2011年ADCC日本予選 関根選手・平尾選手・五味選手

ADCC日本予選に行ってきました!
行って良かったです・・・。
発見だらけでした。
まず-66キロで衝撃が走りました
その震源地はX-TREME柔術アカデミー所属の平尾悠人選手です!!

柔術新聞

平尾選手はこれまで色々な大会で実績を残していますが、今日もインパクト大きかったです!!!
マジはんぱないです・・・。
今日の平尾選手の対戦相手はこれまた期待のホープ佐々木憂流迦選手でした。
今日の大会、佐々木選手は八隅選手に今度こそ勝てるのか、という所が見所の一つだったと思います。
しかしそれどころではありませんでした・・・・。

まず佐々木選手はいつものように物凄いプレッシャーを掛けて、上から相手を潰しにかかります。
そのあまりの勢いに、会場は佐々木選手が一体どれくらいのスピードで相手を倒すかに期待を寄せていた感じでした。
しかし最初はやや動きが固いように見えた平尾選手ですが、徐々に佐々木選手の動きに付いて行くと、だんだん佐々木選手との間にスペースを作り始めます。
佐々木選手はとにかく上に被さって、圧力でクロスニー&かみつき系のパスを強行しますが、平尾選手が負けずに足をスペースに入れてくるようになると、状況が一変してきます。
50/50で佐々木選手を捉えたあたりから、佐々木選手の顔色が変わってきました。
だんだん佐々木選手が平尾選手に動かされる場面が増えてきました。
徐々に空間を上手く使って回転を始める平尾選手、佐々木選手が前に出ると内回り&後転でパスを受け流し、そしてハファエルのようなベリンボロ系の外回りを仕掛けて反撃に転じます。
佐々木選手はおそらく知らないこれらの技を正面から受け続けたため、ベースを取るのが困難になってしまい、終盤は完全に平尾選手が支配権を握って、佐々木選手はパスを仕掛ける事が出来なくなってしまいました。

平尾選手はスイープ、そしてそこからバックを狙い続け、見事ポイントで佐々木選手に勝利しました。
現在の柔術は、特に軽量級においては、下からの技術が非常に発達したため、ガードの方が優勢です。特にトップ所は完全に下からの仕掛けの方が優位で、下ポジションの取り合いになる程です。

ハファエルやコブリンヤ、サミュエル・ブラガやライアン・ホール、そして以前紹介したボンサイ柔術の鈴木選手や、今日の平尾選手のような新しいガード技術の前には、特にクロスニー・パス等は成功率が著しく低くなります。
海外のトップ試合ですと、ほぼ間違いなく回転&後転の餌食です。
パスを出来なくするガード、パスが出来ないゲームが、現代柔術の特徴だと思います。
今日の平尾選手vs佐々木選手の試合は、まさにそういった最新柔術の潮流を見事に具現化していたように思えます。
非常に興味深かったです。
見れて良かった・・・。
まさに見たい試合でした。こういう試合があるから柔術って最高ですよ。
そして佐々木選手の強力な圧力にひるむ事なく、最後まで落ち着いてキレのあるガードを取っていた平尾選手の精神力が凄いですね。
もし僕にああいう技術があったとしても、多分開始1分でビビってパスされてます・・・。
それくらい佐々木選手の勢いは凄かったです。
しかしその猛攻をまさに跳ね返した勝利でした。
物凄くテクニカルでした。
まさに柔良く剛を制す、ですね。
分かっちゃ居るけどなかなかそんな事は普通できないですよね・・・。
けど平尾選手は、その非常に高い技術と精神力で、まさにこれぞ柔術という試合を見せてくれました。
個人的に今大会中、一番の衝撃試合です。

試合後早速突撃して、少しだけ平尾選手にお話を伺う事ができましたが、X-TREME柔術で竹内先生のもと、ハファエル・メンデスのスタイルを参考にしたりしながら練習していらっしゃるとの事でした。
もっとちゃんと聞きたかったんですけど録音ツールを持って来てなくて・・・。
しまったなあって感じです・・・。
今度改めて是非お話聞かせて下さい!!!!

して99キロ超級で優勝したシュレック関根選手です。
$柔術新聞
ADCC予選の決勝は、試合開始当初からマイナスポイントが加算されてしまいます。
つまり普通引き込まない訳です。
引き込むとマイナス・ポイントを取られてしまいますからね。
しかし関根選手はその決勝で、引き込み気味に自らハーフ下のポジションを選択すると、そこから物凄い流麗な手順で淀みなく膝十字25秒勝利です!!!
形は確かこういうヤツだったと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=swIjfKoKuOg

僕は関根選手が異常にテクニカルで、下から複雑な仕掛けを好む事は知っていたはずなのですが、それでもやはり驚かされました・・・。
パワー場面ゼロの、流体ムーブ秒殺勝利・・・。
非常に正確な技術、柔らかいムーブ、極めの速さ・・・。

まあ良く考えてみれば関根選手には驚かされてばかりですよね。
スパーさせて貰っても、軽量級の僕が技術面で遠く及びませんし・・・。
パワーや体重で適わないとかなら言い訳になるんですが。
今日の試合も、大会中のベスト・テクニカル賞だと思います。
お話を伺っても、技の細部にまでとてもこだわって練習している事が分かります。
そういう精密さを一つ一つ積み上げた結果が、あの極めの速さになるのではないでしょうか。
関根選手の視界にホベルト・サイボーグが入ってきたのではないでしょうか。
もうそういうレベルだと思います。
$柔術新聞
関根選手に潜られて、なおかつあんなにスピーディに膝十字までセットアップされたら、もう誰も逃げられないんじゃないですかね。
期待せずにはいられません。
本戦が待ち遠しいです。
そして五味隆典選手です。
とにかく振る舞いが格好良かったですねー。
かっちょいいの一言ですね。

幻の戦極ライト級対決となったvs山田選手も熱い試合でしたが、とにかく相手が何を仕掛けてこようと、物凄い圧力で上半身を制し、これまた物凄いキレで足を抜く、ポイント時間帯になったら爆弾TDでポイントをゲットする、これを徹底して見事優勝しました。
試合もそうですが、その一挙手一投足に目が釘付けになってしまった五味選手、見れて良かったです!!

パブロ・ポポビッチのサプリメント・リスト②

前回記事にしたパブロ・ポポビッチのサプリメント・リスト
ですが、その後記事に追記したように、ポポビッチは現在ツイッター上でその種の有益と思われる情報をどんどん放出しています。


柔術新聞

そのたびに記事に追記していたのでは分かりづらいので、こちらのページに追記していってまとめるようにしてみます。

順次ツイッターで速報していくつもりですが、ツイッターだと流れちゃって後で見づらいですからね。


僕にはチンプンカンプンな内容ですが、良かったら参考にして下さい。


エネルギー&スタミナ強化には、bpiの1.M.Rが最高!!

Jack 3dより1000倍良いぜ!!

別にスポンサードしてもらってる訳じゃないよ。

ただ単にこの製品が好きなんだ!!!

イライラしたりとかそういう副作用も全然無いね。

ちなみにオレンジ味が好きだな!!

柔術新聞

(bpi 1.M.R→http://bpisports.net/index.php?p=product&pr=1mrp&info=high

一応Jack 3d →http://www.jack-3d.com/ )

メンデス兄弟にベリンボロを解説させよう&カイオ・テハ待望の教則DVD発売!!

簡単にですがお知らせです。
ツイッターで速報しましたが改めて、メンデス兄弟が新設したフェイスブックのファンページhttp://www.facebook.com/mendesbrosfans
で「いいね!」が2000に達したら、リクエストの多かったテクの教則動画を投稿すると約束しています!
現在の所、応募総数50票のうち
ベリンボロ・・・22票
デラヒーバからのバック(つまりベリンボロ)・・・3票
TTパス・・・8票
その他

と言った感じでベリンボロ希望が圧倒的です。
http://www.facebook.com/topic.php?uid=163074997076914&topic=171
これまで追ってきた無敵の必殺技ベリンボロ、ついにメンデス兄弟の手によって細部が公開されるのでしょうか。
けどまだ「いいね!」が580くらいなんですよね・・・。
こちらは勝手にマスターしてしまいましょう。
ちなみにTTパス、向こうではどうも「Leg Drag Pass」と呼んでるみたいです。
分かんないですけど。違ってたらすみません!
あとベリンボロはやっぱBerimboloで合っていたようですね・・・。
良かった・・・。
まあもしかしたら「ベリンボーロ」とかかも知れませんけどね・・・。


それともう一つニュース、今最もガードを習いたい選手であるカイオ・テハがまさにナイスタイミングでハーフガード3本組教則DVDをリリースです!!
$柔術新聞
http://www.budovideos.com/shop/customer/product.php?productid=31792&cat=&page=1
第1章「バッドポジションからの脱出パート1」
第2章「バッドポジションからの脱出パート2・・・膝防御編」
第3章「フックのやり方」
うおおおおこれは見た過ぎる!!!
楽しみですねー!!!!

パブロ・ポポビッチのサプリメント・リスト

マッスルマスター、パブロ・ポポビッチの話題です。
$柔術新聞
ポポビッチと言えば先のリオデジャネイロ大洪水においてお母さんを亡くし、お父さんも危険な状態になりましたが、世界中から援助が集まり良い治療を受ける事ができたため、辛くも一命を取りとめたという大変な出来事があったばかりですね。
そんなポポビッチですが、先頃練習に復帰し、ツイッターやフェイスブックでも元気な舌鋒を聞かせてくれています。
おそらく色々思う所はあるのでしょうが、以前と同じように明るく振舞ってくれています。


ムンジアルに出場していないのにグレイシー・マガジン2010年ベスト柔術家に選ばれてしまった程人気のあるポポビッチですが、グレイシーマガジンがあわてて別の賞を創設し、ホジャーをベストに選出した所、「俺のツイッターをフォローしてくれ!色々語るぜ!良い子ちゃんで居るのは飽きちまったよ!!」と高らかに宣言。大統領選挙の話まで持ち出して早速グレイシーマガジンに噛み付いたポポビッチ!!
みんなのWeaponXが帰ってきました!!
そんなポポビッチですが、フェイスブック上で自身のサプリメントリストを公開しました。
http://www.facebook.com/pages/Pablo-Popovitch-Brazilian-Jiu-Jitsu-Center/70528449180?v=app_7146470109&ref=sgm
入手方法がやや手間なので、ここに概要を記載しておきます。


ポポビッチと言えば柔術界随一の身体能力とキンニクを誇る爆撃機のような選手。
$柔術新聞
ボディメイキングやコンディショニングに興味のある方は是非参考にしてみて下さい。
けど多分アクセス数だとか「いいね!」だとかでビジネスをしていると思うので、良かったらポポ様のページに行ってそういうのしてあげて下さい。
こういうのってネットワークビジネスって言うんですかね。
後で触れるメンデス兄弟もそうですけど、向こうの人はこういうの凄くしっかりやりますね。
さてリストですが、ポポビッチが直近の2年間で使用したサプリを公開しています。
それぞれのサプリにポポ様の長いウンチクが付いていて、それは必要無いかなとか思ったのですが、なにせ僕は伊藤園の野菜ジュースとDHCのサプリという、まるでOLのようなサプリメント使用状況にあるノンボディメイカー、僕が?と思った事でも、知識のある人からすれば宝の山かもなので、一応そういうのも少し要約しておきます。


まず序文で「この世で何が最悪かって、大会に向けてハードにトレーニングしてきたのに最終日で風邪ひいちまう事だよな!だからみんな、これ真似して試合で一段高いパフォーマンスできるようになってくれよ!!」
とエールを送ってくれてます。
ローヤルゼリー500
様々なビタミン類とミネラル、たんぱく質と脂肪酸を含む。マウス実験によると炎症や腫れを抑える特性を持つ事も報告されている。
エアボーン(大会が近くなったら&風邪ひきそうに感じたら)
免疫を高めて細菌と戦うための決定版。細菌の多い環境でも、エアボーンの持つ特殊なハーブ効果、ビタミン、電解質、アミノ酸、抗酸化物質が君の体を戦闘状態に保ってくれるだろう。
(調べたところ、アメリカではポピュラーな風邪予防薬のようです。http://plaza.rakuten.co.jp/sarusaru53/diary/200812130000/ こんな感じで。効くのならこれは僕も欲しいです。)


ビタミンCとして Emergen C
(こういうヤツみたいです。http://www.emergenc.com/)
他のビタミンC製品が主に冬期にのみ効果を上げるのに対し、このエマージェンCは1年中免疫力を高める効果を発揮する。
秋&冬用
1000mgのビタミンCと亜鉛、そして32種のミネラルが君の免疫力を高めてくれるだろう。
(多分この種類。http://www.emergenc.com/index.php/products/specialty/immune-defense

春用
ビタミンB1・B2・B3・B6・B12が君の自然な力を高めてくれるだろう。
(多分これ?http://www.emergenc.com/index.php/products/multivitamin/cherry-pomegranate
夏用
気温が上がったとき、エマージェンC電解質強化&32種ミネラル混合版が、発汗によって失われた水分とミネラルを補給してくれるだろう。
(多分これ。http://www.emergenc.com/index.php/products/specialty/electro-mix)

Coq10(コエンザイムQ10) スタミナ用
食品、主に魚や肉類に多く含まれる。
我々の細胞のエネルギー生成に大きな役割を果たすと共に、抗酸化作用も持つと認識されている。
実際Coq10を多く摂取している人の多くは、この栄養素がフィジカル強化に重要な栄養素だと言及している。
NADH 10mg スタミナ&敏捷性
NADHは神経伝達物質であるドーパミン、ノラドレナリンセロトニンを活性化するビタミンB3のコエンザイム体から作り出されている。メンタル部分での明快性、俊敏性、集中力を高める効果を持つ。
Gakic 強靭性
http://www.netnutri.com/browse.cfm/4,2454.html
今までのサプリの中で、断トツでボディビルディングに最高最強のサプリだ!!開発に8年もかかっているんだ。なぜ8年かって?良い物を産み出すには時間がかかるんだよ。君のゲームプランも変える事ができるだろう。それもすぐに!(だいぶ訳をはしょりましたが、ポポ様大絶賛です。)

マッスルミルク プロテイン
http://www.musclemilk.com/
これは筋肉を引締めて、エクササイズからの回復も速くなる、革命的なエネルギー燃焼促進効果を持っている。まるでベイビーを育てる母乳のように、代謝を促進させて筋肉の成長&リカバリーを刺激するんだ。
Endurox 回復系
エンデュロックスは炭水化物とたんぱく質の比率が4:1で特許を取っている唯一の回復系飲料だ。
エンデュロックR4は一般的なスポーツドリンクよりも筋肉へのグリコーゲン到達が128%速く、55%多く補給してくれる。また別の研究では、プロテインに比べて筋肉へのダメージを36%多く減らし、38%多く筋肉をリビルドしてくれる。
グルタミン 回復系
グルタミンは超重要で、消化や免疫系に広く使用される栄養素であり、最高のパフォーマンスを維持するのに必要な栄養素だ。
骨格筋にあるフリーフォーム・アミノ酸の60%がL-グルタミン酸だ。L-グルタミン酸はたんぱく質の代謝に非常に重要な役割を果たし、ボディビルダーには必須の栄養素なんだ。
研究によると、集中的なワークアウトの後では、体内のグルタミンサン量はほぼ50%に減少しているそうだ。
グルコサミン
ウェイトやってる人のほとんどは関節をすり減らしている。
グルコサミンを継続して摂取する事で、関節のクッション性と潤滑性を保つ助けとなるだろう。


分類
回復のために
Endurox(ハード・エクササイズの後に)
グルタミン(直接摂取・毎日)
グルコサミン(直接摂取・毎日)
マッスル・ミルク(朝と就寝30分前に)
運動パフォーマンスに
Gakic(強靭性)
NADH(敏捷性)
COQ10(スタミナ)
(全て直接摂取)
免疫・風邪予防に
エアボーン(大会用、2ヶ月間服用のこと)1日2回
Emergen-C(1日2回)


俺は医者でも栄養士でもない。最高レベルの競技生活を続けるトップアスリートとして、世界中を旅してたくさんの医者や栄養士からアドバイスを貰った者として、この画期的で、議論のタネになりそうで、そして俺が実際長年に渡って実行してきたこの方法をみんなに贈る。
パブロ・ポポビッチ
もちろんこれらのサプリを飲めば僕もポポビッチのようになれるかと言えばそうではなく、
http://www.youtube.com/watch?v=rVhJRfOub5Y
こうやって崖から飛び降りたり、丸太を持ち上げたり、砂浜走ったりしてハードなトレーニングしないとダメでしょうけど、トップ選手のボディ・コンディショニング哲学を知るのは、非常に刺激になるのではないでしょうか。
$柔術新聞
良かったら参考にしてみて下さい。


なおツイッター上でも秘伝を公開しているようなので、それも併せて載せます。
みんな、寝る前に飲むプロテインは何がベストだと思う?
カゼインは生乳に含まれる主要な2つのタンパク質のうちの1つだ。
ちなみにもう1つはホエイ酸だよな。
ホエイ酸はその消化しやすさで知られていて、ワークアウト後のリカバリー飲料として最適だが、カゼインはそれとは正反対の物質なんだ。
カゼインプロテインは胃に到達すると凝固して、ゆっくりとアミノ酸として血中に浸透していく。
やがて君のボディはカゼインを大体消化してしまうだろう。しかしそれには6~8時間かかるのだ。
だからワークアウト後の回復には適していない。就寝前に摂取するのがベストだ。
カゼインについては寝る前に摂取して、一晩かけて消化する「オーバーナイト・ドリップ」と考えよう。
これは俺の秘法だよ。
さあ寝ている間に筋肉を引き締め、回復させようぜ!!!
パブロ・ポポビッチ

ベリンボロ速報

今日トライフォース青山道場にてシュレック関根選手と一緒に練習させて頂く機会がありました。
この道場は技術レベルが非常に高く、なによりも安心して練習できるので、時々お邪魔させて貰っているんです。いつもどうもありがとうございます!

そしてそこで、多分ご存知なんじゃないかと思い、決死の覚悟でストーカーのごとく執拗にベリンボロ質問攻めにした所、アドバイスを頂く事ができました!
僕のあまりに下手くそなベリンボロに呆れかわいそうに思ってくれたのでしょう。
下手で良かった・・・。

ポイントをみんなで共有しましょう。
まず①デラヒーバフックは深く、反対足まで届くようにする。
そしてここからがポイントですが、②フックしてない方の自分の足は、決して振り子のように振らず、フックした足とクラッチして、相手の足を挟み込むようにする。
ここで足を振り子のようにしてしまうと、ヘリコプターの失敗型になりがちなようです。

そして③そのクラッチした足を伸ばして相手を煽る。
この足伸ばし煽りで、相手はベース崩し、もしくは後ろ足で座る例のポーズになります。
http://www.youtube.com/watch?v=uqojS2A8Hck
以前紹介した動画ですが、なるほど確かにハファエルは両足でクラッチして、足を伸ばして相手のベースを崩していますね。

そして④肩横転タイプの回転で逆さになりながら、再度クラッチ掛けた両足を伸ばし、担ぎスイープで相手を持ち上げるみたいな感じで相手をコントロールしながら、バックを取る。
http://www.youtube.com/watch?v=iSP9OWPQeOM
サミュエル・ブラガですが、なるほど最後まで両足クラッチを崩していません。
http://www.youtube.com/watch?v=RNI3CrcPIFg
これも確かに両足クラッチをキープして、吉岡選手のベースを崩していますね。
メモとか取っていなかったので(あんまりしつこ過ぎてキレさせたら挽肉にされちゃいますからね)、もしかしたら遺漏があるかもしれませんが、多分こうだったと思います。
みなさん良かったらちょっと試してみて下さい!

柔道固技教本 小室宏二選手

コムロックでお馴染みの小室宏二選手が著した「柔道固技教本」が発売されました!
$柔術新聞
僕は個人的にですが、この教則本が出るのをとても楽しみにしていました。
なぜかと言うと、柔道系の人の手の内を知るためです。
どういう事かと言いますと、柔術経験は少ないけど柔道経験は豊富だったり、また柔道長くやってて小室選手のスタイルを参考にしている人、良く見かけますよね。
そういう人とスパーで当たると、どうもいつもと勝手が違って、調子狂っちゃう事が多かったんです。

なんかボーっとしてたらコムロックの形に入ってたり・・・。
僕の他にもそういう経験ある方いるんじゃないでしょうか。
フフフ、もうそういう事は起きません。
そういう人達が良くやるムーブ、ほぼ全部この本に載ってます。
むしろ僕がやり返してやりますよ。

けどそれよりも何よりも、この教則本は基本ムーブに関する解説が非常に詳しく載っているのが素晴らしいです。
この本は「柔道の寝技」のために著されたそうですが、柔術の基本をちゃんとやりたい人にこそ読んで欲しいと思います。

僕は個人的にですが、見も蓋も無い話になっちゃいますけど、強さだけに限って言えば、ある程度のレベルまでは筋トレとドリルが一番大事だと思っています(そればっかだと練習がつまんなくなっちゃいがちなので、あまり言わないですけど・・・)。
そしてドリルも基本動作であればある程応用が効き、有用だと思っています。
この本で紹介されている基本動作は、どれも効くヤツばかりです。道場に行けない日も、床で一人反復すれば、次道場行った時キレが違いますよ。

やり方が詳しく出てるので、柔術始めたばかりで、こっそり影錬やって早く上達して道場の人を驚かせたい、けど何やれば良いか分からない・・・、という人に超オススメです。この本の1章「寝技基本運動」と2章のスイッチバック、そしてそれがある程度こなせるようになったら3章の「寝技世界一周」、これをドリルっていればはんぱなく効きますよ。
これと腕立てやりまくれば、きっと先輩もビビって「あいつツエーよ」ってなリますよ。


また袖車絞め(エゼキエル)のやり方に関して、非常に詳細に記されているので、エゼキエル強化したい人読んでみて下さい。
とても細かく出ています。
個人的にはコムロックからの突込み絞めや、ハーフからサイドチェンジ(Change the base・腰切りパス)の方法で、相手の腕制しながらやるのが基本になっている所が新鮮でした。
柔道の寝技用だそうですが、そういうの関係無く(柔道の寝技は僕も良く分かりません)、柔術の基礎を強化したい人に強くオススメしたいです。
http://www.b-j-j.com/143_6256.html
http://blog.livedoor.jp/tokyoisami/archives/1564113.html

サミュエル・ブラガとBerimbolo

先日紹介したBerimbolo、どうもなんか引っ掛かってたんですけど分かりました。
2008年ムンジアル・プルーマ級決勝戦におけるサミュエル・ブラガvs吉岡大選手の一戦中の事でした。
悲願の日本人ムンジアル初制覇の期待がかかるこの試合、この場面までは吉岡選手が必殺の鉄壁ディフェンス力でサミュエルの猛攻パスを全部凌ぎまくり、サミュエルのベースを崩したりして、かなり押せ押せだったんです!!!
しかしこの1発で試合の流れが変わってしまいました・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=RNI3CrcPIFg

まごうかたなきBerimboloですね。
ここで失ったアドバン差を吉岡選手はついに取り返せず、惜しくも敗れてしまいました。
まさに一撃必殺の切れ味ですね。
そして2007年同じくムンジアル・プルーマ級決勝、サミュエル・ブラガはホビーニョことホブソン・モウラに対しても試合開始早々にBerimboloを仕掛けていました。
http://www.youtube.com/watch?v=NlkTl773wVo
この階級世界最強と言われ続け、長期のブランクを経てこの年のムンジアルに復活したホビーニョにあえなくフックを切られてしまっていますが、この技の防御としては、やはりフックのベースをそもそも取らせない事が重要ですね。
形を作られてしまった後ですと、良いように煽られて
しまいます。
それにしてもATOSのハファエル・メンデスが多用した事でやっとこさ僕が気付いたこの技、実はサミュエル・ブラガの得意技でもあったんですね。
$柔術新聞
技自体は多分50・50みたいに前からあったのかもしれませんが、
それにしてもさすがグレイシー・バッハですね。

ガード技術に関しては常に最先端を走って譲らないです。
現在マイケル・ランギアブマー・バルボーザが得意とする、スパイダーから回転するスタイルもチンギーニャが祖ですし、例のインバーテッドガード・逆さ回転だって、そもそもはあのホレッタが元祖のような存在なんだという意見をある選手から聞いた事があります。
$柔術新聞
どういう経路を辿ったのかは分かりませんが、こういった優れた必殺技が様々な人の手を経て、ボコンと現世に出てくる場に立ち会えるのも柔術ファンの醍醐味ですよね。

Berimbolo

先日紹介した ハファエルの外回りバック取りのムーブ、

どうも「Berimbolo」って言うらしいです。


ハファエルの兄弟であるギリェルミがインタビューでこのポジションに言及しています。

http://www.graciemag.com/en/2011/02/gui-mendes-%e2%80%9cnow-itll-be-like-this-everyone-competing-at-featherweight-together%e2%80%9d/

「Now Rafael beat Renan Borges. Both pulled guard and my brother managed to do that “berimbolo” position of his to get to back mount, where he finished with a choke. 」

「ハファエルはヘナン・ボウジェスと対戦したんだ。二人ともガードに引き込んで、そこからハファエルはバックマウントを取るためになんとかベリンボロ・ポジションをゲットし、絞めで1本勝ちさ」


そして調べてみた所、こんな記述のあるサイトがありました。

http://intheguard.blogspot.com/2010/12/more-far-side-arm-attacks-berimbolo-to.html

なんか誰かの練習帳みたいなブログですけど、Berimboloについて書かれています。

「Berimbolo from footlock- cross over and go inverted dlr- outward pressure and throw them towards trapped leg From standing- inverted dlr to calf lock Mendes belt grab dlr to back or 50/50 or spin under if they try to stuff the leg 」

なんか訳すの面倒なので省略しますけど、どうもハファエル風に帯を掴むムーブ、そこから50/50に移行するムーブ、相手が足を閉じてガードしてきた時に回転して潜っていくムーブ等を意識して練習しているようです。


ずいぶん高度ですね。


またどこかの道場のサイトですが、先日のヨーロピアン選手権におけるJTの試合動画を取り上げて、「俺達が練習していたBerimboloからのバックやってるぜ。」みたいな記述があります。

http://thestrongholdsd.com/

「Great video of JT Torres executing some of the things we have been working on the past couple of weeks: Berimbolo, back control and finishing!」


ちなみにそのJTvsジェイク・マッケンジーの試合動画です。

JTが冒頭からこのムーブを炸裂させてます!!!

向こうではデラヒーバ・フックという意識はあまりなく、カーフロックからの回転技と認識されているようですね。


それにしても進んでますねー。


デラヒーバからの派生技と考えているようじゃ遅れてるんですかね・・・。


興味が有る方はベリンボロ練習してみて下さい!

あと技の名前や読み方、本当にこれで良いのかどうか情報持ってる方いたら教えて下さい

柔術初めての人のために

これからやや記事の書き方を変えてみます。
今までも時々そうやっていましたが、柔術にまだあまり詳しくない人がこのブログを読んだ時のために、固有名詞等には説明を付ける事を多くやってみます。
詳しい人達からすると読みづらいかもしれませんが、ちょっと試してみます。
あまり意味なさそうだったら止めます・・・。
柔術に興味を持ち始めた人が、何かの間違いで僕のブログに辿り着き、訳分かんない言葉だらけで嫌になってしまうという、万一の事態を避けるためですね。
けどそうやって、常に新規の人を意識しなければいけない程新しい人がわんさと柔術に興味を持ってくれるようになったらいいですよね。

ハファエル18番!デラヒーバ・フックからの外回転バック

先にツイッターで色々書いてみたのですが、分散して見づらいかもなので少しまとめてみます。
お気づきの方も多いと思いますが、若き天才ハファエル・メンデスの必殺技で、最近はハファエルの所属道場であるATOSのチームメイト達もこぞって使うようになってきた技がありますね。
http://www.youtube.com/watch?v=uqojS2A8Hck
これですこれですこの技です!!!
この、デラヒーバ・フックからの外回りバック取りのムーブを紹介したいと思います。
このムーブ、現在の所防御不能で、特にハファエルがこの技を仕掛けるとほぼ100%の割合でバックを取ってしまうという恐ろしいムーブです。
仕組みはこの動画が分かりやすいです。実演はグレイシー・バッハが誇る技巧派世界王者のサミュエル・ブラガです。
http://www.youtube.com/watch?v=iSP9OWPQeOM
別角度から。
http://www.youtube.com/watch?v=G4bJZDgptLs&NR=1
デラヒーバフックをがっちり掛けて、それを維持したまま、相手の帯などを掴んで密着して逆さになって回り込み、自分の頭を相手の両足の外側から出すようにするとアラ不思議、バックが取れるんですね。
知恵の輪みたいな技術です。最初の体勢からはちょっと予想できない結末ですよね。
技術進歩が超超著しい柔術界、今のトップの選手達は、最初の体勢からは想像付かないようなフィニッシュの形になるテクを使いこなしているんです。
展開図とか苦手だった僕なんかは、これらの技術の仕組みが分かるのにとても時間がかかりましたよ・・・。
この技なんかもそうです。なんで?って感じですよね。
http://www.youtube.com/watch?v=gjF6DV9QfJ0
試合だってこんな感じです。ライアン・ホールとエルメス・フランカのグラップリング試合ですが、2分30秒過ぎからのライアンのムーブを見て下さい。なんで?なんでそうなるの?って感じですよ。
http://www.youtube.com/watch?v=curRC4pAE-w
けどこのムーブだって、ハーフ・ガード→ディープ・ハーフガード→逆50/50→なんか前転してバックという風に、一つ一つの技術がしっかり説明できる(一部出来ていませんが・・・)、個々の柔術技術が組み合わさった物なんです。
つまり柔術はもはやそれ自体で進化を繰り返して、柔術独自の語法に習熟していないと中々通用しない、そういう厳しい競技になっていると思います。
そういう柔術独自の超テクを多数生み出し、最新技術の象徴的存在となっているのが、ハファエル・メンデスも所属するATOSというチームなんです。
この外回りバック取りは、そんなATOSチームに数々の栄光をもたらした、最大のヒット作なんです。
これまでデラヒーバからの外回りというと、こういう感じの、いわゆる「ヘリコプタースイープ」的なムーブが多かったと思います。元祖天才レオジーニョことレオナルド・ヴィエイラの素晴らしいムーブです。
http://www.youtube.com/watch?v=VFXjizzj87A
8分30秒からのムーブがそうですね。
しかし外回り回転は内回りと比べてとっかかり場所が少ないため、そのまま見当違いの場所を回ってしまう事が多いのです。レオジーニョですらそういう事があります。
そしてこの回り方だと、相手が座ったりしてスペースを消してきた時、こじ開けるのが難しいです。
しかしハファエルの使う外回りバックは、これとは少し違っています。
まず、回転はどうでもいいのです。
どうでもいいというと少し言い過ぎですけど、とにかく相手と密着して、逆さになって自分の頭を潜らせればムーブ完成なのです。
元々ハファエルの使う回転は、相手の軸足を派手に周回するのではなく、自分の肩を軸にしてお尻を起こして、地面と垂直に周回させるタイプのものです。

その場で逆さになって、横にコロンと転がる感じですね。
①や②の動画の回り方もそうですよね。
今はこの軌道の小さい回り方がナウイです。
そしてこのムーブの場合、回転するというよりも、逆さになって潜って行き、相手の足を束ねて自分の頭を差し込むのが主目的です。だから回る軌道は小さく必要最小限なので、すっぽ抜けが少ないのです。
http://www.youtube.com/watch?v=QhOU2um5MEA
ハファエルのVSテオドール・カナル戦ですが、もはや回転すらしていません。
逆さで潜って→足を束ねて→頭を出す、これでバックに回れるんですね。
大きく回転する必要が無いので、スペースも必要としません。
http://www.youtube.com/watch?v=L-dk33dB21w
この動画なんて見てくださいよ。AXISの片庭選手が完全にスペース消しまくってるのに、かまわずずんずん潜っていってバック取れてますね。
防御不能ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=M0ZhzMWi9VI
アブダビ・プロ柔術2009決勝戦ですが、あのコブリンヤですら喰らってます。
そしてハファエルのチームメイト達もこぞってこの技を使うようになりました。
http://www.youtube.com/watch?v=bjG1v49R3CA

白い道着がATOSのアリ・ファリアス、ちなみに黒帯初大会なのですが、開始から大喜びでこの技を繰り出していますね。
とにかくデラヒーバフック維持して、帯掴んで回転すればバックだぜ!!みたいな勢いが凄いです。
ちなみに相手はガロ級世界最強のブルーノ・マルファシーニです。
http://www.youtube.com/watch?v=qxKMJ4QBCuI
ハファエルの兄弟ギリェルミ・メンデスもオモプラッタからこの技に移行していますね。
http://www.youtube.com/watch?v=ejxzDhKxPLI
ロイド・アーヴィン所属の新鋭JTことジョナサン・トレスですが、3分30秒くらいから同じ発想のバック取りをしていますね。
JTはハファエル達とダチらしいので、教えて貰ったのかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか。
外回りは内回りと比べて、防御側としてはブロックが難しいので、入り込みやすいんですね。
ただいくら入り込みやすいと言っても、デラヒーバ・フックを維持しながら外回り回転をするのはやはり難しいです。
しかし出来たらこれほど格好良い技も無いですよね。
デラヒーバ・フックを深くかける事ができる人は、チャレンジしてみる価値があるのではないでしょうか。