サミュエル・ブラガとBerimbolo

先日紹介したBerimbolo、どうもなんか引っ掛かってたんですけど分かりました。
2008年ムンジアル・プルーマ級決勝戦におけるサミュエル・ブラガvs吉岡大選手の一戦中の事でした。
悲願の日本人ムンジアル初制覇の期待がかかるこの試合、この場面までは吉岡選手が必殺の鉄壁ディフェンス力でサミュエルの猛攻パスを全部凌ぎまくり、サミュエルのベースを崩したりして、かなり押せ押せだったんです!!!
しかしこの1発で試合の流れが変わってしまいました・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=RNI3CrcPIFg

まごうかたなきBerimboloですね。
ここで失ったアドバン差を吉岡選手はついに取り返せず、惜しくも敗れてしまいました。
まさに一撃必殺の切れ味ですね。
そして2007年同じくムンジアル・プルーマ級決勝、サミュエル・ブラガはホビーニョことホブソン・モウラに対しても試合開始早々にBerimboloを仕掛けていました。
http://www.youtube.com/watch?v=NlkTl773wVo
この階級世界最強と言われ続け、長期のブランクを経てこの年のムンジアルに復活したホビーニョにあえなくフックを切られてしまっていますが、この技の防御としては、やはりフックのベースをそもそも取らせない事が重要ですね。
形を作られてしまった後ですと、良いように煽られて
しまいます。
それにしてもATOSのハファエル・メンデスが多用した事でやっとこさ僕が気付いたこの技、実はサミュエル・ブラガの得意技でもあったんですね。
$柔術新聞
技自体は多分50・50みたいに前からあったのかもしれませんが、
それにしてもさすがグレイシー・バッハですね。

ガード技術に関しては常に最先端を走って譲らないです。
現在マイケル・ランギアブマー・バルボーザが得意とする、スパイダーから回転するスタイルもチンギーニャが祖ですし、例のインバーテッドガード・逆さ回転だって、そもそもはあのホレッタが元祖のような存在なんだという意見をある選手から聞いた事があります。
$柔術新聞
どういう経路を辿ったのかは分かりませんが、こういった優れた必殺技が様々な人の手を経て、ボコンと現世に出てくる場に立ち会えるのも柔術ファンの醍醐味ですよね。

サミュエル・ブラガとBerimbolo” への10件のコメント

  1. SECRET: 0
    PASS:
    ブラガのベリンボロ半端じゃないですね!
    アッサリと防いだホビーニョにも痺れるというか。
    ベリンボロブーム到来の予感がしますね!

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >zattyさん
    ブラガ凄いですよね。
    それにしても日本人悲願のムンジアル優勝を阻んだのがベリンボロだったとは・・・。
    僕はあんなにしっかり逆さになれませんが、外側から攻められるのってやっぱり防御しづらそう、というのが印象ですね。改めてデラヒーバフックからの攻撃の有効性を確認しました。
    なんにせよしっかりフックと腕差し入れが大事だなって思います。
    内回りはやはり50・50との連携が今熱いですねー。とても難しいのでできませんが・・・。ライアン・ホールは50・50ポジションをガードというよりも、バック取りやスイープ等最終的にアタックするための経過ポジションとして非常に有効に使っていて、とても興味深いです。
    ライアンの50・50はなんか他の人と違う気がしますね。

  3. SECRET: 0
    PASS:
    いつも興味深く読ませてもらっています。
    ふと何気なく「ゴン格」のバックナンバーを読んでいたら、2005年のコパドムンドのレポートで、サミュエル・ブラガがガブリエル・モラエスとの試合でBerimboloらしき攻防を見せている写真がありました。(試合結果は、モラエスがブラガをスイープで破りガロ級優勝)
    ちなみに、そのガブリエル・モラエスですが、翌2006年に湖西のDUMAUインターナショナルに来日した際、会場の隅でBerimbolo系の技をデモンストレーションしていたのを見た覚えがあります。確か、当時のゴン格にその技が小さく紹介されていました。(外回りではなく、内回りだったかもしれませんが…)

  4. SECRET: 0
    PASS:
    なんだかニコライ・ズーエフさんのコメント読んでていて、そういやガブリエル・モラエスのテクが載ってたゴンカクあったな、、、ってことでひっくり返してみたら、これかなあ?と思われるのがありました。
    ガブリエル・モラエスはアームドラッグからの送り襟絞めを紹介してまして、そのすぐ下でエスキジートがベリンボロっぽいのを紹介してました。これでしょうか。
    ちなみにハーフから内回りに潜っていってバックに抜けていく技でした。
    私が見ているゴンカクはNo.172、ミルコが表紙です。

  5. SECRET: 0
    PASS:
    >nerazuriさん
    そうでしたか!
    私の記憶違いでした…ガブリエル・モラエス選手ではなくで、エスキジート選手でしたね(汗)
    ご指摘ありがとうございます。
    しかも、もしかしたら2006年の記事ではなく、2007年のDUMAUだったかも…
    いずれにしても、少しBelimbloと離れた話題かもしれませんでしたね…
    ブスさん並びに、柔術新聞の読者の皆様、大変失礼致しました。

  6. SECRET: 0
    PASS:
    >ニコライ・ズーエフさん
    色々情報ありがとうございます!
    何でもどんどん教えて下さい。
    ATOS勢の中でもハファエルだけが、以前からこればかりやってたんですよね。ギリェルミとかアリ・ファリアスは主に内回りが多かった気がします。その辺とサミュエル・ブラガと、どう関係があるのか知りたいです。
    またBerimboloのヒントが、レオジーニョみたいな大回りするデラヒーバ・スイープからなのか、それともテレレ的なデラヒーバからのバックアタックからなのか、興味は尽きません。

  7. SECRET: 0
    PASS:
    >ニコライ・ズーエフさん
    いえいえ。ベリンボロに非常に近い話題と思います。
    内/外の違いこそあれど、エスキジートの紹介していた動きは全くベリンボロと同じ形でした。当時からも外回りでやってた可能性も大いに考えられますし大変興味深いです。ていうかあんな小さい記事よく覚えてましたね・・・。
    >ブスさん
    このような瞬間のためだけに雑誌を保管してます!・・・ということを言い訳に捨てられないだけです、ハイ。

  8. SECRET: 0
    PASS:
    お言葉に甘えて、ちょっとベリンボロに関して仮説を考えてみたのですが…。
    以前、こちらの記事でも書かれていたように、近年、特に軽量級においてのスイープ技術がめざましく発達する現象が起きています。
    その結果、競技的に勝つ為の戦略として、試合開始直後に両選手が同時に引き込んで、ガードでお互いに脚を相手に向ける状態での攻防が多く行われれるようになったことが、この技の進化の背景にあるのではないかと思います。
    この体勢からは、通常はトップを選択してアドバン先取するか、または直接足関節の攻防に行く選択でしたが、サミュエル・ブラガあたりの時代から、よりアドバンテージを得る戦略として「ガードを取っている相手に対してバックキャッチに行く」という選択をした結果、ベリンボロとして発達して行った…という可能性があるように思います。…どうでしょう?

  9. SECRET: 0
    PASS:
    >ニコライ・ズーエフさん
    なるほどそれはそうかもしれません。
    このレベルの人達は、立ったままパスしようとすると完全にスイープの餌食ですから、こういう技が発達したのかもしれませんね。
    逆の言い方をすると、とてもそこまでのスイープ技術はまるで無い僕みたいな普通の人間は、相手が立ったままの状態からのスイープもちゃんとやらないといけないですね。普通のデラヒーバフックから挟むヤツとか。
    ベリンボロも煽りがしっかり出来ると、帯掴んだ状態で相手がベース取れなくなるようなので、その辺もしっかりやると良いのでしょうね。

コメントを残す