも素晴らしい伊藤選手です。
1分過ぎ、伊藤選手がニーシールドを一瞬解除した刹那を見逃しません。
伊藤選手のガード足を自分の腕で上手く制しながらパスして、抑え込みます。

バックからの展開はいつも通りの見事さですが、この時はまだ動きに少し固さが見られたと個人的には思います。
しかしこの後、独特なトントントーンという軽やかなリズムで素晴らしいパスを見せてくれました。



頂柔術チーム
はベテランの石田浩選手も奮起!
いつでもどこでも練習&試合、まさに「24時間柔術できますか?」の激アツ沸騰ユンケル柔術!常に無茶なスケジュールで柔術を強行して時空間にケンカを売り続ける恐ろしきタイムトラベラー・ファイター!!
今大会も頂柔術チームを編成し、果敢に参戦です。
熱い男と結束の固い頂柔術チームには対抗戦が良く似合う!!! 

同じく坂本勝康選手も物凄い力強そうなスパイダーで相手をコントロール!
チームは2回戦も突破し、見事決勝戦へ進出です。

そして決勝戦ですよ!!!!!!!!!!!!!!
中村選手と嶋田選手という、屈指の好カードが実現!

中村圭太(ズルムケーズ・チーム)vs嶋田裕太(パラエストラ吉祥寺チーム)

中村選手は、くの字の姿勢が強いですよねー。
手足も長いので、その姿勢で相手を地面に釘付けにしながら、スムースな横移動でパスして行きます。

しかし大きい相手はウェルカム!
プルーマ級の嶋田選手、離れて「くの字」でパスされると厳しいので、きっちり中村選手を上に張り付かせてからフックをセットアップ。
そしてループチョークをチラつかせながら、ビバ!!!マルセリーニョ!!!!フック・スイープ!!!!
BOAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!11
これが決まる!!!!!!!!!!!!!111

しかし慧舟会さすがの立ち力、すぐさま立ってリカバリーすると中村選手は再びパスを開始。
伊藤選手の時と同じように、ガード足を抱えてフックやクローズドの体勢に持って行かせないように釘付けにしながら、横に横に移動します。
この攻撃を嶋田選手は良く凌ぎますが、パスを嫌って立った所を中村選手に巻かれてバックを取られ、終了ギリギリの所でタップアウト!
中村選手が見事に1本で勝利を収めました。

頂柔術チームは後続の坂本選手も勝利して、チーム優勝を決めます。

しかしパラエストラ吉祥寺チームは敗北が決まっても、ラストのパグニ選手が気合いで1本勝利!!!
頂柔術チームに見事一矢を報いての準優勝です。

パグニ選手はチームメイトの試合中、必死に声援を送っていました。
最終試合での勝利は、そういったチームへの思いが結実したもののように思います。
どの選手も試合中、大変熱くなってチームメイトに声援を送っていました。
そして混合チームも多かったのですが、そういう場合は普段凌ぎを削り合っているライバル同士で、熱い声援を送り合っていました。

そして勝利すれば皆で大騒ぎ、敗北したら「皆に申し訳ない・・・」とばかりに物凄いがっかりしていました。
それは例え即席チームであっても関係無く、一度チームとしてマットに上がったら連帯感芽生えまくりで、どの選手も感情をむき出しにして勝利に執着していました。
これは見ていて単純に熱くなりましたし、めちゃくちゃ面白かったですよ。

繰り返しになりますが、これはもっと頻度を多くして開催して欲しいです!!!

次回は茶・黒帯チーム戦と通常トーナメントの模様をお伝えします。

       

九州軍団再編成!・・・熊本キャンプのトレーニング内容が明らかに

以前この記事で速報したように、九州でコンペティション成績向上のために強化キャンプを催す動きが突如現れてきました。

http://ameblo.jp/busujiujitsu/entry-11312269691.html 

しかしその詳細は知れば知るほど凄く、また次回はなんとTRIBOS・FIGHTWEARがスポンサーにつき、その名を冠したキャンプになる等ガチでヤバイみたいなので、キャンプのヘッド・インストラクターである「九州の諸葛亮孔明江端講平選手に急遽取材を申し込みました。

以前も紹介しましたが、まずこの詳細なスケジュール設定が凄いですよ・・・。



「練習では事前に全てのスパーやドリルの対戦組合せ等を決めていたので、なるべくオートマチックに流れるようにしました。
こうすることで、全員の休憩時間の管理をして疲れ方を調整しました。」

うーん、これははんぱじゃないですね・・・。

以下名軍師江端選手の解説と共に、熊本キャンプのトレーニング内容をを書いていきます。

1日目夜(20:00~22:00)
フリー・スパーリング
 

2日目朝(10:00~12:00)
15分サーキット

1人1つのエクササイズをなんでもいいので、20秒交代でやっていくというものです。エビや足回し、腕立て、ジャンプ等です。
これは一個20秒と決めてますし、キツくなった人が楽なエクササイズをやるので、有酸素運動的なものになります。
15分間の柔術有酸素といった感じです。


15分ストレッチ
朝一発目の練習なので15分ストレッチを行い、合計で30分の準備運動としました。

ポジション別ドリル(3分×2を1セットとして、6セット)
クロスガード、サイドポジション、バックポジションのポジション別にドリルをしました。
各ドリル前や途中にディフェンス、オフェンスに関して説明しながらやりました。
説明をしながらなので、参加者はラクだったと思います。
ポジション別ドリルは基本をやるので、きつくない状態で丁寧にやってもらいたいと思いました。


補強
(腕立て・腹筋・背筋・手のひらグーパーを各200~300回ずつ) 

強度を調整するのに便利なので最後に補強を入れています。皆の様子を見て、数を増やしたり減らしたりします。  

ここでお昼です。お弁当が出るそうです!凄いですね・・・。

それにしても、キツイながらもしっかりした効果が出るように念入りにスケジューリングされ、しかも参加者の体調への配慮が非常に良くされていますねー。

「朝練自体を準備体操的に考えてました。
みんなで全て出し切るとなんとも言えない爽快感が出るので、夜練で全て出し切る経験をしてもらおうと思いました。
スパーを入れる予定でしたが、みんなきつそうだったのでやめました。」
 

2日目午後(13:00~)

午後はまずテクニック&ルール講習
テクニックは、片巻きスパイダーを基本から応用まで徹底的にやったとか。


デティールや内容は、参加者にしか明らかにされないようです。
このテク・インストラクションのために、江端選手は有名予備校講師の動画まで参考にして臨んだそうです。
そしてルール講習はパラエストラ博多の泊先生が特別講師を務め、みっちり行われたそう。
非常に強力な内容
ですね・・・。

2日目夜(19:00~)

5分サーキット×3セット 
10分ストレッチ

5分サーキットは、私の真似をして皆に動いてもらうというものです。
一つのエクササイズが1秒で終わったり、20秒続いたり予測が難しいので、参加者がペース配分をすることができません。
無酸素運動が続くためきついと思います。
これを3セット行い、息をあげたうえでストレッチ10分で呼吸を整えてもらいました。
 

5ポイントドリル(6分×6本)
5ポイントドリルとは押さえ込みスタートで、トップ&ボトムともに5ポイント奪取を目指すというものです。
3分でトップとボトムを交代するので、3分×2で1セットです。

トップの狙いは、三分しか無くパスした状況を想定してます。すでに3ポイントとってるので、5ポイント以上とって勝ちに向かおうという練習です。ボトムはパスされた状況から3分以内に取り返してさらに逆転するまで手を休めない癖をつける狙いです。

普通のスパーだとエスケープしたら一休みとか、スイープしたら一休みしてしまうと思います。しかし、試合の時は2ポイント取ればいいというより、5ポイント以上を続けて取らなければならない場面の方が多いと思います。
「5ポイント・ドリル」の様子は、後で動画があります。


1分スパー(20本)
1分スパーは、あと1分で極めなければならない状況を想定してます。ポジション気にせず、取りにいく練習です。
ポイント無視して取りに行かなければならない状況もよくあると思いますが、それ用の練習をしていないとポジション無視して極めにいく感覚が養われないと思います。
普通のスパーでポジションを無視する人はいないと思います。
 

バーピーサーキット(5分)
これが2日目ラストを飾るムービングで、非常にキツイらしいです・・・。(以下事情により、本文は青色で表示します。)

「朝練は余裕のある状態で基本をしっかりと、夜練は追い込んで実践に近い状況下の元の練習といった感じです。
 

夜練はかなりきつくなるようにしました。
最後1分スパーは試合を想定しても、いちばんきつい時に1番動かなくてはならないからです。
ここで全てを出し切らないと負けるということを想定しているので

練習の最後に持ってきて全員出し切ってもらいました。

よく追い込みと称して連続スパー等をしてキツイ練習をすると、満足感を得られるとおもいます。
でも、
効果としては単なるスタミナトレーニングを柔術スパーを通して出来ただけ
のことだと思います。 
キツイ=良いではなく、必要なのはどういう練習がしたいのかという目的だと思うので、ピンポイントで狙えるドリル練習は、時間の無い日本人が時間に対してのコストパフォーマンスが1番いいのかなと思うので、熊本キャンプでは多く取り入れてます。 」


3日目朝(10:00~)
テクニック



5分サーキット(×3)


最後の練習なので、準備体操には15分サーキットでなく、きつめの5分サーキットの3セットを選択しました。


15分ストレッチ

5ポイント・ドリル(3分×20本)
皆限界が近かったようなので5ポイントドリルは自由参加としましたが、余裕のありそうな人が休んでたら私に指名されて追い込まれました。 
これがこの時の、5ポイントドリルの様子です。

キツそー!!!
そして江端選手のムーブがバネのようで素晴らしいですねー!!

自重トレーニング
腕立て300回や手のひらグーパーを1000回とかです。 


以上で終了です。
いかに効率的に練られた内容であるか、お分かり頂けたでしょうか。
そして何よりも、こういう強化を
地域全体を通して行おうという動きが自然発生的に現れた事、これが本当にヤバイ凄いです。
どんだけの柔術熱ですか・・・。
僕は正直ビックリしました。

いわゆる東京等以外の地方在住の方で、このブログを読んで下さっている人達が、ありがたい事にたくさんいらっしゃるので、僕は地方で柔術をやっている人達のとんでもない熱さをいつも痛感しています。

僕は日本全国色々な地方で柔術が盛んにならないと、日本柔術界全体としての隆盛はキープできないと個人的に思っています。

(宮谷一彦「肉弾人生・・・嫁売ジャイアンツ編」より抜粋)

それはこういういわゆる営業戦略的な観点からしてもそうでしょうが、それよりもなによりも、地方の人達の持つ柔術に対するポテンシャル、これが凄まじいからです。

今回のこの熊本キャンプまでの一連の流れは、まさしくそうしたポテンシャルが大爆発した一例だと思います。
このようなと構築的で、効率的な選手強化の動きがいきなり出てくる・・・
日本柔術界面白いですね!!!
動いてますよ!!!
今後も是非、末永く継続していって欲しいと思います。

ちなみに次回のキャンプは9月22日から、アジア・オープンに向けてのものだそうです。


ご覧のとおり、更に改良が加えられているようです。
九州在住でご都合良い柔術選手は、
これは是非一度体験してみてはいかがでしょうか。
興味出た方は、下記リンクに記載の所定事項を書いて、メールしてみて下さい。
http://ameblo.jp/paraestrakumamoto/entry-11346771714.html 
送信先メールアドレス・・・・
kumamotocamp@gmail.com
締め切りが17日月曜日までとなっていますので、お早めにご連絡下さい! 

凄まじい強化策を講じて万全の体勢でIBJJFアジア・オープンに臨む九州勢、これは関東勢他も負けていられませんねー。
本番が楽しみです!

千里の道にも真っ向チャレンジ!けど一つ一つ丁寧に!・・・2012年ヒクソン・カップ②


次は日本人黒帯選手の試合をご紹介します。
まず「鬼極オカロック」こと岡本裕士選手、この頃はライト級からフェザー級に落としたばかりでした。

アダルト黒帯フェザー級・・・岡本裕士(RJJ)vs北原彦(アクシス)

北原選手の立てヒザ・シッティングガードが特徴的です。
足を取られないのでパスされにくく、ペタンと座っていないので通常のシッティング・ガードよりもバックに回られにくいですね。
2分30秒過ぎの、ハーフ下からフックをかけ直し、相手のズボン裾を持ってのホイラー式フック・スイープなんかカッコイイですねー。

しかし2分59秒過ぎ、TDを仕掛けた北原選手のワキがほんのちょっと空いた刹那、一瞬でそれを確保。
TDポイントは取られますが、極めの強い選手にとってそれはあまりダメージになりません。
そして取ったワキを、ここから動画の最後までずっとキープします。
北原選手も攻めながら、なんとか抜こうとしますが、岡本選手はずーっと形を作り続けて、あくまでキメの準備を続行します。
そして北原選手がパスを仕掛けて横に移動した所でナイス角度発生!
オカロック/コムロックが炸裂します。
極めの強い選手は恐ろしい・・・。
途中の展開等が一瞬で無になりますもんね。

ライト級で確固たる地位を築いていながら、新しい刺激を求めてフェザー級に転向。
この試合において、新階級でも極めの力が変わらない事を見事に証明した岡本選手は、その後ドゥマウ伊勢崎大会で見事にフェザー級優勝!
その粘り強いチャレンジ精神で徐々に適応し、結果を実らせたと言えるのではないでしょうか。

そしてこちらは炎のド根性柔術家加古拓渡選手!
7月頭のコパ・ブルテリア、29日の全日本、そしてその1週間後にこのヒクソン杯と、東海地方からアイドル並みのスケジュールで関東に遠征をかけ続けています。
これは関東の柔術ファンとしては、大変ありがたい事ですよね。
大会に加古選手が出場してると、やっぱりテンション上がります。

そんな加古選手ですが、1回戦を快勝。
日本のトップクラスの1人である、アクシスの片庭勝宣選手とのマッチアップという 楽しみなカードが準決勝で実現します。

アダルト黒帯フェザー級準決勝・・・
加古拓渡(GSB)vs片庭勝宣(アクシス)

片庭選手の体重の掛け方が非常に上手です・・・。
いつの間にか相手の上半身を殺すポジションを奪取してリバース・ハーフガードで抑え込む様はマルセロ・ガウッシアのようです。
そして後半、レッグウィーブ等を織り交ぜながら、マーシオ・フェイトーザのようにバランス良く圧力をかけ続けます。

身体能力に頼らず、バランス良く徐々に相手を削っていく片庭選手のパス方法は、多くの人にとっても参考になるのではないでしょうか。
加古選手のライバルで言えば、例えばチャールス・ガスパー選手もハーフ上から圧力をかけ続けていくスタイルですが、またちょっと違った趣ですよね。

そして加古選手も敗れはしましたが、片庭選手のアタックを防ぎ続けて抑え込ませず、一時は三角ロックで捕らえる攻勢を見せました。


ご本人は悔しそうですが、名馬千里を駆けるとばかりにタイトスケジュールをはね返すそのド根性が、岡本選手同様この後のドゥマウ関西大会(ちなみに開催は8月19日!ヒクソン杯のたった2週間後!)における好成績として実ったのだと思います。

アダルト黒帯フェザー級準決勝・・・
関口和正(ピュアブレッド大宮)vs岡本裕士(RJJ)

関口選手のいわゆるニー・シールド・ハーフガードがとても強固です・・・。
普通こんなに長く続けられないですよね。脚力はんぱないです。
7分19秒過ぎ、岡本選手のコムロックに捕らえかけられますが、ローリングの際に岡本選手の右足をホールドして形に持って行かせず、その間に上手く引き抜いています。
その後も固い固いニー・シールドを崩される事無く、勝利を収めます。

アダルト黒帯フェザー級決勝・・・
片庭勝宣(アクシス)vs関口和正(ピュアブレッド)

関口選手はニーシールド・ロックもそうですし、グリップも物凄く強そうですね・・・。
掴んでいる手の拳が岩みたいに見えます。
そして岡本選手を苦しめた強力なニー・シールドをここでも発揮。
しかし片庭選手は、ニー・シールドに腕を突っ込むレッグウィーブ・パスでそれに対抗。
そして隙あらば例のごとく上半身を相手に被せて、ガードの無効化を図ります。
そこで十分プレッシャーを掛け徐々に相手を潰していくと、今度は立ってハーフを抜こうとせず、座ったままパっと見クローズドのような状態をキープ。
そして関口選手の脇腹辺りを掴んで、そこをベースにしながら上半身をなだれ落としていきます。

そして6分過ぎ、上半身だけは殺されまいとして伸ばす関口選手の腕を払いのけながら、まずすり潰すようにして関口選手の左足を殺してハーフ・ポジションをゲット、そこからついに上半身潰しを成功させます!
マルセロ・ガウッシアが良くやるパス方法ですが、途中でヒザを入れられたり押しのけられたりしないように、最初から最後まで丁寧に潰し切らないといけないため、通常は中々成功しません。
そんなパス方法を、このハイレベルな場で成功させてしまう片庭選手は素晴らしいですね。
そしてそして、その後の片庭選手にご注目!
一度良いポジションを得たら、後はもう何されようとも絶対に自分の体を相手から離さない!!!!
アゴアゴアゴアタック!!!!!!
関口選手も何とかスペースをこじ開けようと死力を尽くしますが、タイムアップ!
片庭選手が見事優勝を飾りました。

そんな片庭選手、これはインストラクターを務めるアクシス千葉のホームページなのですが、そこには片庭選手が柔術を始めたきっかけや、これから柔術を始めようという人に向けた文章があります。
http://homepage3.nifty.com/axis-chiba/instructor.htm 
「怖いと思われがちな格闘技ですが、柔術はそんな事ないですよ」という事は誰もが言いたい事と思いますが、それをここまで懇切丁寧に説明した文章というのは中々無いのでは、という心づくしの内容だと思います。
これを読んだら、誰もが「ちっとやってみようかな・・・」ってなりますよ。  

時間をかけて丁寧に丁寧に積み上げて、肝心な所でドカン!!!!!
文章もパスガードも、素晴らしいプロセスで人の心を掴んでしまう片庭選手の今後の活躍に期待ですね。

日本の若き才能達がレジェンドの御前でクレイジーダイアモンド!!・・・2012年ヒクソン・カップ


今年のヒクソン杯ですが、僕は行けなかったので、多くの人の助けを借りながらなんとかまとめてみます。

まず大会の見所ですが、ポゴナ・クラブジムのブラックベルト大原道広選手がジムのブログで非常に詳しくまとめて下さっていて参考になります。
良かったら是非読んでみて下さい!
http://ameblo.jp/pogonablog/entry-11322120333.htm

個人的にはやはり新世代未来戦士加古拓渡選手RJJの鬼極武者岡本裕士選手といったお馴染みの強豪が、片庭選手や北原選手というAXISのトップと激突する新鮮なカードが注目です。

そしてなんと言っても、「イケメン天中殺」マイケル・ランギキーナン・コーネリアスという世界トップの選手がカモンベイベー!!!!


特にマイケル・ランギはまさに世界トップ中のトップ、四次元スパイダーガードと強烈な身体能力を生かした上攻めという、もはや反則とも言える能力を併せ持ったワールドワイドな大スター選手、僕も来日を待望していたのでそれが実現して嬉しい限りです。


ていうか奥さんと一緒に日本に住んでアリアンシ・ジャパンを設立して欲しい・・

まあそれはともかく見所満載なヒクソン杯ですが、当日は僕の代わりに弟を派遣しました。
弟はストライプル早稲田ヒルマ道場所属の岩井英治と言いまして、この動画でヒルマ先生の相手を務めている白いギの方です。
 
柔術新聞的な技術を全面に出しながら修業中の身ですので、試合会場等で見かけたら応援&アドバイスしてやって下さい。
そんな弟が大会のレポートを書いてくれましたので、まずご紹介します。

今年のヒクソン杯は去年に比べて参加者が少ない印象。
理由としては前週に全日本選手権があったことと、町田という都心から若干離れた場所にあったことだと思います。

しかしそれでも参加者を8月4日・5日に分けて実施するほど多かったことは、「ヒクソン杯」が「全日本選手権」などの大きな大会と完全に肩を並べるようになった証だと思います。

そして毎年本大会で楽しみなのは超豪華なゲスト!
今年はマイケル・ランギ、キーナン・コーネリアスなどが出場!

一方出場のないクロンはスーツで登場。。。

なるほどなるほど、最初から出場が疑問視されていたクロン、スーツ姿もビシっとしてますですね。


そして試合についてですが、僕は「この試合だけは何としても見てきてくれ」と自身も試合出場がある弟に頼み込み、動画を撮影してきてもらいました!

アダルト紫帯ペナ級決勝戦・・・
玉木強(トライフォース青山)vs鈴木恒太(ブルテリア・ボンサイ)

個人的に今日本の柔術界において最もフレッシュなハイテク戦を繰り広げていると思う才能溢れる両者の試合ですが、今回もキてますね・・・。
玉木選手はスイープ技術に精通しており、しかもベースが強靭でバランスも良いので、スイープされる事はめったにないのですが、1分20秒くらい、鈴木選手のあまりに速い内回転を喰らい奥深く入られ、スイープされてしまいます。
回転速すぎ!!
このアタックはちょっと防げないですねー。

そしてハイパーなガードテクに注目が集まりがちですが、実はアタックも強い鈴木選手、レッグ・ウィーブ・パス等を駆使して玉木選手のバックに迫る!
玉木選手もキワで立ち上がってそれを防御!
そしてお互いタックルの飛ばし合い!!
熱いですねー。やっぱこうでないと!!
そこで鈴木選手がカウンター・タックルを見事に成功させて優位に立ちます。

しかし3分30秒過ぎ、鈴木選手がリズミカルな上攻めからいわゆるリバース・ハーフポジションをゲットしますが、なんと玉木選手そこからカウンターのバックアタック!!!
このバックアタックは凄い・・・。
良い形を取られかけてるのにどこか嬉々としながらテクをスタート!ベースを移して鈴木選手の体を浮かせると、そこから自分の体をスイッチさせてバック取りですよ・・・。
「3D柔術プロフェッサー」の異名に恥じない、理路整然とした素晴らしい技術ですね。

玉木選手はとにかく技のデティールに関する知識量が凄く、そしてこれは本当に特技だと思うのですが、インストラクションが非常に上手です。
現在来日しているムンジアル王者オタービオ・ソウザもそうですが、強くなる事で自身の競技成績を上げるだけでなく、インストラクションという形で自身の技術を他の人間に伝える事に長けているのは、本当に理想的ですよね。
そしてそういう指導能力というのは、オタービオや玉木選手の試合を見ていると、豊富な知識量に物を言わせて、どんな展開からでも確固とした対応策を出せるという結果に結びついていると思います。
ナイスな好循環を実現する柔術家として、これからも頑張って欲しいですね!

一方敗れてしまった鈴木選手ですが、相変わらずスペクタクル全開のスーパーガードを見せてくれました。
ほぼ防御不能のスイープを駆使して、玉木選手を追い詰めましたね。
そしてご存知のように鈴木選手の技術は誰にでも出来るというワケでは無い唯一無二の物ですが、その上で注目して貰いたいのが、カウンターを喰らおうがなんだろうが必ず先手で仕掛けるそのファイティングスピリット!
熱い魂と輝く技術で、これからもファンを魅了し続けて欲しいですね!!