2012年ムンジアルまとめ①・・・あるベテランの柔術ライフ


2012年度のムンジアルが終了しましたね。
まとめられるだけまとめてみようと思います。

まずルースター級ですが、前年と同様ブルーノ・マルファシーニが優勝しました。
ブルーノはもう人間の動きをしてませんよね・・・。
圧倒的な強さでマットを支配しました。

しかし相変わらずカイオ・テハとの決勝戦は激戦で、どちらが勝ちでもおかしくない内容となりました。

いかがでしょうか。
冒頭のブルーノ、クロスニーバックにまわる動きも神速という以外言葉が無いですねー。
しかしカイオも後半得意のハーフ・ガードからの展開で巻き返しています。

ご覧の通り勝敗を付けるのが非常に難しい試合で、アドバンの入り方に関しても疑義が出ています。
そしてもちろんカイオもブルーノ勝利の判定に大不満!
毎年恒例となっている感もありますが、今年もクレーマーに変身しています。
ただし柔術界積年の問題についても言及しているので、全文を取り上げてみます。

「彼らは大会をショーに変えようとしている。僕らファイターはさしずめピエロって所さ。彼らは、賞金の出ない大会に、僕らがどれだけ生活を犠牲にしてまで懸けているのかなんてまるで気にしちゃいない。
僕は柔術の為に生きているし、柔術で生活している、だからこういうタイトルっていうのは僕の顧客に対しての信用になるんだよ。

自分の試合結果に対してだけあれこれ言いたいわけじゃなくて、審判の能力の欠如、及び訓練不足によって被害を受けた人達みんなの為に言いたいんだ。スーツなんか着ちゃってるけど、そういう費用はあるのに、黒帯にドラッグテスト受けさせるお金は無いのかい?
ポスターたくさん刷るお金はあるのに、審判を育成する費用は無いって言うのかい?
あんなスーツなんか、大会の実情をごまかす為のまやかしさ。ムンジアルは、連盟や規模が大きいから最高なんじゃなくって、出てる選手が最高だから最高なんだよ。
運営がお金をたくさんもうけて、選手に全く還元しないシステムなんて最低だから、僕は同じくらいの競技レベルの、違う大会が出て来て欲しい。

こういう事言ってるのは僕だけじゃないよ。青帯の部なんてひどいものさ。連盟が費用をケチって本物の審判を雇わないからミスジャッジが常態化してる。けど連盟は登録料だけで30万ドルの収入をあげ、その他スポンサー収入や広告料、そしてきわめつけはマフィア連盟のあわれなピエロである僕らをネットで放映して利益を得ているんだ!

ブルーノにはおめでとうと言いたいよ!彼は殿堂入りにふさわしい選手だ。

ムンジアルの決勝で、観客も僕が勝ったと思ったのに、判定で負けにさせられたのはこれで4回目だなあ。悲しいことに、みんな誰が勝者かは覚えていても、試合がどんなだったか覚えている人は少ないんだよね・・・。
けどまあ僕は実は負けていた事を自覚している勝者よりも、本当は勝った事を知っている敗者の方がいいよ!
支えてくれた人達本当にありがとうね!」
http://www.facebook.com/caioterrajiujitsu/posts/402409043130746 

最後の言いグサはあんまりだと思いますけど、大会の仕組みについての言及は、確かに鋭い所を突いていると言わざるを得ません。
今回ペナルティで試合に出場できなかったアンドレ・ガウバォンも「せめて審判は3人制にして欲しい」と訴えていますね。

まあカイオとしては「なんでステロイドチェックやんないんだよ!!やれば僕が負ける訳無いんだから!!ていうかせめて判定ちゃんとしろよ!!」ってな感じで色々ないまぜになりながらプンプン来てるんだと思いますけど、柔術界の病巣を正しく突いている形となった言及ではあると思います。

またガロ級では、あるベテランが頑張りを見せました。
ヨーロピアンで日本の芝本選手に敗れたフェリペ・コスタが、意地を見せました。

激戦ですねー。
まあこれもかなり微妙なジャッジですけど、結果としてガロ級は日本人選手の表彰台登壇はなりませんでした。
代わってフェリペ・コスタが6回目か7回目くらいの3位をゲットしました。
ここは素直にこのベテランの闘志を称えたいですね。

僕は正直言って、フェリペ・コスタにヨーロピアンでの敗戦から巻き返してくるガッツが残っているとは思っていませんでした。
芝本選手等フレッシュな勢力に押され、このまま引退かな、とか思ってました。
しかしコスタは見事にリベンジに成功、僕のハナを明かした訳です。


華やかなりし頃のブラザにおいてもかなり地味な存在で、あまり脚光を浴びる事が少ない選手ですが、あのデミアン・マイアからの信頼も厚く、レオジーニョ無き後のブラザを背負い、またカイオ・テハらと共に柔術界きってのアンチドーピング派として存在感を増してきました。
またコスタはインストラクターとしても実力を発揮しており、ライアン・ホールに黒帯を授与、薬物やルールに関しても柔術界を啓蒙し続けています。
そんなコスタがIBJJFルール周知のための無料アプリをリリースしました。

http://us1.campaign-archive2.com/?u=c84a5f785a916921f4d82734d&id=e9a611dbce

興味ある方はダウンロードしてみて下さい。

奥さんが美人である事でも知られ、セミナーで世界中を旅しながら日々を過ごすナイスガイ、まさにグッド柔術ライフスタイルを体現しているコスタ、盟友のコンプリードは今年でムンジアル引退を表明しましたが、まだまだ現役で頑張ってもらいたいですね。

  

2012年ムンジアルまとめ①・・・あるベテランの柔術ライフ” への2件のコメント

  1. SECRET: 0
    PASS:
    芝本さんの試合、カウントしながら観直していないんですが、
    ライブ観ながら、「ホントピエロ扱いだな!」って憤りましたよ!
    大会内情に関する告発はとても考えさせられました。
    わたしは後半のカイオ優勢からカイオ勝ちを予測しましたが、あの試合しょっぱなの神速は脳裏に焼き付いちゃいますよね。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >ジャカレさん
    一流の選手達でお金儲けして、その選手達からはギャラを払うどころか出場費を徴収するというのは、考えようによってはAKB商法よりタチが悪いかもしれませんね。
    カイオにとってはステロイド問題が放置されているのが何と言っても悔しいんでしょうね・・・。
    ステロイドチェック入ったら実際の話、表彰台のメンツ大変わりするでしょうからね・・・。
    特にブルーノの所属するアリアンシは、カイオのステロイド問題提起に対しては無視&個人攻撃してきましたから、不倶戴天でしょうね。
    それはそうとしてこの試合のブルーノ、冒頭の動きはさすがのカイオもどうする事も出来ないくらい速かったですね・・・。
    クロスニーも速すぎてクロスニーに見えませんし、バック取る動きはガメラみたいに空中で旋回してますもんね・・・。

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