3月20日の柔術ニュース・・・ザックのパス!!クロンのエスケープ!!

パンクラスやUFCなど、MMAで大活躍したヒカルド・カショハオン・アルメイダが、今月に開催されるパン選手権にシニア1で参戦する事が明らかとなりました。

 

http://www.graciemag.com/en/2012/03/ricardo-cachorrao-confirmed-for-pan/

「僕のモチベーションはね、学び続ける事なんだよ。柔術はこれから技術的な大革新が起きると思う。カイオ・テハやブラウリオ・エスティマ、そしてメンデス兄弟みたいな選手達が、柔術を新たな段階に引き上げてくれたおかげで、柔術は今や僕が経験した事のないようなレベルにまで達していると思うんだ。僕もただの傍観者でいるのではなく、例えマスターの部であっても、大会に参加して、その動きの一部になりたいんだよ。」

「弟のカショヒーニョと、インストラクションや生徒へのサービス向上のために3週間仕事したよ。カイオやブラウリオ、そしてメンデス兄弟が柔術の技術面を完璧にしようと努力しているけど、僕ら兄弟は柔術の指導と管理の面で、彼らと同じレベルに達していると思うんだ。」

 

腰痛でフィジカル・トレーニングが思うようにできなくなってしまい、UFCを引退したカショハオンですが、その優れた格闘技の嗅覚は今起こっている柔術の技術革新をビンビンに感じ取っているようですね。
名声を得てもなお、進取の気性衰えず素晴らしいです。

 

アブダビ・プロ予選の動画がまた公開されたのでご紹介します。
まずは衝撃のこの一戦!

サンディエゴ予選・・・ザック・マックスウェル(グレイシー・ウマイタ)vsクロン・グレイシー(グレイシー・ウマイタ)

注目は3分50秒過ぎから、ザック下でガードの場面ですが、ザックってこんなに足利きましたっけ??

片襟片袖から気持ち悪いくらい足をウネウネさせて、意味分かんない動きでクロンをオモプラッタ・キャッチ!!
さすが筋力と柔軟性を兼ね備えた、マックスウェル一家のハイパー・フィジカルですね。

完全に捕らえられたクロンですが、こちらも神がかり的なエスケープの上手さを活かして逃れ、今度はクロンがバック取り!

しかしザックはクロンのバックを振り落とす!
これは凄い!!クロンのバックアタックを防ぐとは・・・。

そしてそして、獅子のような雄々しいクロスニー・パスでクロンを完パス!!!!!!
完バック!!!!

あわや1本という所で、クロンがまたしてもエスケープしますが、わずか及ばすザック完全勝利です。

クロンのお株を奪うような力強く美しいベーシック技術で、文句の付けようがない柔術を披露したザック、群雄割拠し過ぎなレーヴィ級をさらに混沌とさせる存在となりそうです。

敗れたクロンですが、個人的な見所として、相変わらずバックからのエスケープが凄い・・・。
足の方が良く見えないので残念ですが、まず首部をしっかりケアしながら、自分の体を、相手のフック中心部の横(相手が脇をさしている方向)にずらして、その後反転です。

絞められ部分のケアがちゃんと出来ていれば、結構決まるので、良かったら試してみて下さい。反転するときに腰を痛めやすいので、そこは気をつけて下さいね!
それにしても見事過ぎます・・・。

ただこんな注目のされ方はクロンも本意ではないでしょうから、ムンジアル頑張ってもらいたいですね。

アンドレ・ガウバォン(ATOS)vsクラーク・グレイシー(BJJレボリューション/クラーク・グレイシー)

これはメチャクチャ熱い試合です。
相変わらず異常に精力的に、ノンストップでガードしまくるクラーク。
ガードでこれだけ忙しく動く人は珍しいですね。
どんな不利な体勢になっても絶対諦めない、超超粘りガードをガウバォンがこれまた動きまくって片っ端から潰していきます。

完パスしたり、ガウバォンが押している試合展開なのですが、クラークがとにかくガードに戻しまくるので熱いです。

ガウバォンも負けじと動いて、身体能力の高さを見せ付けます。

しかし4分30秒過ぎ、クラークが外掛け気味にフックして、しかもアンダーフック!!!

これはマズイでしょう!!!

ガウバォンがアピール!しかし審判が止めないのでクラークは続行!

激昂したガウバォンはクラークを蹴っ飛ばす!!!
思わぬ方向に試合がヒートしますね!!

その後もガウバォンの鬼攻めをクラークがガードしまくる展開が続いて終了です。

ギリェルミ・メンデス(ATOS)vsラエルシオ・フェルナンデス(ロータス・チームオオヤマ/コブリンヤ)

相変わらずジリジリとレッグドラッグ・パスを狙うギリェルミ。

ギリェルミは、クロスニーとかレッグドッグとかって言うより、ヒザの入れ方が上手ですね。

そして相手のガード足を畳みつつ、上半身もプレッシャーかけて殺す。
この記事でも紹介した、ギリェルミの「ポスチャー・ファースト」思想が現れていますね。

ちなみに僕は、このギリェルミみたいに、足を畳みながらレッグドラッグ・ポジションに行くパスをレッグドラッグ・パス、テレレや初期ハファエルがやっていたみたいに、足をキャップして釘付け
して反対方向にパスするやり方をTTパスと呼んでいます。

TTパス
http://www.youtube.com/watch?v=fNRV24kVrZs
http://www.youtube.com/watch?v=3EeC9PFaya8
http://www.youtube.com/watch?v=gAZzE3Ip1d8

レッグドラッグ・パス
http://www.youtube.com/watch?v=ACVghy_CPyM&feature=player_embedded

分かりづらかったら済みません。
似てますが、思想が違う気がするので分けて呼んでいます。

試合に戻りますが、5分過ぎのクォーター・ガード破りが凄いです・・・。
パっと見どうやっているのか良く分かりません。
両側のフックを上手く外して、横に付いていますねー。
ちょっと試してみたくなるテクですね。

TTパスのご本尊であるフェルナンド・テレレがグレイシー・バッハ・ヴィトーリア支部でレッグウィーブ・パスを教えています。

色々珍しいシチュエーションの動画ですが、ここではTTパスに移行するヤツではなく、マーシオ・フェイトーザが得意としていたようなオーソドックスなレッグウィーブ・パスを教えています。

テレレはとても元気そうで、怖さも戻ってきたように見えますね。
いつか試合で姿を見たいですね。