ホベルト・サトシ選手、2012年アブダビ・プロ・レーヴィ級優勝!!


にわかに信じられない事件が中東で起きました。

静岡県の柔術道場であるブルテリア・ボンサイ道場所属のホベルト・サトシ選手が、なんとアブダビ・プロ階級別を制覇したというのです。

サトシ選手の強さは、我々は痛い程知っていますが、それでもまだ信じられません・・・。
アブダビ・プロという大会の重要性を考えれば、それも無理ない事と思います。

全世界から強豪選手が参加し、なおかつ普段はムンジアル等のアメリカで開催される大会には、お金が無くて出られないような未知の強豪も大挙して出場し、しかもそういう選手が度々有名選手を喰ってしまうという、恐ろしく難易度の高い大会です。
過去にはハファエル・メンデスマルセロ・ガウッシアブラウリオ・エスティマらのムンジアル常勝、神様レベルの選手達が途中敗北の憂き目に遭いました。

現在では、ムンジアルに次いで、世界で2番目に重要な柔術大会だと思います。

その大会で、サトシ選手が優勝したというのです。
間違いなく、日本柔術界における最高位の競技成績だと思います。

しかもワンマッチ決勝とかではなく、ダビ・ハモス、JT、ルーカス・レプリという超強豪を連破しての優勝です。

サトシ選手は先のヨーロピアンもあわせて、この半年でマイケル・ランギ、ルーカス・レプリ、JT、ダビ・ハモスと対戦し、しかも全勝無敗という戦績を収めたことになります・・・。

柔術ファンなら、これがいかに凄い事か、お分かり頂けると思います。
というか想像すら付かなかった事ですよね・・・。

特にマイケル・ランギルーカス・レプリは、階級の事もあり、日本柔術界がカスリもしない存在と思われてきました。

しかしサトシ選手は、静岡県に住み、ドゥマウ等の試合にしょっちゅう出場して、しょっちゅう名前を目にしていた我々にとって非常に身近な選手であるサトシ選手は、それを成し遂げました。

サトシ選手のこの特殊な環境は海外でも大きな話題となっており、「Satoshiは日本で、しかも兄くらいしか知られた選手の居ない環境で練習を続けてこの成績だ。モンスターか?」というような意見で溢れかえっています。

日本では最強を誇るボンサイ道場も、例えばATOSやアリアンシと較べれば、そういう扱いになってしまう事は仕方ありませんよね。
それだけ現在の柔術界は、最上級の環境で訓練された選手達がトップを占めているという事だと思います。

そんな現在の状況下では、サトシ選手の存在は謎以外の何ものでもありません。
以前サトシ選手に敗れたジョーダン・シュルツは、その理由について詳細な意見を海外掲示板に投稿している程です。
http://www.sherdog.net/forums/f12/roberto-satoshi-matches-abu-dhabi-pro-2065769/ 

しかし、我々が一つ分かっている事があります。
それはサトシ選手が、国内のあらゆる大会に出場し続けていた事です。

あまりにも良く見るため、国内ではプレミア感が少ないくらいです。

同大会の紫帯アブソルート級に出場し、見事準優勝した関根秀樹選手も同様にたくさんの大会に出場しており、今回はなんと開頭手術直後であるにも関わらず参戦、周囲が心配する程の大会出場へのこだわりでした。

ふりかえって日本柔術界、以前よりも試合に出場する選手が増えたとはいえ、どんなもんでしょうか。

サトシ選手等が個人的な才能に優れているのは、疑いの余地が無いでしょう。
しかし、そういう後付けの修練では追いつけない部分だけでは無いと思います。

故障がある、インストラクターしている、道場経営をしている、それらの要因は海外トッププロだって同じだと思います。
サトシ選手だって完全健康体では無いと思いますし、指導クラスを持っていますよね。

それに試合に出場していないと、技術等の情報更新の必要度が低くなり、結果おろそかになってしまうと思います。
日本柔術界が、規模等だけではなく、情報面でも遅れを取るようになってしまった一因だと思います。

サトシ選手級の活躍というのは、先に述べたように個人の才能という面もありますので、おそらく誰も望んでいないと思います。

しかし常に臨戦態勢であるというファイティングスピリットを見せ続ける事は、柔術界の活性化という面からしても、絶対必要であると思いますし、多くの柔術ファンが望んでいる事なのではないでしょうか。

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