回って潜る系 スパイラルガード編

こんちは!


これから、ある技術体系の特集をしてみたいと思います。

どんな技術かといえば、ズバリ「回って潜る系」です!!

そんな呼び方ありませんが、他に言い方無いので、僕が今作りました!

ですから、「道場で通じなかった」等のクレームは受け付けられません(笑)!

注意して下さいね(笑)。


どんな技を指して「回って潜る系」と言うのか。

それはこれまたズバリ「潜りスイープ」「スパイラルガード」「デラヒーバガード」からの展開を指します。

これから順次説明していきますが、これらのガードの中には、特にデラヒーバガードがそうなのですが、別に「回って潜る」前提のガード方法ではありませんが、回って潜る展開もあるので、入れています。


あと「潜りスイープ」も別に回りませんね・・・。

まあいいです。



ある種殺し合いとも言うべき厳しい格闘技の世界において、相手のまたぐらドキドキにどんどん自分の身を近づけていくという、とても珍しい技術という点で、これら3種は兄弟みたいなモノですからね。



だから寝技にあまり親しみの無い人からすると、「どうやってこの技術を使うのか」という疑問が出てくると思うんです。だからなるべく分かりやすく書くように頑張ります。

分かりにくい所があったらコメント下さいね!

僕でできる範囲ですが、お答えします。

とりあえずは、これらの技は全てバックを奪うために、ひねりだされた技術であると考えて下さい!

全てはバックアタックのため、ですね。


まずスパイラルガードです。

柔術知らない人からすると、これら3種の技術中、もっとも意味不明な技に映るのではないでしょうか。

なにしろ奇怪なムーブです・・・・。

特にイブニングに連載中の「オールラウンダー廻」において、この技術が大々的に取り上げられたため、

柔術以外の格闘技ジャンルの方も、大いに興味を持たれたのではないでしょうか!

http://www.youtube.com/watch?v=kyCqhQjzZsc

これが基本的なやり方です。

ご覧のように、自分の足を相手の足に内側から掛けて、内回りで股を目指す技術です。



今や新型柔術の象徴のような技として、ある種憧憬すら抱かれている非常にかっこいい技術です。

僕はそんなに歴が長くないので、いつ頃からある技なのか、誰発祥の技なのか、良く分かりません。

しかしジャンジャック・マチャドの教則本「ブラジリアン柔術 チャンピオンシップ・テクニック」のp102に、スパイラルガードという名称は用いられていませんが、まさにこの技が、ハーフガードからのバックアタック法として紹介されているので、結構古くからあるのかもしれません。

またチンギーニャことマウリシオ・マリアーノが自身の教則等で度々紹介している必殺技「クロス・スイープ」も、スパイラルガードと酷似しています。

http://www.youtube.com/watch?v=ACaDkT1_ikY

オープンガードといえばグレイシー・バッハですので、その辺で考え出され、ハーフガードからの技術発達に伴って、ポピュラーになったのかもしれませんね。

日本では何といっても佐々幸範選手の活躍で、この技術が知られるようになりましたよね。

http://www.youtube.com/watch?v=u9zmVVYlwro

http://www.youtube.com/watch?v=DjNpIRicbQU


ぱっと見て分かるように、この技は非常に潰されやすいガードです。

だから仕掛ける人間は、上の相手の襟を掴んで手で押したり、反対側のヒザを掴んだりして、頑張ってスペースをこじ開ける必要があります。


そしてもちろんかたつむりスムースに回転かたつむりできなくてはなりません。

この回転は①の動画を良く見てもらえると分かるように、ほぼ肩のラインで回っています。

つまり腰をきっちり高く上げて、肩というか肩甲骨あたりを接地面にして、回転している訳ですね。

一見すると首付近で回っているように見えますが、首では支えませんので、はじめての方は無理な回り方をして首等を痛めないように注意して下さいね!

あくまで腰の上辺り、肩辺りで回っています。

そして佐々選手も自身の教則で言っていますが、この接地面は、小さければ小さいほど、良く回ります。

だからその分腰をちゃんと上げないといけないので、けっこう腹筋・腰筋キツイですあせる


ちなみに腕のロックですが、メグルや佐々選手の教則では順手ですが、海外の選手は逆手の人が多いです。

自分がやりやすい方向で試してみて下さい。



このように中々苦労が多い技なのに、潰されやすいので、実際はそこまで頻繁に使われる技では無いです。

対策を知ってる人相手だと、通常はまず掛かりません!


防御方法ですが、とにかくフックされた側と逆サイドのスペース、つまり相手がこれから回ってくるスペースですね、そのスペースを消す事に尽きます!

相手はなんとしてもスペースを開けようとしてくるので、それを防がなくてはなりません。

具体的に言うと、フックされてる方と逆側の足は、もう片ヒザついて座ってしまいます。

これで股間のスペースは無くなります。

そして相手はこちらの襟を掴んだり、顔を押したりしてくるので、それも全部切ります!

特に相手はフックしてない側の足を振り子のようにして反動で回ってこようとしてくるので、その足を掴んで制するのです。

で自身のベースを十分に安定させた後、相手のフックをクロスニーパスの要領で抜きにかかるのです。

つまりフックを外すまではパスを仕掛けず、自分の体重はやや後方にベースを保ったままにしておく方法です。


これとは違って、相手に体重を掛けながら、潰すと同時にパスを仕掛けるやり方もあります。

メグルの試合で、セコンドの人がスパイラル対策として「脇を差して潰すビックリマークと指示を出していますよね。

おそらくこの方法ではないでしょうか。

しかしスパイラルとか仕掛けてくる人は、大抵がグー下半身が凄く強いグーです。

佐々選手もそうですよね。あのプリップリのお尻ラブラブキンニクでパンパンです。

だから逆にヒザ曲げて防御され、そのままヒザにこちらの体を乗っけられちゃうんですよね・・・。

そしてそのまま下手に体重をかけてると、乗っけられたまま後転されてスイープ喰らう事が多々あります。

いわゆるスパイラルガード、もしくはハーフガードからの後転スイープですね。

そういう動きは大得意チョキの人達ですからね。



だから叫び踏ん張る力がまるで無い僕カゼなんかは、まず体勢起こしてフックを切ってから、次の行動に移る最初の方法を使っています。

他にも防御方法たくさんあると思うので、それぞれ自分にやりやすい方法を選択してみて下さいね。


http://www.youtube.com/watch?v=2zPIFXvRLSg

ここで参考動画です。

一見、完全に潰されたハーフガードの状態ですよね。

パスも時間の問題みたいな・・・。


とかげコブリンヤとかげはしっかり逆サイドのスペースを潰しているのが分かると思います。

しかしコブリンヤがそのままニー・オンからのラペラチョークや、腰切って足を引っこ抜くパスを仕掛けようとして、だんだんスペースが空いてきます。まあそれでも端から見ると完全にパス寸前みたいなんですけどね・・・。

しかし相手は世界最高峰のスパイラルの使い手、メラメラ火の玉男のマリオ・ヘイスメラメラ

少しの隙も見逃さず、根性で(笑)コブリンヤを押し上げているのがお分かり頂けると思います。

コブリンヤもスペース潰しにはすごく気を使っているのですが、ヘイスはド根性で隙間をこじ開け、そしてドンッコブリンヤに掴まれた足をかまわずブンブン振り回してドンッその反動で段々体を起こしていきます!

いざとなったら手より足の方が力が強いですからね!


そして遂にヘイスの体が完全に回ったところで万事休す!

コブリンヤは完全にベースを崩され、その後粘るもヒザ十字の体勢に入られてしまいます。



いやあ、柔術って奥が深いですね・・・。

一見しただけでは、何が起きているか分からない柔術技術の典型のような試合状況ですね。

つまりマリオ・ヘイスは、2分かけて回った、という事になる訳です(笑)。



スパイラル後のもみ合いで、ヘイスは「潜りスイープ」の技術も併用しているのですが、そこは「潜りスイープ」の回で触れますね!

回って潜る系 スパイラルガード編” への7件のコメント

  1. SECRET: 0
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    以前、スレでブスさんにスパライルの事を聞いて、スレの皆さんにフルボッコにされたモノです(笑)まさかほんとに特集してくれるとは……うれしすぎます!!!あの後自分なりにも色々調べたのですが、やはりまだまださっぱりわからなかったので今回のブログ本当にためになりました。
    この技は僕が寝技を好きになるきっかけを与えてくれた技なので、最後まで大切にしていきたいですし、今は無理でも必ず極めるつもりです!!!
    また色んな技術の特集してくれたらありがたいです。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >aさん
    アメリカとかだとこの動きを指して「スピンナウト」とか「スピンイントゥー・・・・」とか言ってる気がします。
    ブラ汁語だと何て言ってるか分かりませんね。

  3. SECRET: 0
    PASS:
    >チップスターさん
    いえいえそんな大丈夫ですよ!
    次回書きますが、あの動きって、スパイラルガードに限らず色々な部分に応用できます!
    そしてですね、今回でも触れたスパイラルガード&ハーフガードからの後転スイープを覚えるとガードが凄いラクになります。
    そのウチきっとできるようになりますよ!
    家でもブレイクダンスみたいに、一人でクルクル回ったり、あと仰向けで壁に足つけた状態で、そこから回る練習も非常に効果的ですよ!
    色々試してみて下さいね!

  4. SECRET: 0
    PASS:
    >チップスターさん
    練習方法の動画があればいいのですが、ちょっと無くて!
    特集の最後にオススメの本やDVD書くので良かったら購入してみて下さい!

  5. SECRET: 0
    PASS:
    >ブスさん
    わざわざ自知らずの僕にアドバイスだけでなく、動画や練習法まで。
    非常に勉強になります!!!後転スイープですね!!!
    昔、体操やっててクルクル回ったりするのが得意なんで、是非極めたいです。
    でもやはりスパライルは失敗したら自らハーフに行くような技なんで、基本的な事が大事ですね。
    ハーフからの脱出も頑張って勉強します。
    またブログ楽しみに待ってます!!!

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