セルジーニョ1本負けの衝撃!ワールドリーグ・プロ柔術

先ほど開催されたワールドリーグ・プロ柔術において、ガウッシアと共にメジオ最強の名をほしいままにしていたアリアンシのセルジオ・モラエスが、メイオペサード級においてですがなんと1本負けを喫していたとの報せがありました!!

http://www.graciemag.com/en/2010/12/watch-santoro-vs-sergio-moraes-in-sao-paulo/


セルジーニョを破ったのはポルトゲーズの愛称で知られるエドゥアルド・サントロです。

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現在はクレベル柔術所属となっていますが、以前はシア・パウリスタ名義だった気が!

セコンドのTシャツもシア・パウリスタです。別名とかなんでしょうか?


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セルジーニョは黒帯になってからほとんど負け知らずで、その負けもムンジアルで「二年連続アリアンシの同門優勝を避けるための政策的判定by Marcelo Garcia」によって負けにさせられたような微妙な敗戦ですが、1本負けは黒帯になってから初ではないでしょうか・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=9dXfpLhxpR0

試合はまずセルジーニョの素晴らしいTDポイントから始まります。

下になったサントロ、ハーフ防御の形ですね。


ここで注目なのは、サントロが相手の進入してくる方の腕を殺しきっている部分ですね。

以前紹介したカイオ・テハのハーフガードは首抱えられないように腕をストップして、ガードヒザを相手に当てていましたが、サントロはヒザ当てをしない分、カイオ以上に全力で腕を殺し切っています。そこから機を見てキムラを狙えるくらい執拗にセルジーニョの腕を取っています。

これと似た感じですね。

http://www.youtube.com/watch?v=zMe55C0FBiY


これは参考になるムーブですね・・・。

そしてもう一つ大事なのは上半身を殺されないように、半身をキープしている所ですね。

http://www.youtube.com/watch?v=Jr5trs6FuHM

これは2009のアブダビ・プロで、サントロがセルジーニョの同門ガウッシアと対戦した動画ですが、全く同じようなハーフガードの体勢になってます。

しかしこちらはガウッシアに上めのポジションを取られ、、首も抱えられ、最終的には上半身を潰されてしまっています。この轍は踏まなかった訳ですね。

キムラ&モンジバカの圧力を加えて、セルジーニョの体を上がらせず、ガードしきっています。

これは非常に参考になりますね。早速パクりますよ。


上半身を殺せていないから、セルジーニョもクロスニーパスを使いません。

その状態でもレオジーニョみたいにサーっとやる人も居ますけど、相手の各所を潰せていないで、特に上半身を殺せていない状態でクロスニーパスをやっても、上手な人はガードに戻してしまいますからね

セルジーニョもレッグウィーブ・パスからハーフ足を抜こうと試みますが、サントロの腕殺しはここでも健在!セルジーニョの袖をガッチリキャッチです。

バランスは取りづらいし、三角も怖いセルジーニョ、進入しあぐねている所にサントロのガードが襲い掛かります!!

片巻きスパイダーのような形から超強力そうな片襟片袖ガードへ!

引きちぎろうとするセルジーニョですがサントロのグリップが凄まじい!!

袖が餅のように伸びても離しません!!!

セルジーニョのポスチャーを崩してガード地獄に引きずり込むと恐ろしい勢いで三角ロック→オモプラッタ!!!マリオ・ヘイスみたい!!!

セルジーニョ必死の防御でガードに戻しますがもうサントロはノリノリで止まりません!!揺すぶりまくって普通にガード下から十字!!

セルジーニョがこんなシンプルな技でキャッチされるなんて!!!

そこからきっちりひっくり返してクラッチ切り!!

セコンドに残り時間を確認してから、クラッチ腕をパーンと払いのけて十字一閃!!!かっちょいい!!!

会場も大爆発!!!渋い選手が今をときめくセルジーニョを破って大金星ですね。

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TTパス・ヴァリエーションズ

記事にする程の分量でないので申し訳ないのですが、TTパスのヴァリエーションを1つ紹介したいと思います。


以前の記事で、入り方を2通りくらい書きましたが、

http://ameblo.jp/busujiujitsu/entry-10454784820.html

あともう一つあります。


実はこれが一番手っ取り早いTTパス方法かもです。


僕は別に強くもなんともないですが、それでもファイター本能のような物が働いたのでしょうか、1つだけ言わずに取っておきました・・・。

何か全部言っちゃうと手持ちが無くなっちゃう気がして。

いたってネタ無しな人間なので・・・。


けど多分既にやってる人たくさん居るだろうなとか思ったので、改めて書いてみますね。

トレアナorトレアドールorトレアンドレorトリアーダ?等と色々呼び名がありますが、

http://www.youtube.com/watch?v=llwq1rKaQLw

この足引っ張って払うパスと組み合わせるんです。

単純ですみません。


このパス方法はおそらく、通常の道場スパーとかだと最も良く見られる、非常にポピュラーなパス方法なのではと思います。


実際足が凄く利く人とか相手だとそもそも足掴めなかったり、また柔術においてなるべく避けるべき「手vs足」の場面である事は間違い無いですし、しかもこればかりに頼っちゃうと他のパスが上手にならないので、僕は練習ではなるべく使わないようにしているのですが、つまりそれくらいやりやすいパスですよね。


このパス、タイミング良く入られると下の人間にとっては非常に嫌で、思わずなりふり構わずガード足を出しちゃいますよね。そこをキャップします。だから以前紹介した①の入り方とほぼ同じです。

実際やるとこんな感じです。ポポ様が中盤くらいから、この組み合わせを暴力的な勢いで出しまくってます。

http://www.bjjcenter.com/blog/pablo-popovitch-brazilian-jiu-jitsu-center-blog/pablo-popovitch-training-at-xfc-seminar/

元となるトレアナ・パス自体は非常にポピュラーなので色々なやり方があると思いますが、手に入りやすい物だと確か柔術魂4くらいの付録DVDで、元JFT&アカデミアA`Zの荒牧選手が実演して下さっていたと思います。

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また早川氏の「はじめてのブラジリアン柔術」にも収録されていたと思うので参考にしてみて下さい。

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またあまり足引っ張るタイプのトレアナ・パスではないですが、同系列のムーブメント・ドリルのやり方が、ロイ・ディーンの「Purple Belt Requirment」というDVDでシツコイくらい紹介されてますので、興味があったら観てみて下さい。 ただわざわざ買う程ではないかもです・・・。

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http://www.budovideos.com/shop/customer/product.php?productid=29123&cat=&page=1


元となるトレアナ・パスの切れ味が増せば増すほど、ガード足を引っ張り出しやすくなる訳ですから、このパブロ・ポポビッチ並みにハイスピードでトレアナ・パスを使いこなせるようになるといいですよね(無理言ってすみません)。このパスのドリルは非常に有用で、TTパスに限らずどんな場面でも使えると思いますので、頑張ってみて下さい!!