ブスさんのDVDレビュー サウロ・ヒベイロ「Jiu-jitsu Revolution 1」①

僕の持ってる教則DVDで良かったヤツを、これから時々記事にしてみます。

柔術新聞
今回は、既にお持ちの方も多いでしょう、サウロ・ヒベイロの「Jiu-Jitsu Revolutionについてです。


このシリーズは1と2があり、どちらかというと1はベーシックについてサウロが注釈したもの、2はサウロのオリジナルって感じです。


どちらも極めて優れた内容であり、共通した部分も多いので、できたら両方入手したい所です。


今日は1の方について紹介します。


サウロ・ヒベイロといえばホイラー・グレイシーの黒帯4段、グレイシー・ウマイタの特攻隊長として、ムンジアル4連覇および優勝1回、準優勝1回、ADCC優勝2回という、柔術史上最高クラスの成績を誇る偉大な選手ですが、サウロ自身は超人的な身体能力の持ち主ではありません。


もちろんパワーとかは凄いですよ。

特に最近のサウロは近くで見ると、身体の厚みが異常で、熊みたいです・・・。


柔軟性だって普通に凄いです。

練習動画とか見ると見事ですよね。

スピードだって若い頃はありました。


ただ、ここで言う超人的な身体能力というのはレオジーニョみたいな獣性の運動能力を持っていたりとか、ホジャーみたいに背が高くて手足も非常に長いとか、コブリンヤみたいに「???」というムーブしたりとか、そういう事ですね。

チャンピオンレベルの話で、という事ですね。


柔術魂6に金メダル獲得数ランキングみたいなページがありますよね。

そこで名が挙がっている他の選手と比べると、どう考えてもサウロの身体能力で何かそういう特筆した部分があるとは思えません。


サウロは自身の階級であるメイオペサードの中でも、かなり背が小さく、手足も短い方です。

それなのにメイオペサードはおろか、より重い階級に進出しても、あのような絢爛豪華な成績を修める事ができました。

前回のADCCでも、優勝したヴェウドゥムを最も苦しめましたよね。


そういう芸当が可能なのは、サウロの柔術スタイルが徹底した理詰めの物であり、無理な部分を極力排しているからだ、と僕は思います。


グレイシー直系というか、師匠のホイラー・グレイシーよりもむしろベーシックなグレイシーっぽいスタイルで、余計な事はしません。


しかし、どんなに単純なムーブも美しく、かつ大変な説得力を持っていて、そしてどんな局面でもあっという間に対応してしまうその対応力・・・。

それらの技術が身体能力ばかりに頼らず徹底したシミュレーションと戦略に基づいており、かつ気の遠くなるような回数の基本的なドリルで磨き上げられた物であろう事は、僕みたいなトーシロでも伺う事ができる程、完璧さを誇っています。


こういう人のスタイルって、僕みたいなパンピーでも参考にしやすいですよね。

だって無理ないムーブが多いですし、しかも局面毎に良く練られているので使いやすいですし・・・。

普遍的という事なんだと思います。

もちろんサウロレベルでやれって言われてもできませんけど。

(実際のサウロのスタイルは、それらプラス、なんだか良く分からないけどいつもドラマチックな試合になってしまうという、まるで巨人の長嶋のような華が最高にイカしてるんですけど、それはとりあえず置いときます。)


そしてそれらの利点は、このDVDの中でも一貫しており、多数の具体的な技術として紹介されています。


長くなると読みにくいと思うので、今回は2回に分けますね。

内容については、パート2で書きます。