ヴェウドゥムの新スイープ、「ヒョードル」?

新スイープでもないですし、「ヒョードル」って名前でも無いですが、快挙を成し遂げたこの技、なんか名前付けてあげたくなりますよね。


僕が適当に「後転スイープ」とか言ったので、一部で混乱させてしまったようですが、僕は背中付けた状態で、相手の進もうとする方向に、相手を乗せてふっ飛ばすムーブを全部「後転スイープ」って呼んでるので、あまり気にしないで下さい。


このスイープですね。

http://www.youtube.com/watch?v=qfx4LTaZDMo

いわゆる担がれ状態からのスイープですね。


ダブルアンダーフック状態や担がれ状態というのは、普通の感覚だとピンチな場面ですが、カイロン・グレイシーやマイケル・ランギ、アブマー・バルボーザといった新世代回転スパイダー使いにとっては、もはや新たな基点ポジションともいえる体勢である事は、今まで見てきましたし、知ってた方もたくさんいらっしゃると思います。


まあムーブの感覚としては、別に昔から、出来た人は出来てたっぽいムーブですが、トレンディな最新ムーブの系統である事は間違いないと思うので、「遂にMMAに回転系が来たか」、という思いで感慨深いです。


さてそこでですが、そういった感覚や知識がヒョードルにあったかどうかは、我々では分からない所ですが、結果としてあっさり喰らってしまったという事に関して、研究不足だったと言えるんでしょうかね?

感覚的に防ぐ、という選択肢はこの際ナシにして。

ちゃんと知っておくべきだったかどうか、という事ですね。


MMAの選手がどこまで対戦相手を掘り下げれば良いのかって話かもしれませんが、本当「知ってる人は知っている、知らない人は知らない」世界ですよね。

僕らみたいな柔術ファンは知ってて当たり前かもですが、ヒョードルに「ムンジアル見とけば良かったのに」とか言うのもなんか違和感があるというか。


ちょっと今の柔術かじったり見たりしてれば、なにせヴェウドゥムの仕掛けです、防げたかどうかは分かりませんが、とりあえず「対策した」とは言えたんじゃないかな、程度は個人的には感じますけど・・・・。


まあつまるところ、柔術好きだと良い事がある、って感じでしょうか。

柔術ファンは三文の得って事ですね。

ファブリシオ・ヴェウドゥム、ヒョードルに1R1本勝ち

「現在のMMAでは、下からの仕掛けは極まらない」的な事を聞くたびに、「本当の意味でのリアルタイムトップ柔術家がやれば、絶対そんな事はない」とずーーーーーっと思ってましたが、今回のファブリシオの快挙で、真の意味で技に精通していれば、MMAだろうが柔術だろうが上からだろうが下からだろうが技は極まるという事が証明されたように思います。


http://www.youtube.com/watch?v=r254ncFfv24

ヒョードルが担ぎから攻め立てている際に、ファブリシオが後転スイープ決めてますね。

柔術&グラップリングの試合だったら、完全にスイープ完了ってくらいまでヒョードルの体勢を崩しています。


そしてこういう逆さ回転系で、回られた後に気をつけなければいけないのが三角絞めですよね。

http://www.youtube.com/watch?v=LlYvfdRp6lQ

こういう感じで。

ライアン・ホールも大得意な入り方ですよね。

柔術やってる人には結構お馴染みの入り方です。

もちろん実際やるの難しいですけど・・・。


後転スイープ喰らってベースが崩れていて、体が横向いて首元も空いているので、三角が深く入りやすいですよね。

そして引っこ抜くベースも取れてないので、結果ガッチリ極まってしまった訳ですね。

これがノゲイラ等の三角は引っこ抜けたヒョ-ドルが、今回はどうしても脱出できなかった理由だと思います。


もちろん現在のMMAにおいては、下になる事は確実に不利になる場合が多く、技も決まりにくいのは確かだと思うので、「下から極まらない」的なセオリーに異を唱えるつもりではありません。

むしろ正しいと思います。


けど、ヤバイ黒帯が居るのを忘れてもらっちゃ困るゼ?

アイツらはどっからでも極めてくんヨ?

って感じって事ですかね。

本日の名勝負 レオナルド・ヴィエイラvsフレジソン・アウベス

またまた本日の名勝負の時間です。


今日紹介するのはグレイシー・ウマイタの名手フレジソン・アウベスと、「柔術の神様の子」レオジーニョことレオナルド・ヴィエイラの一戦です。


この試合は、なんというか非常に不思議な感じがします。


前回紹介したマリオ・ヘイスの試合は、細部の過程にそこまでこだわらず、最終的に1本を虎視眈々と狙って奮闘するヘイスの姿が印象的でしたね。


しかしこの試合のレオジーニョは、その対極にあるというか、一体何を目指しているのかパンピーな僕には全然分かりません。


もちろん勝利を目指しているのは当然そうなんですけど、何と言うか・・・・。


とりあえず非常にチンタラしていて、1本を取る気はあまり無さそうです!


競技柔術のあり方をめぐって、これまで紹介したように現在色々な意見が出ていますが、「ポイントでも1本でもなんでもいいから超テクで好き勝手やって勝てばOK」という感じのスタイルがチーム・レオジーニョことBRASAスタイルな気がします。

柔術新聞

いや、BRASA内でそういう共通理念があるとかは全然聞いた事無いですし(ある訳ないです)、多分誰もそんな事思ってないと思うんですけど、レオジーニョを筆頭にブラザ関係の選手の試合を観た僕の勝手な感想として、そういう印象を受けました。

50・50関連の批判で必ずヤリ玉に上がるATOSも、元はブラザですよね。

あと個人的に、ブルーノ・フラザトの試合ぶりが、特にその傾向が強い気がします。


グレイシーを筆頭に、それを源流とするアリアンシとかの美学とはまた違った、「とにかく人が真似できないようなハイテク使いまくってハッピー」的なスタイル、魅力的です!


いわゆる柔術らしい勝ち方とは、また一味違う楽しさに溢れていますよね。

こういう味わいの多様さも、柔術というスポーツ&武道の持つ懐の広さなんだなーって感心しちゃいます。


実際柔術をやっている人というのは、自分に応用できそうな技術、役に立ちそうな技術というものに、敏感に反応しますよね。だからこのレオジーニョの動画は、そういう意味ではあまり役に立たないかもしれなくて済みません。

この動画だと逆にフレジソン・アウベスのムーブの方が、非常にナイスなムーブしているように思えます。


しかし試合は、レオジーニョが圧倒というか、まったく負ける気配もなく終了します。


最高の柔術家の一人といえば、近年その勝ちっぷりが素晴らし過ぎるホジャー・グレイシーが真っ先に挙げられると思いますが、ああいう強さとはなんかあまり関係ない感じにも関わらず、そういう「オールタイムベスト柔術家」選定には必ず名前が挙がり、多くの人から「天才」と賞賛され、あのハファエル・メンデスに「次元が違う」と言わしめるレオジーニョのムーブも、やはり柔術の素晴らしい魅力を余す所なく伝えてくれるものだと思うんですよね。

柔術新聞

特にこの頃のレオジーニョは、おそらくまだ競技用の練習を続けていて、コンディションも非常に良かった時期だと思いますので、とにかく凄い動きが楽しめます。

(ていうか練習しないとか意味分かんないです)


http://www.youtube.com/watch?v=yZ1ZkbOfCPY  (パート1)

最初からなんか適当っぽい感じのレオジーニョ、なんとなく腰切るムーブやってみたり、様子見な感じというか、テレテレしてます。


しかしアウベスのシッティングガードに対してバック取りを目指すのですが、


何ですかねこのムーブ

こんな事できるなら誰も苦労しないというか・・・。


しかもそこからサクっと足掬ってますね。

うーん、って感じです。


アウベスが下から良い感じでレオのベースを崩しにかかりますが、レオジーニョもなんというか、身体能力1本でそれらをかわします。


そしてアウベスが、ホイラーが良くやっていて、サウロのDVDでも紹介されている、ハーフ下から足をホールドしつつ立ち上がり様にスイープするムーブ(このリンク動画の1分8秒くらいでやってるヤツだと思います。) をタイミング良く繰り出しますが、それもおかしな返し方されちゃってます・・・。


?って感じです。


そしてアウベスの引き込みに対して、一気にカウンターでサイドを奪取します


凄いとしか言いようがありません。


しかもなんかちゃんと押さえ込めなくて、また適当にハーフの体勢になったりします。

そしてその後簡単に立たせたりしてます・・・。


柔術魂6のテレレ技術特集で、和道さんやガウバオンが「ブラザ&TTはハーフからパスはあまり狙わない」的な事を言っていましたが、こういう事なんでしょうか。


ハーフで固めるという思想が皆無のような、レオジーニョの押さえ込みへの淡白さですね。


そこからアウベスがナイスなガードワークを見せます。


レオのパス狙いに対して、ハーフの引き込み&フックを狙いつつ、シッティング&クォーター等の足元座る系のムーブで重心を移し続け、レオに狙いを定めさせません。


しかし流れでなんか簡単にサイドバック→バックを奪われてしまいます。


しかしここでもあまりポジション固定に固執しないレオジーニョ、なんだかんだでまた立たれます。


やる気あるんですかねこの人・・・。

とか思ってたら相手の引き込みにまたもやカウンターで側転!!

しかもなぜかバック取られて、今度はそれを振り落としてなんかヤバイムーブして今度はレオがバック奪取!!


・・・・、何と言うか、とりあえずさっきのバックのチャンスを簡単に諦めたのに、こんなキワキワな場面でわざわざ、こんな意味不明なバックの取り方する意味が分かりません。


本当パンピーには理解不能過ぎですね。

遊んでるみたいです。


そして再び簡単にバックを解除してまた相手を立たせます。

本当理解不能です。


そのくせまた凄まじいパスムーブを狙ったりします。

なんか本当ベーシックのセオリーからイチイチ逆行している感じです。


アウベスのガードワークに対して、物凄い切れ味のクロスニーパスを決めたかと思えば、また簡単にハーフに戻されたりしてます。


そしてなんか簡単にアウベスのXガードにはまってしまいます。

本当何考えてるんでしょうかこの人は・・・。

しかしそれも素晴らしい足の上がり一発で切っちゃいます。


おそるべきその場主義の柔術ですね。


しかしその後アウベスのナイス潜りから担ぎスイープにはまってしまい、今度はキッチリ下になってしまいます!

ピンチな場面のハズなんですが、レオジーニョ相変わらず眠そうです。


そして無茶なバック取りを始めて、結果簡単に脱出しています。


ていうかガードからの仕掛けとか、そういうのやる気無いんですかね。


ノーギでのレオジーニョもそうですが、下になっても異常な技のキレを見せるクセに、下に留まる事を嫌いますよね。なるべく早く上になろうとします。


MMAでは普通の考え方ですが、柔術やグラップリングの試合でトップ柔術家が見せるムーブにしてはかなり異質ですね。


http://www.youtube.com/watch?v=Ri3vFz43k94&NR=1 (パート2)

相変わらずテレテレしてるレオジーニョです。

アウベスのハーフ下からのプレッシャーを、適当な感じで受け流しています。


そしてアウベスがレオの足取って立ち上がります。

普通の人ならTDの攻防に発展ですが、レオジーニョはなんかカンフーキックみたいなムーブであっさりホールドを切ります。


本当何なんですかねこの人。


そしてまたもやイマイチ目的の見えないパスムーブをダラダラ続けていたと思いきや、切れ味鋭いタックル!!


そこから更にバック!!


レスリングの動きみたいですけど、とりあえず凄過ぎます。


それにしても何故わざわざこの場面でこんな凄いムーブやるのか相変わらず不明です。


そしてまたもや特にバックでホールドもせず、ガードに戻しちゃいます。


やる気あるんですかね。


しかしアウベスのシッティングガードに対して、突然側転パス!!!

見事決まりますが、例によってポジションキープはしません!


そしてなんかモゾモゾしている間に、こちらはさっきからやる気十分、アウベスが猛攻をしかけます!!


しかしこういう時はしっかり獣化するレオジーニョ、きっちりアウベスを落として、なんかアウベスの脇からニョキって感じで出てきて難を避けます。

キワの動きが本当に凄いというか、凄過ぎですね。

圧力は全くかけていないのに・・・。


そしてまたもやレオジーニョ18番の適当な腰切りパスをやって失敗して(いつもやりますよねコレ。これやらないと調子出ないんですかね)、2ポイント失ったりしますが、相手の脇をガード足でこじ開けつつ、何とか尻で立ち、その開けたワキを制しながらバックムーブに入ったりしてます。

今まではとても真似できないムーブばかりでしたが、これは僕でも使えるかも・・・。


それにしても簡単に技決め過ぎっていうか・・・。


その後またもやテレテレしつつそのまま試合終了です。


いやー、なんか頭がこんがらがりますね。

これは決勝戦ですから、疲れてたってのもあるでしょうけど(けど、あの人間発電所みたいなスタミナを誇るレオジーニョ、多分そういう理由でも無い気がします)、それにしても意味分かんない展開の連続ですね。


あんま天才って言葉とか使いたくないですけど、やっぱ天才って感じですね。


あと具体的な技術で言いますと、レオジーニョ独特の、ハーフでのスペースの空け方とかそのまま真似するとあまり良くないので、初心者の方とかは、潰す系というか、下の人が背中付けた状態にしてからの攻防も、上下共にしっかりやってみて下さい。


レオジーニョのムーブに衝撃を受けると、あの体勢ばかりやっちゃうんですよね。

普通の人は、キワできっちり圧力かけるムーブも不可欠だと思いますので、注意してみて下さいね。

柔術新聞







本日の名勝負 マリオ・ヘイスvsウィルソン・ヘイス

本日の名勝負の時間です。


ずっと前に1回やったきりだったシリーズ ですが、唐突に復活です!


今日はアサイーカフェブログ2007年度ベストバウトにも選ばれた
(?)、「柔術肉弾魔神」ウィルソン・ヘイスvs「柔術ガス爆発」マリオ・ヘイスの激アツの一戦です。


最近は色々な人が言及しているように、試合が1本への過程というよりも、より全体として破綻を少なくし、その過程自体の完成度を競う、つまりポイントを積み上げて逃げ切るという試合展開が多くなっています。


僕はその途中経過としての技術が高いものであれば、無責任に楽しめちゃうパンピーファンですが、しかし確かにマルセロ・ガウッシアの、全てのムーブ過程が、「1本を取る」という目的に直結している事が非常に良く伺える試合ぶりを見たり、そして何と言ってもホジャー・グレイシーの、あの引きずり込まれたら最後みたいな、まるで柔術魔界ともいうべき1本地獄に至るまでの、何とも言えないおぞましい程の迫力を見せ付けられると、確かにそういう部分って柔術が格闘技である以上忘れちゃいけないよな、とか思います。


そしてマリオ・ヘイスです。

柔術新聞

ヘイスはガード主体のスタイルですが、逆さガード等使わず、結構良くパスされます。


もちろんガードは凄く上手ですけど、最近の選手の技術UPは、パス面においても凄まじいですからね。


ヘイスは逆さガードも使いますが、どちらかというとスパイラルでスイープする過程で使うのみといった感じなので、パス不能とか、そういうガードの固さには直結していません。


つまり試合が時々、ゲームプラン的に破綻します。


しかしヘイスという選手は、「常に1本を狙う姿勢」、というか「相手を絞め殺す」事ばっか考えているので、途中でポイント的に上手く行かなくなっても、クローズドガードのままで無計画に膠着しても、まるでお構いなし、「最後に相手を絞め殺せば良い」とばかりに、途中経過がどうであれ、その強力な極め力で1本勝利を量産しています。


もちろんヘイスだって万事上手く行く試合運びを望んでいるでしょうけど、細かいポイント取られるのが嫌で積極的に攻めにいかなくなる、という事態には死んでもならない、という事ですね。


まさにマリオ・ヘイスがマリオ・ヘイス様たるユエンですね。

だてに背中に「MARIO REIS」ってワッペン貼ってません。


人格者のマリオ・スペイヒーから名指しで非難されてもどこ吹く風!


試合は常にエキサイト!!!


負けると来た来たクレイマー・ヘイス!!

今日もヘイスはヘイスです!!!!


http://www.youtube.com/watch?v=R6E1-iwttu4  (パート1)


マリオ・ヘイスの見所と言えばまず開始直後ですよね!!


出たああああ!!!!!

シャチのようなポーズで相手を威嚇!!!

何の競技だこれは!!!!!

しかもその後チョコマカ動いて結局ペッタリ引き込み!!!!

この落差がヘイスの味わい!!!!


その後フックでウイルソンを見事宙に舞わせます!!

スゲー!!!!

しかもその後、オレ様にちゃんとポイントくれるか審判の働きぶりを厳しくガン見チェック!!!

試合中なのに長時間審判にガン付け!!!!


もう既にかなりお腹いっぱいですが、ここから試合は更に伯仲します。


ウィルソンのディープハーフ・ガードを切り返して避け、得意の腰付けて、自分の足でパス足をふりほどくムーブに入るマリオ。

しかしはんぱない身体能力を誇るウィルソンに立たれてTDされると、伝家の宝刀・息もつかせぬオモプラッタ!!!


しばらく得意気にしているヘイスですが、そこからウィルソンのベースを崩してスイープを狙います。


しかしウィルソンの強靭なベースキープに手を焼き、いい所までいくものの、スイープには至りません。


そしてやっとスイープが成功しかかったそのキワを、ウィルソンが爆弾TD!!!

サイドに付かれるのを必死で防ぐマリオ!!!


その後TDの大攻防に発展!!

細っこく見えるのに、パワーでもあのウィルソンに負けてない、底知れぬ力を持つマリオ!!!


バックを取りかけるも失敗して、また下になります。


そして佐々選手のコールがされたり、ウィルソンがこれまた伝家の宝刀「ウィルソン・パス」を見せたりしますが(知らない方は、是非「柔術魂6」という雑誌をご覧下さい!とても変わった面白いパス方法です!)、結局クローズドの攻防に。


そしてそこからまたもや必殺マリオ・オモプラッタ!!!

ウィルソンを困惑させます!


http://www.youtube.com/watch?v=2hPp4SBHPWw&NR=1  (パート2)

しかしウィルソンはそれをふりほどき、遂にパスに成功します!!

しかしヘイスもクローズドに戻しながら、三度オモプラッタを成功させます!!


けどポイントで負けてます!!!

良い時間にポイントを奪取したウィルソン、断然優位です。

マリオ、ピンチです!!!!


クローズド下から、あらゆる極めを仕掛けるマリオ!!

そしてラペラを使ったループチョークを嫌がったウィルソンが体を横に向けると、4度オモプラッタの体勢へ!!


しかしヘイス、そこでキープせず、ロックした足を振り子で使って、ナイス三角キャッチ!!

これはかっちょいい!!!!!!!!

スーパー黒帯がもつワンダーランドムーブの魅力全開です!!!!

すげーなんか自動三角キャッチ機みたいなムーブ!!!


もうそこから逃がさないヘイス!!!!

ウィルソンがそのキンニクパワーを全開にして大暴れして逃げようとしますが、しつこいしつこいヘイス様!!!


十字に変化して絞り上げます!!!!

全力で抵抗するウィルソン!!!しかしヘイスが遂にウィルソンの体を引っくり返します!!!!

そしてついにタップアーーーーウト!!!!!!!


うおおお!!!!!!!!!!!!!

これがヘイスだマリオヘイス!!!!

オレも嬉しいお前も嬉しい!!!!

ポイント0-5アドバン6-0のめちゃくちゃなスコアから、十字を強奪ナイス1本!!!!

あのコブリンヤでさえ、スイープを体力で返しまくるウィルソンに手を焼き、判定勝利でしたが、ヘイスは見事1本勝利です!!!

柔術新聞

いやー、こういう試合はやっぱ楽しいですね!!!!


大賀選手引退

ブラジルブログを読みました。

長らく日本のトップ黒帯として、世界に討って出ていた大賀選手が引退されるそうですね・・・。


今年はムンジアルに日本の選手がたくさん参戦して、心強かったですが、そもそもは吉岡選手と、そしてこの大賀選手が、継続的に海外のトップ大会にたくさん出場してくれていたからこそ、ムンジアルその他本場の大会に日本の黒帯選手が出場する重要性、そしていわゆる海外トップレベルへの視線というか、トップレベルに対する意識を切らさずにいられたという部分があると思うんです。


大賀選手の素晴らしい実績とともに、そういう意識の高さも引き継げるような、後続の有力選手が今後日本にたくさん現れる事を、パンピー柔術ファンとしてですが、期待します。


大賀選手が居ない柔術界とか、寂しい事この上無いのですが・・・・、長い間本当にお疲れ様でした。

2010年ムンジアル 関係者回想 キッド・ペリグロ  

黒帯柔術ライターとしてお馴染みのキッド・ペリグロさんが2010年ムンジアル大会を大総括です!

http://www.kidpeligro.com/2010/06/worlds-2010-good-and-bad-checkmat-black.html


奇しくも昨日書いたシャンジのメッセージとリンクしているので、適当に抜粋してみますね。

カッコ内の文章は僕の注釈です。


ペリグロさん、まずは良かった点を挙げています。


・IBJJFの大会運営能力はどんどん良くなっている。

・競技者の質、とくに紫と茶が良かった。

(茶はチェックマット勢が猛威をふるったようですね)

・もし、この10年間でホジャーが最高の選手だという事に同意しない人は、私とは違う何か他の物を見ていたか、注意力散漫な人間だ。私はホジャーの対戦相手やそのコーチが、「ていうか無理」「次元が違う・・・」「あいつの柔術は俺等のとはなんか違うぜ」とつぶやくのを耳にした。ホジャーが我々の競技に存在してくれている事自体が偉大な事だ。

(無理もありませんが、大大大絶賛ですね)

・ホメロ・ジャカレイ・カバウカンチ、ファビオ・グージェウ、アレッシャンドリ・ジジ・パイヴァが率いるアリアンシは、文句無く最高最強のチームだった。

・只の「インストラクター」「黒帯」と呼ぶにはかなり抵抗のあったホメロ・ジャカレイ・カバウカンチ(伝説のホーウス・グレイシーの、世界中で6人しかいない黒帯の1人で、アリアンシ総帥)、マウリシオ・ゴメス(ホーウス・グレイシーの6人黒帯の1人で、ホジャー・グレイシーの父)、セルジオ・ペーニャの赤黒帯(コラル帯ともいう、柔術7段から)昇帯。

http://www.youtube.com/watch?v=Heo0d5R7yNk 

(その昇帯式の模様の動画です。)


注*この件でカーロス・グレイシーJrのコメントがあります。

http://www.graciemag.com/en/2010/06/worlds-2010-according-to-the-president/

「最近のムンジアルではこういう風に、ドンドン貢献者を称えるようにしているが、これは正式なコラル帯昇帯基準を改めて示す機会でもあるのだ。

柔術新聞
(こういう赤黒の帯が柔術7段以上のコラル帯。ちなみにヒクソン・グレイシーはコラル帯7段の模様)

多くの人間が黒帯になって20年以下、ひどい時には10年以下でコラル帯を巻いている。

(ちなみに黒帯無段から初段に3年、2段に3年、3段に3年、4段になるのに更に5年、そこから5段に5年、そこから6段になるのに更に5年、そこから7段になるには7年必要で、つまり黒帯になってからコラル帯を取得するには、最低計31年が必要。)

しかし我々は常に我等がグランドマスターが作ってくれた基準を守り、強化する事に努めている。

だからIBJJFに対してちゃんと31年の年数を証明出来る者がコラル帯を巻けるのだ。指導者達はIBJJFと連携を取りながら、この問題にもっと注意しなければならない。」

なるほど、前述のような超大物達でも、ちゃんと31年経たないとコラル帯を貰えないという事をアピールする機会でもあったんですね。

それにしても僕みたいなパンピーにとっては天上界の話題でロマンがありますね。


だいぶ脱線しましたが、続いてペリグロさんが挙げるバッドポイント!!


「この事実を消化するまでに数日を要したが、今大会は前大会よりもエキサイティングな試合が少なかったと言えると思う。ちなみに私は前大会はハズレの年だったと思っている(確かに当時怒ってましたね)。多くの試合で、選手達はポイント狙いに走り、審判にたくさんレフェリー判定させる結果となってしまった。良いファイターはもちろん居たが、あまり勝ちにこだわるのは、柔術本来の姿を損ねてしまうのではないか。「イケイケ」精神はどこへ行ってしまったんだ?「あいつを極めてやる」姿勢はどこへ行ってしまったんだ?コロシをもってアタックするファイターはどこに居るんだ?世紀の一戦を見てやろうとして、我々を会場に足を運ばせるようなスターを誕生させようという気持ちはどこに行ってしまったんだ?

今大会のファイターの多くは、コロシを持って攻撃にいくよりも、アドバン取得の為に遊んでいるように見えてしまったよ。」


そしてご自身の気持ちを代弁するものとして、昨日紹介したシャンジのブログ文章を、ペリグロさんも引用しています。


なるほど、色々意見があるんですね。


個人的にはむしろDVD発売が楽しみになってきましたが、こういう部分がいろいろバランス取れてくるようになるといいですね、とか無責任な事言っちゃってすみません。

2010年ムンジアル メジオ級 カイロン・グレイシー vs ビル・クーパー

柔術新聞

http://www.youtube.com/watch?v=z8C1WucIk64

新世代スパイダーの使い手として注目されるカイロン・グレイシーが、2010年ムンジアル・メジオ級で、「実力派お祭り男」ビル・クーパーと対戦した動画が来ました!


ただこれ紹介しようかどうかやや迷ったんですよね。

画質は良いんですけど、手ブレが多くて、しかも途中で終わるんです。


それでも安定している場面ではカイロンの良さが十分に分かりますし、ビル・クーパーも熱いです。


だから酔わないように、揺れ出したら視線を外したりして下さいね。


まずスタンドでカイロンが魅せます!


クーパーのタックルをマタドールのようにヒラヒラかわして、運動能力の高さを見せ付けます。

相手の動く方向を読むのが上手ですね!!


そしてかわし終わったら自らガッシリ引きこみ!


そして下になったら、もう両足担がれ状態が自分の正ポジシ

ョンなんじゃないかってくらい、股を低く開いて、両手を足下に入れられても涼しい顔です。


そしてそこからホミーニョ固め(スパイダーの状態で、相手の上腕を自分の足裏でストップする状態です。僕が勝手に考えた呼称なので、外では通用しませんあしからず)に移行して、YYYYYYYYYEEEEEEEEAHHHHHHHHHHHHHH!!!!!!!!!!!!!

必殺ホミーニョ固めからのナイススパイダーシザースイープ!!

クーパーを空中に舞わせます。


多分その後押さえ込めてないと判断されたのでしょう、アドバン止まりでしたが、そこからクーパーが立ってくるとカイロン再び引き込み!!!


再び担がれスパイダー状態から展開を作ります。


そしてカイロンのスイープとクーパーの足間が同時みたいなタイミングで体勢が変わり、逆さでぶら下がるクーパーに対して、カイロンはバック粘って取りを敢行。そこをこらえたクーパーが一発極め狙いのアームロック!!


なかなか見ごたえある攻防ですね。


そしてまたまた担がれスパイダーの状態から5分過ぎくらいが面白いです!

いい加減本気で担ぎにかかるクーパー!しかしカイロン余裕で戻す、しかししかし戻されるのを予測していたクーパー、カイロンの戻す方向と反対の方向に向かってカウンター噛みつき!!


かっこいい!!!!


この後カイロンが本気出してきて、担がれスパイダーから片巻き両巻き、そして逆さガードでクーパーを揺さぶるところで動画終了です。


どうもアドバン2-1だったようなので、この後チョコチョコっとあってカイロン勝利となったようです。


カイロン、ムーブに風格がありますねー。


紫のときは失礼ながらホジャーのコピーみたいな印象を受けたのですが、いつのまにかこんなエキセントリックなムーブをするトップ選手になったのでしょうか・・・。


今大会はこの後、ガウッシアの壁に阻まれてしまいましたが、カイロンの今後に大期待ですね。

柔術新聞

2010年ムンジアル 出場者回想 アブソ級3位&ペサード級準優勝シャンジ・ヒベイロ

柔術新聞
久しぶりにギ有りの大会に戻ってきたシャンジ・ヒベイロ、アブソは準決勝3位&階級別で準優勝という結果に終わりました。


ギの練習を再開した当初は、「ボクシングをハードに練習してたから拳は固くなったけど、手のひらがツルツルになっちゃってて参った」みたいな話もしてたシャンジですが、終わってみればアントニオ・ブラガ・ネトを降したり、ナイスな成績でした。


まあ階級別はともかく、アブソは本当トップ3のじゃんけんというか、「シャンジ以外では最強」ホジャーと、「ホジャー以外では最強」ホミーニョ、そして「ホミーニョ以外では最強」のシャンジ間の、組み合わせ次第な部分がありますよね。

本当トップレベルは誰もが紙一重ですね。


しかしそのホミーニョが階級別でターシス・フンフェリーに敗れ、シャンジもベウナウド・ファリアに敗れました。

こういうTOP3構図にも今後変化が起こるかもですね。



そんなシャンジのコメントが自身のHPに掲載されました。

http://www.xande.tv/2010/06/09/worlds-2010-2/


まず応援してくれたファンに謝辞が述べられ、勝敗は兵家の常、残念だが後悔はしていない。

久しぶりに柔術の大会に出場できて幸せだった旨が述べられています。


そして次に、現在の競技柔術の姿について、強烈なメッセージが送られています。

とても興味深いので、訳してみますね。

「そして大会についてだけど、不幸にも俺達は柔術をあまりたくさん見る事ができなかったように思うよ。

“本当の柔術”ってヤツをね。

今のBJJのルールは、柔術の本当の姿を、混乱させているように思う。

みんなアドバンのために、ポイントのために、試合で勝つために試合してる。

けど、腕を取ったり、三角かけたり、絞め技やったり、カラーチョークにチャレンジするのはどこに行っちまったんだ?

今のBJJは全部スイープ、足をホールドする、膠着する事ばっかで、誰もそれ以上攻めようとしない!

みんな、お願いだからファイトしろよ!

ホンモノに目を向けようぜ。

ずっとクローズドガード見せられてた俺の時間を返してくれよ。今の柔術は、ハーフガード&50・50ガード&クォーターガードの競技になっちまった。オーマイゴッドひど過ぎるぜ。彼等は芸術を滅亡させて、競技を退屈なものにしちまった。テイクダウンはどこ行っちまったんだよ?ノーノー、すっ飛んでって引き込んで、尻付いてシッティングさ。

襟掴んでチョーク狙ったり、三角絞めはどこ行っちまったんだよ?ノーノー、ハーフや50・50やギ掴んでホールドばっかさ。

これ読んでるみんなに一応ことわっとくけどさ、俺は別に新しい技術に反対って訳じゃないんだぜ。むしろ好きさ。

けどさ、ホンモノの柔術っていうのは、サブミッションや、テイクダウンして、相手を制圧するものであってポイント勝ちするもんじゃないだろ?みんな5分くらいハーフや50・50やギ掴んで膠着しやがって・・・。ひどくねーか?

もうこなったら解決方法は2つだよな。ルールを変えるか、俺等が変わるか・・・・。

俺等から始めようぜ!相手をテイクダウンしようぜ!1本狙おうぜ!これも新しい技術進化だぜ。

柔術は本来の姿で残っていなきゃならない。そのルーツを忘れてはならない。柔術ってのは人生なんだ。

激戦を経て、ホジャーがこれを本当に良く証明してくれた。柔術とは何であるかを、シンプルで、効果的で、美しい・・・・。ホジャーと戦いたかったんだけどな・・・。まあ次さ。彼はやってくれたよ。その手にはホンモノの柔術を持っているんだ。」


非常に個人的な話しで言えば、僕はまるっきり素人の、そういうジャクい競技的な柔術の愛好家なのですが、競技としての面と、武道としての、護身としての面の両立について、グレイシーウマイタというまさにそういう部分では柔術界の保守本流ともいえるべき環境で、ホイラー・グレイシーの黒帯というこれまたど真ん中の道で柔術1本の人生を送ってきたシャンジの言葉には、説得力があると思います。


競技的な柔術技術全盛の現在にあっても、本気で格闘技や柔術に向き合っているような「本気組」の人達は、一度はどうしても考えなきゃいけない事なのかな、とか思います。


僕はド素人ですし、もう体ぶっ壊れてて、これ以上どうこうという気もゼロなので、電気アンマポジションや50・50の真似して喜んでますけどね・・・。


全人生を柔術に賭けてきたシャンジと、全人生で特に何もしなかったパンピーな僕とでは、柔術に対する姿勢が違って当たり前ですけどね。

http://www.tatame.com/2010/06/08/Xande–My-Jiu-Jitsu-didnt-get-stuck-in-time

シャンジの今後についてですが、「7月にノーギの大会(グラクエ・タチパレス大会)に出て、9月にMMAの試合をやる。MMAを続ける事が僕にとって良い事だと判断したら、競技柔術からは退くかもしれない。けどその辺の事はまだ何とも分からないね。俺は戦士だし、こういう事が好きなんだよ。」との事です。


Xande,you show us beautiful jiu-jitsu movements every time.

Next,you will be a UFC champ!

We believe it!!

柔術新聞

2010年ムンジアル 出場者回想 プルーマ級優勝サミュエル・ブラガ&パブロ・シウバ

動画の感想は、順次書いていくつもりなので、ヒマな時にみなさんチェックしてもらえればと思います。


http://www.graciemag.com/en/2010/06/pablo-silva-and-samuel-braga-comment-on-gold-at-worlds/

2010年ムンジアル・アダルト黒帯プルーマ級において見事優勝したサミュエル・ブラガ&パブロ・シウバの記事がきました。


二人は同じヴィニシウス・ドラクリーノ門下で、関係が特に深かったそうです。


優勝に関しては、いまだムンジアル優勝経験の無いシウバに、サミュエル・ブラガがタイトルを譲った模様です。


ブラガは「彼の試合を見ていて、とくに準決勝のダニエル・ベレーザ戦での気迫を見て、彼がどんなにムンジアルに賭けているか知っているから、彼に優勝を譲って僕が銀メダルを取るのは僕も嬉しい」と言います。


シウバも、優勝は夢が実現した事に感動しながらも、チームへの感謝を忘れません。

「これで僕のハードワークや努力は全て報われた。サミュエルはいつも僕をサポートしていてくれた。僕等はこの為に、一緒に努力してきたんだ。プロフェッサー・ドラクリーノや僕の師匠であるマルセロ・アゼベドにお礼を言いたい」


ブラガは、「去年は全て事前に計画してきたが、それは上手くいかなかった。今年はもうその場の試合をこなす事だけに集中したよ。」

「パブロと二人で決勝に残りたかった。指導してくれたプロフェッサー・ドラクリーノと、ホムロ・バハウの友情とサポートに感謝するよ。あとママにお礼を言いたいね。ママは今日誕生日なんだよ。これはママへの誕生日プレゼントだね」


ドラクリーノが門下生の活躍を振り返ります。「パブロは期待の新人だね。他のタイトルはたくさん取ったが、ムンジアルはまだだったんだ。彼は狂ったように練習するんだよ。彼は本当にバッハ・ベロリゾンチ道場に住み込みで練習してるんだ。その努力は日曜日に全て報われたという訳だ。」

「サミュエルはいいヤツだ。彼はパブロに優勝を譲る事によって、パブロが得る事ができるものを知っている。サミュエルは既に有名人だし、年長者でもあるからね。だから譲ったんだ。」

「パブロは、人間が努力と献身によって何ができるかという事を示す良いお手本だね。」

そして、自分がアメリカで指揮を執っている間に、ブラジル・ベロリゾンチ道場を取り仕切ってくれるマルセロ・ウィラプル・アゼベドに謝辞を述べています。


やっぱ優勝するくらいの選手やチームには、当然ながらそれなりの超努力とドラマがあるんですね・・・。

良かったですねパブロ・シウバ。

柔術新聞

2010年ムンジアル レーヴィ級準決勝 マイケル・ランギ vs ジルベルト・ドゥリーニョ


柔術新聞
http://www.youtube.com/watch?v=c5wObjuKeTk

2010年ムンジアルのレーヴィ級注目の一戦、「回転スパイダーキング」マイケル・ランギvs「ハイテク獣」ジルベルト・ドゥリーニョ・バーンズの動画が来ました!

柔術新聞