先日のDEEPXでは、我らが回転王ことライアン・ホールが敗れてしまいましたね・・・。
まああれは山田選手が凄い強かったですね・・・。
50・50ガードも足間狙いで防いでいましたし、そもそもライアンをあまり回転させていませんでしたね。素晴らしいです。
それにしてもライアンは山田選手やNTT式「極めへの意識」を注意して無さ過ぎでした・・・。
すごく謙虚そうな人なので、この敗戦を糧にまた強くなるんじゃないでしょうか。
楽しみにしてましょう。
今日はTTパスの入り方で、僕でもできるヤツを紹介します。
足畳むと良いのは分かるんだけど、なかなか上手く畳めない、そんな人が多いのではないでしょうか。
相手も抵抗しますからね。
これから紹介する入り方は、相手の注意を逸らすのが大事です。
だまし絵みたいな感じで・・・。
入り方①
http://www.youtube.com/watch?v=fNRV24kVrZs
こういう感じで横に抜けるパスを仕掛けると、相手がガードに戻そうと足を伸ばしてくる事があります。そこを捉えて上から相手のガード足にフタをして、逆サイドに抜けるんです。
この時、最初のおとりパスとも言える横へのパスは、こんな感じであまり掴んだり相手をホ-ルドしたりせず、通り過ぎるような感じでやってみて下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=PYt3hO84z6g
横に抜ける感が大事です。
このパスは相手を焦らせて、ガード足をおびき出す事が目的ですからね。
あまりホールドするとハーフガードの攻防となってしまいますので、TTパスの形に持っていけません。
入り方②
http://www.youtube.com/watch?v=3EeC9PFaya8
最初クロスニーとかそういう風にパス行くと見せかけ、そのままの体勢で逆サイドに移動して、その間にこっそりと相手のガード足をキャップしてしまうんです。
この際、真横に移動すると上手く行かない事が多いです。
サウロ・ヒベイロのハーフガード・パス技術に、「相手をフラットにしてからパスしろ」というものがあります。ハーフガード防御時の、相手の横寝立ちを崩して、背中を付けさせてからでないと、決してパスに行ってはならないというものです。
ちなみにこういう作業をします。
http://www.youtube.com/watch?v=KiS-XMim0SA
このようにハーフから半円軌道を描くように横移動すると、相手が上手いことゴロンと転がってくれるんです。
ハファエルのこのTTパスも同じなんではないかと思い、そこを意識してゴロゴロと相手を転がしてみた所、上手くできました。
やってみて下さい。メイクサークルが肝要です。
足畳んだあとの足の組み替え方は、なんとも言いがたいので、たくさん見て真似してみて下さい。
要は逆サイドに飛べればよいのです。
番外編スタンド時のTTパス
http://www.youtube.com/watch?v=HdTSBu2F2VU
自分が立った状態、相手のガード内に自分の足がある時です。
良くある場面ですね。
この時も良く見ると、ハファエルは相手のガードをかすかに一方向へと誘導しています。
この動画だと向こう側ですね。ガード足があっち方向に揃ってますね。
その時ガード内にあった自分の足を引き抜いて、向かせた方向とは逆方向の地点に立たせて、そこを基点にして反転するんです。
上手くいくとスパっと決まりますよ。
入り方①の補足
相手がガード足を伸ばしてこず、こういう感じでヒザを立て気味のままガードを取る事があります。
http://www.youtube.com/watch?v=RJtEhRuRHfY
まあこういう場合はつまり相手のお腹あたりのスペースが空いてる訳ですから、そのままエスグリマ・パス(脇さしパス)や噛みつき気味のパス、後はそのまま横に抜けてパスしてしまうのもとても良いと思いますが、それ以外の方法で参考になりそうなバリエーションを紹介します。
その他の場面でも応用が利きそうなヤツです。
①http://www.youtube.com/watch?v=RJtEhRuRHfY
相手の股が開いているのを良い事に、頭をくぐらせて逆サイドに行きます。
もしくはこのように、いわゆるレッグウィーブ・パスを仕掛けるのも良いと思います。
②http://www.youtube.com/watch?v=OI8i7cyALAU
このまま同じ方向へレッグウィーブ・パスしても良いですし、足畳めたのでここからTTパスにチャレンジしても良いと思います。
もちろんどの方法も、相手があんまり警戒していたり、こちらの目的が分かっちゃってると上手く行きません。
なるべくそ知らぬふりをして、「TTってナニ?」って顔しながら
試してみて下さい!