2012年ムンジアル展望②・・・柔術史上最高の季節、恍惚と不安

「私は、いわゆる『昔の柔術の方が効果的だった』『今の選手はホンモノの柔術を知らない』といった類の言説には断固として反対する。今の選手は柔術をよーく知っている。レッグドラッグ、50/50、ベリンボロ、どれも素晴らしく効果的で、しかもこれらの技術は選手や指導者達の知識をアップデートするよう迫らせ、新しい技術を発見する必要を生み出した。今の選手達は、柔術の全時代を通じてベストの世代だと思う。」
http://www.facebook.com/photo.php?fbid=10150935984814260&set=a.10150324322354260.365079.142782289259&type=1 

ファビオ・グージェウ
によって高らかに宣言された「柔術史上最高の瞬間」である現代、それを誇りに思う気持ちと、一向に解決されない諸問題についてのフラストレーションが併存する2012年、その象徴としてのムンジアルを引き続き追っていきたいと思います。

黒帯ライト級・・・59名
レアンドロ・ペレイラ(PSLPBシセロ・コスタ)
ホベルト・サトシ(ブルテリア・ボンサイ)
ルーカス・レプリ(アリアンシ)
ザック・マックスウェル(グレイシー・ウマイタ)
ダヴィ・ハモス(ATOS)
ホドリゴ・カポラル(ATOS)
ヴィニシウス・マリーニョ(GFチーム)
テオドール・カナル(GFチーム)
ヘナン・ボウジェス(BTT)
フィリペ・デラ・モニカ(グレイシー・バッハ)
クラウディオ・カロキンヤ(グレイシー・バッハ)
ホドリゴ・シモエス(グレイシー・バッハ)
カーロス・ヴィエイラ(シア・パウリスタ)
アフレード・バラム(BJJレボリューション)
ヨースキ・ストー(インパクトBJJ)
磯野元(頂柔術)
細川顕(アライブ)
小笠原誠(ノヴァ・ウニオン)
大内敬(パラエストラ小岩)
金子竜也(パラエストラ東京)
時任拓磨(ピュアブレッド大宮)
中山徹(トライフォース五反田)
岡本裕士(RJJ)

今まで日本人選手が優勝に一番近かった階級は、ガロ&プルーマ級でした。
しかしこの人が現れてからは、このレーヴィ級こそ頂きに最も近い階
級と言えるのではないでしょうか。
ホベルト・サトシ!!!
欠場者が特に多い今回、サトシ選手の最大の難所はなんといってもレアンドロ・ペレイラでしょう。
大舞台においてはスイープでの得点が多いサトシ選手、爆発的なパス能力を持つレアンドロの猛進をガードで止める事ができるのでしょうか?
これは大大大注目です!!!

その他の見所は、ヘナンテオドールという渋ペナ強豪達が階級アップしてきました。
落とせなかったのか、もうメンデスの居るペナがイヤになったのか、分かりませんが・・・。

また最近影の影響力を誇っている柔術ゴリラ、ダヴィ・ハモスもそろそろムンジアルで光って欲しいですねー。
先のADCC2011において、足関節を得意とするダヴィ・ハモスは、ガウバォンにトッキーニョのヒール対策を指南していた事が明かになりました。
そしてブログでも取り上げたUFCのベルチャーvsトッキーニョ戦、ベルチャー側の参謀であるダニエル・モラエスは、トッキーニョのヒール対策のためにダヴィ・ハモスをわざわざ召集していた事も判明してました。
http://www.graciemag.com/2012/05/davi-ramos-of-corinthians-talks-bjj-worlds-and-mma/ 
これは凄いですね!
足関節の専門家として一躍有名になったようですね。
そしてダヴィ本人も、MMAへの転向を考えているそうです・・・。

日本人選手では、頂柔術の磯野選手が注目です。
慧舟會の知将が敢然とムンジアル黒帯に出撃、頼もしいですねー。
ムンジアル挑戦を今回限りとしているオカロックこと岡本選手も、是非一撃かまして欲しいです!

そしてこのレーヴィ級、前回と顔ぶれが非常に大きく様変わりしました。
何と言っても前回優勝者のドゥリーニョの欠場が目立ちます。
今後MMAに専念するそうです。
残念極まりないですね。
そしてマイケル・ランギは国外強制退去処分済・・・・。
これはあくまでも噂ですが、ランギに近い人の話によると、ランギは競技生活を終了する可能性もあるそうです。
格闘技選手で、アメリカに上陸できなかったら、もう何も出来ないと言っても過言では無いですからね・・・。
ランギがアリアンシ・オーランド支部の道場長に任命された際、周囲の人間は確認とかしてあげなかったんですかね???

クロンは今回メジオへ。
そしてペナにもレーヴィにもエントリーが無い事で、アウグスト・タンキーニョライアン・ホールの欠場が確定しました・・・。
タンキーニョはヘルニア、ライアンの欠場理由は不明ですが、彼が今年くらいからMMA転向を考えていた事は良く知られている所です。

黒帯ミドル級・・・50名
クラウディオ・カラザンス(ATOS)
クロン・グレイシー(ヒクソン・グレイシー)
ルーカス・レイチ(チェッキ・マット)
ヴィクトー・エスティマ(グレイシー・バッハ)
オタービオ・ソウザ(グレイシー・バッハ)
ムリーロ・サンタナ(バルボーザ)
ビル・クーパー(パラゴン柔術)
クラーク・グレイシー(グレイシー・エリート)
アラン・ド・ナシメント・フィンホ(チェッキ・マット)
アブマー・バルボーザ(ドライズデール)
ヴァグナー・ホッシャ(ジ・アヴェンジャーズ)
ガブリエル・グーラート

2012年ムンジアル展望・・・①

いよいよムンジアル・ウィーク到来です!!
参加選手が固まったようなので、ご紹介していきます。

黒帯ルースター級・・・22名
ブルーノ・マルファシーニ(アリアンシ)
カイオ・テハ(グレイシー・ファイター)
フェリペ・コスタ(ブラザ)
イゴール・サントス(チェッキ・マット)
ハファエル・フレイタス(グレイシー・バッハ)
ブランドン・ミュリンス(グレイシー・バッハ)
芝本幸司(トライフォース)
ジョン・カルロス・倉岡(アクシス)
ジョン・パウロ・倉岡(アクシス)
北出拓也(パラエストラ川崎)
小林文明(アライブ)
江崎壽(パラエストラ札幌)
イ・サンス(トラスト柔術アカデミー)

ギリェルミ・メンデスをギ有りで破ってしまったブルーノ・マルファシーニ、現在の所もはや対抗できる選手が居ないのでは無いでしょうか。
永遠のライバルであるカイオ・テハがどこまで調子を上げてこれるか、その如何によってはこの階級も面白くなる可能性がありそうですね。
またブラジレイロでフェリペ・コスタを破ったヒカジーニョ門下の新鋭イゴールにも注目したいです。

ただこの階級はブルーノがあまりに強過ぎるため、僕の興味は日本人選手の活躍に向いています。
ねわざワールドの大賀先生がおっしゃるように、この階級は日本人選手が最も活躍しやすい階級、自然と期待が高まります。

日本人筆頭としては、あのフェリペ・コスタを撃破した芝本幸司選手、是非また強豪を倒してブルーノ&カイオの2強支配に一石を投じて欲しいですが、人数的に言っておそらく日本人選手同士がふるいにかけられる可能性があります。
そうなるとムンジアルという場において、倉岡選手vs芝本選手のマッチ・アップという、熱いエナジーが実現する可能性もありますよ。
これはたまらないですねー。

また茶帯で素晴らしい成績を残したトラストのイ・サンス選手のフレッシュな活躍も期待したいですね。

黒帯ライト・フェザー級・・・28名
ギリェルミ・メンデス(ATOS)
サミュエル・ブラガ(グレイシー・バッハ)
アリ・ファリアス(ATOS)
パブロ・シウバ(グレイシー・バッハ)
カーロス・エスキジート(チェッキ・マット)
ベウナウド・ピテウ(ノヴァ・ウニオン)
ダニエル・ベレーザ(コンバチヴ・アーツ)
ラエルシオ・フェルナンデス(ロータス)
吉岡大(東京イエローマンズ)
卜部顕治(パラエストラ東京)
金古一朗(ポゴナ・クラブ・ジム)
山田悦弘(ポゴナ・クラブ・ジム)
江端講平(パラエストラ北九州)
アレッシャンドリ小川(小川柔術)
桑原祐太(アライブ)

ギリェルミとブラガのライバル物語が続きそうですが、時々ポコっと負けてしまう事のあるギリェルミ、油断はできません。
ギリェルミを援護射撃したいアリですが、最近伏兵に負ける展開が続いており、こちらもやや不安定です。

ただムンジアルはお金の無い強豪は出場できませんから、そういう伏兵が居ない分むしろ他の大会よりも星勘定しやすいかもしれません。
そうなるとやはりアリ、そしてパブロ・サントスの出来が、ATOS及びバッハ両チームの命運を握っているのではないでしょうか。

そして日本人選手ですが、「関ケ原の戦い」ともいうべき先の5・4ドゥマウを制したポゴナ・クラブジムの精鋭二本槍が出場!
かき回して欲しいですねー。

昨年国内において素晴らしい成績を残して堂々ムンジアルに乗り込む江端講平選手、そして元祖逆さガード使い、そのポイントの取れないスタイルは現在の技術潮流の先がけ?
ビビアーノ・フェルナンデスを釘付けにした通行止めガードの吉岡大選手、是非再びブラガを困惑させて欲しいですね!!

黒帯フェザー級・・・37名
ハファエル・メンデス(ATOS)
フーベンス・コブリンヤ・シャーレス(アリアンシ)
マリオ・ヘイス(アリアンシ)
フレジソン・パイシャオン(フレジソン・パイシャオン)
マイク・ファウラー(ATOS)
エジ・ハモス(ATOS)
サミール・シャントレ(グレイシー・ファイター)
ジャスティン・レイダー(ロバト柔術)
イザッキ・パイヴァ(PSLPBシセロ・コスタ)
マルセリーニョ・フレイタス(ノヴァ・ウニオン)
ヘナート・タバレス(ヘナート・タバレス)
バレット・ヨシダ(アンディスピューティッド)
サンドロ・バタタ(サンドロ・バタタ)
デニウソン・ピエメンタ(GFチーム)
ウェリントン・ディアス(グレイシー・ウマイタ)
関口和正(ピュアブレッド大宮)
小山貴之(福住柔術)
中塚靖人(グレイシー・バッハ)
加古拓渡(GSB)

ここ最近は、レーヴィ級がムンジアル最激戦区だった感がありましたが、今年はレーヴィよりもこのペナ級が猛烈にヤバイ階級となっています。

しかしそんな午前二時の千駄ヶ谷トンネル級に危険な階級の中でも、一人だけ霊幻道士状態なのがご存知ハファエル・メンデス
ライバル達はハファエルが道場オープニング等で練習不足な事を祈るしかないのでは・・・。

他は何と言っても中塚選手加古選手という、フレッシュな日本人選手の参戦が大注目ですよねー!!!
この日本人2選手の対戦カードとしてはまず、グレイシー・バッハを背負う中塚選手vs「ミスター・クレオンチ」マリオ・ヘイス様が実現したら熱い!!!!

ヘイス様をこれ以上野放しにしておくのはバッハの沽券にかかわりますからねー。
しかし迷惑をかけても、当の本人は全然元気!!!

(注*この写真は今年に撮影された物のようです) 

「憎まれっ子世にはばかる」を地で行くマリオ・ヘイスですが、今回はかつてのライバルであるパイシャオンが超久々にエントリーしています。
以前のような名勝負にも期待しちゃいますねー。

そして加古選手は「世界初!!ハファエルにベリンボロ」のvsハファエル、「シャントレvsシャントレ」のvsシャントレが夢カード!!!!

ただ現実的な話としては2選手共に、そういうモンスターと対戦する前になんとか名のある選手の首を挙げて、「日本の柔術ここにあり」という所を是非見せて欲しいですね!!!!

そして残念な話題としては、ブルーノ・フラザトが欠場です。
今後MMAに専念する模様です・・・。

今回のムンジアル、フラザトに限らず欠場者がとても多いです。
そしてカムバック組といえば、ガウバォン(去年も出てますが)やパイシャオンなど、MMAが一段落ついた人ばかり。

これは柔術界が抱える積年の問題が、一向に解決されていない証拠だと思います。
この流れをなんとかして止めないといけません・・・。
もちろんケガが原因の選手もいますけどね。
後でまた触れますね。

そのフラザトが両足担ぎパスを教えてくれています。
ベーシックでナイスなテクですね。
MMAでも成功して欲しいですね。

5月22日のニュース・・・アラン・ベルチャーがウェブ・セミナーを企画

IBJJFの新しい大会で、「ロングビーチ・スプリング・オープン」というのが出来たようです。
先日開催されたので、主な結果を紹介します。
http://www.ibjjfdb.com/Campeonato/PublicResults?CampeonatoId=113&CultureInfo=en-US 

アダルト黒帯フェザー級
1位・・・サミール・シャントレ(グレイシー・ファイター)
2位・・・サンドロ・バタタ(グレイシー・バッハ)
3位・・・アルフレード・バラム(BJJレボリューション)
アダルト黒帯ライト級
1位・・・ザック・マックスウェル(グレイシー・ウマイタUSA)
2位・・・フィリペ・デラ・モニカ(グレイシー・バッハ)
アダルト黒帯ミドル級
1位・・・オタービオ・ソウザ(グレイシー・バッハ)
2位・・・クラウディオ・カロキンヤ(グレイシー・バッハ)
アダルト黒帯アブソルート級
1位・・・オタービオ・ソウザ(グレイシー・バッハ)
2位・・・ホムロ・バハウ(グレイシー・バッハ)
シニア1黒帯フェザー級&アブソルート級
1位・・・バレット・ヨシダ(アンディスピューティッド)
シニア2黒帯ミドル級&アブソルート級
1位・・・フランジーニャ・ミラー(パラゴン柔術) 

グレイシー・バッハ本部のトップインストラクターであるフラビオ・カショヒーニョ・アルメイダが、アメリカ人として初めて世界選手権で優勝し、ソウル・オリンピックでも銅メダルを取得したマイク・スウェインという柔道家の道場で、柔術の指導をしているそうです。
http://www.graciemag.com/2012/05/an-exchange-packed-with-judo-and-jiu-jitsu-techniques-and-gold-medals/ 

なんでもバッハ道場用のマットを探していたら、スウェインの会社が作ったモノの出来が良く、そこから仲良しになったそうです。
柔道家がカショヒーニョの下、柔術の基本技術を学んでいる動画がコレです。 



バリバリの柔道家が、足を捌いてのレッグドラッグ・ポジションを習得しようとしている姿が新鮮ですね。

そしてカショヒーニョの基本ムーブが非常に非常に美しいです。

先のUFC on Foxにおいて、あの足間魔神トッキーニョとの足関戦を見事制して勝利したアラン・ベルチャーが、足関節のディフェンスについてウェブ・セミナーを企画している事が明らかになりました。

http://gulf-coastmma.com/leg-lock-defense-webinar/ 
これはアラン自らがインターネットの掲示板に書き込んで告知したもので、アメリカ時間の5月24日朝に行われる模様です。
防御法やドリル等を公開し、かつアランが質問等にも答えるという豪華な内容になるようです。
しかも無料みたいなので、興味ある方は是非視聴してみてはいかがでしょうか。


上記のリンクから登録を済ませると、「君の席は確保されたよ!それに君のかかとの無事もね」というメッセージ・メールがやってきて、詳細に進めるみたいです。

なおアランの足関ディフェンス技術に関しては、本人が明らかにしたところによると、ダビ・ハモスダニエル・モラエスが多くのアドバイスを送っているそうです。

アンデウソン・シウバビクトー・ベウフォートもそうですが、MMA界においても、柔術界最高峰のテク集団としてのATOSブランドはひっぱりだこのようですね。  

マイケル・ランギが国外退去処分、アメリカ再上陸不可に

非常に残念なニュースが入ってきました。

最強スパイダー・マスターからミスター厄年にあだ名が変更しそうな勢いの「ザ・不幸」マイケル・ランギですが、オーバー・ステイによるアメリカからの国外退去処分を受けていた事が判明しました。
http://www.mixedmartialarts.com/mma.cfm?go=forum.posts&thread=1998658&page=1 

観光ビザのまま、セミナーをやったりインストラクター業を続けていて、目を付けられたようです。

何か処分の変更でも無い限り、今後は最低10年の再入国が禁止されるようで、しかも実際は10年が経過しても再入国は非常に厳しいそうです。

噂では聞いていたのですが、ウラが取れたようなので記事にしてみました。
もはや何も言う事がありません・・・。
よっぽどの事が無い限り、マイケル・ランギをムンジアルで見る事は今後おそらく無いでしょう・・・。

先々週ダラス・オープンが開催されました。
http://www.ibjjfdb.com/Campeonato/PublicResults?CampeonatoId=112&CultureInfo=en-US 

黒帯フェザー級でジャスティン・レイダーがパブロ・サントスを破って優勝。
そしてウルトラ・ヘビー級とアブソルート級でホベルト・サイボーグが優勝した模様です。

ジャスティン・レイダー(ロバト柔術)vsパブロ・サントス(グレイシー・バッハ)

これはジャスティン節全開の試合!!
凄いスピードのタックルでTDするも、アジア・チコでも猛威を奮ったサントスのオモプラッタを思い切り喰らってます。
そこから三角→十字のダブルアタックを受けますが、ここでジャスティンの耐え芸が炸裂!
痛く無いのか????

その後もかなり色々仕掛けられますが、バランスの良さとパワーで全部凌ぐジャスティン!
こんな対戦相手イヤ過ぎですねー。

4分30秒くらい、アホみたいに突っ込んでいって思い切り三角喰らってますが、恐くないのでしょうか・・・。
はたまた「三角は大丈夫」という自信でもあるのでしょうか・・・。

サントスのテクニカルなスパイダー・アタックもなんのその、全部凌ぎ切り、その後は猛烈な圧力で攻め立てる!

ストーカーよろしく偏執的に攻撃を続け、ついにサントスのガードを破壊!
途中でまたオモプラッタを喰らいますが、ジャスティンにはオモプラッタなんか効かない!!!
そしてラストは必殺!魂のカーフスライサー!!!!

ジャスティン大化け!
海外ファンからも「カミカゼ・スタイル」と賞賛される狂ったファイトスタイルでサイコ柔術を完成させつつあるジャスティン。
ルックスもどんどん怖くなっていってますし、今までの柔術界に無いタイプのスターになって欲しいですねー!!!!

50/50からの新しい展開続々!・・・2012ブラジレイロ速報

ブラジリアン・ナショナルズ、いわゆるブラジレイロが先週開催されました。
ざっと結果を追ってみます。

まずアダルト黒帯から。
ルースター級
1位・・・イゴール・サントス(チェッキ・マット)
2位・・・フェリペ・コスタ(ブラザ)

おっとコスタが良く知らない選手に敗れていますね。
チェッキ・マットだから強いんでしょうけど・・・。

ライト・フェザー級
1位・・・ジョゼ・チアゴ・ダ・シウバ(PSLPBシセロ・コスタ)
2位・・・アリ・ファリアス(ATOS)

あれれ、アブダビプロ・グラマド予選イザッキ・パイヴァに敗れて、雪辱に超燃えていたアリが、今度はシセロ・コスタの良く知らない選手に敗れています・・・。
ジョゼ何ですかね?
PSLPBはジョゼ・ネトという強い選手が居たはずですが、その人でしょうか?
未知の強豪出過ぎですよ。

フェザー級
1位・・・レオナルド・フェルナンデス(BTT)
3位・・・イザッキ・パイヴァ(PSLPBシセロ・コスタ)

あれ?イザッキがPSLPB入り?
サイコー柔術はどうしたのでしょうか・・・。

ライト級
1位・・・レアンドロ・ペレイラ(PSLPBシセロ・コスタ)
2位・・・マイケル・ランギ(アリアンシ)
3位・・・エジ・ラモス(ATOS)

レアンドロ強い!!!
もう普通にランギを倒してますね。
それにしてもランギ・・・。
アリアンシUSA・オーランド支部の花形道場長だったはずが、なぜかブラジルのローカル大会に出場したりで迷走し、レアンドロに再度敗北・・・。
復活はあるのでしょうか・・・。

ミドル級
1位・・・ムリーロ・サンタナ(バルボーザ)
ミディアム・ヘビー級
1位・・・ニヴァウド・オリベイラ(チェッキ・マット)
3位・・・ホムロ・バハウ(グレイシー・バッハ)
ヘビー級
1位・・・アレッシャンドリ・セコーニ(セコーニ)
スーパー・ヘビー級
1位・・・レオ・ノゲイラ(アリアンシ)
1位・・・ベルナルド・ファリア(アリアンシ)
3位・・・アントニオ・カラ・デ・サパト(チェッキ・マット)
ウルトラ・ヘビー級
1位・・・アレキサンダー・トランス(チェッキ・マット)
アブソルート級
1位・・・ニヴァウド・オリヴェイラ(チェッキマット)
1位・・・アントニオ・カラ・デ・サパト(チェッキ・マット)
3位・・・ムリーロ・サンタナ(バルボーザ)
3位・・・ホムロ・バハウ(グレイシー・バッハ)

ムリーロ・サンタナは前年度のアブソ王者にして、今大会もスーパー・ヘビー級を制したレオ・ノゲイラにチョークで1本勝ちした模様。
これは凄いですね。

その他ホミーニョはセコーニに競り勝ちし、カラ・デ・サパトはアントニオ・ペイナウドに勝利して進出。
そこでホミーニョはカラ・デ・サパトに敗れ、ニヴァウドはムリーロ・サンタナを破って同門優勝シェアとなったようです。

アブソルート級準決勝 ・・・
アントニオ・カラ・デ・サパト(チェッキ・マット)vsアントニオ・ペイナウド(アリアンシ)

もはや重量級でも50/50戦が普通に行われていますね。
ラストは50/50からのオモプラッタ・キムラとでも言いましょうか!
後に触れる50/50十字とともに、使いやすそうでナイスアイデアだと思います。

アブソルート級準決勝・・・
アントニオ・カラ・デ・サパト(チェッキ・マット)vsホムロ・バハウ(グレイシー・バッハ)

あのホミーニョがベリンボロ喰らってレッグドラッグに入られる・・・。
数年前にはベリンボロという技も含めて、予想もできなかった事態ですよね。
時代の流れ早すぎですよ。

カラ・デ・サパト、重量級なのにめちゃ見事なベリンボロを決めてます。
この体格でこれを出せるとはもうヤバイですよ・・・。
チェッキ・マットはヤバイ新人がドサドサ出て来て、恐ろしい強さを誇っていますね。
今年のムンジアル、アリアンシを抑えて悲願のチーム優勝なるでしょうか。

ホミーニョは同じくチェッキ・マットのニヴァウドにも敗れて、ブラジレイロは無冠に終わりました。

そしてあえて紫帯戦線を後半に持ってきたので、ご紹介します。
アダルト紫帯
ルースター級
2位・・・ラザロ・アントニオーニ(ATOS)
ライトフェザー級
1位・・・ジョアオ・ミヤオ(PSLPBシセロ・コスタ)
1位・・・パウロ・ミヤオ(PSLPBシセロ・コスタ)
フェザー級
2位・・・デニウソン・ビシリアリ(ATOS)
ミドル級
1位・・・キーナン・コーネリアス(ロイド・アーヴィン)
アブソ級
1位・・・キーナン・コーネリアス(ロイド・アーヴィン)
2位・・・ジョアオ・ミヤオ(PSLPBシセロ・コスタ)

ATOSの住み込み若手ラザロや、期待のホープ、デニウソンが入賞していますね。

そして現在世界中で注目されている紫戦線の主役キーナン・コーネリアスとミヤオ兄弟ですが、それぞれが階級別を制覇、そして因縁の直接対決はキーナンがアドバン1差で制し、見事にアブソ優勝を飾った模様です。

アダルト紫帯アブソルート級決勝・・・
キーナン・コーネリアス(ロイド・アーヴィン)vsジョアオ・ミヤオ(PSLPBシセロ・コスタ)

もう予想通りの熾烈過ぎるベリン
ボロ&50/50の取り合いですが、注目は2分過ぎくらい、キーナンは前回の対決でミヤオに極めた50/50十字をめちゃくちゃ狙っている事です。
ミヤオが超警戒して嫌がってますね。

前回の対決を報じた際、僕はこの技を「ミヤオやっちゃった系」と解釈していましたが、どうやらこれはれっきとした必殺技であるようです。
なんでもキーナンはこの技をJTから教わったそうです。
そしてJTは以前この技でカイオ・テハを極めています。

なんか足さえ長ければ50/50やベリンボロ戦で出来そうな感じするのですが、実際どうなんでしょうか。
興味ある方は是非試してみて下さい。

そしてキーナン・コーネリアスvsクレベル・コイケ選手のパン選手権試合動画を今更ですが見つけました!

オーノー、クレベル選手がベリンボロから良いようにコントロールされています。
あのエスケープからの展開作りが上手いクレベル選手を、しっかり捕らえているのは凄いですねー。
長い足を活かした、スムースで巻き込むようなバック取りが素晴らしいです。
そしてここでも50/50十字やってますね!

更におまけの動画ですが、キーナン選手がなぜかグレイシー・バッハ本部であのマリオ・ヘイスとスパーしています。

バッハ着を着用していますねー。
どういう経緯なのか良く分かりませんが、以前はバッハ所属だったのでしょうか?
ヘイス様の小手絞りが鋭い!!
キーナンも非常に善戦してますね。

ますます混沌の様相を深める柔術界、ムンジアルで一度清算されるのが楽しみです。

これが今の日本のリアル!DUMAU2011DVD・・・そして5・4へ

先日、DUMAUの激戦を高画質で収めたDVDが発売されました。

http://www.b-j-j.com/138_8019.html 

これはイイです!!!

DUMAU常連の選手というのは、素晴らしき「試合ジャンキー」の人が多いと思います。
だからムーブがキレッキレです。 
そして独特の、タイトBUTルーズな雰囲気が産み出す会場熱!
自然と選手の戦いぶりも熱くなるってもんです。

特にこのDVDは、国内トップクラスの選手の試合を多数収録しています。
トップクラスのベストなムーブ、これは言い換えれば、このDVDに収められているムーブこそが、「日本の今」をリアルに反映しているという事だと思います。

僕もこれまで国内の大会DVDをたくさん見てきましたが、インターネット時代を反映してか、今回のこのDVDに納められているドゥマウ、最新の技術を導入している選手の多いこと多いこと・・・。

以前も言ったかもしれませんが、僕は個人的に、例えば全日本等の国内トップ大会で使われている技術体系が、ムンジアルのそれとあまりにもかけ離れているというような事態は良くないと思っています。

しかし去年のこのドゥマウ、選手のムーブがイイ!!!!
ヨーロピアン&アブダビ・プロ王者サトシ選手が、相手の負傷があって不完全燃焼だったとはいえ、いつものように圧倒的なムーブを見せてくれています。

それと個人的に、クラブ・バーバリアンの嶌崎公次選手のムーブが非常に魅力的でした。
身体能力の高さを感じさせる超アグレッシブファイトは、あの松本義彦選手中山巧選手を思わせる素晴らしいもので、見ていてストレス解消になります。

茶帯では現在は黒帯の、ご存知GSBの加古拓渡選手がフルフューチャーされていて必見です!
なんといってもベリンボロに目が行ってしまいますが、計算された回転系ムーブと猛烈なドしつこさが組み合わさった強力なガードワーク、スっと入ってスっと決まってしまうフック・スイープ、そして竜巻のように巻き込んでガチ取るバックアタック&極め、加古選手の魅力が詰まってます。

そして個人的にDVD最激オシの紫戦線!!!
アトス・フィリピンのJRサントス選手が圧倒的なパフォーマンスを見せる中、反対サイドからはヨーロピアン準優勝にしてアイラブジャパン王者のGSB高橋選手が飄々と勝ち上がり、決戦ではなんと魂のベリンボロ戦を演じてATOS越え!!!

そしてワールドクラスの紫帯クレベル・コイケ選手がノンストップ・ムーブを全編に渡って繰り広げています。
同じ体勢に5秒として居ないクレベル選手の異常な切り替えの速さ!!!!

柔術新聞イチオシのボンサイ柔術鈴木選手や、あの佐々木憂流迦選手をADCC予選において近代ガードテクを存分に駆使して下したX-TREMEの平尾選手らのテクニカル・ファイターも出場しています。

間違いなく現在の日本の「今」を収録しているDVDとなっているので、日本の柔術界のレベルを確認したい方には是非一度見てもらいたいです。

しかしこのDVDに足りないものが一つだけあります。
それは東日本最強のGRABAKA勢の存在です。

ホベルト・サトシ選手の世界レベルでの活躍で勢い付くドゥマウ軍団vsGRABAKA、見てみたいですよねー。

しかしそれが実現!!!!!!
なんとGRABAKA総大将にして、現在日本黒帯ペナ最強の中村大輔選手がドゥマウ東京に殴り込み!!!!
http://www.dumau.com/copas%202012/relacao%20tokyo%20open%202012.html 
黒帯ペナは加古選手VS塚田選手VS中村大輔選手ですよ???
ヤバイヤバイ来てる来てる!!!!
夢カード夢カード!!!!

レーヴィも凄いです。
「オカロック」岡本選手にガードの名手柿澤選手、そして躍動するムーブ!
クラブ・バーバリアンの嶌崎公次選手のマッチアップ!!

それとアダルト茶帯ペナ!!!
戦極初代フェザー級王者金原正徳選手が出場!!
僕は第11陣くらいまでの戦極大ファンだったので、金原選手のvsジョン・チャンソン、vs日沖選手、vs小見川選手の黄金のフェザー戦線に熱く燃えました・・・。
その金原選手がアイラブジャパン初代王者のGSB高橋選手と異種配合!!!
これは夢か??

ここにGRABAKAの強豪にして、最近では「THE柔術FIGHTERS」大会のオーガナイザーとして知られる大塚博明選手やドゥマウ常連のチャールズ・ガスパー選手、トライフォースの宮本和幸選手がブチかましですよ。

5・4浅草は今年の日本柔術界の、1つのピークになるのではないでしょうか。
ドゥマウの勢いが止まりませんね。

しかしそんなドゥマウですが現在、会場の使用問題が持ち上がっているようです。

ドゥマウに限らず、会場等施設を利用する際、色々気を付けながら使用する事がその競技にとって利益になると思いますので、お互いに気を付けあってみてはいかがでしょうか。

ドゥマウや他の柔術大会に利用できる施設が無くなっちゃったら、泣くに泣けませんからね。
この事に関して何かお気づきになった方や、取り上げて貰いたい事がある方は、僕の方まで是非ご連絡下さい。