DEEP-X 06 シュレックショック!関根"ガウバォン”秀樹選手

DEEPX行ってきました!

行く前になぜか食あたりになってしまい、巨泉・前武ゲロゲロ90分、長時間トイレの住人になるというひどいスタートで、もちろんブリバリ遅刻でしたが、大会自体は発見だらけで興奮をおさえきれないものでした。


まずはとにかく本戦第1試合の関根“シュレック”秀樹選手vsギャングコング・ヨシダ選手、これに尽きますね。

柔術新聞

前の記事で書いたとおり、僕は柔術魂アブダビ・プロ特集のDVDに収録されている関根選手の試合を見て、パワーに依存しないその軽やかなムーブに驚いたのですが、今日の試合でもその傾向が存分に発揮されていて、個人的に今日一番の衝撃でした。


だってムーブがブラザみたいなんですよ!!!!!

ありえないです!!!


力が強かったり、柔道経験がある人は、ポジションキープをガチッガチッといくというか、押さえ込む割合が強い事が多いと思うのですが、関根選手のムーブにはそういう要素が非常に希薄でした。ポジションキープをちゃんとしないって言うんじゃないですよ。

相手を押さえ込むために自分の動きを犠牲にする事が少ないという事です。

サウロ・ヒベイロが常々、「相手をホールドし過ぎると、自分も動けなくなる」という旨の事を言っていますが、まさにそういう部分が無く、自分が動くよりも相手を動かせながら良いポジションをドンドン取っていっており、非常に参考になりました。


試合で最初に関根選手が上、ヨシダ選手が下になった場面で、関根選手がテレレ式のTTパス(つまり相手の足をキャップして、腰きりパスの要領で逆サイドに行くこの形ですhttp://www.youtube.com/watch?v=gAZzE3Ip1d8 )と同じ動きを見せた時、体調不良で死に掛けてた僕の目が一気に覚めました。

その後も相手が亀になった状態に対し、ガッチリ潰しにかかるのかと思いきや、バランスボール運動みたいなムーブで相手を翻弄し、ヨシダ選手がたまらず体勢を崩した所をサーっとニーオンという、ガウバォンが良くやるようなフルコースムーブも見せてくれました。

バック取る時もそれに固執しないで、フックを深くし過ぎず、相手が動き出したらサっと立ってまた良いポジションを取ったり、とにかくフットワークが軽やかです。

まさにガウバォン。

しかも片足入れて回転するバックの取り方がすごい上手なんですよね・・・。

関根選手に動かされ、良いポジションを取られ続けているヨシダ選手は早い時間に息が荒くなってしまい、途中から動けなくなってしまいました。

その後も下から回転系のムーブでスイープ奪ったり、バックからほぼカンバリョッタのようなムーブを見せたり、相手の両腕ごとサバ折りのようにクラッチしてそのまま投げ飛ばすようなパワー系ムーブもしっかり見せて、最後はバックチョークで完勝です。


うおおお、力が強くてしっかりした柔道のベースがある選手が、ここまでいかにもブラジリアンな柔術志向を見せるというのは、超ショックでした。

よく重量級の試合はつまらない的な事を言われますが、そういう重量級の大味な部分が無く、明確に技術を形にして成功させようとし続けていて、とても刺激を受けました・・・。


強い人になればなるほど、試合でもスパーでも、展開になんとなくというか、曖昧な部分が少なくなり、試合のどこを切り取ってもその場面毎の技術的な方向がはっきりしているものですが、今日の関根選手の試合もそういう感じでした。そしていわゆる個々のバックボーン能力の生かし方について、個人的に色々考えさせられる試合となりました。


そして同じボンサイ勢のホベルト・ソウザは、強いに決まってるんですけど、これはドゥリーニョもそうですが、パスガードするという概念をあまり感じさせないというか、もちろんパスはするんですけど、もうスペースを見つけたら流体の動きで一気にバックポジションに付くムーブが凄かったです。動きが凄くて、途中経過を省略しているように見えるんですね。まあワープするんですね。


あと佐々木選手vs松本選手。両方好きな選手ですけど、その中でも特に松本選手ファンだったので、密かに超応援していたのですが・・・。

体が強い佐々木選手相手に上を取れず、下からもフックを潰されてしまい、そこから良いようにポジションを取られてしまいました・・・。


下からの仕掛けのバリエーションが、フックと、そこから潜ってのディープハーフガードのような感じしか見せられず、動きが速くて圧力が強い佐々木選手のベースをゆさぶる事ができないまま、フック崩れから上半身を制されて、そのままきっちり首を殺されてパスされる場面が多かったです。

とにかくスイープできず、下に張り付かされてしまっていたため、あとは一発の極め狙いしかありませんが、それも上手く行かずに敗れてしまいました・・・。

個人的にめちゃくちゃ悔しかったです。また頑張って欲しいです。


そしてドゥリーニョです。昨日の記事で見所を書きましたが、今回の攻めはポジション強奪型でした。こうなると厳しいです。

長谷川選手も粘って、1本は取らせませんでしたが、獣のように襲い掛かって、ソウザ選手の箇所でも言いましたけど、TDから一気にバックまでサーっと高速で移行する流体ムーブを見せまくっており、順を追ってポジションを奪うという手順すら感じさせない、物凄いスピードとポジショニング奪取能力を見せていて凄かったです。

足をキャップするTTパスも見せまくっていましたが、なんかもうああいう感じでは無く、足キャップしたら次は一気にバック深めのポジションまですっ飛んでいて、しかもその過程が全部一呼吸というか、一気呵成で、ヤバかったです。


TTパスといえば、八隅選手がTTパスキャップ型からマウントに移行するムーブを見せていました。


体調が悪いので駆け足で振り返ってしまいましたが、面白かった事が伝わったでしょうか?

大会について何か質問がありましたらぜひどうぞ。

ちなみにAB選手と松本選手の試合の途中から見ました!