柔術vsジョシュ・バーネット

最近やたらと柔術に参加しているジョシュ・バーネットですが、

また柔術の大会に参加したようです!


しかしこれには面白い経緯があったそうです。

下記サイトに載ってるのを大体の訳で。

http://www.graciemag.com/news/144/ARTICLE/16369/2009-11-16.html


「ある日ホムロ・バハウは自分の生徒達が集まってどこかに行こうとしているのを目にした。何をしているのか尋ねた所、『大会に行くんです。賞金出るっぽいですよ』

それを聞くや否やホミーニョもギをひっ掴んで、チームメイトと共に参加した。」

ホミーニョ・・・『会場に着くと、いきなりジョシュ・バーネットの姿が目に入ったんだ。マジうけるんだけど、彼はこの大会がノーギの大会だと思って来たんだよ。実際はギの大会だったのにね。けど彼はそれでもギを借りてきて、ギの大会に参加したんだ。これまた超ウケてたね。人気あったよ』

なんか冗談みたいな話しですが、本当のようです。

これが試合の動画です。


ジョシュ・バーネットvsオタービオ・ソウザ

ちなみにオタービオ・ソウザは、茶帯時代クロン・グレイシーと激戦を繰り広げた事でも知られる、グレイシー・バッハ期待の若手です。
http://www.youtube.com/watch?v=f9rk8SM8Rdo


ジョシュ・バーネットvsホムロ・バハウ
http://www.dailymotion.com/video/xb689u_josh-barnett-vs-romulo-barral_sport


これがまた柔術vsキャッチ・レスリングの組み合わせから想像されるとおりの、非常に面白く興味深い試合なので、是非見てみて下さい!


オタビーニョは普段メジオ級、ホミーニョは普段メイオペサード級なので、体格差やパワー差が凄い事になってますが・・・。



最後に試合を終えたホミーニョのコメントを紹介します。

結果知りたくない人は先に動画を見てくださいね!



『僕も50・50ガードとか出して頑張ったんだけど、彼はフットロック・ヒールフック・ニーバー、とにかく僕が今まで見た事ない種類の極めで攻めてきた。すごい勉強になったよ。はっきりいってかなり入っててヤバかったんだけど、僕はとにかく「僕は柔術を表現するためにここに来ているんだ」という事を必死で念じて、絶対タップしなかったよ!』



腰?足?フェルナンド・テレレ!

こんちは!



今日は「腰を制する」という事について少し話してみたいと思います。


柔術魂1で、レオジーニョがこんな発言をしています。

「パスするとき、ファーストコンタクトっていうのは相手の足なんだけど、最終的には相手の腰を制する事を目指している。相手の腰をコントロールすることが、柔術のもっとも重要な事だね。」

またハファエル・メンデスも同じような事を言っているそうです。



僕は長い間、この言葉の意味が分かりませんでした。



え、腰はてなマーク

パスって足を越える事、足を制する事なんじゃないの?

足越えてパス成功した後、サイドキープのためにヒザを腰に当てる動作を指してるの?

けどもっとパス動作自体の事を話しているように思えるし・・・。

腰を制するってナニ??って感じだったんです。


しかし王冠1パス王レオジーニョ様王冠1のおことば、一生懸命解釈した結果「なるべく腰を押さえながらパスすんのかな?」とか思ってやってみたんですが、どうも違う感じがしますドキドキ


けれども先日発売された柔術魂6においてこの技術が取り上げられるに及んで、鈍い僕でもやっとなんか分かったような気がしてきました。


特に和道さんが紹介・実演しているパス方法、なんか気づきました。

和道さんが「レオジーニョのパスガード」として紹介している、ズボン掴んで互い違いに引っ張るこのパスガード法早川光由氏の教則本にも載っていたので、実際僕も良く使っていまいしたし、知っていた事は知っていたのですが、僕の場合は完全に「足を制する」「足を押さえつけてその隙にサイドを狙う」という意識でやっていました。

しかしこの「腰を制するパス」の流れで紹介されています。


ガウバォンのインタビューとともに紹介されている足首掴むパス方法柔術魂1で出てましたね。けど僕は「かつぎパスか」くらいにしか考える事ができてませんでした。

しかしこれまたこの流れで載っています。



そこで考えてみました。これらのパスでも腰が殺せるのかと。



そして上手な人にこれらのパスをやられた時の事を思い出してみました。

すると、「そういえば何か腰が浮いた感じで、腰切る事もエビする事も何も出来ないままパスされてたな。そうか、腰を制するって事は、腰を押さえるだけでなくて、担いで浮かしてもいいし、他の部分制してもいいし、ヒザたたんで固めてもいいから、とにかく相手の腰のムーブを無力化させながらパスする事なのかと思いついた訳です。


みなさんにも経験があるのではないでしょうか。

上手に腰を殺され、どうにも腰を動かせないままやすやすとパスされてしまったあの切ない感じ

「あれが腰を制された状態なのか!」と思った訳です。


そんな事とっくに知ってるという方も多いでしょうが、僕はパス動作に関して、とにかく足を制するという意識が強すぎたので上記のような担ぐ・たたむという動作も、全部相手のガード足を制するという意識で行っていたため、理解するのが大変だったんです。


なるほど、だから僕が「互い違いパス」をやっても、なんかレオジーニョのヤツと違ったんだな・・・。

ちなみにこのパス、グー相手の腰が浮くくらいパワフル・スピーディグーにやるとこうなるようです。

http://www.youtube.com/watch?v=llwq1rKaQLw

見慣れたこのパスも、「腰を制する」視点で見るとまた違って見えてきます・・・。

新しい世界・・・。


腰を上手く制する事ができると、パス時に相手が腰切ったり、足入れ替えたりとかが一切できず、ただむなしく足をバタバタさせるだけ馬になる部分が特徴だと思います。


http://www.youtube.com/watch?v=jG_1K03ax64

後にサウロ・ヒベイロのDVDで有名になったXパス押さえている部分は相手の肩口と足ですが、良く見ればパス時に相手の腰が無力化しており空しくバタバタしていますね。

腰を直接押さえる事のみが「腰を制する」という訳ではないのが良く分かります。


http://www.youtube.com/watch?v=5D6JgPsQ7xY

こちらも相手が全く腰を切ることが出来ていません。

直接腰も押さえていますし、他の押さえる部分が良いので、腰を動かす事が出来なくなっているんですね。



ただ、「足を制する」「足を越える」という意識のパスも確かにあると思います。

グレイシー・バッハの選手とか、こういうやり方の人が多い気がします。

レオやテレレが出てくる以前、というか今も変わらずですが、ベーシックなパスの大名手といえばマーシオ・フェイトーザですね。

http://www.youtube.com/watch?v=YFlEcE6Lums

マーシオのムーブはベーシックな物に溢れていて、しかもそれらが全て惚れ惚れするくらい美しくかつ効果的に使用されているので全身これ全てが教則本と言っても過言ではないと思うのですが、この動画でも相手の足を押さえつけ、徐々にガードを解除して足を抜いていき、マーシオ必殺のレッグウィーブ・パス(1分くらいでやってる、相手のヒザ裏に腕を通して相手のガード足を互い違いに押さえつけるパス方法です)で相手の足を止めておき、相手のガードの戻そうとする足の合間を縫ってニーオン成功!という、ベーシックで素晴らしいものです。


ただ見ると分かるように、こういうムーブの場合はやはり、「足を越える」「足を制する」「足を抜く」という意識の方が強いと思うんですね。

その他「腰を制する」パスと表立った違いとしては、時間をかける所と、パス時にも相手がまだ腰や足を利かせてくる部分でしょうか。


http://www.youtube.com/watch?v=WuatWRFMmzo

こちらもハーフ状態の時間を長くとって徐々にパスを狙っているため、その途中で色々チョーク等を仕掛けていますね。

http://www.youtube.com/watch?v=rRvUBI60Qlk

レオジーニョのパスと比べてみると、長い時間ハーフ状態にいるマーシオとハーフの時間をほとんど取らないレオ、自分はあまり動かず、足を押さえつけてガードを徐々に解きほぐしながら足を抜いていくマーシオと、自分が動いて相手の腰を動けなくしてから更に自分が動くレオ、といったような違いが明らかで、何かパスの発想自体が違っているように思えます。

http://www.youtube.com/watch?v=mbXirzGu76c

こちらもそうですね。やはり足を越えている感じがします。

ただ誤解しないで欲しいのですが、マーシオが「腰を制する」ポイントを全く意識していないとか、「足を制する」意識だからダメだ、という事を言っている訳じゃ無いです。

あれだけの名手です。パスの秘訣は知り尽くしているでしょう。

それにマーシオもXパスやってますしねドキドキ

「足を越える」ムーブの時にも「腰を制する」フィーリングを上手くスパイス的にまぶしながら、行っているのではないでしょうか。

そういう風に見えますよ。



あと腰・足どっちが良いという話でもないですね。

僕が「腰を制する」方面に全く無頓着だったため、そっちが非常に新鮮に思えた、という事です。やりやすい方をやれば良いと思います。



そもそも僕はじっくり相手のガードを取っ払って行くのが好きなので、「腰を制する」事が色々見えてきた今も、結局「足を制する」パスは変わらず使っていくでしょうしね。お気に入りです。



ただし、「足を制する」動きの中でも、「腰を制する」という事を気にかけながらやっていこうと思います。少しは進歩しますかね。



「腰を制する」「足を制する」それぞれ良さが有ると思いますが、この二つの要素を上手くミックスさせて、自在に使い分けられたのがフェルナンド・テレレですね。

柔術魂6でも、改めてその偉大さが強調されていました。



ハーフから逆サイドに切り替える、こういうパスありますよね。

http://www.youtube.com/watch?v=DIdB6yqD3II


ベーシックな技術ですが、テレレはこんな感じに改良して使っています。

素晴らしい技術なので是非見てみて下さいビックリマーク

http://www.youtube.com/watch?v=gAZzE3Ip1d8

クロスニーで抜いた方向にパスしに行かず、抜いた足を相手のガード足にかぶせて、それでプレッシャーをかけて腰を殺し、後は同様の手順で逆サイドにパスしていますね。

まさにベーシックな技術に「腰を制する」フィーリングをミックスさせた、非常に斬新かつ効果的なパスだと思います。相手もしっかりと空しく足をバタバタさせていますね。

http://www.youtube.com/watch?v=f21EVJ3VbdM

レオジーニョも全く同じパスをやっています。おそらくこの人達の間で共有されていた技術なんでしょうね。


そして常々レオやテレレへの思慕を語ってやまないハファエル・メンデスがやるとこんな感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=3EeC9PFaya8
まさにテレレ流ですが、ここまで来るともはや「腰を制する」というよりも「腰を幽体離脱」って感じですね・・・。

いかがでしたでしょうかはてなマーク

まだ僕も分かってない部分がたくさんあると思うのですが、とりあえず今までとは違った視点が僕の中で生まれてきたので、書いてみました。

良かったら参考にしてみて下さいねドキドキ