クロン躍進!ドゥリーニョ悲願!2011ムンジアルまとめ・・・レーヴィ級

今年のムンジアルも色々凄かったですね!!

情報が多い部分をざっとまとめてみますね。


それよりもまず最初に衝撃の出来事から・・・。

柔術界の盟主たるグレイシー・バッハが、なんとチーム成績アダルトの部で表彰台に登る事ができませんでした・・・。

柔術新聞


信じられない出来事です・・・。


IBJJFのホームページで調べてみたら、チーム成績の記録が載り始めた2002年以来、初の事態のようです。

2002年1位、2003年1位、2004年1位、2005年1位、2006年2位、2007年1位、2008年3位、2009年2位、2010年2位という凄まじい成績を叩き出している、まさに柔術界の最強チームの一つですが、それだけに今回の出来事が個人的に大変な驚きです。

来年以降の巻き返しに期待ですね。


レーヴィ級

メジオから階級を落としたクロン・グレイシーが、ムンジアル最激戦区に大旋風を巻き起こしました。

柔術新聞

今まで良い動きをするも、トップにはまだまだ届かなかったというイメージのクロン、今年は大活躍し、押しも押されもせぬトップ強豪の仲間入りです!!


そしてアブダビ・プロに続いて、レーヴィ絶対王者のマイケル・ランギが決勝前に敗れるという、それまでの序列を大きく覆すような信じ難い結果となりました。

お馴染みランギ&レプリのアリアンシ・ツートップ優勝は、早くも今は昔の物語となるのでしょうか・・・。


移り変わり早過ぎで、パンピー柔術ファンとしてはついていくのが大変で、ショックも大きいです。

1位・・・ジルベルト・ドゥリーニョ・バーンズ(ATOS)

2位・・・クロン・グレイシー(グレイシー・ウマイタ)

3位・・・マイケル・ランギ(アリアンシ)

3位・・・JTトレス(ロイド・アーヴィン)

クロン・グレイシーvsマイケル・ランギ

http://www.youtube.com/watch?v=WHNrgQdXmSI

ランギ、ガードワークはさすがの超キレ味ですが、上になった時、クロンのドしつこいシッティング&足グルグルガードを越えられそうな気配がありません。


上でも豹のようなアタックが売りのランギですがこれは珍しいです。


肩の手術以降、レアンドロに完パスされたり一見不調のようですが、ドゥリーニョにはしっかり勝っています。

柔術新聞

動きを見ても、以前と比べてそこまで不調とかは無いのでは、と個人的には思います。


僕的には、メジオから落としたクロンの体がとても大きく見えます。

上になった時、ランギはこの体格差に苦しんだのではないでしょうか。


クロンの草刈りスイープがかっこいいです。

それにしてもランギに決めるとは・・・。

クロン・グレイシーvsレアンドロ・ペレイラ

http://www.youtube.com/watch?v=T2IkGGIzyn0

今年のムンジアル最大の激戦と評判の一戦です。


以前ブログでも紹介した炎のアタッカー・レアンドロ、ここでも物凄いアタックを見せます。

スイープも見事ですし、ランギが越えられなかったクロンのガードを破壊しています。


今柔術界で最も分かりやすい攻撃力を持った選手ではないでしょうか。


しかしバックを取って以降攻め手が緩みます。

まだ若いかもですねー。


前半あれだけやられまくったクロン、そこを逃しません。

クロン、柔術超エリートなのに、この不屈のファイティング・スピリットは凄いです。

ファイターの鏡ですね。


レアンドロ、アブダビ・プロ予選のドゥリーニョ戦ではネッバネバの大激戦 を演じていましたから、また頑張って欲しいです。

JTトレスvsセルソ・ヴィニシウス

http://www.youtube.com/watch?v=o2wMgWrnqGw

レアンドロに敗戦、そして引退話と、最近寂しい話題が多い元世界最強セルシーニョ、新鋭JTと対決です。


剛力で名高いJTのスパイダー・ガードを、かまわずブルドーザーのような圧力で攻め立てていますね。


JTは必死に粘りのガードです。

よくこんな凄まじい攻撃をかわし続けられるなって感じですね。

僕なら開始4秒で病院送りです。


しかし耐え続けたJT、ラスト10秒程でベリンボロ・ポジション狙いからオモプラッタ、そしてホレッタのようにスイープ成功!!!


セルシーニョ無念ですね・・・。


JTの粘り勝ちです。

決勝戦 ジルベルト・ドゥリーニョvsクロン・グレイシー

http://videos.sapo.pt/7p5WvwCjud0ikAEbv61r

イタリア・ヴィエラ での両者の対戦では、クロンがまさかの1本勝ちをおさめ、世界中の柔術ファンに衝撃を与えましたが、今回はムンジアル決勝という最高の舞台で再戦です。


まずドゥリーニョ、小内刈りって言うんでしょうか?

足掛けてナイス過ぎるTDから猛攻!!

ドゥリーニョ、TDが本当に上手ですよね。


そして前回敗れはしましたが、ポジショニングという面では、ドゥリーニョがクロンを上回っていたと思います。

今回もそれが出ます。


ドゥリーニョがあっという間にバック気味に!!

しかし粘るクロン、何とか足を差し入れ、そこからなんと50/50!!!

そして50/50スイープ!!!


以前ツイッターで、クロン道場においてヒクソンとブルース・リーの高弟が練習し、ジャンジャックがヒクソンからコラル帯を授与されたという記事 を紹介しましたが、このレジェンド感溢れる場においても、練習題目は50/50だったそうです。

柔術新聞

その成果が早速出たのでしょうか。

見事な50/50スイープです。


思うに向こうの人は、新しい技術を取り入れるにあたり、「それらも柔術の一要素さ」と言わんばかりの割り切りが凄く、導入にあたっての躊躇が非常に少ないように思います。

それがトップ選手達の、あの圧倒的な引き出しの多さに繋がっていると思います。

勝利に必要な事は残らずやってくる感じですね。

西洋合理主義のたまものでしょうか。


そしてそれら多くの要素を取り入れる事を可能にする、圧倒的な練習時間。

この部分がなんと言ってもはんぱないですよね。

練習しないと、知識あっても消化不良ですからね。


この2つの部分の強固なコンビネーション、これが世界の強さを支えているのではないでしょうか。


しかしドゥリーニョも50/50で返す!!

現代柔術感満載の攻防ですね。


その後クロンは堅固なクローズド・ガードにチェンジ。

伝統と新風が交錯します。

我々がクロンvsドゥリーニョに期待するとおりの空気感が漂います。

あらゆる要素を全てを包含し、使えるものは何でも使う、これぞ柔術の醍醐味。


ドゥリーニョ相手に明確なガードフォームというよりも、グルグル足回しガードで対抗するクロン。

これで良く防げるなって感じです・・・。


対して何とか足をまとめてTTパスを狙いたいドゥリーニョ。

交錯しまくってますねー。


しかしドゥリーニョの猛攻の前に、クロンはついにATOS必殺のTTパスからの足入れポジションを許してしまいます。

そこからついに完パス!!

ドゥリーニョ、バックへ!!

しかしクロン気合でリバーサル!!


バックを確実にするために、ドゥリーニョは下から更にフックしますが、クロンはそこを上手く解除して、そのまま向き合っていますね。

非常にシステマティックな気合リバーサル技ですね。


今度はドゥリーニョがクローズド・ガードへ。

そしてそこから足掬うベーシックなスイープ技でなんとマウント奪取!!


相手をプッシュするまで、クロンの襟を引き掴んでためていたのがポイントかもですね。

襟を一気に離して、その腕でそのまま床押しです。

今度僕も真似してみます。


ドゥリーニョ、マウントからバックを奪取も、バック返しがやたら上手いクロン!

そういえばヒクソンの黒帯シェーン・ライスもバック返しが物凄い上手でしたね。

バック取られたら「待ってました!」とばかりに返してました。


シェーンは相手と頭揃う高さまで行くタイプの返し方でしたが、

クロンはフックを深くかけさせ、そのスキに下方に行って相手と向きなおるタイプですね。

サウロ・ヒベイロのDVD に出てた返し方と同じ感じです。

僕がやると下がるにつれて絞められていっちゃうんですけどね。

クロンさすがです。


しかしクロン時間が無い・・・。

そしてさっきと同じようなクローズドからの足掬いに苦しめられる内に試合終了!!

ドゥリーニョ勝利!!

お互い健闘を称えあって良い感じですね。


思えば2009年から、ドゥリーニョはムンジアルで苦杯をなめっぱなしでした。

稀代のナイスガイが、ついにムンジアルで戴冠です!

おめでとう、ドゥリーニョ!!

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Road to ATOS②~アンドレ・ガウバォンからの手紙

前回の続きですが、ATOSの道場に行って練習できるかどうか聞いてみた所、アンドレ・ガウバォンから返信が来ました!

柔術新聞

見やすいように記事として掲載するので、参考にしてみて下さい。


Hello!
Yes no problem. He can training with us for sure.
The price is 40USD per class. He can training with us.
Thank you very much!

"O temor ao Senhor e’ o principio da sabedoria; e o conhecimento do Santo ‘e entendimento".

Proverbios 9:10


こんにちは!

もちろん超OKだよ!俺達と一緒に練習できるよ。

1クラス40ドルさ。これで俺達と一緒に練習できる。

問い合わせありがとね!!


「主を恐れることは知恵の素である。

聖なる者を知ることは悟りである。」

(旧約聖書:箴言9:10

柔術新聞

かっちょいいですねー。

また、親切にもこのガウバォンの説明を補足する形で、別のスタッフさんからも返信がありました。


Thank you very much for your emial. Yes your friend can trian here, he is more than welcome to come by anytime he would like. We are open Monday through Friday at 9am-1130am for gi classes in the morning, At night we open at around 4pm and we can classes that start at 6pm. If he wants to train here for just a day it is $40 dollars but if he want to be a member of our school and train here with andre all the time it is $169 dollars a month. I hope this information helps you out and we hope to see you here on the mat’s really soon. God bless, and yes Andre is the best!!!


メールどうもありがとう。もちろん君の友達はここで練習できるよ。いつでも好きな時に訪ねてきてくれ。月曜から金曜日の、午前9時から11時30分までがギの朝クラスさ。夜はだいたい午後4時頃に道場が開いて、午後6時からクラスが始まる。1日だけ練習したければ1回40ドルだ。もしATOSのメンバーになって、いつでもアンドレと練習したいのなら1ヶ月169ドルさ。この情報がお役にたってれば良いけど。早く君とマットの上で会えるといいな。神のご加護がありますように。おっと、それに君の言うとおり、アンドレはベストさ!!!


また、前回の記事のコメント欄で実際ATOSのキャンプに参加されたから具体的な情報を教えて頂いたので、改めて書きます。


ブラジルのATOSの本家リオクラーロに行くのもとても良いと思いますが日本からの距離、費用、ビザの問題があるので米国のサンディエゴのアンドレの所でも大きな大会前に1ヶ月スーパー黒帯達が集まりキャンプすることがあるのでタイミングがあえば費用、時間も含めておススメです。アンドレによるとこれからも頻繁に開催していくそうです。ATOSでのスーパー黒帯達のキャンプ練習は練習強度が本当に高いので短期の滞在(数日)では時差ぼけ、体調管理が難しいと自分は感じました。

柔術新聞

その他滞在方法や費用等は、いわゆる海外旅行の分野に入ると思いますので、色々調べてみてはいかがでしょうか。

ちなみにガウバォンのATOSサンディエゴ道場HPはこちらです。

http://www.galvaojiujitsu.com/galvaojiujitsu/


他にATOS修業を考えている方も良かったら参考にしてみて下さい。

Road to ATOS

読者の方で、海外修業に、それもATOSに行きたいという方がいらっしゃいます。


しかし僕は外国と言えば、歌舞伎町のフィリピン・パブに連れて行かれた事があるくらいの海外経験しかありません。


そこで海外経験豊富で、しかも柔術修業経験をお持ちの方、費用とかコンタクトの仕方・気をつける事等、良かったら教えて頂きたいと思います。


今年のムンジアルは、世界の強さを改めて痛感しましたが、引き続き出来る事を地道に頑張っていかないといけないので、色々したいです。

諦めないで頑張っていれば、この本間選手の試合のように、最後にははんぱないスイートな結果が待ってるのではないでしょうか。

http://www.youtube.com/watch?v=9wDm0PNc1kg