本日の名勝負 マリオ・ヘイスvsウィルソン・ヘイス

本日の名勝負の時間です。


ずっと前に1回やったきりだったシリーズ ですが、唐突に復活です!


今日はアサイーカフェブログ2007年度ベストバウトにも選ばれた
(?)、「柔術肉弾魔神」ウィルソン・ヘイスvs「柔術ガス爆発」マリオ・ヘイスの激アツの一戦です。


最近は色々な人が言及しているように、試合が1本への過程というよりも、より全体として破綻を少なくし、その過程自体の完成度を競う、つまりポイントを積み上げて逃げ切るという試合展開が多くなっています。


僕はその途中経過としての技術が高いものであれば、無責任に楽しめちゃうパンピーファンですが、しかし確かにマルセロ・ガウッシアの、全てのムーブ過程が、「1本を取る」という目的に直結している事が非常に良く伺える試合ぶりを見たり、そして何と言ってもホジャー・グレイシーの、あの引きずり込まれたら最後みたいな、まるで柔術魔界ともいうべき1本地獄に至るまでの、何とも言えないおぞましい程の迫力を見せ付けられると、確かにそういう部分って柔術が格闘技である以上忘れちゃいけないよな、とか思います。


そしてマリオ・ヘイスです。

柔術新聞

ヘイスはガード主体のスタイルですが、逆さガード等使わず、結構良くパスされます。


もちろんガードは凄く上手ですけど、最近の選手の技術UPは、パス面においても凄まじいですからね。


ヘイスは逆さガードも使いますが、どちらかというとスパイラルでスイープする過程で使うのみといった感じなので、パス不能とか、そういうガードの固さには直結していません。


つまり試合が時々、ゲームプラン的に破綻します。


しかしヘイスという選手は、「常に1本を狙う姿勢」、というか「相手を絞め殺す」事ばっか考えているので、途中でポイント的に上手く行かなくなっても、クローズドガードのままで無計画に膠着しても、まるでお構いなし、「最後に相手を絞め殺せば良い」とばかりに、途中経過がどうであれ、その強力な極め力で1本勝利を量産しています。


もちろんヘイスだって万事上手く行く試合運びを望んでいるでしょうけど、細かいポイント取られるのが嫌で積極的に攻めにいかなくなる、という事態には死んでもならない、という事ですね。


まさにマリオ・ヘイスがマリオ・ヘイス様たるユエンですね。

だてに背中に「MARIO REIS」ってワッペン貼ってません。


人格者のマリオ・スペイヒーから名指しで非難されてもどこ吹く風!


試合は常にエキサイト!!!


負けると来た来たクレイマー・ヘイス!!

今日もヘイスはヘイスです!!!!


http://www.youtube.com/watch?v=R6E1-iwttu4  (パート1)


マリオ・ヘイスの見所と言えばまず開始直後ですよね!!


出たああああ!!!!!

シャチのようなポーズで相手を威嚇!!!

何の競技だこれは!!!!!

しかもその後チョコマカ動いて結局ペッタリ引き込み!!!!

この落差がヘイスの味わい!!!!


その後フックでウイルソンを見事宙に舞わせます!!

スゲー!!!!

しかもその後、オレ様にちゃんとポイントくれるか審判の働きぶりを厳しくガン見チェック!!!

試合中なのに長時間審判にガン付け!!!!


もう既にかなりお腹いっぱいですが、ここから試合は更に伯仲します。


ウィルソンのディープハーフ・ガードを切り返して避け、得意の腰付けて、自分の足でパス足をふりほどくムーブに入るマリオ。

しかしはんぱない身体能力を誇るウィルソンに立たれてTDされると、伝家の宝刀・息もつかせぬオモプラッタ!!!


しばらく得意気にしているヘイスですが、そこからウィルソンのベースを崩してスイープを狙います。


しかしウィルソンの強靭なベースキープに手を焼き、いい所までいくものの、スイープには至りません。


そしてやっとスイープが成功しかかったそのキワを、ウィルソンが爆弾TD!!!

サイドに付かれるのを必死で防ぐマリオ!!!


その後TDの大攻防に発展!!

細っこく見えるのに、パワーでもあのウィルソンに負けてない、底知れぬ力を持つマリオ!!!


バックを取りかけるも失敗して、また下になります。


そして佐々選手のコールがされたり、ウィルソンがこれまた伝家の宝刀「ウィルソン・パス」を見せたりしますが(知らない方は、是非「柔術魂6」という雑誌をご覧下さい!とても変わった面白いパス方法です!)、結局クローズドの攻防に。


そしてそこからまたもや必殺マリオ・オモプラッタ!!!

ウィルソンを困惑させます!


http://www.youtube.com/watch?v=2hPp4SBHPWw&NR=1  (パート2)

しかしウィルソンはそれをふりほどき、遂にパスに成功します!!

しかしヘイスもクローズドに戻しながら、三度オモプラッタを成功させます!!


けどポイントで負けてます!!!

良い時間にポイントを奪取したウィルソン、断然優位です。

マリオ、ピンチです!!!!


クローズド下から、あらゆる極めを仕掛けるマリオ!!

そしてラペラを使ったループチョークを嫌がったウィルソンが体を横に向けると、4度オモプラッタの体勢へ!!


しかしヘイス、そこでキープせず、ロックした足を振り子で使って、ナイス三角キャッチ!!

これはかっちょいい!!!!!!!!

スーパー黒帯がもつワンダーランドムーブの魅力全開です!!!!

すげーなんか自動三角キャッチ機みたいなムーブ!!!


もうそこから逃がさないヘイス!!!!

ウィルソンがそのキンニクパワーを全開にして大暴れして逃げようとしますが、しつこいしつこいヘイス様!!!


十字に変化して絞り上げます!!!!

全力で抵抗するウィルソン!!!しかしヘイスが遂にウィルソンの体を引っくり返します!!!!

そしてついにタップアーーーーウト!!!!!!!


うおおお!!!!!!!!!!!!!

これがヘイスだマリオヘイス!!!!

オレも嬉しいお前も嬉しい!!!!

ポイント0-5アドバン6-0のめちゃくちゃなスコアから、十字を強奪ナイス1本!!!!

あのコブリンヤでさえ、スイープを体力で返しまくるウィルソンに手を焼き、判定勝利でしたが、ヘイスは見事1本勝利です!!!

柔術新聞

いやー、こういう試合はやっぱ楽しいですね!!!!


大賀選手引退

ブラジルブログを読みました。

長らく日本のトップ黒帯として、世界に討って出ていた大賀選手が引退されるそうですね・・・。


今年はムンジアルに日本の選手がたくさん参戦して、心強かったですが、そもそもは吉岡選手と、そしてこの大賀選手が、継続的に海外のトップ大会にたくさん出場してくれていたからこそ、ムンジアルその他本場の大会に日本の黒帯選手が出場する重要性、そしていわゆる海外トップレベルへの視線というか、トップレベルに対する意識を切らさずにいられたという部分があると思うんです。


大賀選手の素晴らしい実績とともに、そういう意識の高さも引き継げるような、後続の有力選手が今後日本にたくさん現れる事を、パンピー柔術ファンとしてですが、期待します。


大賀選手が居ない柔術界とか、寂しい事この上無いのですが・・・・、長い間本当にお疲れ様でした。